健康的な食生活に欠かせないツナですが、残念ながらアレルギーを引き起こす可能性もあります。特に小さなお子さんを持つ親御さんにとって、ツナアレルギーは気になる問題の一つでしょう。この記事では、ツナアレルギーの症状を詳しく解説します。さらに、離乳食にツナを取り入れる際の注意点もご紹介。安全にツナを楽しめるよう、正しい知識を身につけましょう。
ツナはいつから離乳食に?開始時期とステップ、下ごしらえのコツ
離乳食にツナを取り入れるのは、生後7~8ヶ月頃の離乳食中期がおすすめです。豆腐や白身魚に慣れてきたら、少量から試してみましょう。初めて与える際は、小さじ1杯から始め、徐々に量を増やします。アレルギーの有無を確認するため、最初は他の食材と混ぜずに与えましょう。ツナは乾燥しやすいので、細かくほぐして、すりつぶすようにしましょう。おかゆやスープなど、水分のあるものと混ぜると、赤ちゃんが飲み込みやすくなります。下ごしらえでは、ツナ缶に熱湯をかけ、油抜きをすることが大切です。これにより、余分な油分や塩分を取り除けます。水煮タイプのツナ缶を選べば、油抜きの必要がなく、手間が省けます。使い切れなかったツナ缶は、缶のまま保存すると、金属の味が移ったり風味が落ちたりする原因になるため、ガラスやプラスチックなどの別の密閉容器に移し替えましょう。冷蔵したツナは、その日のうちに使い切るか、小分けにして冷凍保存し、早めに使い切りましょう。
成長に合わせたツナの量と固さ(離乳食中期・後期・完了期)
離乳食の段階に応じて、食材の大きさや固さを調整することが大切です。離乳食中期にツナを与える際は、舌でつぶせる程度の柔らかさにしましょう。後期では歯茎でつぶせる固さ、完了期には歯で噛める固さが目安です。細かくほぐしたり、粗めにほぐしたりと、段階的に変えていきましょう。適切な固さと大きさで与えることで、赤ちゃんの食べる意欲を育て、咀嚼や嚥下の練習になります。
ツナの食物アレルギーと安全な与え方について
ツナは、まれに食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、離乳食に取り入れる際は注意が必要です。初めて与える際は、少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。万が一、アレルギー症状(発疹、嘔吐、下痢、咳、呼吸困難など)が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。魚類にはアレルギー物質が含まれている場合があり、ツナを使った料理によっては、他のアレルギー物質が含まれている可能性もあります。初めて食べる際は、特に少量から試して様子を見ることが重要です。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」を参考にしつつ、食物アレルギー表示については消費者庁が定める以下の特定原材料等に注意しましょう。特定原材料は「えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生」です。特定原材料に準ずるものは「アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ」です。離乳食を与える際は、誤飲や窒息を防ぐために、食材の大きさや固さ、与え方、姿勢に注意し、安全に進めましょう。
まとめ
離乳食にツナを使う場合は、7~8ヶ月頃の離乳食中期から、水煮缶を少量ずつ試すのがおすすめです。DHAやEPAが豊富なツナは、赤ちゃんの成長に大切な栄養素を含んでいますが、パサつきやすいので、細かくほぐして、とろみのある食材と混ぜるなどの工夫をすると食べやすくなります。また、ツナはまれにアレルギーを起こすことがあるため、初めて与える際は、病院を受診できる平日の午前中に少量から与え、お子様の様子をよく観察してください。※この記事は情報提供を目的としたものであり、医師の診断に代わるものではありません。お子様の健康状態やアレルギーに関しては、必ず専門の医療機関にご相談ください。
離乳食にツナはいつからOK?
ツナは、7~8ヶ月頃の離乳食中期から与えるのが一般的です。お豆腐や白身魚に慣れてきたら、少しずつ試してみるのが良いでしょう。
離乳食でツナを与える時に気をつけることは?
ツナは水分が少なく口の中でバラバラになりやすいので、細かく切るか、すり鉢などで潰してから、お粥やスープなど、とろみのある食品と混ぜてあげると食べやすくなります。また、油分を取り除くか、食塩や油を使っていない水煮タイプを選ぶことが重要です。
ツナによるアレルギーが心配です。与え方に注意点はありますか?
ツナは食物アレルギーを引き起こす場合があるため、最初に与える際は、ほんの少しだけ与え、赤ちゃんに変わった様子がないか注意深く見てあげてください。万が一、アレルギー症状が出た場合に備えて、病院が開いている平日の午前中に試すのがおすすめです。
離乳食に使うツナは冷凍保存できますか?
はい、離乳食に使うツナは冷凍保存できます。ただし、ツナ缶から取り出したら、清潔な密閉容器に汁ごと入れて冷蔵庫で保存し、できるだけ早く冷凍するようにしましょう。新鮮な状態を保つことが大切です。