きらぴか苺
まるで宝石のような輝きを放つ「きらぴか苺」。その名の通り、見た目の美しさはもちろんのこと、一口食べれば広がる芳醇な香りと上品な甘さが魅力です。静岡県生まれのこの特別な苺は、どのようにして生まれたのでしょうか?今回は、きらぴ香が持つ輝きの秘密と、その甘い香りの源泉に迫ります。贈答品としても人気を集める、きらぴ香の魅力を余すところなくご紹介します。
きらぴ香とは? 静岡県が生んだ新たな味
きらぴ香は、静岡県で開発されたオリジナルのイチゴです。名前の由来は、その果実がまるで宝石のようにキラキラと輝き、上品でフルーティーな甘さと香りを持ち合わせていることから来ています。見た目の美しさと、その芳醇な香りが際立つイチゴです。なお、「きらぴか苺」という名称も用いられますが、正式な品種登録名は「きらぴ香」です。
きらぴ香の誕生秘話
きらぴ香は、静岡県農林技術研究所において1996年から研究開発がスタートしました。「紅ほっぺ」の血統を受け継ぐ系統を中心に交配を繰り返し、およそ28万株の中から選び抜かれた、静岡県が期待を寄せる新種のイチゴです。静岡県農林技術研究所では,オリジナル品種を育成するため,1996年から交配と選抜を重ね,それらの中から選抜した1系統に2013年7月に県の候補品種として系統名静岡15号を付与しました。
きらぴ香の魅力:見た目、味わい、食感
きらぴ香は、大ぶりでやや縦長の円錐形をしています。果皮は深みのある赤色で、光沢を放ち、果肉の断面は淡い赤色をしています。甘さは紅ほっぺと同程度ですが、酸味は紅ほっぺよりも控えめです。果肉はしっかりとした硬さがあり、豊かな香りが特徴で、食味が非常に良いイチゴです。甘さとバランスの良い酸味が絶妙に調和し、口にした瞬間、華やかな香りが広がります。また、果皮が丈夫なため、輸送性や日持ちが良いのも魅力です。
外観の美しさ
きらぴ香は、つややかな深紅色の果皮が目を引きます。形は均整のとれた円錐形で、大粒のものが多く見られます。
味の特徴
きらぴ香は、口にした瞬間に広がる甘さと程よい酸味の調和が絶妙です。芳醇で華やかな香りも特徴で、「紅ほっぺ」よりも穏やかな酸味、「章姫」よりもややしっかりとした酸味があり、両方の良さを兼ね備えた味わいです。
平均的な糖度は10度ほどと言われています。ただし、これは育成環境や収穫時期によって若干の差が生じることがあります。
食感の特徴
きらぴ香の魅力の一つは、その心地よい食感です。果肉は比較的しっかりとしており、一口食べるとシャキッとした歯ごたえが楽しめます。他の品種に比べるとやや硬めに感じられることがありますが、新鮮なものほどその特徴が際立ちます。
きらぴ香の産地:静岡県のみ
きらぴ香は、主に静岡県で栽培されています。静岡県が独自に開発した品種であり、現在では県内でのみ栽培が認められています。伊豆地域(韮山、伊豆長岡、大仁地区など)や清水区などが主な産地です。
きらぴ香の旬の時期:晩秋から初夏にかけて
きらぴ香が最も美味しくなる旬の時期は、11月下旬から始まり、翌年の6月初旬頃まで続きます。特に1月から4月にかけては、格別な美味しさを堪能できます。市場には11月下旬頃から5月初旬頃まで出回ります。1月初旬から2月上旬にかけては、寒さの中でゆっくりと育つため、糖度が凝縮され、より豊かな風味になります。3月頃には最盛期を迎え、特に品質の良い、大粒で鮮やかな赤色のきらぴ香が収穫されます。この時期は甘みが一段と増し、香りもより一層強くなります。
1月~2月頃の特長
きらぴ香が最も美味しい時期と言えるのがこの頃です。冬の寒さの中でじっくりと育つため、糖度が凝縮され、より豊かな風味を堪能できます。特に甘味が際立つため、格別な味わいを楽しめます。
3月頃の特長
3月はきらぴ香が最盛期を迎えることが多く、品質が特に優れています。大きく、鮮やかな赤色を帯びた苺が多く収穫されます。甘みと香りが一層引き立ち、最高の状態を味わえます。
きらぴ香の選び方:色、艶、形を吟味
全体が均一に赤く染まり、表面にみずみずしい艶とハリがあるものがおすすめです。きらぴ香はやや細長い円錐形をしているので、形が整っているものを選ぶと良いでしょう。葉が萎れていたり、果皮が乾燥しているものは鮮度が落ちている可能性があります。パックの底からも確認し、白い部分が目立つ果実がないかチェックしましょう。
きらぴ香の保存方法:乾燥を避け冷蔵保存
乾燥を防ぐためにポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するのが最適です。きらぴ香は比較的日持ちしますが、2~3日以内を目安に早めに食べるようにしましょう。水に濡れた状態で保存すると傷みやすくなるため、洗うのは食べる直前にしてください。
きらぴ香の味わい方:ヘタの方から食すと、より甘美
苺は一般的に、葉に近い部分よりも先端部分の方が甘さが際立っています。きらぴ香はその大粒さから、ヘタを取り、上部から先端に向けて食すのがおすすめです。こうすることで、甘さをより堪能できます。きらぴ香は、その美しい光沢と縦長の円錐形から、パフェやケーキの飾りとしても最適です。
きらぴ香の開発:芳醇な香りを求めて
きらぴ香は、静岡県農林技術研究所で1996年から開発が始まり、膨大な組み合わせの中から選抜・育成されました。特に香りの良さを追求し、その香りと味の調和を重視した品種改良が行われています。「香りが強く、甘みと酸味のバランスが良い」という目標を掲げ、開発が進められました。口にした瞬間、甘さとともに広がるフルーティーな香りが特徴です。
きらぴ香の今:静岡県を誇るイチゴブランドへ
「章姫」や「紅ほっぺ」と並び、今や静岡県を代表するブランド苺としての地位を確立しています。きらぴ香は、栽培環境や技術の向上にも力が注がれており、温暖な気候や土壌に適した栽培方法が研究されています。その結果、品質の安定性が高まり、より高品質な苺が届けられるようになっています。
まとめ
きらぴ香は、その名の通り、輝くような美しさ、甘みと芳醇な香りの調和、そして絶妙な食感が魅力的なイチゴです。静岡県にお越しの際は、ぜひ現地で、また、お取り寄せを利用して、その特別な味わいを体験してみてください。
よくある質問
質問1:きらぴ香はどこで手に入りますか?
きらぴ香は、主に静岡県内のスーパーマーケットや農産物直売所で購入することができます。また、インターネット通販サイトでもお取り寄せが可能です。旬の時期には品薄になることもあるので、早めの購入をおすすめします。
質問2:きらぴ香と紅ほっぺは何が違うのですか?
きらぴ香は、紅ほっぺと比較して酸味が穏やかで、より一層甘さを感じられるのが特徴です。さらに、その芳醇な香りと、しっかりとした果肉の食感も、きらぴ香ならではの魅力と言えるでしょう。
質問3:きらぴ香のおすすめの食べ方はありますか?
きらぴ香は、その美味しさをダイレクトに味わえる、そのまま生で食べるのが最もおすすめです。もちろん、ケーキやパフェなどのデザートの彩り豊かなトッピングとしても、また、自家製ジャムにしても美味しくいただけます。