【完全ガイド】バター代わりに使えるもの大全|料理・お菓子別の選び方と活用術
バターは料理やお菓子にコクと香りを足してくれる便利な食材ですが、切らしてしまったり、体質や食習慣の都合で使えなかったりすることもあります。そんなときに役立つのがバター代わりの食材です。ただし、バターは単なる油脂ではなく、香り、コク、固さ、乳化など複数の役割を担っています。代用品は何でもいいわけではなく、作りたいものと仕上げたい味・食感に合わせて選ぶのがコツです。この記事では、バター代わりに使える代表的な食材を、特徴・向く用途・注意点の順で整理し、さらに自家製バターの作り方までまとめます。
※乳製品アレルギーの方は、植物油や豆乳ヨーグルトなど乳成分を含まないものを選んでください。

バターの役割を知ると、代用品選びがラクになる


バターが料理・お菓子で頼られる理由は、主にこの4つです。
  • 風味とコクを足す(加熱で香ばしさも出る)
  • 食感を作る(サクサク、しっとり、口どけなど)
  • 生地をまとめる(油脂としての働き)
  • 乳化を助ける(ソースやクリームがなめらかになる)
代用品を選ぶときは、どの役割を代わりに担当してほしいかを考えると失敗しにくくなります。

バター代わりの定番食材

マーガリン

バターに一番近い使い勝手で、基本は同量置き換えでOKです。パンに塗る、炒める、焼くなど幅広く使えます。
注意点は、加熱したときの香りがバターほど立たないこと。仕上がりがあっさり寄りになりやすいです。製菓用マーガリン(塩分が控えめなタイプ)を選ぶと、お菓子作りで扱いやすくなります。

オリーブオイル

料理では万能で、炒め物やソテー、パスタなどと相性が良いです。バターのコクは出ませんが、軽やかな香りと後味に仕上がります。
お菓子に使う場合は、入れすぎると香りが強く出たり油っぽくなったり、生地の目が詰まって膨らみにくくなったりするので、バターの量をそのまま置き換えるより、少し少なめから試すと扱いやすいです。風味の穏やかなオイルを選ぶと失敗しにくくなります。

ヨーグルト(水切り推奨)

しっとり系のお菓子で活躍します。ポイントは水分量。水切りをすると濃度が上がり、バター代わりとして扱いやすくなります。
軽い酸味が残るので、さっぱり系のケーキやフルーツ系と相性が良いです。よりコクを出したい場合は、風味のない植物油を少量足すとまとまりやすくなります。

お菓子向きのバター代わり

ショートニング

無味無臭で、食感づくりに強い油脂です。特にサクサク食感を出したいクッキーやタルト、パイ系に向きます。バターの香りは出ませんが、素材の香りを邪魔しないのが強みです。
バターの風味を主役にしたいお菓子には向きにくいので、食感重視のレシピで使うと満足度が高くなります。

ココナッツオイル

温度が低いと固まり、暖かいと液体になる油脂です。特徴は甘い香り。チョコ、バナナ、トロピカルフルーツなどと相性が良く、焼き菓子に使うと独特の風味が楽しめます。
香りが主張するので、料理全般のバター代わりにするというより、合うメニューに狙って使うほうが成功します。使う季節や室温で状態が変わる点にも注意が必要です。

生クリーム

乳のコクを足したいときに便利です。バターより水分が多いので、焼き菓子に使うとしっとり柔らかい仕上がりになりやすいです。
ただし、レシピ全体の水分が増えると食感が変わるので、牛乳や水など他の液体が入る配合では量のバランスに注意すると安定します。

マヨネーズ

意外ですが、お菓子作りで役立つことがあります。油と卵黄が乳化しているため、生地がふんわりしたり、クッキーが軽い食感になったりします。
風味が残る可能性があるので、チョコやスパイス、柑橘など風味がはっきりしたお菓子のほうがなじみやすいです。まずは少なめから試すのがおすすめです。

バター代わりで困らないための考え方


バター代わりを選ぶときは、次の基準で考えると迷いません。
  • バターに近い味を求めるなら:マーガリン、生クリーム
  • サクサク食感を重視するなら:ショートニング
  • 軽く仕上げたいなら:オリーブオイル、ヨーグルト
  • 香りを変えて遊びたいなら:ココナッツオイル、マヨネーズ
また、液体の代用品を使う場合は、水分量や生地のまとまりが変わりやすいので、入れすぎない、少しずつ調整する、という意識が失敗を減らします。

自家製バターの作り方(生クリームで手軽に)

バターがないなら、作ってしまう方法もあります。生クリームがあれば自宅でも簡単に作れます。
使用するボウルや容器は清潔なもの(できれば煮沸消毒やアルコール消毒済み)を使用してください。

用意するもの

  • 動物性生クリーム(乳脂肪分が高いものほど作りやすい)
  • 塩(有塩にしたい場合)
  • スティックブレンダーまたはミキサー
  • ボウル、ザル、キッチンペーパー、保存容器

作り方の流れ

  1. 生クリームをよく冷やす
  2. 撹拌していく(泡立つ→さらに回すと分離する)
  3. 固形になった部分がバター、液体はバターミルク
  4. バターを冷水で洗い、残ったバターミルクをしっかり落とす
  5. 水分をよく絞って成形し、塩を入れるならここで混ぜる
  6. 密閉して冷蔵保存する
バターミルクは捨てずに、パンケーキや蒸しパンなどに使うと無駄がありません。
出来上がったバターは冷蔵保存し、2〜3日以内に使い切ってください。バターミルクも同様にすぐに消費してください。

まとめ|バター代わりを知ると、料理の自由度が上がる

バターは便利ですが、代わりになる食材は意外とたくさんあります。大切なのは、バターの代役に何を求めるかを先に決めることです。
バター代わりを使いこなせると、買い忘れのピンチを切り抜けるだけでなく、いつもと違う風味や食感に出会えるチャンスにもなります。手元の材料でできる範囲から、気軽に試してみてください。

FAQ(よくある質問)5つ

Q1. バター代わりで一番使いやすいのはどれ?

手軽さと置き換えやすさならマーガリンです。基本は同量で使えるので、料理でもお菓子でも対応しやすいです。

Q2. お菓子作りで失敗しにくいバター代わりは?

食感重視ならショートニング、しっとり重視なら水切りヨーグルトや生クリームが向きます。香りを変えたくないなら無味無臭のショートニングが扱いやすいです。

Q3. オイルで代用するときの注意点は?

液体なので生地がゆるくなったり、風味が強く出たりします。いきなり同量置き換えより、少し少なめから調整すると安全です。

Q4. ヨーグルトはそのまま使ってもいい?

使えますが、水分が多いと食感が変わりやすいです。焼き菓子なら水切りしてから使うほうが仕上がりが安定します。

Q5. 手作りバターは市販のバターと同じように使える?

基本は同じように使えます。ただし日持ちは短めなので、冷蔵で早めに使い切る前提で作るのがおすすめです。



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