春の食卓を彩るスナップエンドウ。甘くてシャキシャキした食感が魅力ですが、鮮度が落ちやすいのが悩みどころ。せっかく買ったのに、すぐにしなびてしまった経験はありませんか?でも大丈夫!ちょっとした工夫で、スナップエンドウの鮮度をグッと長持ちさせることができるんです。この記事では、ご家庭で簡単にできるスナップエンドウの保存方法を徹底解説。ぜひ参考にして、旬の味覚を長く楽しんでくださいね!
おいしいスナップエンドウの選び方
店頭に並んだスナップエンドウ、どれを選べば良いか迷いませんか?新鮮さを見極めるポイントをご紹介します。まず、表面をチェック。シワがなく、ハリとツヤがあるものが新鮮です。次に色味をチェック。鮮やかな色合いで、黒ずみがないものがおすすめです。最後に、ヘタの部分に注目。花びらのように見える“がく”がしっかりとついているものを選びましょう。
【生のまま保存】冷蔵保存の場合(保存期間の目安…1週間ほど)
スナップエンドウは、購入後すぐに生のまま保存できます。鮮度を保つには、乾燥を防ぐことが大切です。キッチンペーパーで包んで保存すると良いでしょう。
保存方法
1. スナップエンドウを優しく拭きます。土や汚れが気になる場合は、軽く水洗いし、しっかりと水気を拭き取ってください。
2. キッチンペーパーでスナップエンドウを丁寧に包みます。
3. ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
ポイント
ポリ袋の口は軽く結び、袋の中に空気を少し含ませると、スナップエンドウ同士がぶつかり合って傷つくのを防ぎ、より鮮度を保てます。
【茹でて保存】冷蔵保存(保存期間の目安…3〜4日程度)
スナップエンドウを美味しくいただくには、茹でて冷蔵保存が便利です。さっと茹でることで、あの独特のシャキシャキ感と甘みが際立ちます。また、下茹で後に冷凍すれば、必要な時に解凍してそのまま、または凍ったままスープや炒め物に使えます。お弁当の彩りにも重宝しますね。
保存方法
1. スナップエンドウの下処理として、「がく」と筋を取り除きます。ヘタと反対側の先端から筋を取り、同様にヘタ側からも筋を取ります。
2. 沸騰したお湯に下処理済みのスナップエンドウを入れ、2分ほど茹でます(スナップエンドウ10本あたり)。
ポイント
保存目的で茹でる場合は、塩を加えない方が水っぽくならず、より美味しく保存できます。下味を付けたい場合は、水1リットルに対し塩大さじ1/2程度が目安です。塩茹でした場合は、冷蔵庫で2日以内に食べきるようにしてください。
3. 茹で上がったら、ざるにあげて冷まします。
4. 粗熱が取れたら、冷蔵保存の場合は保存容器に入れて冷蔵庫へ。
注意点
保存したスナップエンドウを取り出す際は、必ず箸を使用してください。素手で触ると菌が繁殖する可能性があります。
【茹でて保存】冷凍保存の場合(保存期間の目安…約1ヶ月)
スナップエンドウを長期間保存するなら、冷凍が最適です。下茹でまでは冷蔵保存と同様に行い、冷凍に適した方法で保存しましょう。
保存方法
- 茹でて水気を切り、粗熱を取ります。
- チャック付き保存袋に重ならないように並べ、空気を抜いて冷凍庫へ。
固めに茹でて冷凍することで、解凍後もシャキシャキとした食感を保てます。自然解凍でそのまま食べられるので、あと一品欲しい時やお弁当のおかずにも便利です。凍ったままお弁当箱に入れれば、自然解凍されて美味しくいただけます。固めに茹でて冷凍すれば、自然解凍後も食感が損なわれにくく、そのまま食べられます。お弁当にも最適です。
解凍方法
冷凍保存したスナップエンドウを電子レンジで解凍する際は、ラップで優しく包み、電子レンジ対応のお皿に置いて温めます。目安として、スナップエンドウ2本あたり500Wで30秒ほど加熱してください。均一に解凍し、過加熱を防ぐためには、一度に大量に加熱するのではなく、少量ずつ解凍するのがおすすめです。お弁当にスナップエンドウを入れる際は、冷凍のまま詰めるだけでOKです。水っぽくなるのを防ぐため、表面の霜はできる限り取り除いてください。事前に解凍したい場合や、お弁当に入れない場合は、冷蔵庫で一晩自然解凍しましょう。気温が低い日は、お昼までに完全に解凍されないこともあるため、軽く熱湯にくぐらせて水気を切ってからお弁当箱に入れると良いでしょう。ただし、夏場など気温が高い時期は、食中毒予防のため、電子レンジなどで十分に加熱してからお弁当に入れることを推奨します。春の味覚であるスナップエンドウを、適切な方法で保存し、その風味、甘み、食感を存分に味わいましょう。下茹で後に冷凍保存したスナップエンドウは、日々の食事やお弁当作りに大変便利です。ぜひ、お試しください。