ヨーグルトは健康に良い栄養価の高い食品ですが、一度開封すると、その管理には注意が必要です。正しい保存方法を知らないと、新鮮さが失われるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。この記事では、開封後のヨーグルトを安全に、かつ美味しく楽しむための基本的なポイントをご紹介します。ポイントを押さえて、毎日安心してヨーグルトを楽しみましょう。
開封したヨーグルトはどのくらいで食べ切るべき?
今回は「開封後のヨーグルトはどのくらいの期間で消費すべきか」を詳しく説明します。結論として、2日以内に食べることをお勧めします。
ヨーグルトの賞味期限は、未開封かつ適切に冷蔵されている状態での品質保持期間を示しています。大手メーカーである明治も「一度開封したら賞味期限にこだわらず、なるべく早めに(2日以内)に消費すること」を推奨しています。
ヨーグルトは傷みやすく腐敗しやすい食品であるため、適切に保存し、開封したら2日以内にしっかり食べ切ることが大切です。
賞味期限を過ぎたヨーグルトについて
「賞味期限」は、食品を最も美味しく楽しめる期間を示しています。では、賞味期限を過ぎたヨーグルトはどれくらいまで食べても安全なのでしょうか。
未開封の状態:2~3日間
賞味期限とは、食品が最もおいしく食べられる期間を示すもので、期限を過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。
したがって、未開封状態で2〜3日経過している食品でも、通常は安全に召し上がることができます。
賞味期限を大幅に過ぎたヨーグルト
賞味期限は食品をおいしくいただける期間を示していますが、経過しても必ずしも安全とは限りません。
どのくらいの期間食べられるかは、常識を踏まえた判断が必要です。
見た目が問題ない場合でも、賞味期限を大幅に過ぎたヨーグルトを食べるのは避けるべきです。
開封後
パッケージを開けた後一度開封した後は、賞味期限に関係なく早めに摂取するのが望ましいです。ヨーグルトは開封後は賞味期限が無効になるため、開封後は2〜3日以内に食べ切るように心がけましょう。

ヨーグルトを効果的に保存する方法
ヨーグルトを美味に楽しむためには、賞味期限と共に保存の仕方も重要です。
保存の手段には、冷蔵と冷凍の2種類があります。これらの保存方法で留意すべき点を確認してみましょう。
冷蔵保存
冷蔵保存を行う際には、次の3点に気を付けることが重要です。
保存温度が10℃を超えると、ホエイ(水分)が分離して食感が変わったり、酸味が増す恐れがあります。
振動の多いドアポケットなどに保管すると、ホエイが分離しやすくなるため、適していません。
容器がきちんと閉まっていないと、ヨーグルトが空気に触れ、酸味が強くなったり雑菌が増殖して風味が落ちる可能性があるため気を付けましょう。
冷凍保存
ヨーグルトは凍らせても食べることができます。
ただし、冷凍保存が適しているのは、少量のヨーグルトに限られ、そのまま凍った状態で味わうのが望ましいです。
いったん冷凍されたヨーグルトを解凍すると、本来の滑らかさを失い、かたまりや水っぽくなり、風味も変わってしまいます。
さらに、食感の変化だけでなく、冷凍や解凍を経る過程でヨーグルトに含まれる菌の数も減少することがあります。
風味や品質を維持した状態で楽しみたい場合、冷凍は適切とは言えません。