ドーナツといえば、ふわふわの食感と甘い香りが魅力的ですが、手間ひまをかけずにもっと簡単に作れればと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、イーストを使わずに手軽にできる「揚げないドーナツ」のレシピをご紹介します。焼くことでヘルシーかつ油っぽさが気にならないこの方法は、気軽に作れるのが嬉しいポイント。休日のブランチやティータイムにぴったりな、このシンプルで美味しい一品をぜひお試しください。
料理にかかる時間は1時間
バターオイルを使わない「揚げないイーストドーナツ」がついに完成しました。イーストドーナツとはイーストを使って発酵させたパン生地で作るドーナツのことです。私が初めて皆さんにこのアイデアを紹介したのは、2005年に出版した「ふとらないお菓子」の本で、今から15年以上も前のことでした。当時は「ドーナツ風のパン」という作品でしたが、研究を重ねることで見た目、味、食感、おいしさ、そして健康への配慮に力を注いだ作品に進化しました。揚げたドーナツに近い仕上がりに非常に満足しています。もちろん、揚げ油やバターが不要なので、経済的かつ胃にも優しく、後片付けも簡単で利点がたくさんあります。
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注目すべき点
二次発酵が終わったら、ドーナツを優しく裏返しましょう。これにより、油で揚げたような均等な焼き色のドーナツが完成します。【食べ頃と保存方法】 焼きたてのドーナツが一番美味ですが、翌日まで常温で保存可能です。冷蔵庫に入れると固くなるので、翌日はぜひトースターで温めてください。冷凍保存した場合は、自然解凍後にトースターで温めることで、風味が戻ります。動画の最後では、冷凍したものを美味しく食べる方法もご紹介していますので、ぜひご覧ください。
ボウルにA材料として国産強力粉(春よ恋ブレンド) 110g、ドライイースト小さじ2、砂糖大さじ2、コンデンスミルク10g、温めた牛乳(フードプロセッサー使用時は約30度、手ごね時は約40度)130mlを加え、よく混ぜてイーストを溶かします。イーストがしっかり溶けたら、B材料としてさらに国産強力粉(春よ恋ブレンド) 110g、卵黄1個、塩小さじ1/2、バニラオイル5滴を加え、まとめます。
生地を半分に分け、フードプロセッサーで30秒間撹拌します。(手ごねする場合は、台の上で滑らかになるまで手でしっかりとこねます。)
こねた生地をまとめ、乾燥を防ぐためにラップをして、40℃程度の温かい場所で約20分、生地が1.5倍になるまで待ちます。
発酵が終わったら、ガス抜きをして生地を6つに分けて丸めます。さらに、固く絞った布巾をかけて10分休ませます。
リングドーナツを作るために、生地を軽く押しつぶし、直径約12cmに伸ばし、中央を4cmのセルクルで抜きます。リングと中央の穴をクッキングシートの上に置きます。
ツイストドーナツには、生地を35cm程度の棒状に両手で転がし、ひねってから両端をまとめてツイストさせます。
クッキングシートに並べ、温かい場所で約20分間、二次発酵させます。
発酵が完了したら、表面に卵白を塗ります。ドーナツをそっと裏返し、反対側にも卵白を塗ってください。予熱したオーブンで180度のガスまたは190度の電気オーブンで約7〜10分焼きます。
焼き上がったら、リングドーナツに卵白を塗り、C材料のグラニュー糖35gとシナモン小さじ1弱を混ぜたものをまぶし、クッキングシートに載せます。
ツイストドーナツには卵白を塗ったあと、D材料のグラニュー糖35gとココナッツ大さじ1と1/2を混ぜたものをまぶし、再びオーブンに入れ、約5分焼きます。