白いとうもろこしの絶品レシピ:生で、焼いて、茹でて!甘さを最大限に引き出す食べ方
近年、その甘さと柔らかさで人気を集めている白いとうもろこし。まるでフルーツのような強い甘みは、生で食べると一層際立ちます。もちろん、焼いたり茹でたりしても絶品!この記事では、白いとうもろこしの甘さを最大限に引き出す、とっておきのレシピをご紹介します。白いとうもろこしの魅力を余すことなくお届けします。

白いとうもろこしとは?

近頃、注目を集めている白いとうもろこしは、その強い甘さとソフトな食感が魅力的な野菜です。一般的な黄色のとうもろこしよりも甘みが強く、種類によっては生で食べても美味しくいただけます。サラダやスープ、ご飯ものなど、色々な料理に取り入れやすく、食卓を華やかにする食材として人気です。

白いとうもろこしの特徴:甘さ、食感、栄養

白いとうもろこしは、黄色のとうもろこしと比べて、際立つ甘さと実のやわらかさが際立っています。糖度は約20度にもなり、メロンと同等の甘さを持つ品種も存在します。さらに、薄い皮が生み出すジューシーさと、心地よいシャキシャキとした食感も楽しめます。栄養面では、食物繊維やビタミンB群、リノール酸などが含まれており、ヘルシーなおやつとしても最適です。

代表的な白いとうもろこしの品種

白いとうもろこしには数多くの品種が存在し、それぞれに個性的な特徴があります。主な品種としては、ピュアホワイト、雪の妖精、ホワイトショコラ、バニラッシュなどが挙げられます。

ピュアホワイト

特に北海道で栽培されている人気の品種で、そのジューシーな食感と際立つ甘さが特徴です。茹で上がりの色も美しく、くすみの少ない純白を保ちます。

純白のとうもろこし

雪解け水のように清らかな白さが際立つ品種です。

白銀のショコラ

めったにお目にかかれない、希少価値の高いとうもろこしとして知られています。

淡雪バニラ

バニラアイスを思わせる、ふんわりとした色味が魅力的な品種です。

バラエティ豊かな白系品種

クリスピーな食感が楽しいクリスピーホワイト、京野菜の血を引く京都舞コーン、甘みが自慢の白い恵味、清楚なホワイトレディー、輝きのあるプラチナコーンなど、個性豊かな品種が存在します。

白いとうもろこしの選び方:押さえておきたい4つのポイント

甘くて美味しい白いとうもろこしを選ぶために、ぜひチェックしてほしい4つのポイントをご紹介します。

皮の色つや

新鮮なものを選ぶには、皮の色をよく見ましょう。鮮やかな緑色で、水分をたっぷり含んでいるようなものがおすすめです。皮が乾燥していたり、色がくすんでいるものは避けるようにしましょう。

ひげのチェック

とうもろこしの先端から出ているひげの色も重要な判断材料です。ひげが茶色っぽく、または黒っぽい茶色になっているものは、しっかりと熟しているサインです。

ずっしりとした重み

手に持った時の重さも確認しましょう。ずっしりと重みを感じられるものは、実がぎっしりと詰まっている証拠です。軽いものは避けた方が良いでしょう。

粒の状態

実が丸みを帯びていて、均一にびっしりと詰まっているものが高品質です。

白いとうもろこしの保存方法:冷蔵・冷凍

白とうもろこしは収穫後から味が落ちやすい野菜です。手に入れたらなるべく早く食べるようにしましょう。すぐに食べられない場合は、冷蔵または冷凍保存が適しています。

冷蔵保存

冷蔵庫で保存する際は、皮がついたまま、しっかりとラップで包んで野菜室へ入れてください。およそ2日から3日程度保存できます。

冷凍保存

長期保存したい場合は冷凍がおすすめです。加熱調理後、粒を包丁で切り落とし、使う量ごとにラップに包んで冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫へ。約2ヶ月保存可能です。冷凍したものは、スープや天ぷらなど、加熱調理に向いています。

白とうもろこし、その美味なる食し方:調理法とアイデア

白とうもろこしは、その甘みを最大限に引き出すため、様々な調理方法で堪能できます。電子レンジ加熱、茹でる、あるいは風味豊かな炊き込みご飯など、お好みの方法でお楽しみください。

電子レンジでの簡単調理

白とうもろこしを数枚の皮で軽く包み、さらにラップで包んで電子レンジへ。加熱時間の目安は、とうもろこし1本あたりおよそ2分30秒です。加熱後、裏返して追加で2分加熱することで、より一層美味しく仕上がります。

茹で上げの基本

大きめの鍋にたっぷりの水を沸騰させ、白とうもろこしを投入します。およそ3分を目安に茹で上げ、その後、粗熱を取ります。茹ですぎは甘味を損なう原因となるため、ご注意ください。皮を数枚残して茹でることで、甘味を閉じ込めることができます。

白とうもろこしの冷たいポタージュ

白とうもろこしを贅沢に使用した、暑い季節にぴったりの冷製ポタージュはいかがでしょう。ミキサーを使えば、ご家庭でも手軽に作ることができます。

材料 (2人分)

- 白いとうもろこし: 1本 (実の部分約130g)
- 玉ねぎ: 1/4個 (約70g)
- バター: 10g
- 水: 150ml
- コンソメ: 小さじ1
- 牛乳: 150ml
- 塩、こしょう: 少量

作り方

1. とうもろこしを半分にカットします。
2. 立てて置き、包丁で丁寧に実を削ぎ落とします。芯は捨てずに取っておきましょう。
3. 玉ねぎは薄切りにします。繊維を断つように切ると良いでしょう。
4. フライパンにバターを熱して溶かし、とうもろこしの実と玉ねぎを炒めます。玉ねぎがしんなりするまで炒めてください。
5. 水とコンソメを加え、とうもろこしの芯も入れて蓋をし、弱火で10分ほど煮ます。
6. 煮ている途中で、芯を裏返してください。
7. 芯を取り出し、飾りのために数粒のコーンを残し、残りはミキサーなどで滑らかになるまで混ぜます。
8. 再びフライパンに戻し、牛乳を加えて混ぜ、軽く煮立ったら火を止め、塩こしょうで味を調えます。
9. 粗熱を取ってから器に入れ、冷蔵庫でしっかりと冷やします。最後に、取っておいたコーンを上に飾れば完成です。
芯と一緒に煮込むことで、とうもろこしの甘みと旨味を最大限に引き出せます。トッピングのコーンは、オリーブオイルを少量絡めてから乗せると、沈みにくくなります。

ハニーホワイトの洋風ピラフ

白いとうもろこしならではの甘さが引き立つ、洋風の炊き込みご飯です。芯も一緒に炊き込むことで、とうもろこしの風味がご飯全体に広がります。

材料(お米2合分)

- 米: 2合
- ハニーホワイト: 1本
- コンソメ(キューブ): 2個
- お好みで 塩、胡椒、バター、パセリ

作り方

1. お米を丁寧に研ぎ、炊飯釜に入れます。
2. 新鮮なとうもろこしの粒を、包丁で丁寧に実をそぎ落とし、お米の上に散りばめます。
3. コンソメスープの素を細かく砕き、釜の中に加えます。
4. 通常の炊飯時と同じ水加減で炊き上げます。
5. 炊き上がったら、味をみて塩胡椒で調整し、風味づけにバター、彩りにパセリを加えて混ぜ合わせれば完成です。

白いとうもろこしご飯

白系のとうもろこしを主役にした、シンプルながらも奥深い味わいのご飯です。見た目の美しさはもちろん、とうもろこしご飯ならではの甘さと豊かな香りが食欲をそそります。

材料

・お米 2合・白とうもろこし 1本・日本酒 大さじ1・塩 少量・水 適量

作り方

(1) とうもろこしを丁寧に包丁で削ぎ、芯から実を外します。(2) 鍋に研いだ米、水、調味料、そしてとうもろこしの実を加えます。(3) 水を2合の目盛りまで注ぎ、風味を出すためにとうもろこしの芯も一緒に入れます。(4) いつも通り炊飯すれば、美味しいご飯の出来上がりです。

ホワイトコーンスープ

白系のとうもろこしは、ミルクや発酵バターとの親和性が際立ちます。温めても美味しくいただけますが、冷蔵庫でしっかりと冷やして飲むのも格別です。特に暑い季節には嬉しい、電子レンジとブレンダーだけで手軽に作れるレシピをご紹介します。

材料

・白とうもろこし 2本・玉ねぎ 1/2個・無塩バター 10g・顆粒コンソメ 小さじ1・牛乳 400ml・塩、粗挽き黒こしょう 少々

作り方

(1) とうもろこしは外側の皮を軽くむき、ラップで全体を覆って電子レンジ(600W)で5~7分ほど加熱し、冷まします。(2) 玉ねぎは薄くスライスし、耐熱容器に入れ、バターを加えてラップをし、電子レンジ(600W)で1分半加熱します。(3) 粗熱が取れたとうもろこしを、包丁で丁寧に実を削ぎ落とします。(4) 削いだとうもろこし、加熱した玉ねぎ、コンソメ、牛乳をミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌します。(5) 塩と黒こしょうで味を調えて完成です。

とうもろこし豆腐

すり潰したとうもろこしを、葛粉や片栗粉で凝固させたヘルシーな野菜豆腐です。特に白いとうもろこしを使用すると、まるで高級料亭で供されるような、洗練された口当たりと濃厚な風味が楽しめます。お好みで、風味豊かなわさび醤油などを添えてお召し上がりください。

材料

・白とうもろこし 1本
・片栗粉 大さじ3(約30g)
・水(ミキサー用) 200ml
・水(練り上げ用) 大さじ4(約60ml)
〈お好みで〉おろしわさび 少々、だし醤油 少々

作り方

(1) 白とうもろこしを包丁で丁寧に削ぎ、粒を芯から外します。
(2) 外したとうもろこしの粒と水をミキサーに入れ、滑らかなペースト状にします。
(3) 鍋にペースト状のとうもろこしと水溶き片栗粉を入れ、中火で加熱します。とろみがついてきたら、焦げ付かないように混ぜながら5分ほど練り上げます。
(4) 型に流し込み、軽く叩いて空気を抜きます。
(5) 冷蔵庫でしっかりと冷やし固めます。

白いとうもろこし、おいしさ発見のヒント

生で食べられるほど甘い白いとうもろこしは、様々な料理に活用できます。サラダの彩りに加えれば、みずみずしい甘さと食感が楽しめます。冷製スープにすれば、素材本来の甘みが際立ちます。また、白米と一緒に炊き上げれば、ほんのりとした甘さと香りが食欲をそそる、上品な味わいのとうもろこしご飯になります。ぜひ、様々な調理法で白いとうもろこしのおいしさを楽しんでみてください。

まとめ

白いとうもろこしは、見た目の美しさと際立つ甘さで、普段の食卓をより華やかにしてくれる食材です。選び方のポイントや適切な保存方法を参考に、旬の時期にそのおいしさを存分に味わってみてください。色々なレシピに挑戦して、白いとうもろこしならではの味覚を堪能しましょう。

質問:白とうもろこしは生のままでも大丈夫?

回答:種類によりますが、生のまま食べられるものもあります。中でも、ピュアホワイトといった品種は甘みが強く、生食に適しています。

質問:白とうもろこしはどこで手に入る?

回答:スーパーや青果店、ネット通販などで購入可能です。旬の時期には、農家直送のものが手に入りやすいでしょう。

質問:白とうもろこしの旬の時期はいつ頃?

回答:一般的に、白とうもろこしの旬は7月~8月頃です。この時期は、新鮮で甘みの強い白とうもろこしが多く出回ります。
とうもろこし