「できるだけ安心なものを子どもに食べさせたい」そう願うパパママにとって、お菓子選びは悩みの種ですよね。添加物の少ないお菓子を探すのは大変…と感じている方もいるかもしれません。でも大丈夫!実は、身近なスーパーやコンビニでも、安心して食べられるお菓子はたくさんあります。この記事では、添加物の少ないお菓子の選び方と、手軽に購入できるおすすめ商品を厳選してご紹介。今日からあなたも、安心安全なお菓子選びの達人になれるはず!
はじめに:安心できるお菓子選びのために
お子様が口にするものは、特に気を使うもの。この記事では、身近なスーパーやコンビニで手に入る、添加物をできるだけ抑えたお菓子にスポットを当て、選び方のコツからおすすめのアイテムまでをご紹介します。お子様のおやつ選びに悩んでいる方はもちろん、ご自身の健康を意識している方も、ぜひ参考にしてみてください。
知っておきたい!添加物を抑えたお菓子とは?選び方のポイント
添加物を抑えたお菓子とは、一般的に食品添加物の使用を極力控えたお菓子のことを指します。ただし、消費者庁が定めたガイドラインにより、「無添加」といった表示には制約が設けられるようになりました。そのため、パッケージを見ただけでは、添加物の有無を判断しにくい場合があります。
賢く見分ける!食品表示の確認方法
食品表示法により、原材料と添加物は明確に分けて表示することが義務付けられています。食品表示欄をチェックすることで、簡単に添加物の有無を確認できます。
①添加物欄がある場合
添加物欄に記載があれば、それを確認するだけでOKです。
②原材料表示欄で添加物をチェックする方法
原材料名の表示で「/」以降に記載されているものが添加物です。原材料は、基本的に重量の多い順に記載されるため、「/」の直後に記載されている添加物が、最も多く使用されているものとなります。
特に注意したい添加物
現在、日本で使用が認められている食品添加物は数百種類に及びます。全てを避けるのは難しいかもしれませんが、お子様向けのお菓子を選ぶ際には、特に注意したい添加物がいくつか存在します。
人工甘味料
人工甘味料とは、化学的に合成された甘味料のことで、砂糖に比べて少量で強い甘味を得られるため、低カロリーを謳うお菓子や飲料に広く使用されています。代表的なものとして、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムなどが挙げられます。
特にアスパルテームについては、近年、国際がん研究機関(IARC)が発がん性の可能性がある物質に分類したことが話題となりました。ただし、現在も基準値を守って使用されているため、多くの食品に含まれています。気になる場合は、原材料表示を確認し、摂取を控えることを検討すると良いでしょう。
合成着色料(タール色素)
タール色素は、石油由来の原料から作られる合成着色料で、安価で鮮やかな発色が得られるため、子供向けのお菓子によく使用されています。赤色〇号、黄色〇号、青色〇号といった形で表示され、原材料名では「赤〇」のように省略されることもあります。
厚生労働省の調査では、乳幼児のタール色素摂取量は許容一日摂取量と比較して非常に少ないとされています。しかし、海外では発がん性や健康への影響を懸念し、使用が禁止されているものも存在するため、できる限り避けることをおすすめします。
保存料(安息香酸ナトリウム)
安息香酸ナトリウムは、水に溶けやすい性質を持ち、微生物の活動を抑える効果があるため、清涼飲料水などに用いられます。ただし、ビタミンCと同時に摂取すると、化学反応によってベンゼンという物質が発生する可能性があります。ベンゼンは、白血病やがんのリスクを高める可能性があると指摘されています。
無添加お菓子を選ぶ利点
成長期にあるお子様にとって、食事は非常に重要な要素です。無添加のお菓子を選ぶことのメリットとしては、体に不要な物質を摂取することを避けられる点、アレルギーを持つお子様への配慮ができる点、そして将来的な健康へのリスクを減らせる可能性がある点などが挙げられます。さらに、素材そのものが持つ自然な風味を味わうことができ、お子様の味覚を育むことにもつながります。
身近なスーパーで探せる!無添加・低添加のおすすめお菓子
スーパーマーケットでは、伝統的な製法で作られた素朴な味わいのお菓子や、素材本来の美味しさを活かしたお菓子を中心に、添加物が少ない商品や無添加の商品を見つけることができます。ここでは、スーパーで気軽に購入できる、おすすめのお菓子をご紹介します。
厳選された素材で作られたお菓子
シンプルな材料で作れるはずのお菓子なのに、原材料名が非常に長い…という視点で選ぶと良いでしょう。まずは手に取って原材料を確認してみてください。
焼き栗
材料は非常にシンプルで「栗だけ」という潔さが魅力の焼き栗。特に、手軽に食べられるように皮を剥いてあるタイプは、スーパーなどでも手に入りやすく便利です。少量ずつ個包装になっているものを選べば、カロリーコントロールもしやすく、お子様のおやつにも最適です。
羊羹、水羊羹、ぜんざい、お汁粉
小豆を使った和菓子は、良質なタンパク質を摂取できるのが嬉しいポイント。羊羹の重さが気になる方は、季節に合わせて「夏は水羊羹、冬はぜんざいやお汁粉」を選んでみてはいかがでしょうか。ただし、小豆よりも砂糖の割合が多い場合があるので、食べ過ぎには注意が必要です。一般的な羊羹の材料は、砂糖(国内製造)、小豆、水飴、寒天、食塩などです。
カステラ
カステラは、シンプルな材料で作られているお菓子として知られています。スーパーやコンビニエンスストアなど、様々な場所で気軽に購入できるのが魅力です。ただし、砂糖が多く含まれているため、お子様に与える際は量を調整しましょう。選ぶ際のポイントは価格です。極端に安いものは、添加物が含まれている可能性があるので注意が必要です。一般的なカステラの材料は、鶏卵(国産)、砂糖、小麦粉、水飴、もち米飴などです。(一部に卵・小麦を含む)
素材本来の味を楽しむお菓子
フルーツやナッツなど、素材そのものの風味を活かしたお菓子を選ぶことで、素材本来の美味しさを堪能できます。よく噛んで味わうことで、素材の繊細な風味を感じることができ、味覚を豊かにする効果も期待できます。
ポン菓子
昔懐かしいポン菓子は、シンプルな製法で作られるお菓子の定番です。特にシンプルな味付けのものは、無添加である可能性が高いでしょう。一般的なポン菓子の材料は、国産米、砂糖、水飴、食塩といったシンプルなものが多いです。
芋けんぴ
芋けんぴも、無添加のものが比較的多いお菓子です。近年では、塩味を効かせた「塩けんぴ」も人気があります。一般的な芋けんぴの材料は、国産のさつま芋、植物油脂、砂糖、オリゴ糖などが使われています。
小魚アーモンド
小魚とアーモンドの組み合わせは、栄養満点のおやつとして最適です。保育園や学校の給食にも登場することが多く、お子さんにも馴染み深いのではないでしょうか。一般的な小魚アーモンドの材料は、国産の片口いわし、アメリカ産のアーモンド、砂糖、麦芽糖、ごまなどが使われています。
手作り無添加お菓子のすすめ:簡単レシピ紹介
市販の無添加お菓子も手軽で良いですが、時間のある時には手作りのおやつに挑戦してみませんか?手作りおやつの魅力は、自分で材料を選べること、添加物を一切使わずに作れること、そして何より愛情を込めて作れることです。ここでは、簡単でおいしい無添加手作りお菓子のレシピをご紹介します。
簡単レシピ例
- 麩菓子…(材料)小麦粉・砂糖・水飴
- 焼きおにぎり…(材料)ご飯・醤油・みりん
- サーターアンダギー…(材料)小麦粉・砂糖・卵・ベーキングパウダー
- パンケーキ…(材料)小麦粉・砂糖・卵・牛乳・バター
- 米粉クッキー…(材料)米粉・砂糖・植物油
- ポテトもち…(材料)じゃがいも・片栗粉
- 草餅…(材料)もち米・よもぎ・餡
- ガレット…(材料)そば粉・卵・水・バター
- 磯辺餅…(材料)餅・醤油・海苔
- ドライフルーツスコーン…(材料)小麦粉・砂糖・ドライフルーツ・ベーキングパウダー
まとめ
この記事では、お店で選ぶ際のポイントと、おすすめの低添加お菓子について解説しました。商品の裏面表示をしっかりとチェックし、できる限りシンプルな材料で作られているものを選ぶことが大切です。時間に余裕がある際には、手作りのおやつに挑戦することで、より安心安全なお菓子を子供に与えることができます。低添加のお菓子を選ぶことは、ご家族の健やかな毎日を支える上で重要な選択肢となります。この記事を参考に、安心できるお菓子選びを楽しみましょう。
質問:低添加のお菓子はどこで手に入りますか?
回答:スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、自然食品を扱うお店などで見つけることができます。オンラインストアでも多様な低添加のお菓子が販売されています。
質問:低添加のお菓子は価格が高いのでしょうか?
回答:一般的に、低添加のお菓子は普通のお菓子に比べてやや高価になることがあります。しかし、最近では大手スーパーやコンビニエンスストアでも、比較的リーズナブルな価格の低添加お菓子が手に入るようになってきています。
質問:添加物が少ないお菓子は、日持ちがしないのでしょうか?
回答:添加物を極力抑えたお菓子は、保存性を高めるための添加物に頼らない製法で作られています。そのため、一般的に市販されているお菓子と比較して、賞味期限が短めに設定されていることが多いです。お買い求めの際は、必ず期限表示を確認するように心がけましょう。