母の日 由来 - スイーツモール

母の日 由来

母の日 由来

皆さんが「母の日」に花束を贈ったり、手紙を書いたり、特別な家事を引き受けたりするのは、日々の感謝の気持ちを伝えるためですよね。でも、「母の日」がなぜ毎年同じ時期に設定されているのか、その背後にある深い意味や歴史については意外と知られていないかもしれません。


実は、「母の日」の起源や由来には、私たちが普段あまり考えないような深い背景と感動的なエピソードが隠れています。この特別な日がどのようにして生まれたのか、そしてなぜ私たちはこの日をお母さんを祝う日として過ごすのかを知ると、毎年の「母の日」がもっと意味深いものになるかもしれません。


今回は、「母の日」の歴史とその由来について詳しくご紹介し、この日が持つ特別な意味を再確認してみましょう。

日本では母の日はいつから始まったのか?

日本に「母の日」が伝わったのは、明治時代の終わりごろのことです。最初は、アメリカから伝わったこの日の習慣が日本に紹介されましたが、広く知られるようになったのは大正時代のことです。この時期、キリスト教関係者の間でカーネーションを配るイベントが行われるようになりました。

その後、1931年には3月6日が「母の日」として正式に制定されました。しかし、この日付は広く浸透せず、一般的な母の日の習慣が定着するのはもう少し後のことです。

「母の日」が日本で広まるきっかけとなったのは、大手菓子メーカーの森永製菓が1937年に「森永母の日大会」を開催したことです。このイベントがきっかけとなり、母の日の習慣が広がっていきました。

そして1947年には、5月の第2日曜日が「母の日」として正式に制定されました。現在では、5月の第2日曜日が「母の日」として多くの人に親しまれています。

母の日に贈る「カーネーション」の起源・意味

「母の日」にカーネーションを贈る習慣の起源は、アメリカのアンナ・ジャービスに由来します。1907年、彼女は亡くなった母親を追悼するため、母親が好きだった白いカーネーションを祭壇に飾りました。この行動がきっかけとなり、母の日にカーネーションを贈る習慣が生まれました。

アンナ・ジャービスが白いカーネーションを用いたことから、白いカーネーションは亡くなった母親を偲ぶシンボルとされています。彼女の提案では、母親が生きている人には赤いカーネーションを、亡くなった人には白いカーネーションを贈るという習慣がありました。しかし、時が経つにつれて、母の日には赤いカーネーションを贈ることが一般的になりました。

日本では、母の日の習慣が広まった当初、母親が健在な場合と亡くなった場合でカーネーションの色を分けていました。しかし、「母の日」に白いカーネーションを贈ることが、母親を失った人の痛みを思い起こさせるのではないかと懸念されるようになりました。そのため、日本では赤いカーネーションを贈ることが主流になりました。
母の日 由来

父の日の起源・由来・歴史。母の日との違いをチェック!

父の日も「母の日」と同じくアメリカで生まれた習慣です。アメリカのワシントン州に住むドット夫人は、父親が男手ひとつで自分たちを育ててくれたことに深く感謝していました。彼女は、母の日のように父親に感謝の気持ちを伝える日を作りたいと考え、活動を始めました。この努力が実を結び、1972年には「父の日」が正式に国民の休日として制定されました。

その後、父の日の習慣は世界中に広まりましたが、日本で「父の日」が広まったのは1980年代ごろのことです。日本では毎年6月の第3日曜日に「父の日」が祝われ、日本ファーザーズデイ委員会が主催する「父の日黄色いリボンキャンペーン」などの活動が行われています。このキャンペーンにちなんで、黄色いバラを贈る習慣も根付いています。

海外における「母の日」事情

アメリカが発祥の「母の日」は、現在では日本を含む世界中で母親に感謝を伝える特別な日として広まっています。国によって「母の日」の過ごし方やプレゼントの内容にはさまざまな違いがあり、それぞれの国の文化や習慣が反映されています。ここでは、いくつかの代表的な国の「母の日」の習慣をご紹介します。

イギリス

イギリスの母の日は、復活祭(イースター)の2週間前の日曜日です。イースターは毎年日にちが変わるため、母の日も毎年異なります。イギリスでは、母の日に「尊敬」という花言葉を持つラッパスイセンと、シムネルケーキという伝統的なケーキを贈るのが一般的です。

オーストラリア

オーストラリアの母の日は日本と同じく5月の第2日曜日です。オーストラリアでは、母親への感謝の気持ちを込めて菊の花を贈るのが一般的です。菊の英語名「chrysanthemum」(クリサンセマム)は、略称の「mum」が「お母さん」と同じ意味であることに由来しています。

イタリア

イタリアの母の日も日本と同じく5月の第2日曜日です。ただし、イタリアではカーネーションを贈る習慣はなく、母親の好みに合わせたプレゼントを渡します。イタリアでは日頃から母親に感謝の気持ちを伝える文化が根付いているため、「母の日」だからと特別なことをするというよりは、自然に感謝の気持ちを表現する日です。

タイ

タイの母の日は毎年8月12日で、この日は「シリキット王妃」の誕生日です。タイでは、母の日に王妃の写真や絵を飾り、青い服を着てお祝いします。また、愛の象徴とされるジャスミンの花を贈るのが一般的です。

韓国

韓国では「母の日」と「父の日」を一緒にお祝いします。毎年5月8日が「オボイナル」と呼ばれる父母の日で、両親に感謝の気持ちを込めてカーネーションを贈るのが習慣です。韓国では「父母の日」は特別な日とされ、プレゼントとしてお金を渡すことが一般的です。

母の日のプレゼントに喜ばれるものをチェック!

心からの感謝を運ぶアイテムをご案内します。
第一に、やっぱり外せないのがフラワーギフト。今年は、お母さんのインテリアシーンや好みにマッチした、色々な種類のアレンジメントから選んでみてください。もしくはプリザーブドフラワーであれば、その日だけの感動だけでなく、長期的に美の感動を受けることが可能です。
次にチェックしておきたいのが、美容や健康を意識した商品。毎日の生活でストレスを抱えやすいお母さんへ、自宅でのリラクゼーション時間を提供するアイテムを選びましょう。なお、心地良い香りを提供するアロマディフューザーやオイル、フェイスマスクなどが一押しです。さらに、常に新鮮で美味しいコーヒーを提供するコーヒーメーカーや、日々の料理作りを手間なくするキッチン家電も大歓迎されるはずです。
最後に、一生ものとして贈れるジュエリーも外せません。ダイヤモンドや真珠のネックレス、奇麗なデザインの指輪などは、特別感をプラスできる感謝の形にふさわしいです。
上記のアイテムは、全て日々の感謝と愛情を伝える価値があります。母の日には、その想いが少しでも届くようなプレゼントを選んでみてください。

まとめ

「母の日」の価値をもっと理解し感謝の意味を深めるためにも、その起源と由来を知ることは大切です。世界的な行事である「母の日」の紹介とともに、母親への感謝と愛情表現がより一層深いものになることでしょう。