秋の深まりとともに美味しくなるさつま芋。そのまま食べても格別ですが、お菓子にするとまた違った美味しさが楽しめます。特におすすめは「さつま芋クッキー」。サクサクとした食感と、さつま芋本来の優しい甘さが絶妙にマッチし、シンプルながらも味わい深いお菓子です。お子様からご年配の方まで、幅広い世代に愛されるのも魅力。今回は、そんなさつま芋クッキーの魅力と、ご家庭で簡単に作れるレシピをご紹介します。
さつま芋クッキーの魅力
秋の味覚として親しまれているさつま芋は、ホクホクとした食感と自然な甘みが特徴です。蒸したり焼いたりしてそのまま食べるのはもちろん、お菓子作りの材料としても大活躍します。中でも、さつま芋の美味しさを手軽に楽しめる「さつま芋クッキー」は、ティータイムのお供にぴったりです。
手作りのさつま芋クッキーは、市販のものにはない素朴な風味が魅力。甘さを控えめにしても、さつま芋自身の甘みで十分美味しく仕上がります。また、アレンジ次第で様々なバリエーションが楽しめるのもポイント。例えば、黒ごまを加えれば香ばしい和風クッキーに、シナモンを加えればちょっぴりスパイシーな大人の味わいに変わります。
さらに、さつま芋には食物繊維やビタミン類が豊富に含まれているため、美味しく食べながら栄養も摂れるのが嬉しいところ。お子様のおやつにも安心して与えられます。
さつまいもクッキーのレシピ
材料(約20枚分)
さつまいも:150g(皮なしの状態)
薄力粉:120g
無塩バター:50g
砂糖:40g
牛乳:大さじ2
ベーキングパウダー:小さじ1/2
塩:ひとつまみ
作り方
下準備
バターは室温に戻して柔らかくしておきます。
オーブンを170℃に予熱しておきます。
さつま芋は皮をむいて小さく切り、水にさらしてアクを抜きます。
さつま芋の下ごしらえ
耐熱容器に水気を切ったさつま芋を入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で4~5分加熱し、柔らかくします。
熱いうちにフォークなどで潰して、滑らかなペースト状にします。
生地作り
ボウルに柔らかくしたバターと砂糖を入れ、泡立て器で混ぜてクリーム状にします。
潰したさつま芋を加えて、よく混ぜ合わせます。
薄力粉、ベーキングパウダー、塩を合わせてふるい入れ、牛乳を加えてゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。粉っぽさがなくなればOKです。
成形
生地をラップで包み、冷蔵庫で約15分冷やします。
生地をめん棒で5mm厚さに伸ばし、お好みの型で抜きます。(または、スプーンで生地をすくって丸め、軽く平らにしてもOKです。)
焼成
クッキングシートを敷いた天板に並べ、170℃に予熱したオーブンで15~18分焼きます。
焼き色がついたらオーブンから取り出し、網の上で冷まします。
ポイント
砂糖の量は、さつま芋の甘さを見ながら調整してください。
生地に黒ごまを混ぜ込んだり、焼く前に表面に散らすと、香ばしさがアップします。
牛乳の代わりに豆乳を使っても美味しく作れます。
まとめ
さつま芋クッキーは、さつま芋の優しい甘さとサクサクとした食感が楽しめる、どこか懐かしい味わいのお菓子です。材料も手に入りやすく、作り方も簡単なので、お菓子作り初心者さんにもおすすめです。秋の味覚、さつま芋をたっぷり使った手作りクッキーを、ぜひお試しください。
さつま芋クッキーの食感を自在に操るには?
さつま芋クッキーの食感をコントロールする鍵は、「焼き加減」と「冷まし方」にあります。 カリッとした食感がお好みなら、通常よりも気持ち長めに焼き、焼き終えたらオーブンの中でじっくりと冷ましましょう。こうすることで水分が抜け、あの最高の歯ごたえが生まれます。逆に、しっとりとした優しい口どけを求めるなら、焼き時間は短めに。焼き上がったらすぐにオーブンから取り出して冷ますのがポイントです。クッキーの中の水分がほどよく残り、ソフトな食感に仕上がります。
無塩バターしかないけど、有塩バターで代用できる?
もちろん、無塩バターの代わりに有塩バターを使っても大丈夫です。分量はそのまま同じでOK。ただし、味わいは少し変わります。ほんのり塩味がプラスされるので、そのあたりを考慮して使ってみてくださいね。
生地をまとめて作って冷凍保存ってできる?
はい、焼く前のクッキー生地は冷凍保存できます。目安としては、1〜2週間くらいを目安に保存してください。使うときは、冷蔵庫で時間をかけてゆっくり解凍してから、レシピの手順通りにカットして焼き上げてください。
バターの代わりにマーガリンを使ってもいい?
パンやお菓子作りにおいて、バターをマーガリンで代用することは、基本的に可能です。ただし、風味や食感には少し違いが出てきます。レシピによっては、代用すると上手くいかない場合もあるので、仕上がりの好みやレシピの特徴を考慮して判断してください。マーガリンを使うと、バターとは違う風味が加わり、食感も少し変わることがあります。