ジューンベリーを味わい尽くす!旬の楽しみ方と活用レシピ
初夏の訪れを告げるジューンベリー。その名の通り6月頃に旬を迎えるこの果実は、甘酸っぱく、生食はもちろん、様々なアレンジで楽しむことができます。庭木としても人気のジューンベリーは、春の白い花、秋の紅葉と一年を通して私たちを楽しませてくれます。この記事では、そんなジューンベリーの魅力を余すことなくご紹介。旬の時期ならではの楽しみ方から、とっておきの活用レシピまで、ジューンベリーを味わい尽くすための情報が満載です。さあ、ジューンベリーの豊かな恵みを心ゆくまで堪能しましょう。

ジューンベリーとは:四季折々の姿が魅力の落葉樹

ジューンベリーは、北米原産のバラ科の植物で、ザイフリボク属に分類される落葉小高木です。名前の由来は、実が熟す6月(June)にちなんでいます。和名では「アメリカザイフリボク」と呼ばれ、その美しい姿から園芸家にも親しまれています。庭に植えると、種類によっては10m近くまで成長することもありますが、比較的育てやすく、ガーデニング初心者にもおすすめです。春には白い花が咲き乱れ、初夏には甘酸っぱい実がなり、秋には紅葉、冬には落葉と、一年を通して変化を楽しめます。特に、実が熟す時期には、緑の葉と赤、そして黒紫色の実のコントラストが目を引きます。シンボルツリーとして庭に植えられることも多く、観賞用としても、果樹としても人気です。虫がつきにくい上、実がたくさんなるのも魅力の一つです。ブルーベリーにはアントシアニン色素をはじめ、植物性化学物質が豊富に含まれています。アントシアニンは、ブルーベリーの健康機能において最も大切な植物化学物質だと言えるでしょう。疫学研究ではブルーベリー、またはアントシアニンの定期的な摂取は心血管疾患や死亡、及び2型糖尿病に対するリスクの低下、及び体重維持、神経保護機能の改善効果があるとされており、この研究結果はバイオマーカーに基づく臨床研究により裏付けられています。また、ブルーベリーには抗炎症作用、抗酸化作用、及び血管と血糖の調整機能があります。 (出典: Morinohatake, ブルーベリーとアントシアニンの健康効果についての最新研究(学術レビュー記事、複数の臨床・疫学研究を引用), URL: https://morinohatake.co.jp/benefit/, 2019-07-22)

ジューンベリーの花:春を告げる可憐な白い花

ジューンベリーの花は、直径1~2cmほどの小さな白い花です。細く繊細な5枚の花びらを持ち、日本の桜を思わせるような愛らしい姿をしています。開花時期は、ソメイヨシノよりも少し早く、3月中旬から4月上旬頃です。まだ寒さが残る春先に、枝いっぱいに咲くジューンベリーの花は、春の訪れを感じさせてくれます。花は非常に繊細で、風に吹かれると儚く散ります。その散り際もまた、桜のような風情があり、見る人の心を惹きつけます。庭を明るく彩るだけでなく、その繊細な美しさで心を癒してくれるでしょう。

ジューンベリーの収穫時期と熟度を見極めるポイント

ジューンベリーは自家結実性があるため、1本の木でも実をつけ、収穫を楽しめます。ただし、木が大きく成長し、3mを超えると手の届かない場所に実がなるため、収穫が難しくなることがあります。収穫時期は、一般的に6月頃です。ジューンベリーの実は、一斉に熟すわけではなく、実によって熟すタイミングが異なります。そのため、収穫期には定期的に木の状態を観察し、熟した実から順に収穫していくのがおすすめです。
実の色の変化は、食べ頃を見極める重要なポイントです。最初は緑色の実が、徐々に白っぽくなり、鮮やかな赤色へと変わります。赤い実でも食べられますが、酸味が強く、果肉も硬めです。最も美味しい食べ頃は、赤色からさらに熟して、黒みがかった黒紫色になった状態です。黒紫色になった実は、甘味がぐっと増し、酸味が和らぎ、ジューンベリー本来の豊かな風味を味わえます。甘いジャムやコンポートを作る場合は、黒紫色の実を収穫するのがおすすめです。一度に全ての実が熟さない場合は、熟したものから順に収穫し、冷凍保存しておくと便利です。ジューンベリーの収穫は、実の色と状態をよく観察することが、美味しく味わうための秘訣です。庭のジューンベリーが豊作で、枝が折れそうになるほど実がなることもあるため、適切なタイミングでの収穫が大切です。

ジューンベリーの風味と他のベリー類との違い

ジューンベリーの実は、見た目がブルーベリーに似ていますが、独特の風味を持っています。赤い状態の時は、酸味が強く、果肉はしっかりとしています。完全に熟して黒紫色になると、酸味が穏やかになり、濃厚な甘味が感じられるようになります。生でフレッシュな酸味を楽しむか、加工して甘さを引き出すか、用途や好みに合わせて収穫時期を選ぶと良いでしょう。果肉は柔らかく、口の中でとろけるようで、クセがなく、上品な香りが特徴です。ジューンベリー「プリンス・ウィリアム」は、果実の大きさが約12mmの大実で、香りもよく、そのまま生食する他、ジャムや果実酒に使用できるとされています。(出典: 苗木部『ジューンベリー プリンスウィリアム ポット苗』商品説明, URL: https://naegibu.com/qrc/kaju_jb008-01/, 2022-07-12)また、ジューンベリーの種は細かく、口に残るのが気になる方もいるかもしれません。「スグリを食べた時のように感じる」と表現されることもあります。種は食べても問題ありませんが、つぶつぶとした食感が苦手な方もいます。収穫した実は日持ちしないため、採れたてを味わうためには、その日のうちに食べるか、早めに加工するか、冷凍保存するのがおすすめです。
ジューンベリーは、同じバラ科のイチゴ、ブラックベリー、ラズベリーなどのベリー類と比べると、特徴的な風味や強い酸味が少ないのが特徴です。そのため、そのままお菓子などに使うと、風味がぼやけた印象になることがあります。しかし、これはジューンベリーの個性とも言えます。一部の品種では、「リンゴのような爽やかな甘さ」が感じられることもありますが、全体的には繊細な風味です。ジャムやソースなどに加工する際には、レモン汁などの酸味を加えることで、ジューンベリー本来の優しい甘味と香りが引き立ち、より深みのある味わいになります。酸味を加えることで、ジューンベリーの潜在的な美味しさを最大限に引き出すことができるのです。このように、ジューンベリーは他のベリー類にはない繊細な風味を持っており、工夫次第でその魅力をさらに高めることができます。

ジューンベリーの多彩な楽しみ方:生のままから加工品まで

ジューンベリーはそのままでも美味しくいただけます。さっと水洗いするだけで、甘みと爽やかな酸味をダイレクトに堪能できます。特に、色鮮やかな実は、ヨーグルトやシリアルに添えたり、ケーキやタルト、マフィンなどのトッピングにすると、見た目も華やかになり、食欲をそそります。ジャムにする際は裏ごしをすると、より滑らかな食感を楽しめます。
生のまま食べる以外にも、ジューンベリーは加工することで、さらに違った美味しさを楽しむことができます。中でも人気なのが、自家製ジャムです。甘酸っぱいジャムは、朝食のトーストやパンケーキに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたりするのはもちろんのこと、レアチーズケーキやパウンドケーキ、クレープなどのデザートに添えることで、美味しさが一層際立ちます。アイスクリームやチーズケーキ、ヨーグルト、パンなど、自家製ジャムは様々な食品と相性が良く、食卓を豊かに彩ります。また、ジューンベリーをソースとして肉料理に添えるという意外な組み合わせも、その甘酸っぱさが肉の旨味を引き立て、新たな味覚の発見をもたらしてくれるでしょう。その他、コンポートにするのもおすすめです。コンポートは、ジューンベリーの形をそのままに、優しい甘さに仕上げることができ、デザートの付け合わせや、アイスクリームのソースとしても重宝します。ジャムやコンポートを作る際、ジューンベリーの種や皮が気になる場合は、裏ごし器などを使って果肉を丁寧に漉すことで、よりなめらかで上品な口当たりに仕上がります。裏ごしによって取り除かれる種と皮は意外と多く、このひと手間を加えることで、より洗練された食感のジャムに仕上がります。ただし、ジューンベリーは種ごと食べられる果実なので、裏ごしせずに実と種の食感をそのまま楽しむのも良いでしょう。その他、スムージーやジュースにしたり、紅茶に加えて自家製フルーツティーにするなど、ジューンベリーは生のままでも、加工しても、その魅力を存分に発揮してくれる万能な果実です。

手作りジューンベリージャム:基本のレシピと材料

庭で採れた新鮮なジューンベリーを使って、自家製ジャムを作るのは、旬の味を最大限に味わうための素晴らしい方法です。生のままでも美味しいジューンベリーですが、ジャムにすることで、その美味しさはさらに引き立ちます。生のままでも美味しいジューンベリーですが、ジャムにすることで、その美味しさはさらに引き立ちます。市販ではなかなか手に入らないジューンベリーのジャムは、手作りならではの安心感と格別な美味しさが魅力です。ここでは、シンプルなレシピを基に、本格的な味わいを実現できる、家庭でも作りやすい方法をご紹介します。
まず、材料です。
新鮮なジューンベリーの実:190g<
砂糖:57g(実の重さの3割程度。20~50%の範囲でお好みで調整)
レモン汁:小さじ1
きび砂糖を使うと風味が豊かになり、レモン汁は風味を引き締め、とろみづけを助ける効果があります。これらのシンプルな材料で、手軽に本格的な自家製ジューンベリージャムを作ることができます。

ジャム作りの手順:下準備から煮込みまで

自家製ジューンベリージャムを作る工程を、詳しくご紹介します。まず、収穫したジューンベリーの実をボウルに入れ、流水で丁寧に洗い、汚れやゴミを取り除きます。洗い終えたら、ザルにあげてしっかりと水気を切ります。この下準備は、ジャムの品質を左右する重要な工程です。次に、水気を切ったジューンベリーの実と、計量しておいた砂糖(きび砂糖)を鍋に移し、実全体に砂糖が均一に馴染むように、ゴムベラや木べらで優しく混ぜ合わせます。混ぜ合わせたら、そのまま10分から30分程度置いておきます。この「置く」という工程が非常に重要で、砂糖がジューンベリーから自然と水分を引き出すのを促します。これによって、後の加熱時に果汁がスムーズに出て、煮込み作業が楽になります。水分が十分に出てきたら、鍋を中火にかけます。加熱することで砂糖が溶け始め、ジューンベリーの果汁がたっぷりと鍋全体に広がり、やがて全体がぐつぐつと煮立ってくるまで加熱を続けます。この時、実を潰す場合は混ぜながら潰すとやりやすいでしょう。例えば、半分くらい潰すのもおすすめです。ひと煮立ちしたら、一度火を止め、鍋の中身を裏ごしします。裏ごし器や目の細かいザルなどを使い、ジューンベリーの果肉を丁寧に漉していきます。この裏ごし作業は、ジャムの口当たりをなめらかにし、気になる種や皮を取り除くための重要な工程です。裏ごしして取り除かれた種と皮は、想像以上に多く、これらを取り除くことで、より洗練された食感のジャムに仕上がります。ザラザラとした食感が気にならない場合は、この裏ごし工程を省くことも可能です。ジューンベリーは種ごと食べられる果実であり、種の食感が好きな方もいらっしゃいます。なめらかなジャムを求める場合は必須の工程ですが、丸ごとの食感を楽しみたい場合は裏ごしせずに進めても良いでしょう。裏ごしを終えたら、漉した果肉を再び鍋に戻し、レモン汁小さじ1程度を加えてから、弱火にかけます。裏ごしの際に少量の種が混入してしまっても、心配はいりません。ジャムは煮詰めることでとろみがつき、小さな種はあまり気にならなくなります。弱火で全体を均一に混ぜながら、焦げ付かないようにゆっくりと煮詰めていきます。煮詰めている間は泡が出ることがありますが、アクとして取り除く必要はありません。これらの泡には、ジューンベリーの美味しい成分が含まれているため、取り除かない方が風味豊かに仕上がります。じっくりと煮詰めることで、水分が蒸発し、ジャムらしいとろみがついてきます。約15分を目安に、この煮詰める工程でジャムの固さが決まるため、状態を確認しながら進めることが大切です。

美味しいジャムを作る秘訣:煮詰め具合と保存

ジャムを弱火で煮詰めている間に、次の手順で保存瓶を準備します。
1. 以前使ったジャムの空き瓶を再利用し、熱湯で煮沸消毒します。
2. 煮沸消毒を終えた瓶は、清潔な布の上で自然乾燥させるか、オーブンで乾燥させて完全に水気を切っておきます。水気が残っているとカビの原因になるため、この工程は丁寧に行う必要があります。
煮詰め具合は、完成品の固さを左右する重要なポイントです。煮詰めている間はとろっとしていても、冷めるとさらに固くなるため、好みの固さよりも少し手前で火を止めるのがコツです。「もう少し煮詰めたいな」「まだ少しゆるいかな」と感じるくらいの状態で火から下ろすのが、冷めたときにちょうど良い固さになる秘訣です。目安としては、スプーンですくってみて、とろりとした透明感があり、落ちる速度がゆっくりになったら火を止めるタイミングです。
ジャムが好みの固さの一歩手前で火を止めたら、粗熱が取れる前に、煮沸消毒した清潔な瓶に熱い状態のジャムを瓶の口いっぱいまで詰めます。すぐに蓋をきつく閉めます。さらにジャムを長期保存し、品質を保つためには、脱気という工程を行うのがおすすめです。脱気とは、瓶の中の空気を抜き、真空状態に近い環境を作り出すことで、カビや細菌の繁殖を抑え、ジャムの鮮度を長く保つための効果的な方法です。蓋を軽く緩めた状態で瓶ごと鍋に入れ、瓶の高さの半分くらいまで水を注ぎ、約10分間湯煎します。これにより、瓶の中の空気が温められて膨張し、蓋の隙間から外へ排出されます。湯煎による脱気後、熱い瓶を取り出してすぐに蓋をきつく閉めることで、瓶内が冷める際に圧力が下がり、真空状態が形成されます。このひと手間を加えることで、自家製ジャムをより安全に美味しく、数ヶ月から半年程度保存することが可能です。

自家製ジューンベリージャムの格別な味わい方と至福の瞬間

愛情を込めて作った自家製ジューンベリージャムが完成したら、温かいうちに清潔な瓶に詰めて保存しましょう。早速、出来立てのジャムをヨーグルトにかけて試食してみました。一口食べた娘が「おいしい!」と笑顔で言い、たくさん食べてくれるのを見て、ジャム作りの苦労も忘れるほどの幸せを感じました。この自家製ジューンベリージャムは、朝食のヨーグルトだけでなく、色々な方法で楽しめます。例えば、トーストや焼きたてパンにたっぷり塗ったり、パンケーキやワッフルに添えたりすると、ジューンベリーの甘酸っぱさが広がり、特別な気分を味わえます。さらに、レアチーズケーキのトッピングや、パウンドケーキやマフィンの生地に混ぜ込むと、ジューンベリーの風味がデザート全体をより美味しくしてくれます。紅茶や炭酸水に溶かして自家製ドリンクにするのも良いでしょう。ジューンベリーの甘酸っぱさは、様々なデザートや料理のアクセントになり、食卓を豊かにしてくれます。今回で3回目のジューンベリージャム作りでしたが、今までの経験を活かして、自分でも納得のいく、最高の出来栄えだと感じています。庭で収穫したジューンベリーを使って、来年もまた美味しいジャム作りに挑戦するのが楽しみです。

まとめ

ジューンベリーは、北米原産の落葉樹で、春には可愛らしい白い花、初夏には甘酸っぱい実、秋には美しい紅葉と、一年を通して様々な姿を見せてくれる魅力的な植物です。特に6月頃に収穫できる実は、熟して黒紫色になると甘みが増し、そのまま食べても美味しいですが、加工することでさらに美味しくなります。スーパーなどではあまり見かけないため、自宅で育てている人だけが味わえる貴重な果実と言えるでしょう。中でも自家製ジューンベリージャムは、収穫の喜びと手作りの温かさを感じられる特別なものです。収穫時期、丁寧な下処理、煮詰め具合、脱気処理などのポイントを押さえることで、初心者でも美味しく、長期保存できるジャムを作れます。裏ごししてなめらかにしたり、種を残して食感を楽しんだり、ヨーグルトやパンに添えるだけでなく、お菓子作りなど様々な用途で楽しめます。観賞用としても、食用の果樹としても魅力的なジューンベリーを、ぜひ自宅で育てて、その恵みを味わってみてください。庭が、実りの喜びと美味しい自家製ジャムで満たされるでしょう。

ジューンベリージャムを作る際、砂糖の最適な量は?

ジューンベリーの甘さや酸味、個人の好みに合わせて調整することが大切ですが、一般的にはジューンベリーの重さの20~50%を目安にすると良いでしょう。こうすることで、実の風味を損なわずに、程よい甘さに仕上がります。甘さを控えたい場合は、砂糖の量を減らしても構いません。きび砂糖を使うと、より風味豊かになりおすすめです。

ジャムが固まらない、または固くなりすぎるのを防ぐには?

ジャムの固さは煮詰め具合で決まります。ジャムは冷めると硬くなるため、「もう少し煮詰めたい」と思う手前で火を止めるのがコツです。もし固まらない場合は、もう少し煮詰める必要がありますが、煮詰めすぎると硬くなるので注意しましょう。レモン汁を加えることで、ペクチンの働きを助け、固まりやすくなります。

ジューンベリージャムはどのくらい日持ちしますか?

きちんと殺菌した清潔な瓶で、脱気処理をきちんと行えば、冷蔵庫で数ヶ月から半年程度は保存可能です。砂糖を実の重量の3割程度加えると、常温で3年間保存できた例もあります。未開封ならさらに長く保存できることもありますが、風味を損なわないうちに早めに食べるのがおすすめです。開封後は冷蔵庫に入れ、清潔なスプーンで取り分け、なるべく早く消費しましょう。

ジャム作りの脱気処理とは?なぜ大切なの?

脱気とは、瓶詰めのジャムを湯煎にかけて瓶の中の空気を抜き、真空に近い状態にする作業のことです。こうすることで、カビや雑菌の繁殖を抑え、ジャムを長持ちさせることができます。蓋を軽くゆるめて湯煎し、冷ます際に瓶内の圧力が下がり、蓋がしっかりと閉まることで密閉状態になります。この工程によって、ジャムの風味や色、品質を長く保つことができるのです。

ジューンベリージャム、おすすめの食べ方は?

定番はヨーグルトやパン、トーストに塗って味わう方法で、とても美味しいです。その他、レアチーズケーキやパウンドケーキの飾り付け、クレープやワッフルに添えるのも良いでしょう。紅茶や炭酸水に溶かして自家製ドリンクにしたり、意外なところでは肉料理の甘酸っぱいソースとして使うのもおすすめです。アイスクリームやチーズケーキとの組み合わせも抜群です。

ジューンベリーは種があるけど、ヨーグルトに合う?

ジューンベリーの果実には小さな種が含まれていますが、そのまま食べても大丈夫です。ヨーグルトとの相性も良く、混ぜて食べるのもおすすめです。種の食感が気になる場合は、「グーズベリーのような種の触感」と言われるように、少し粒が気になるかもしれません。ジャムを作る際に裏ごしをすれば、なめらかな口当たりにできます。裏ごしすることで、より上品な食感のジャムになり、ヨーグルトにもよくなじみます。お好みで調整してみてください。

ジューンベリーの風味:本当に美味しい?品種で差はある?

ジューンベリーの味わいは、実の熟し具合や品種によって変化します。十分に熟した濃い紫色の果実であれば、酸味が和らぎ、豊かで自然な甘さが際立ち、格別な美味しさを堪能できます。しかし、「プリンス・ウィリアム」などの一部の品種では、特有の青臭さを感じることがあるかもしれません。一般的に、ジューンベリーはクセが少なく、かすかに上品な香りを持ちますが、他のベリー類と比べると際立った個性や強い酸味は控えめです。そのため、ジャムなどに加工する際は、レモン果汁などで酸味を足すことで、ジューンベリー本来の優しい甘さと香りが引き出され、より深みのある風味になります。さらに、ジューンベリーはブルーベリーよりも栄養価が高く、抗酸化作用も期待できるため、健康を意識する方にもおすすめです。

ジューンベリー、栄養面でのメリットは?

ジューンベリーは、その栄養価の高さで注目されており、特に抗酸化作用が期待されています。これは、体内の酸化によるダメージを軽減し、健康維持をサポートする可能性を示唆しています。また、豊富なビタミンやミネラルを含んでいると考えられ、美容と健康を両面から支える果実と言えるでしょう。