8ヶ月 おやつ

8ヶ月 おやつ

生後8ヶ月を迎えた赤ちゃんのおやつ、何をあげたら良いか迷いますよね。おやつは、食事の補助として、栄養を補ったり、食事の練習になったりする大切な役割があります。しかし、与え方には注意が必要です。この記事では、8ヶ月の赤ちゃんにぴったりのおやつの選び方から、与える際の注意点まで、詳しく解説します。安心安全なおやつを選んで、赤ちゃんと楽しいおやつタイムを過ごしましょう。

赤ちゃんのおやつ、いつから始める?開始時期と役割について

生後7~8ヶ月頃、離乳食が中期に入ると、赤ちゃんにおやつを与えるかどうか迷う方もいるかもしれません。おやつは、あくまで食事を補助する役割として考え、母乳やミルクがメインの栄養源であることを忘れないようにしましょう。授乳や離乳食の間隔が長すぎて、赤ちゃんが落ち着かない時などに、必要に応じておやつを取り入れるのがおすすめです。ただし、離乳食があまり進んでいない段階でおやつを与えてしまうと、食事とおやつの区別がつかなくなり、今後の離乳食の進め方に影響が出てしまう可能性も考えられます。離乳完了して3回の食事が栄養の主体になったときに初めて補食(間食)が必要となる。1日3回の食事と1~2回の間食は,時間を決めることで生活リズムを整えることができ,きちんと空腹と満腹の感覚を覚えることができる。間食の適量は,運動量や体格の個人差もあるが1日に必要なエネルギー量の10~15%が目安となり,1~2歳児は約100~150kcalである。

おやつの役割と重要性:成長を応援

おやつは、ただ単にお腹を満たすだけでなく、赤ちゃんの成長にとって様々な大切な役割があります。具体的には、以下の3つのポイントが挙げられます。
  • 食事のリズムを整える: 離乳食だけでは十分に補えない栄養をプラスし、空腹からくるぐずりを防ぎます。
  • 手づかみ食べの練習になる: 自分で食べようとする気持ちを育て、手指の巧緻性を高めます。
  • 味覚を豊かにする: 色々な食材に触れることで、味覚の発達を促します。
おやつを通して、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしていきましょう。

おやつで育む!手づかみ食べ

手づかみ食べは、赤ちゃんの成長においてとても大切なステップです。指先をたくさん使うことで、細かい運動能力が発達し、スプーンやフォークをスムーズに使えるようになるための土台を作ります。さらに、食べ物の形や温度を直接感じる体験を通して、食べることへの興味や意欲を高める効果も期待できます。

手づかみ食べにおすすめのおやつ

手づかみ食べの練習には、赤ちゃんが持ちやすく、口の中で溶けやすい形状のものがおすすめです。具体的には、以下のような食品が良いでしょう。
  • スティック状にカットした野菜: 柔らかく茹でたニンジンや大根など
  • パン粥: 水分を含んでいて飲み込みやすい
  • やわらかい果物: バナナや、やわらかく煮たリンゴなど
実際に手づかみ食べを実践した先輩ママからは、「最初はぐちゃぐちゃにするばかりでしたが、根気強く手づかみ食べをさせているうちに、少しずつ上手に口に運べるようになりました。おやつの時間を活用して練習することで、食事の時間もスムーズに進むようになりました!」という声も聞かれます。

健やかな成長を応援!生後8ヶ月の赤ちゃん向け手作りおやつレシピ

手作りおやつは、余計なものが含まれていないので、赤ちゃんに安心してあげられるのが魅力です。ここでは、手間なく作れて栄養も摂れる、とっておきのレシピを3つご紹介します。

手軽に作れる!厳選レシピ3選

  • 彩り野菜のお焼き: 数種類の野菜を細かく切って混ぜ合わせ、小麦粉と出汁で生地を作り、焼き上げます。
  • バナナとヨーグルトのハーモニー: バナナをフォークなどで潰し、ヨーグルトと混ぜるだけで完成するお手軽おやつです。
  • さつまいもコロコロ: 柔らかく蒸したさつまいもを食べやすい大きさにカットします。

手作りおやつの良い点と注意すべき点

手作りおやつは、安全なのはもちろん、栄養を調整しやすいのが嬉しいポイントです。しかし、作る上で注意しておきたい点があります。
  • 衛生管理を徹底: 材料は丁寧に洗い、調理器具もしっかりと消毒してから使用しましょう。
  • アレルギーに配慮: まだ試したことのない食材を使う際は、少量から試すようにしましょう。
  • 味付けは控えめに: まだ発達段階の赤ちゃんの身体に配慮し、砂糖や塩分はできるだけ少なくしましょう。

市販のおやつを選ぶ時の心得

市販のおやつを選ぶ際には、以下の点に気を配りましょう。特に、原材料表示をしっかりチェックし、赤ちゃんに優しいものを選ぶことが大切です。

市販おやつを選ぶ際のポイント

  • 対象月齢をチェック: 赤ちゃんの成長段階に合わせたおやつを選びましょう。
  • 原材料をしっかり確認: 不要な添加物やアレルギー源となる物質が含まれていないか確認しましょう。
  • 甘さ・塩分は控えめに: 赤ちゃんの健康を考慮し、できるだけ薄味のおやつを選びましょう。
市販のおやつを上手に活用して、安全でおいしいおやつタイムを実現しましょう。ベビー用おやつには、対象となる月齢が明記されているので、必ず確認するようにしましょう。多くの場合、市販のおやつは生後7ヶ月以降を対象としていますが、生後6ヶ月頃から与えたい場合は、「生後6ヶ月から」と記載された商品を選びましょう。例えば、お米で作られたシンプルなせんべいや、野菜をペースト状にしたものなどは、生後6ヶ月からでも安心して与えられるものがあります。ただし、具体的な商品名を推奨するのではなく、種類を挙げるに留めます。

おやつを与える際の注意点と適切な量

おやつを与える際は、タイミングと量を意識することが重要です。食事への影響を考慮し、適切な時間と量を守りましょう。

おやつの適切なタイミングと量の目安

おやつは、次の食事に影響しないように時間配分を考えることが大切です。以下の情報を参考に、おやつを与えるタイミングを調整しましょう。
  • 時間帯: 食事と食事の間(午前10時前後、午後3時前後)
  • 量: 離乳食中期から後期は、1日に1回を目安に与えましょう。離乳食完了期以降で、食事の量が増えてきたら1日2回に増やしても良いでしょう。
おやつの量の目安としては、せんべいやクッキーであれば1日に1〜2枚程度、ビスケットであれば1枚程度が良いでしょう。ただし、赤ちゃんの成長や食欲に応じて、量を調整するようにしましょう。

大人向けのお菓子は避ける!

スナック菓子やチョコレートなど、大人向けのお菓子を赤ちゃんに与えると、塩分や糖分、脂質の過剰摂取につながり、その後の食事が十分に摂れなくなったり、肥満や虫歯の原因になることがあります。また、添加物や保存料が多く含まれていることも多く、赤ちゃんの体に負担をかける可能性があります。そのため、大人向けのお菓子は与えないようにしましょう。特に、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを含むお菓子は絶対に与えてはいけません。はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」が原因で、「乳児ボツリヌス症」を発症するリスクがあるため、十分に注意してください。

離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)

この時期の赤ちゃんには、消化しやすく、口の中で溶けやすいおやつを選んであげましょう。できるだけ赤ちゃん向けに作られた、塩分控えめで、添加物の少ないものが安心です。

おすすめのおやつ

  • ベビー用せんべい
  • ベビー用ビスケット
  • やわらかく煮た野菜スティック

目安量

ベビーせんべいやビスケットなら、1日に1~2枚を目安に与えましょう。

離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)

離乳食後期の赤ちゃんには、中期におすすめしたベビー用おやつに加えて、自然な甘さのものや、手で持って食べやすいおやつがおすすめです。手づかみ食べを通して、食べる楽しさを体験させてあげましょう。

おすすめのおやつ

  • ベビー用クッキー
  • 昔ながらの丸いボーロ
  • 果物(バナナ、リンゴなど)

量の目安

おせんべいやクッキーなら1日に3枚ほど、ビスケットなら2枚ほど、ボーロなら10粒ほど、果物は少量を目安に与えましょう。

離乳食完了期(12~18ヶ月頃)

離乳食完了期に入ると、赤ちゃんの活動量がさらに増え、食事だけでは十分なエネルギーを摂取できない場合があります。おやつ(補食)は子どもにとって、第4の食事といわれるほど重要です。目安は、1日に1~2回と時間を決めます。量は、食事の1/3~1/2程度にします。牛乳などの乳製品もおやつとして取り入れると良いでしょう。1日に1~2回、3回の食事の間にお腹の空き具合に合わせて与えてあげてください。

おすすめのおやつ

  • 小さめのおにぎり
  • やわらかく煮たうどん
  • 食パン
  • プレーンなクラッカー
  • 乾燥プルーン
  • 無糖ヨーグルト
  • 牛乳
※クラッカーとプルーンは、食べられるようになったら小さくカットしてから与えてください。完了期の赤ちゃんはまだ上手に噛むことができず、丸飲みしてしまうと窒息の危険性があります。

目安量

おやつの目安としては、1回あたりバナナ半分と牛乳100ml程度が良いでしょう。

アレルギーへの配慮

市販のおやつを与える際は、アレルギー表示を必ず確認してください。初めて与える食材が含まれている場合や、アレルギーが疑われる症状が出た場合は、速やかに医師に相談しましょう。特に、卵、乳製品、小麦などはアレルギーの原因となりやすいため注意が必要です。離乳食でまだ試していない食材が含まれるおやつは、少量から試すようにしましょう。

まとめ

生後8ヶ月の赤ちゃんにとって、おやつは単なる食事の代わりではなく、食生活のリズムを作ったり、手づかみ食べの練習になったりと、非常に重要な役割を担っています。手作りのおやつや市販のおやつをバランス良く取り入れ、安全で楽しいおやつタイムを過ごしましょう。おやつのタイミングや量に注意し、赤ちゃんが喜んで食べられる環境を整えることが大切です。今回ご紹介したレシピや選び方を参考に、赤ちゃんとの素敵な時間をお過ごしください。

よくある質問

質問1:赤ちゃんのおやつはいつから?

一般的に、離乳食中期である生後7~8ヶ月頃からが良いとされています。2回食が安定してきたら、食事を補う目的で少量ずつ与えてみましょう。

質問2:どんなおやつを選べばいい?

生後8ヶ月頃は、消化に負担がかからず、口の中で溶けやすいものが適しています(ベビー用おせんべいや赤ちゃん向けクッキーなど)。少し成長したら、手で持ちやすいおやつ(ソフトビスケットや熟したバナナなど)も良いでしょう。完了期に近づけば、おにぎりや柔らかく煮たうどんなど、軽食のようなものがおすすめです。

質問3:おやつを与える際のポイントは?

おやつは、食事に影響が出ない程度の量にとどめ、1日に1回を目安にしましょう。市販のおやつを選ぶ際は、対象月齢や原材料をしっかりと確認し、アレルギー反応が出ないか注意が必要です。大人が食べるお菓子は、赤ちゃんには適さないため避けましょう。
8ヶ月 おやつ