春は新たな命が芽吹く季節。やわらかな日差しに包まれ、新緑が色づき始めます。そんな春の訪れは、新鮮で旬の食材がたくさん店頭に並ぶことからも実感できます。中でも果物は、春の味覚を代表する存在です。今回は春の果物についてご紹介します。
春の果物の魅力とは?
春が旬の果物一覧!保存方法と一緒にチェック
ここからは、栄養価や選び方、保存方法についても詳しく解説しながら、春の代表的な10種類の果物をご紹介します。
いちご
その鮮やかな赤色と甘酸っぱい味が特徴的です。ビタミンC、葉酸、キシリトール、食物繊維など豊富な栄養素を含み、特に血糖値の上昇を抑える効果があります。選び方は、ヘタが張り、産毛があるものを選びます。保存は常温が数日、キッチンペーパーを詰めた野菜室なら1週間程度可能です。
デコポン
清見とポンカンを掛け合わせた柑橘類で、ビタミンCを豊富に含みます。ビタミンC以外にも、たんぱく質、炭水化物、脂質、食物繊維など、健康維持に欠かせない栄養素が含まれています。手で持ったときの重みで身詰まりを確認し、ポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。
はっさく
ビタミンC、ナリンギン、ナイアシン、食物繊維が豊富で、美肌やむくみ予防、便秘解消に役立ちます。手に持って重みのあるものを選び、乾燥防止のためポリ袋に入れて野菜室で保存します。
甘夏
低カロリー・低糖質が特徴で、ビタミンC、クエン酸、ヘスペリジン、食物繊維などを含みます。デコポンやはっさくと同様、重みと色つやで選び、ポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。
キウイ
グリーンキウイとゴールドキウイの2種類があり、それぞれ食物繊維やビタミンCが豊富です。産毛の付いた新鮮なものを選び、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。
びわ
クエン酸が豊富で疲労回復に役立ち、β-カロテン、食物繊維、ビタミンA、カリウム、マグネシウムなどの栄養素も含まれます。張りと産毛があるものを選び、新しければ低温の場所に、長期保存なら冷凍保存がおすすめです。
グレープフルーツ
ビタミンCが豊富で美肌効果があり、リモネン、ナリンギンなどの成分にもリラックス効果や食欲抑制効果があります。滑らかで重みのあるものを選び、ポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。
ライチ
ビタミンC、葉酸、ロイコシアニジンなどを含み、抗酸化作用に優れています。トゲの感触と色つやで選び、新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。
メロン
βカロテン、カリウム、ビタミンC、ククミシン、アデノシンなどが豊富です。箱から出し、完熟するまでは常温保存しましょう。完熟したら野菜室で冷蔵保存し、2~3日以内に食べ切ります。
まとめ
イチゴ、はっさくなど、春の代表的な果物はさわやかな味わいが楽しめます。旬の果物を食べることで、春の訪れを存分に味わえるでしょう。寒い冬を乗り越えた自然の恵みに感謝しながら、芽吹く命の新鮮な息吹に触れてみてはいかがでしょうか。