食後 甘いもの

食後 甘いもの

食後 甘いもの

美味しい食事を終えた後、甘い物が恋しくなることはありませんか?デザートは食事の名残を惜しみながら、また次の食事を心待ちにさせてくれる大切な役割を果たします。喉を潤し、幸せな気分へと導いてくれる魔法のような存在です。しかし、健康を損なわない程度に控えめに楽しむことが肝心です。食後の上品な甘み加減を、見つけてみましょう。

食べる順番は“食物繊維ファースト”

健康的な食習慣を身に付けるためのポイントとして、「食物繊維ファースト」の食べ順を実践することが重要です。この方法は、まず食物繊維を多く含む野菜やきのこ、海藻などの食品から食事を開始し、次にたんぱく質源の肉や魚を摂り、最後に炭水化物を摂取するというものです。
食物繊維は、満腹感を得やすくし、過剰な食事を防ぐ効果があります。また、水分を含むため胃の中で膨らみ、早期の満腹感をもたらします。その結果、カロリー過剰摂取を抑え、肥満リスクの低減にもつながります。
さらに、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする働きがあるため、糖尿病や生活習慣病の予防にも役立ちます。食後の急激な血糖値の上昇を抑えることができるのです。
このように、「食物繊維ファースト」の食べ順を実践することで、健康的な体重管理と消化器系の健康維持が期待できます。また、生活習慣病のリスクを軽減する効果も期待できるでしょう。適度な食物繊維の摂取と、賢明な食べ順は、健康的な食生活を送る上で欠かせないポイントといえます。

「3時のおやつ」は実はNG

子育て中のお母さん方に大人気の「3時のおやつ」。児童の帰宅時間に合わせて用意されるおやつですが、実は賢明な選択とはいえません。おやつの時間は本来不要で、朝食・昼食・夕食の3食を適量摂れば、十分な栄養が補給できるはずです。しかし、子どもの小腹がすいたという理由で、おやつの習慣が定着してしまうのです。
菓子パンやスナック菓子などの高カロリー食品が中心のおやつでは、肥満や生活習慣病のリスクが高まります。さらに、おやつの味を思い出して夜食を欲しがるケースも少なくありません。子どもの健康を第一に考えれば、おやつをなくすか、適量の果物や野菜に代替するのが望ましいでしょう。
むしろ、おすすめは食事の最後にデザートを楽しむスタイルです。1日のうちで血糖値が上昇するのは朝・昼・夕の食後ですが、デザートを食事の最後に取ることで血糖値の上昇を1日3回に抑えられます。朝食後の旬の果物、ランチ時のチョコレートやお菓子、夕食後の植物由来の寒天デザートなどがおすすめです。バターなどの脂質が多く含まれる洋菓子は避け、低糖質・低エネルギーのデザートを選びましょう。

まとめ

身体に優しい自然な甘みを選び、適量を心がけることが大切です。フルーツやヨーグルトなどの乳製品、蜂蜜やメープルシリズなどで、ほどよい甘味を味わえば、健康的で上質なデザートタイムを過ごせるでしょう。甘やかな一時を、新鮮な気分で次の活動に向かえるよう、賢く味わいましょう。