ババ デザート

甘くてなめらかな食感、そして優雅な味わいを持つババ デザートは、世界中の人々を魅了し続けています。この伝統的なフランス菓子は、長い歴史と豊かな文化的背景を持ち、その起源は中世にまで遡ります。この記事では、ババ デザートの魅力的な世界に迫り、その歴史、作り方、そして様々な変わり種をご紹介します。
ババとサバランは同じ?
ババ
フランス生まれの伝統的なお菓子、ババは18世紌のロレーヌ公国で誕生しました。諸説あるその誕生秘話の一つに、公爵がお酒に浸したかたくなったパンの美味しさに着目し、それをヒントにお菓子を作らせたというものがあります。そのお菓子は公爵の愛読書の主人公の名をとり「アリ・ババ」と呼ばれ、やがてパリやナポリへと伝わり、ババとして人気を博すようになりました。小麦粉と卵、砂糖で作る生地にラムアルコールを含ませ、ほろ苦い味わいとしっとりとした食感が特徴的です。
サバラン
19世紀半ばに誕生したサバランは、その名の由来通り有名な美食家ブリア・サバランにちなんで作られたケーキです。ババをベースに作られ、発酵させた生地を焼き上げ、洋酒の効いたシロップに浸しています。ババとの最も大きな違いは、サバランの定番の形がリング型であることです。
一方で、現在ではさまざまな形のババとサバランが存在するため、明確な違いは見出しにくくなっています。
基本のババレシピ
ここに滑らかでなめらかな大人のデザート、ババのレシピをご紹介します。
材料(プリンカップ5個分/直径55mm・高さ54mm・容量110ml)
強力粉…85g
砂糖…10g
塩…3g(小さじ1/2)
ドライイースト…2g(小さじ1/2)
卵1個と牛乳合わせて…80g(常温にしておく)
バター…25g(常温にしておく)
水…200ml
レモン汁…大さじ1
砂糖…90g
ラム酒…70ml
生クリーム…少々
バター(型用)…適量
作り方
1.強力粉・砂糖・塩・ドライイーストをボウルに入れて、混ぜる。
2.卵と牛乳を加えて、よく混ぜる。
3.粉気がなくなったら、バターを加えて、つやが出るまで練る。
4.生地をまとめてボウルに入れ、ぬれ布巾をかけて、暖かい場所で発酵させる。
2倍に膨らんだら、発酵終了。
*35℃で約90分間を目安に。
5.打ち粉をした台に生地を取り出し、5等分して丸める。
6.バターを塗った型に入れ、暖かい場所で発酵させる。
*生地が乾燥しないように、必要に応じて霧吹きで水をかける。
型の縁まで膨らんだら、発酵終了。
*40℃で約60分間を目安に。
7.190℃に予熱したオーブンで15分間焼いて、型から外して冷ます。
8.鍋に水・レモン汁・砂糖を入れて沸騰させ、砂糖が溶けたら火を止める。
9.ラム酒を加える。
10.冷ましておいた生地を温かいシロップに漬ける。
*しばらく浸したら、上下を返して全体にシロップが染み込むようにする。
11.皿に盛りつけ、好みでホイップしたクリームを絞る。
生地をリング形に焼けば、サバランを作ることもできます。

お酒に弱い人のためのシロップ
ラム酒が苦手な方はシロップを変えてみましょう。
お酒に弱い方も安心して楽しめる、オレンジ風味のシロップをご紹介します。
材料
水…250ml
砂糖…80g
レモンスライス…5枚
オレンジ果汁…半個分
グランマルニエ…10ml
作り方
鍋に水・砂糖・レモンスライスを入れて沸騰させ、砂糖が溶けたら火を止める。
オレンジ果汁とグランマルニエを加える。
お酒は風味付け程度に少しだけ入れてみてください。
お子さま用なら、お酒を抜いてくださいね。
小さなサバラン、大きなサバラン
サバランは、フランス南西部のボルドー地方発祥の伝統的なケーキです。小さなリング形の一人前サイズが日本では一般的ですが、海外では大きなリング形のサバランが人気があり、家族やゲストでシェアしながら楽しむスタイルが定着しています。
中央部分にフルーツを飾れば、見た目にも華やかで、ボリューム満点のバースデーケーキとしても最適です。軽くてふわふわの生地に、アプリコットソースなどの風味豊かなソースが絶妙にマッチし、一口いただくと芳醇な香りと贅沢な味わいが口いっぱいに広がります。サバランは小ささとしっかりとした存在感、大きさと軽やかさを併せ持つ、まさに魅力的なケーキなのです。

伝統菓子を自分好みに
香り高く、上品な味わいのババ。
伝統の技法を大切にしながら、新しい素材や風味を取り入れることで、特別な一品に生まれ変わります。
アレンジは無限大です。
ラム酒が苦手な方はお好きなシロップでアレンジし、自分好みのババを作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
ババ デザートは、卵黄とラム酒の絶妙なハーモニーから生まれた上品な味わいが人気の秘密です。中世の修道院に端を発する長い歴史と、フランスならではの優雅な文化を体現したこのデザートは、世界中の人々を魅了し続けています。伝統の味わいを大切にしつつ、現代的な風味を取り入れた数々の変わり種が生み出されているのも魅力的です。