甘くて濃厚なデザートを探しているあなたにおすすめしたいのが、「チーズテリーヌ」です。このフランス発のスイーツは、クリーミーなチーズの風味としっとりとした食感が特徴で、口の中でとろけるような贅沢さを楽しめます。一見シンプルに見えるこのデザートには、実は繊細な技術と工夫が詰まっています。この記事では、チーズテリーヌとはどのようなデザートなのか、その魅力と作り方の基本を詳しく解説します。
様々なバリエーションが楽しめる、チーズケーキ
「チーズケーキ」は多様すぎて一言で言い尽くせません。ベイクド、スフレ、レア、ニューヨークスタイル、そして最近人気のバスクスタイルもあります。
今回ご紹介するのは、そんなチーズケーキの中でもチーズテリーヌです。バスク風のように濃厚ですが、まったく異なる味わいが楽しめるデザートです。
チーズテリーヌとは
チーズ テリーヌ とは、もともとは「テリーヌ型」を使って仕上げたフランス料理の一つで、特徴的な四角形の形を持つ料理を指します。
最近では料理にとどまらず、多くのお菓子もテリーヌと呼ばれるようになっています。
その代表例としてチーズテリーヌがあり、濃厚な味わいとクリーミーな食感が魅力です。
チーズテリーヌの作り方
チーズテリーヌは、クリーミーで濃厚な味わいが楽しめる一品です。ここでは、基本的なチーズテリーヌの作り方を紹介します。
材料
クリームチーズ:250g
生クリーム:200ml
砂糖:80g
卵:2個
バニラエッセンス:小さじ1
レモン汁:大さじ1
ゼラチン:5g
水:大さじ2(ゼラチン用)
作り方
準備
オーブンを160℃に予熱します。テリーヌ型(またはパウンド型)にクッキングシートを敷きます。ゼラチンは水に浸してふやかしておきます。
クリームチーズを練る
ボウルにクリームチーズを入れ、滑らかになるまでよく混ぜます。砂糖を加え、さらに混ぜてなめらかにします。
卵を加える
卵を1つずつ加え、その都度しっかりと混ぜます。バニラエッセンスとレモン汁も加え、全体が均一になるまで混ぜ合わせます。
生クリームを泡立てる
別のボウルで生クリームを軽く泡立てます。泡立てすぎないように注意し、軽くふんわりした状態にします。
ゼラチンを溶かす
ふやかしたゼラチンを電子レンジで加熱して溶かし、混ぜたチーズ生地に少しずつ加えます。全体がよく混ざるようにします。
生クリームを混ぜる
泡立てた生クリームを少しずつチーズ生地に加え、優しく混ぜ合わせます。泡を潰さないように注意してください。
型に流し込む
準備したテリーヌ型に生地を流し込み、表面を平らにならします。軽く型をたたいて空気を抜きます。
湯煎焼き
型をオーブンに入れ、その周りに熱湯を注ぎます。これにより、均一に火が入ります。160℃で約45〜50分焼きます。焼き上がったら、中心がふるふると揺れる程度で、焼きすぎないように注意します。
冷却と冷蔵
焼き上がったら、型から取り出さずにそのまま室温で冷まし、冷蔵庫で4時間以上冷やします。
盛り付け
冷えたチーズテリーヌを型から外し、スライスします。フルーツソースやクリーム、ミントの葉などを添えて、お好みで飾り付けを楽しんでください。
チーズテリーヌのアレンジ方法
ハーブやスパイスを加えることで、風味を変えることができます。ディルやバジル、パプリカパウダーなどがよく合います。
フルーツソースやジャムを添えると、甘さと酸味が加わり、より豊かな味わいになります。
おすすめのトッピング
フルーツソース(いちご、ブルーベリー、ラズベリーなど)
ナッツやキャラメルソース
ホイップクリームやアイスクリーム
チーズテリーヌは、前日から作っておくと味がなじんで美味しくなります。ぜひ、楽しんでみてください。