りんご糖質
りんごは身近でポピュラーな果物ですが、実は糖質の量が意外と多いことをご存知でしたか?リンゴ1個の糖質量は約15gにもなり、糖尿病や肥満、生活習慣病対策では注意が必要な食品なのです。本記事では、りんごの糖質量と適量、上手な食べ方などについてご紹介します。
りんごは糖質制限中でもOK⁉
りんごはダイエット中の間食におすすめの食材です。1個あたりの糖質量は約15グラムと、他の果物に比べて控えめ。食物繊維が豊富に含まれているため、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。ビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化物質も多く、生活習慣病予防に役立ちます。
ただし、過剰に食べすぎると血糖値が上がる可能性があるので、1日1個程度に抑えましょう。朝食のサラダに添えたり、ヨーグルトにトッピングするなど、上手に取り入れて栄養価の高いりんごを賢く活用しましょう。
りんごのカロリーと糖質量
りんごは手軽で人気の高い果物ですが、カロリーと糖質量についてもよく知られています。1個の皮つきりんご(可食部276g)には約155kcalのカロリーと39.5gの糖質が含まれています。サイズによってカロリーは変動しますが、大きめの337gのりんごでは189kcal、小さめの139gでは78kcalとなります。
りんごの糖質の約8割が果糖で、残りがブドウ糖となっています。果糖はブドウ糖よりゆっくり吸収されるため、血糖値の上昇は緩やかです。さらに、豊富な食物繊維が血糖値の上昇を抑える働きをします。
他の果物と100g当たりで比べると、りんごのカロリーはバナナより低いものの、みかんやいちごより高めです。糖質量も比較的高く、いちごの約2倍となっています。カロリーや糖質量が気になる方は、りんごの過剰摂取に注意が必要です。一方で、りんごには様々な栄養素が含まれているため、適量であれば栄養価の高い果物として気兼ねなく食べられます。
ダイエット・糖質制限中のりんごの食べ方
ダイエットや糖質制限中でも、りんごの適量であれば健康的な間食として取り入れることができます。しかし、りんごにも糖分が含まれていることを忘れず、以下の点に気をつける必要があります。
食べる量は一日1/4個までにする
りんごは糖質量が比較的多い果物なので、糖質制限中は食べる量に注意が必要です。間食から摂ってよい糖質量の目安は一日10gですが、これは中サイズのりんご約70gの1/4個に相当します。
皮をむいて食べる
わずかな差ではありますが、同量で比べると皮なしりんごのほうが皮つきより低カロリー・低糖質です。皮をむくことでカロリーオフにつながります。栄養素が豊富な皮の部分は残すよう、できるだけ薄くむきましょう。
生のまま食べる
りんごのジャムや缶詰、砂糖を使ったコンポートはカロリーが高いため避けましょう。調味料から余分なカロリーを摂らないよう、りんごは生のままが賢明です。
発酵食品と合わせて便秘対策に
食物繊維が含まれるりんごは、善玉菌を含む発酵食品と組み合わせると整腸作用が期待できます。便秘が気になるときは、りんごをヨーグルトやチーズと一緒に食べるのがおすすめです。
夜遅くに食べない
夜遅くに食事をすると肥満のリスクが高まります。糖質を多く含むりんごも同様で、夕食後の間食は避けましょう。果物の栄養を効率よく摂るには、食間や食前がベストです。
りんごはダイエットにぴったり♪
りんごは古くから健康食品として親しまれてきました。ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれているため、抗酸化作用があり、老化予防や体内の毒素排出に役立ちます。さらに、りんごに含まれるペクチンは満腹感を与えてくれるので、食べ過ぎを防ぎダイエットの強い味方となります。
一方で、りんごは低カロリーが魅力的です。100gあたり約56キロカロリーと控えめな上、甘みもあるため間食やデザートとして最適です。炭水化物も10g程度と少なく、ダイエット中でも気兼ねなく食べられます。ただし、りんごは糖質が高いため、過剰摂取には注意が必要です。間食として摂る場合は、一日に1/4個程度を目安にしましょう。
さらに、食物繊維が豊富なりんごは、腸内環境を整える働きもあります。便秘がちな方におすすめで、デトックス効果も期待できます。ビタミンやミネラルも豊富に含まれており、栄養バランスに優れた食品です。おすすめの食べ方を参考に、上手にりんごを取り入れてダイエットを頑張りましょう。
まとめ
りんごは低糖質と考えがちですが、意外と含有糖質量が多いため、糖尿病や肥満、生活習慣病のリスクを高める可能性があります。適量を守り、熟すと糖度が上がることを意識して、青りんごを選ぶなど上手に摂取することが大切です。りんごは食物繊維も豊富なので、控えめな量で賢く食べれば、健康的な生活を送れるでしょう。