りんごの皮 栄養 - スイーツモール

りんごの皮 栄養

りんごの皮 栄養

りんごを食べる時、あなたは皮をむいて食べますか?それとも皮ごと食べますか?まだ知らない方も多いかもしれませんが、りんごの皮には驚くべき栄養価が詰まっているのです。今回は、その美味しくも健康に良いりんごの皮の栄養について詳しくご紹介します。

りんごは皮ごと食べるのがおすすめ!

「りんごを1日1つ摂取すると医者は必要ない」という言い回しがあるように、りんごの数々の栄養成分が、私たちの健康をサポートしてくれます。
その中でも、りんごの皮をも含めて摂取することで得られるメリットは数多く存在します。今回は、りんごの皮に潜む驚きの栄養価を紹介し、皮ごと食べるで得られる施しきメリットをご紹介します。普段から皮を剥いて食べてしまう傾向のある方も多いでしょうが、りんごの皮に秘められた興味深いメリットをぜひ振り返りましょう。
まず、りんごの皮には、ポリフェノールと食物繊維が豊富に含有されています。ここで言うポリフェノールとは「りんごポリフェノール」のことで、その強力な抗酸化効果は広く認知されています。
このりんごポリフェノールは、体内の活性酸素の生成を抑えつつ血流を改善することにより、老化防止やメラニン色素の生成を抑制することが期待されています。また、りんごの皮が赤色を呈している理由は、目の疲れを和らげたり視力の回復に効果的なアントシアニン色素が豊富であるからです。
また、りんごの皮に含まれる食物繊維は、「ペクチン」と呼ばれる、特に水溶性の食物繊維で、便秘解消に有用です。さらに、血糖値の上昇を抑制する効果もあるため、肥満予防や糖尿病対策としてもペクチンは重要な栄養素となります。
りんごの皮を食べることで、ポリフェノールや食物繊維を含む豊富な栄養をしっかりと摂取することができます。更に、皮ごと食べると、β-カロテンやビタミンCといった栄養素も効率的に体内に取り込むことが可能です。
以下、りんごの栄養分を皮付きと皮なしで比較しました。
|栄養素名|皮付き|皮なし|
|水溶性食物繊維|0.4g|0.5g|
|不溶性食物繊維|1.0g|1.4g|
|βカロテン|15μg|27μg|
|ビタミンC|4mg|6mg|
|カリウム|120μg|120μg|
|マグネシウム|3mg|5mg|
|リン|12mg|12mg|
このように、皮つきでりんごを食べた場合、全体的に多くの栄養素を摂取できることが分かります。それだけに、皮ごと食べることで得られる美容や健康効果も高まります。是非、皮ごとりんごを食べる新たなかたちとしてお試しください。

りんごの皮には農薬がついているの?

シャリっとした触感と、甘酸っぱさが魅力のりんごは、農薬を使わずに栽培するのが難しい繊細なフルーツです。そんなりんごに対して、「農薬が皮に残っているのではないか?」と感じたことはありませんか? 事実、成長過程で病害虫を防ぐための農薬が、多少ではありますが皮に残留していることは否めません。ただし、これは安全性を優先し、国の規定に従った範囲内で使用されているものです。
安心して皮ごとりんごを味わいたいときは、きちんと水洗いをしましょう。ブラシを使って洗うとなお良いです。また、「皮には栄養がたっぷり」と言われますが、果肉部分も栄養価が高いので、無理に皮ごと食べる必要はありません。
無農薬や有機栽培のりんごも人気が上昇中です。価格は少々高めですが、農薬に対する懸念を解消する選択肢となります。これらのりんごは皮ごと食べても安全です。また、「皮がベタつく」と感じることがありますが、これは「天然のワックス」であるロウ物質の作用です。りんごが成熟するにつれて、果肉からオレイン酸やリノール酸が排出され、皮を溶かしてくるのです。この現象は「油上がり」と呼ばれ、健康に悪影響を及ぼすものではありません。
りんごはそのまま食べるだけでなく、料理にも活用できます。その用途に応じて選ぶと良いでしょう。なにより、美味しく安心してフルーツを楽しむことが大事ですね。

りんごを皮ごと食べるときのポイント

皮ごと美味しく食べるためのりんごの活用術をここから紹介します。栄養たっぷりのりんごの皮を捨ててしまうのは、品物を大切にしない行為と言えるでしょう。しかし、適当に食べてしまうと不快な食感や味になることもあるでしょう。

だからこそ、りんごを皮ごと美味しく健康的に食べるためのポイントをください!

洗い方

りんごの表面にこびりついた汚れや農薬は、じゅうぶんな水洗いだけでキレイになります。りんごを約30秒、流水にさらし、ソフトに揉み洗いしましょう。この際、茎の部分は特に汚れが溜まりやすいため、指を使ってきちんと洗います。

さらにりんごの皮そのまま料理やデザートに使う場合、熱湯に15秒くらい沈めてゆでると良いでしょう。これにより手早く汚れを取り除き、ばい菌を除去できるので、料理を始める前の下ごしらえにおすすめですよ。

切り方

りんごの皮の独特な風味や堅さを気にする方は、薄切りにするのがおすすめです。りんごを横に寝かせ、薄切りに調理すると皮ごと食味わうことが可能ですし、中心部分の甘みも失わずに済みます。

【切り方のポイント】

りんごを洗って水気を拭き取り、まな板に横に置きます

皮まま、適度な厚みで輪ごとにカットしていきます

種が気になるなら、爪楊枝で取り除きます

中心部分をお好みの形で抜くと、より一層楽しい食事になります。子供も喜びますよ!

りんごの皮 栄養

りんごの皮の剥き方

りんご、その皮が栄養満点なのはご存知ですよね。その皮が持つ抗酸化物質を逃さないためにも、上手に皮を剥くテクニックが求められます。それに、美味しさはもちろん、見た目にもこだわることが大切です。そこで、技術と栄養を兼ね備えたりんごの皮の剥き方を、包丁とピーラーの二つの方法でお見せしましょう。

まずは包丁を使った手順です。リンゴを上部からくし形に切り、8等分します。両側からV字型に切り込みを入れ、芯を取ったら、果肉に沿って皮をむきます。こうすることで、皮と果肉の間に隙間ができるため、余分な力を使わずに皮を剥くことが可能です。また、くし切りにすると皮が広がりやすく、皮をメインに使ったレシピのアレンジが楽になります。

一方、リンゴの皮を丸ごと利用したい場合は、皮むき器が便利です。皮むき器をリンゴの上部から下部まで滑らせれば、素早く綺麗に皮を剥くことができます。危なくなく、果肉の無駄も少ないのが魅力です。

どちらの方法でも、剥いた後のリンゴは速やかにご賞味ください。リンゴの色が変わるのは酸化によるもので、その酸化を遅らせるためにもなるべく早く食べることをおすすめします。見た目の美しさも味の一部ですから、美味しさを逃さないためにも早いうちにお召し上がりいただきたいと思います。

りんごの皮を使った美味しいレシピ

日本のリンゴは、その鮮やかな色合いと甘酸っぱさで、皆様のお口にも喜びを運びます。しかし、そのリンゴの皮が見捨てられることが多いのも事実です。硬さや舌触りに少々難があるかもしれませんが、皮にはたくさんの食物繊維や栄養分が詰まっているのです。そこで、栄養を余すことなく摂取し、食物ロスを減らすためのりんごの皮活用レシピをご提案いたします。

リンゴの皮を微細に刻んでサラダやスムージーにマッチさせる方法や、カリカリに焼いてシナモンと共に炒めたりんごスナック。砂糖やハチミツで煮詰めて皮だけのジャムやゼリーも作ることができます。

また、りんごを美しくスライスして皮ごとパイやタルトに仕立てる方法もあります。パリッと焼けた皮と、ジューシーで甘いりんごの組み合わせは、暖かさと喜びを口の中に広げてくれるでしょう。

これらのレシピを活用すれば、皆さんがリンゴの皮をただ捨ててしまうのではなく、美味しさを最大限に引き出し、無駄なく食材を活用することができます。是非一度お試しください。

まとめ

結論として、りんごの皮にはポリフェノールや食物繊維など身体に良い成分が多く含まれており、皮ごと食べることでこれらの栄養を無駄なく摂取することができます。常日頃からりんごを食べる習慣がある方は、ぜひとも皮ごと食べることをオススメします。ただし、適度な摂取を心掛けて食べ過ぎには注意が必要です。