フランス伝統菓子と洋菓子の魅力:歴史、ランキング、おすすめまで徹底解説
フランス菓子と洋菓子は、その洗練された味わいと美しい見た目で、世界中の人々を魅了し続けています。本記事では、そんなフランス菓子・洋菓子の奥深い世界を徹底解説。長い歴史の中で育まれた伝統菓子の背景から、現代でも人気の高いお菓子、そしてご家庭で作れるレシピまで幅広くご紹介します。フランス菓子・洋菓子の魅力を再発見し、至福のひとときを味わってみませんか?

日本でも愛される!フランスのお菓子

フランスのお菓子と聞いて思い浮かぶのは?マドレーヌ、シュークリーム、クレープ、フィナンシェ…枚挙にいとまがありません。フランスのお菓子は、洋菓子として日本の食文化に深く根付き、子供から大人まで、多くの人に愛されています。ここでは、マドレーヌやシュークリームなど、日本でもお馴染みのフランス菓子を掘り下げていきましょう。

世界に名だたるフランスの洋菓子店

フランスには、世界的に有名な洋菓子店が数多く存在します。そして、その味は日本でも楽しむことができます。「ダロワイヨ」「ラデュレ」「ルコント」「サロン・ド・テ・アンジェリーナ」…本場の味が身近になったのは嬉しい限り。あなたのお気に入りのフランス菓子は何ですか?色々なフランス菓子店を巡り、お気に入りの一店を見つけてみませんか?

フランス菓子のルーツは異文化交流

世界中で愛されるフランス菓子の歴史は、異文化との交流、修道院や教会での誕生、失敗から生まれたものなど、多様な背景を持っています。そうした歴史が、現在のフランス菓子を形作っています。そして、フランス菓子は世界各地に広がり、その土地の風土に合わせて変化、進化を遂げてきました。
日本では、フランスの洋菓子が、いちごのショートケーキやレアチーズケーキなど、日本人の好みに合わせた定番スイーツへと進化しました。フランスで生まれた伝統の味はもちろん、各国に伝わったフランス菓子が、その土地の気候風土に合わせてどのように変化したのか…そちらにも興味がそそられます。

フランスのお菓子はどれも宝石のように魅力がいっぱい

フランスのお菓子は、実に多様な顔を持っています。シュー生地、焼き菓子、タルトやパイ生地を使ったものから、クリスマスや新年といった特別な日に楽しまれるお菓子、地域ごとの特色が色濃く残る家庭的なお菓子、そして洗練を極めた繊細なスイーツまで、そのバリエーションは枚挙にいとまがありません。私たち日本人にとっても、どこか懐かしく、特別なご褒美のような存在。フランス菓子は、世界中の人々を幸せにする魔法のお菓子なのです。

マカロン

まるで宝石箱をひっくり返したかのような、カラフルで愛らしいマカロン。メレンゲに砂糖、アーモンドプードルを混ぜて丸く絞り焼き上げたお菓子です。マカロン自体は1000年以上も前から存在しますが、私たちがよく知る、2枚の生地でクリームやジャムを挟んだパリ風マカロン、「マカロン・ムー」(柔らかいマカロン)は、1930年に「ラデュレ」のパティシエ、ピエール・デフォンテーヌによって生み出されました。一口にマカロンと言っても、その食感は様々。柔らかいものから、しっかりとした歯ごたえのものまで存在します。フランスでは、男性が女性にマカロンを贈ることは、「あなたは特別な存在」というロマンチックなメッセージが込められた行為として知られています。

カヌレ・ド・ボルドー

近年、日本で大旋風を巻き起こしているカヌレも、実はフランス生まれのお菓子です。卵、牛乳、バター、砂糖、小麦粉、そしてラム酒を使い、高温のオーブンでじっくりと焼き上げます。外側のカリッとした食感と、内側のしっとりモチモチとしたコントラスト、甘美な香りとラム酒の芳醇な香りが絶妙に調和した、まさに「大人のスイーツ」です。カヌレは、フランス・ボルドー地方の女子修道院で生まれた伝統菓子と言われています。「溝のついた」という意味を持つカヌレの名前は、専用の型に刻まれた溝と、「溝をつける」という意味のフランス語「canneler」に由来します。焼き加減が非常に難しいとされますが、その独特の食感こそが、美味しいカヌレの証なのです。

オランジェット

砂糖漬けにしたオレンジピールをチョコレートでコーティングした、シンプルながらも奥深い味わいを持つお菓子、オランジェット。オレンジピールのほろ苦さと柑橘系の爽やかな風味、そしてチョコレートの甘みが織りなすハーモニーは、「大人のスイーツ」と呼ぶにふさわしい一品です。使用する柑橘やチョコレートの種類によって、そのコク、香り、食感は千差万別。チョコレートはビター、ミルク、ホワイト、塩チョコレートなど様々で、柑橘類もオレンジの他にレモン、ゆず、甘夏、グレープフルーツなどが用いられます。ピールだけでなく、柑橘を輪切りにしたものや、ドライフルーツ、ナッツをトッピングしたオランジェットもあり、その美しい見た目から贈り物としても人気を集めています。

モンブラン

フランスを代表する栗のケーキで、その名はフランスとイタリアの国境に位置するモンブラン山に由来します。「Mont Blanc(白い山)」というフランス語が示すように、雪を頂いた山をイメージした美しいお菓子です。1907年創業の老舗カフェ「アンジェリーナ」が、メレンゲの上にクリームを絞り出したものをモンブランと名付け、看板メニューとしたのが始まりとされています。日本ではマロンの甘露煮を使った黄色いモンブランが一般的ですが、本場フランスでは栗の渋皮煮を使用するため、茶色いモンブランが主流です。また、フランスでは栗に限らず、さつまいもやフルーツのペーストを使ったものもモンブランと呼ばれています。

ミルフィーユ

「千枚の葉」を意味するフランス語の「mille feuille」が名前の由来。幾重にも重なったパイ生地が生み出す、サクサクとした食感が特徴です。一般的には、パイ生地とカスタードクリームを交互に重ねたものが定番で、苺を贅沢に使用したものは「ナポレオンパイ」として知られています。ミルフィーユには様々なバリエーションがあり、丸い形にカスタードクリームを塗り、粉砂糖をかけた「ミルフィーユ・ロン」、チョコレートで模様を描いた「ミルフィーユ・グラッセ」、スポンジ生地を挟んだ「ミルフィーユ・ブラン」、苺を挟んだ「ミルフィーユ・オ・フレーズ」など、伝統的な製法に基づいた多様なスタイルが存在します。

フォンダン・オ・ショコラ

チョコレートケーキの一種で、ナイフを入れると中から温かいチョコレートがとろけ出すのが魅力です。もともとはフランスの三ツ星レストランで提供されていたデザートでしたが、今では日本でも人気の定番デザートとして広く親しまれています。

シャルロット・オ・フリュイ

ビスキュイ生地で外側を覆い、中にババロアやクリーム、フルーツを詰めたフランス菓子。その美しい形状は女性の帽子をイメージしており、リボンで飾られたシャルロット本体が帽子の頭部、皿が帽子のつばに見立てられています。

シブースト

シブーストは、その独特な食感と香りが魅力的なフランスの伝統菓子です。イタリアンメレンゲを使用した軽やかなクリーム、サクサクとしたパイ生地、リンゴの自然な甘さ、そして表面のキャラメリゼの香ばしさが絶妙に調和しています。このお菓子は、1840年にパリの菓子店「シブースト」のパティシエ、シブースト・ジュリアンによって考案されました。彼が開発したシブーストクリームは、カスタードクリームに泡立てた卵白を混ぜることで、通常よりも軽くて風味豊かな仕上がりになります。伝統的なレシピではリンゴが使用されますが、最近では他のフルーツを使ったアレンジも楽しめます。シブーストクリームをスポンジケーキやパイ生地の上にたっぷりと乗せ、表面をカラメルで香ばしく覆うのが特徴です。

フレジエ

フレジエは、しばしば「フランス版ショートケーキ」と称される人気のスイーツです。興味深いことに、ショートケーキ自体は日本で生まれたものであり、フランスではイチゴを使ったケーキとしてフレジエが広く親しまれています。日本のショートケーキとの大きな違いは、フレジエは横から見たときにイチゴの美しい断面が際立つように作られている点です。

ブッシュドノエル

ブッシュドノエルは、フランスを代表するクリスマスケーキであり、その形は丸太を模しています。フランス語で「ブッシュ(薪)ノエル(クリスマス)」を意味し、「クリスマスの薪」という名前が示すように、クリスマスには欠かせない伝統的なケーキです。ロールケーキの表面にココアクリームを塗り、フォークなどで木の樹皮のように模様を描くのが一般的なデコレーションです。チョコレートで木の枝を表現したり、ホイップクリームや粉砂糖で雪を模したりするなど、様々なアレンジが楽しまれています。ブッシュドノエルは日本でもクリスマスの定番ケーキとして広く親しまれており、本場フランスでは伝統的なものから、ピンクやブルーなどの鮮やかな色を使ったものまで、バラエティ豊かなブッシュドノエルを見ることができます。

オペラ

オペラは、パリで生まれた格式高いチョコレートケーキで、その名前はパリのオペラ座に敬意を表して名付けられました。1955年にパリの老舗洋菓子店ダロワイヨのオーナー、シリアック・ガビヨンによって考案されたこのケーキは、長い歴史を持つ伝統的なお菓子です。シロップを染み込ませたビスキュイ生地と、チョコレートクリームやバタークリームなどを幾層にも重ねて作るオペラは、非常に手間と時間をかけた贅沢なケーキです。無駄な装飾をそぎ落としたシンプルで洗練されたデザインが特徴で、その格式高さから特別な日のケーキとして選ばれることも少なくありません。伝統的なオペラは7層から構成されており、一口食べるごとに様々な風味が口の中に広がるのが魅力です。高度な技術が必要とされるため、パリでも限られたパティスリーでしか手に入らないほど貴重なケーキです。日本国内にあるダロワイヨでも、オペラは人気のチョコレートケーキとして多くの人に愛されています。

マドレーヌ

午後のティータイムに欠かせないマドレーヌは、フランスのロレーヌ地方、コメルシーが発祥の地とされる由緒ある焼き菓子です。主な材料は、小麦粉、鶏卵、砂糖、バター、そしてベーキングパウダー。これらの材料を混ぜ合わせた生地を、特徴的な型に流し込んで焼き上げます。日本では丸い菊の形をしたものも一般的ですが、本来はホタテ貝の形をしているのが特徴で、そのふんわりとした食感が魅力です。このホタテ貝の形は、キリスト教の重要な巡礼地であるスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼者が、ホタテ貝を巡礼の印として身につけていたことに由来すると伝えられています。

フィナンシェ

こちらもまた、ティータイムによく選ばれる人気の焼き菓子です。マドレーヌと見た目が似ていますが、実は材料に違いがあります。フィナンシェは卵白と焦がしバターを使用するのに対し、マドレーヌは全卵と溶かしバターを使用します。そのため、マドレーヌはしっとりとした食感、フィナンシェはバターの風味が豊かで、外はカリッと中はしっとりとした食感に仕上がります。

サブレ

日常のおやつとして親しまれているサブレも、実はフランス発祥のお菓子です。そのサクサクとした食感は、紅茶やコーヒーのお供にぴったりです。クッキーやビスケットと比べてバターやショートニングの割合が多く、ベーキングパウダーを使用しないため、独特の軽やかなサクサク感が生まれます。

パルミエ

日本の「源氏パイ」の原型となったフランスのパイ菓子で、クロワッサンのように何層にも重なった生地がサクサクと軽快な食感を生み出します。「パルミエ」はフランス語で「ヤシの木」を意味します。ハート型にも見える愛らしい形ですが、これはヤシの葉を象ったものだと言われています。

クグロフ

アルザス地方にルーツを持つクグロフは、イースト菌を使った発酵菓子です。パンのような製法で作られており、ドイツ、スイス、オーストリアなど、中央ヨーロッパ一帯で愛される伝統的なお菓子として知られています。特徴的なのは、中央に空洞がある「クグロフ型」と呼ばれる専用の型を使用すること。焼き上がりは外側がサクサク、内側がふんわりとした独特の食感で、パンとケーキの中間のような味わいです。レーズンやナッツを生地に混ぜ込んで焼き上げることが多く、アルザス地方では、日曜日やクリスマスの特別な朝食に登場します。各家庭に専用の型があるほど、地元の人々に深く根付いているお菓子であり、午後のティータイムにもおすすめです。

ダックワーズ

フランス南西部、アキテーヌ地方のダックスという街が発祥の地であるダックワーズ。もともとは直径20cmを超える大きなサイズで作られていた、伝統的な地方菓子です。メレンゲとアーモンドプードルを主な材料としており、外側のパリッとした食感と、内側のふんわりとした軽い口当たりが特徴的な焼き菓子です。現在では様々なバリエーションが存在しますが、日本でよく見かける小判型のダックワーズは、実は日本で独自に考案されたもの。その手軽さと食べやすさから、本場フランスにも逆輸入され、人気を博しています。

フロランタン

「フロランタン」という名前は、フランス語で「フィレンツェ」を意味します。しかし、その名前の由来には様々な説があり、元々はイタリアで生まれたお菓子であるという説も存在します。サクサクとした食感のクッキー生地の上に、キャラメルでコーティングされたアーモンドなどのナッツをたっぷりと乗せて焼き上げた、香ばしい風味が魅力のお菓子です。近年、日本ではコンビニエンスストアなどでも手軽に購入できるようになり、フロランタンをはじめとするフランスの伝統的なお菓子の美味しさが、より身近に感じられるようになりました。

ガレット・デ・ロワ

「王様のお菓子」という意味を持つガレット・デ・ロワ。フランス語でガレット(galette)は円形のお菓子、ロア(roi)は王様を指します。フランスでは、1月6日の「公現祭」を祝う際に食される伝統的なお菓子として広く知られています。一般的には、円盤状のパイ生地の中にアーモンドクリームが詰められており、上には紙製の王冠が飾られています。家族や友人と集まって分け合うのが伝統的な食べ方で、最大の特徴は、中に「フェーヴ」と呼ばれる小さな陶器製の人形が隠されていることです。切り分けた際にフェーヴが当たった人は、その日一日王様または王妃様として王冠を被り、シャンパンと共に祝福を受け、一年間幸せが続くとされています。誰がフェーヴを手に入れるかで盛り上がる、楽しいイベントにぴったりのスイーツです。

ウィークエンドシトロン

フランス語で「週末」を意味する「ウィークエンド」と、「レモン」を意味する「シトロン」が組み合わさった名前を持つお菓子、ウィークエンドシトロン。1955年頃に誕生し、20世紀中頃のパリで流行した、週末を郊外で過ごすライフスタイルの中で広まりました。平日に作って週末に家族と楽しむお菓子として愛され、レモンの爽やかな香りが特徴的なバターケーキです。レモンの皮をすりおろしたものと果汁を生地に練り込み、表面をアイシングで仕上げるのが定番で、長年愛される伝統的なフランス菓子です。

クイニーアマン

フランスのブルターニュ地方発祥の伝統菓子、クイニーアマン。「クイニー」はブルトン語でお菓子、「アマン」はバターを意味し、文字通り「バターのお菓子」という名を持ちます。ブルターニュ地方のパン職人が、パン生地にバターを入れすぎてしまった偶然の失敗から生まれたと言われています。バターと砂糖を何層にも折り込んで焼き上げることで、外側はサクサクとした香ばしいキャラメルの風味、内側はもっちりとした食感を生み出します。日本でもその独特な食感と味わいが人気を集めています。

ティグレ

フランス語で「虎」を意味する「ティグレ」は、生地に散りばめられたチョコレートチップが虎の模様のように見えることから名付けられました。卵白、焦がしバター、アーモンドパウダーを贅沢に使用した生地を焼き上げ、中央に濃厚なガナッシュを流し込んだ焼き菓子です。焼きドーナツやフィナンシェに似たしっとりとした食感が特徴で、近年日本でも徐々に人気が高まっている、注目のフランス菓子です。

ゴーフル

「ゴーフル」は、フランス語でワッフル全般を指す言葉で、薄く焼き上げた2枚の生地の間にクリームなどを挟んだお菓子を指します。日本では風月堂のゴーフレットとして馴染み深いですが、フランスのゴーフルは日本のものとは少し異なる種類が存在します。例えば、北フランスのリールに1761年創業した老舗菓子店「Meert(メール)」のゴーフルは、角が丸みを帯びた長方形で、ワッフル生地自体も柔らかいのが特徴です。柔らかい生地と甘いクリームの組み合わせが生み出す、忘れられない食感が魅力です。

ファーブルトン

フランスのブルターニュ地方発祥の伝統菓子、ファーブルトン。「ファー(far)」は、牛乳で煮たおかゆを意味し、「ブルトン(breton)」はブルターニュ地方を指します。しかし、実際にはお米は使わず、卵、牛乳、砂糖、小麦粉といったシンプルな材料で、まるでカスタードプディングのように作られます。その特徴は、何と言ってもモチモチとした独特の食感。中でも、プルーンを加えたものが定番として親しまれています。

クラフティ

クラフティは、型に敷いたタルト生地の上に、色とりどりの果物を並べ、その上からアパレイユと呼ばれる、卵、牛乳、小麦粉などを混ぜ合わせた液状の生地を流し込んで焼き上げるお菓子です。日本では、タルト生地を省略し、型に直接生地を流し込んで作る簡略化されたものもよく見られます。定番の果物といえば、甘酸っぱいさくらんぼ。初夏の訪れを感じさせる、爽やかな味わいが魅力です。

トロペジェンヌ

トロペジェンヌは、卵とバターを惜しみなく使用した、ふんわりとした食感がたまらないお菓子です。フランス南部の美しい町、サン・トロペで生まれたことから、その名がつけられました。特徴は、ブリオッシュ生地の中にたっぷりとサンドされた、口溶けの良いクリーム。そして、表面にトッピングされた、カリカリとした食感が楽しい粗糖です。近年、日本でもコンビニエンスストアで商品化されるなど、徐々に注目を集めている、要チェックのお菓子です。

ババ

ババは、ブリオッシュ生地に、ラム酒などの洋酒をたっぷりと染み込ませた、大人の味わいが魅力のお菓子です。ひたひたになった生地に、ホイップクリームやフルーツをトッピングしていただくのが定番。サバランと非常によく似ており、その違いはほとんどないと言われることもあります。芳醇な香りと、とろけるような食感が、至福のひとときを演出します。

ベニエ

揚げパンのような、穴のないドーナツ状のお菓子です。生地そのものは甘くなく、ジャムやクリームを挟んだり、粉砂糖をかけて味わいます。特徴的なのは、その軽くてふわふわとした食感です。また、このベニエ生地を使った揚げ物料理も「ベニエ」と呼ばれることがあります。

シュー・ア・ラ・クレーム

日本でも親しまれているフランスのお菓子。「シュー」はフランス語でキャベツを意味し、その形がキャベツに似ていることに由来すると言われています。本場フランスでは「シュー・ア・ラ・クレーム」と呼ばれますが、日本では「ア・ラ」を省略した英語風の呼び方が一般的です。19世紀初頭にはフランスで既に食されており、日本で広く知られるようになったのは、冷蔵庫が普及し始めた昭和30年代頃からです。

エクレール

細長いシュー生地にクリームを詰め、チョコレートでコーティングしたお菓子です。19世紀初頭に誕生した伝統的なお菓子で、フランス語の「エクレール(éclair)」は稲妻を意味します。その由来は、中のクリームが飛び出さないように、稲妻のように素早く食べるべきだ、という説があります。シュークリームとの違いは形状とチョコレートの有無ですが、シュークリームの一種と捉えられています。近年では、チョコレートの種類や色、トッピングが多様化し、人気が再燃しています。発祥には諸説ありますが、元々はマリトッツォに使われるようなブリオッシュ生地で作られていたものが、時代を経てシュー生地で作られるようになったとも言われています。

パリ・ブレスト

リング状の、香ばしいシュー生地を半分にカットし、プラリネクリームを挟んだお菓子です。1891年に開催された自転車レース「パリ・ブレスト・パリ」を記念して創作されたお菓子で、リングの形は自転車の車輪を象徴しています。

クロカンブッシュ

小さなシュークリームを円錐形に積み重ねた、目を引くスイーツです。キャラメルを糊のように使い、シュークリームを固定するのが特徴。その高さは様々で、数十センチにも及ぶ巨大なクロカンブッシュも存在します。

サントノーレ

円形のパイ生地をベースに、カラメルでコーティングされた小さなシュークリームが縁を彩り、中央には濃厚なクレームシブーストがたっぷりと絞られた、見た目も豪華な伝統菓子です。フランスでは特別な日に楽しまれることが多く、その名前は、考案者である菓子職人シブーストの店がパリのサントノーレ通りにあったことに由来すると言われています。

クレープ・シュゼット

クレープをオレンジソースで風味豊かに仕上げた、フランスを代表するデザートです。焼き上げたクレープ生地をオレンジジュースや砂糖で煮込み、最後にリキュールでフランベする演出が特徴。高級レストランでは、目の前でフランベのパフォーマンスを披露し、食欲をそそる華やかな演出で提供されることもあります。

クレーム・ブリュレ

濃厚なカスタードクリームの表面を砂糖で覆い、香ばしくキャラメリゼした、シンプルながらも奥深い味わいのデザートです。「クレーム(クリーム)」と「ブリュレ(焦がした)」というフランス語が示す通り、クリームの上に砂糖を敷き、バーナーなどで焦げ目をつけるのが特徴的な調理法。パリパリのキャラメルをスプーンで割り、なめらかなクリームと共に味わうのが醍醐味です。プリンとの違いは、材料の配合。クレームブリュレはクリームと卵黄を主体とするため、プリンよりも濃厚でリッチな味わいが楽しめます。フランスでは、クレープやフランボワーズなど、様々なデザートに「ブリュレ」の技法が用いられています。

クレームダンジュ

口の中でとろけるような食感が特徴的な、フランス生まれのレアチーズケーキ風デザート。「クレーム」はフランス語でクリームを意味し、「ダンジュ」は、このスイーツが生まれたフランスのアンジュ地方にちなんで名付けられました。フレッシュでクセの少ない「フロマージュブラン」に、ふんわりと泡立てた生クリーム、グラニュー糖、メレンゲを混ぜ込んで作られており、まるでムースのように軽やかでしっとりとした口当たりが魅力です。酸味のあるベリーソースとの相性が抜群です。

ババロア

ひんやりと冷たく、暑い季節にぴったりのフランスのデザート。見た目はムースに似ていますが、ババロアはゼラチンを使い、しっかりと固めて作られているため、ぷるんとした独特の弾力のある食感が楽しめます。一方、ムースはフランス語で「泡」を意味するように、空気を含ませて作られており、軽くなめらかな口当たりが特徴です。

リ・オ・レ

フランスで「リ・オ・レ」として親しまれているのは、お米を牛乳でじっくりと煮込んで作る、優しい甘さのライスプディングです。フランスの家庭では、昔から子供たちに愛されている定番のおやつで、そのレシピは家庭によって様々です。基本的な作り方は、茹でたお米を牛乳と一緒に鍋に入れ、焦げ付かないように弱火でゆっくりと混ぜながら煮詰めます。お米が柔らかく、とろみがついてきたら、お好みの量の砂糖を加えて甘さを調整し、粗熱を取ってから泡立てた生クリームをさっくりと混ぜ合わせます。仕上げに、レモンの皮やオレンジの皮をすりおろしてトッピングしたり、キャラメルソースをかければ、さらに美味しくなります。素朴ながらも、どこか懐かしい、心温まる味わいが魅力です。

ヌガー・ブラン

砂糖や水飴を煮詰めたものに、メレンゲやゼラチン、香ばしいナッツ類を加えて固めた、ソフトな食感のキャンディの一種です。歯にくっつくような、独特の粘り気のある食感が特徴で、キャラメルに似た食感です。18世紀頃、フランスのローヌ・アルプ地方にあるモンテリマールという小さな町で生まれたとされ、この地域で作られるヌガーは特に有名です。砂糖、水あめ、蜂蜜を煮詰めたものに、卵白やゼラチン、そしてたっぷりのナッツを加えて作られています。フランスには様々な種類のヌガーがありますが、本場モンテリマールのヌガーは、蜂蜜とナッツをふんだんに使用した、贅沢でリッチな味わいが特徴で、一般的なヌガーとは一線を画します。

ギモーヴ

フランスで生まれた、愛らしい砂糖菓子「ギモーヴ」。19世紀のフランス人パティシエによって考案された伝統的なお菓子です。その見た目はマシュマロによく似ていますが、口にするとしっとりとした独特の柔らかさがあり、「生マシュマロ」と表現されることもあります。マシュマロとギモーヴ、名前の違いだけでなく、材料にも違いがあるのをご存知でしょうか。どちらもゼラチンを使用しますが、マシュマロは香料と砂糖で調味されたメレンゲを使うのに対し、ギモーヴは一般的にフルーツピューレを使用します。そのため、マシュマロとは異なる、もちもち、ぷるんとした食感が楽しめるのが特徴です。

マロングラッセ

太陽王ルイ14世の時代にフランスのアルデシュ地方で生まれたとされる「マロングラッセ」は、特にクリスマスや新年の食卓を彩る特別な存在です。丁寧に茹でて皮をむいた栗を、砂糖のシロップにじっくりと漬け込んで作られます。シロップ漬けの工程では、最初は糖度18度程度のシロップを使用し、約1週間かけて徐々に糖度32度まで上げたシロップへと漬け替えていきます。その後乾燥させることで、表面に美しい砂糖の薄膜が生まれます。パリの高級住宅街、16区に店を構える1827年創業の老舗「Boissier(ボワシエ)」は、マロングラッセ発祥の店の一つとして知られています。定番のナチュラルの他、コニャックやラム酒で風味を付けたもの、チョコレートでコーティングしたものなど、様々なバリエーションがあります。

カリソン

南フランス、プロヴァンス地方で愛され続ける伝統菓子「カリソン」。その主な材料は、色とりどりのフルーツ砂糖漬けとアーモンドです。ねっちりとした独特の食感と、濃厚な甘さ、そしてナッツキャンディーのような風味が特徴です。さまざまな種類のフルーツ砂糖漬けを使用するため、見た目も華やかで、プロヴァンス地方のお土産として高い人気を誇ります。手間暇をかけて作られるカリソンは、繊細な味わいのため、日本国内で製造しているお店は多くありません。フランスを訪れた際には、ぜひ本場のカリソンを味わってみてください。

メレンゲ

卵白と砂糖というシンプルな材料から生まれる「メレンゲ」は、奥深い魅力を持つフランス菓子です。その歴史は古く、1692年に出版されたフランスの料理本にすでに登場していたという記録があります。口に入れると、カリッ、サクサクとした軽快な食感が広がり、その後にジュワっと広がる甘さが至福のひとときをもたらします。繊細で愛らしいその姿は、ウェディングスイーツとしても人気を集めています。

フランスのお菓子作りに挑戦!おすすめレシピ

フランス菓子の奥深さを知るだけでなく、ご自宅で手作りする楽しさを体験してみませんか?ここでは、まるで専門店の味になるような本格的なフランス菓子レシピを厳選して4つご紹介します。ぜひチャレンジして、焼きたての豊かな風味や、手作りの温もりを存分にお楽しみください。

簡単にお店みたいな仕上がり「アーモンドフロランタン」

材料:クッキー生地: バター70g、グラニュー糖20g、卵40g、アーモンドプードル20g、薄力粉120g フィリング: バター30g、上白糖30g、はちみつ30g、生クリーム50g、アーモンドスライス100g
作り方
1. クッキー生地を作製します。室温に戻したバターにグラニュー糖を加えてなめらかになるまで混ぜ、卵を少しずつ加えて混ぜ合わせます。アーモンドプードルと薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ、生地をまとめてラップに包み、冷蔵庫で一晩冷やします。
2. 冷蔵庫から取り出した生地を薄く伸ばし、フォークで全体に穴を開けます。190℃に予熱したオーブンで約20分、ほんのり焼き色がつくまで焼きます。
3. フィリングを作製します。アーモンドスライスを170℃に予熱したオーブンで約10分ローストします。フライパンにローストしたアーモンド以外のフィリング材料を入れ、中火で加熱し、とろみがつくまで煮詰めます。ローストしたアーモンドを加え、全体に絡めます。
4. クッキー生地の上にフィリングを均一に広げ、180℃に予熱したオーブンで約20分、焼き色がつくまで焼きます。
5. 粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切り分けて完成です。

さっくりしっとりな本格派「フィナンシェ」

材料:(8.5cm×4.2cmのフィナンシェ型9個分)粉糖75g、アーモンドプードル30g、薄力粉30g、コーンスターチ10g、ベーキングパウダー1g、はちみつ10g、卵白85g、焦がしバター45g
道具: フィナンシェ型、ボウル3個、茶こし、ふるい、ゴムベラ、絞り袋、竹串またはつまようじ
作り方
1. 焦がしバターを作ります。バター60gを小鍋に入れ、中火で加熱します。バターが焦げ茶色になったら火を止め、キッチンペーパーを敷いた茶こしで濾し、ボウルに移します。濾したバターは常温で冷まし、レシピに必要な45gを計量します。
2. 粉糖、薄力粉、コーンスターチ、アーモンドプードル、ベーキングパウダーを合わせてふるい、ボウルに入れます。卵白とはちみつを加え、ゴムベラで混ぜ合わせます。
3. 2に焦がしバターを加え、全体がなめらかになるまで混ぜ合わせます。
4. 生地をラップで包み、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。
5. オーブンを180℃に予熱し、フィナンシェ型に生地を8~9分目まで流し込みます(絞り袋がない場合は、スプーンなどで丁寧に入れてください)。
6. 180℃のオーブンで11~12分焼き、竹串またはつまようじを生地の中央に刺して、何も付いてこなければ焼き上がりです。

一度は作ってみたいフランス伝統のお菓子「タルトタタン」

材料:りんご(紅玉)3個(約650g)、グラニュー糖120g、バター60g パートブリゼ用: 無塩バター120g、薄力粉250g、卵黄1個、水50ml、塩ひとつまみ、砂糖5g
作り方
1. パートブリゼを作ります。無塩バターを1cm角に切り、冷凍庫で冷やします。薄力粉をふるっておきます。ボウルに薄力粉、塩、砂糖、冷やしたバターを入れ、カードでバターを細かく刻みながら粉と混ぜ合わせます。バターが細かくなり、サラサラになったら、卵黄と水を加えてまとめ、ラップに包んで冷蔵庫で一晩寝かせます。
2. りんごを1/4のくし切りにし、皮をむきます。タルトタタンは、形が綺麗なりんごを使うと美しく仕上がります。
3. フライパンにグラニュー糖を入れ、中火で加熱し、薄いキャラメル色になったらバターを加えてキャラメルソースを作ります。くし切りにしたりんごを加え、全体に絡めます。
4. クッキングシートなどで落し蓋をし、水分が少なくなり、煮汁にとろみがつくまで30~40分煮詰めます。時々りんごを裏返しながら、均一に火を通します。
5. タルト型に、煮汁を絡めたりんごを隙間なく並べ、軽く押さえます。この時、煮汁をしっかりと絡めながら並べることがポイントです。粗熱を取ります。
6. 冷蔵庫で寝かせたパートブリゼを薄く伸ばし、タルト型よりも少し大きめに切ります。フォークで全体に穴を開け、煮詰めたりんごの上に被せ、周囲の生地を型に沿って固定します。
7. 180℃に予熱したオーブンで40~45分焼き、粗熱を取ってから皿にひっくり返して完成です。

ハマる食感!魅惑の味!「シトロン・ギモーヴ」

材料:粉ゼラチン5g、冷水25g、グラニュー糖20gと80g、無添加オレンジジュース30g、フレッシュレモン果汁10g、仕上げ用粉砂糖適量
作り方
1. ボウルに冷水、粉ゼラチン、グラニュー糖20gを入れ、ゼラチンをふやかすように丁寧に混ぜ合わせます。
2. 小鍋にオレンジジュース、レモン果汁、グラニュー糖80gを入れ、中火で加熱します。焦げ付かないよう木べらで優しく混ぜながら、温度が110℃になるまで煮詰めます。(重要ポイント:必ず110℃まで温度を上げてください。)
3. 2の熱い液体を1のボウルに素早く注ぎ入れ、泡立て器でゼラチンとグラニュー糖が完全に溶けるまで混ぜます。
4. 3をハンドミキサーで十分に泡立てます。徐々に白っぽくなり、生地が重く、ねっとりとしてきます。モコモコとした状態になるまでしっかりと泡立ててください(仕上がりのポイント:泡立てが不十分だと、柔らかすぎる仕上がりになります)。
5. 泡立てた生地を絞り袋に入れます。粉砂糖をたっぷりと敷いたオーブンシートの上に、お好みの形(ハート型など)に絞り出します。上からもたっぷりと粉砂糖を振りかけます。
6. 涼しい場所で完全に固まるまで冷やします。密閉容器に入れ、冷蔵庫または冷暗所で保存してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 見ているだけでも美しいフランス菓子は、そのお菓子を包むフィルム、缶、箱、紙袋などのパッケージに至るまで、まるで一つの芸術作品のようです。 今回は、数多くのフランスのお菓子の中から、特に魅力的なお菓子をいくつかご紹介しましたが、日本でも気軽にその味を楽しめるのは嬉しい限りです。 頑張った自分へのご褒美として、お気に入りの一品をゆっくりとお店や自宅で味わったり、手軽な焼き菓子から手作りお菓子に挑戦してみるのも良いでしょう。 ぜひ、定番のお菓子だけでなく、色々な種類のお菓子にチャレンジして、あなただけのお気に入りの一品を見つけてみてください。 そしていつか、本場フランスで味わってみましょう。

フランス菓子にはどのようなバリエーションがありますか?

フランスには、エクレア、モンブラン、ミルフィーユといった定番ケーキから、マドレーヌ、フィナンシェ、サブレなどの焼き菓子、カヌレ、トロペジェンヌ、クグロフといった地域色豊かなお菓子、さらにはヌガー、ギモーヴなどのコンフィズリー、クレームブリュレやババロアなどの冷菓まで、実に多様な種類が存在します。当記事では、フランスの歴史と文化に深く根ざした様々なお菓子を、プティフール、ホールケーキ、デザート、焼き菓子、シュー生地を使ったお菓子、コンフィズリーといったカテゴリーに分けてご紹介しました。

モンブランと日本のモンブランは何が違うのですか?

モンブランは、フランスとイタリアの国境に位置する山にちなんで名付けられた栗のケーキです。本場フランスでは、栗の皮ごと使用することが多いため、茶色っぽい見た目が一般的です。また、フランスでは栗に限らず、さつまいもやフルーツなど、ペースト状にしたものをモンブランと呼ぶこともあります。一方、日本では栗の甘露煮などを使用した、黄色いモンブランが一般的です。どちらも栗の風味豊かなスイーツであることに変わりはありませんが、色合いや使用される栗の種類、そして「モンブラン」の定義に違いが見られます。

ガレット・デ・ロワとはどんなお菓子で、いつ食べるものですか?

ガレット・デ・ロワは「王様のお菓子」という意味を持ち、フランスでは1月6日のエピファニー(公現祭)に食される伝統的なお菓子です。サクサクのパイ生地の中に、アーモンドクリーム(クレームダマンド)がたっぷり詰まっており、切り分けて皆で分け合って食べます。特徴的なのは、お菓子の中に隠された「フェーヴ」と呼ばれる小さな陶器製の人形です。切り分けた際にフェーヴが当たった人は、その日の王様(または女王様)となり、幸運が1年間続くとされています。家族や親しい友人と共に、この伝統的なお菓子を囲んでお祝いする習慣があります。

日本でもよく知られているフランス由来のお菓子は何でしょうか?

日本で親しまれているフランス発祥のお菓子は数多くあります。例えば、シュークリーム、エクレア、モンブラン、ミルフィーユなどのケーキ類は定番と言えるでしょう。また、マドレーヌ、フィナンシェ、サブレといった焼き菓子も人気です。近年では、カヌレもブームとなり、多くの人に愛されています。フォンダンショコラも、かつては高級レストランでしか味わえなかったものが、今では気軽に楽しめる身近なデザートとなりました。これらのお菓子は、日本の人々の好みに合うようにアレンジされ、独自の進化を遂げながら、広く受け入れられています。

フランスのお菓子の中で、特に食感が際立っているものは何ですか?

フランス菓子には、さまざまな食感のバリエーションが楽しめるものが豊富に存在します。たとえば、ヌガーは、水あめとナッツを混ぜて固めた、独特のねっちりとした食感が特徴です。ギモーヴは、卵白を使用しない、まるでマシュマロのような、もちもちとした食感が魅力です。カヌレは、外側のカリカリとした食感と、内側のしっとり、もちもちとした食感のコントラストが楽しめます。クレームブリュレは、表面のパリパリに焦がしたキャラメルと、なめらかなクリームの組み合わせが絶妙です。ミルフィーユやパルミエは、何層にも重ねられたサクサクのパイ生地が特徴的で、クイニーアマンは、外側のキャラメリゼされた部分のカリッとした食感と、内側のもちもちとした食感の組み合わせが人気を集めています。


フランスの焼き菓子