ショートケーキは、誰もが愛するスイーツのひとつですが、その美味しさの裏には糖質という影響力のある要素が潜んでいます。甘いクリームとふわふわのスポンジが織り成す魅力は、確かに心を満たしてくれますが、健康を気にする現代の私たちにとってはちょっとした不安材料でもあります。本記事ではその糖質の詳細に迫り、どのようにして美味しさと健康を両立できるのか、そのヒントを探っていきます。
ダイエットの敵!?ショートケーキ1個のカロリーは366kcal
ふんだんに生クリームとイチゴがのったショートケーキは、誕生日や季節のイベントでよく楽しまれるデザートです。
ダイエット中でも、甘いものを少し楽しみたいと感じることがありますよね。ただし、ダイエット中に心配になるのがケーキのカロリーです。
この記事では、ショートケーキのカロリーやダイエット中に適したショートケーキの選び方を詳しくご紹介します!
ショートケーキのカロリーについて知ろう
100gのショートケーキは308kcalで、18cmのケーキを8等分すると1切れ366kcalになります(※1)。
そのため、1ホールのカロリーは約3000kcalに達し、成人男性の1日必要エネルギー量である2300kcalを上回ります(※2)。
1人でホールを一気に食べることは稀かもしれませんが、ダイエット中にショートケーキを楽しむ場合はカロリーを意識したいですね。
さらに、ダイエット中の食事制限ではカロリーに加えて、糖質や脂質のチェックも重要です。次にショートケーキに含まれる糖質と脂質の量を確認してみましょう!
ショートケーキの糖質や脂肪分はどのくらい含まれているの?
ショートケーキには28.59gの糖質と25.3gの脂質が含まれています。
スポンジ生地に生クリームとフルーツが飾られたショートケーキは、糖質と脂質が高いのが特徴です。クリームには多くの脂肪分が含まれ、さらに砂糖も使われているためです。
各種ケーキのカロリー、糖質、脂肪含有量を比較
ショートケーキに加えて、チョコレートケーキやチーズケーキなどさまざまな種類のケーキがあります。それらのカロリー、糖質、脂質を比較しやすいように表にしてみました!
生クリームを多く使わないガトーショコラやシフォンケーキは、ショートケーキと比べてカロリーと脂質が抑えられています。
一方で、クリームが豊富に使われるチョコレートケーキやモンブランは、ショートケーキよりもカロリーが高く、糖質の含有量も多くなります。
ダイエット中でもケーキを楽しみたいなら、カロリーを考慮しながらケーキの種類を選ぶと良いでしょう。
しかし、1日の間食としては200kcalが目安と言われ、ケーキはどれもそれを超えてしまいます。食べたい欲求が抑えられないときは、どのような点に気を付けるべきでしょうか?
ダイエット中のケーキの楽しみ方とは?
ダイエット中でも、甘いものを完全に断つのは簡単なことではありません。
ケーキをどうしても食べたくなったときには、以下の三つの方法を試してみましょう。
食事の前後でカロリーを上手に管理しよう
ダイエット中にケーキを楽しむ際は、その前後の食事で高カロリーな食品を控えたり、食事の分量を調整することが大切です。
ダイエットを考えるときに大切なのは、1日の消費カロリーを超えないよう摂取カロリーをコントロールすることです。消費カロリーには、基礎代謝と運動などで消費されたエネルギーが含まれます。
基礎代謝とは、運動とは無関係に生命の維持に必要なエネルギー消費量であり、成人男性の基礎代謝は1530kcal、成人女性では1110kcalとされています(※1)。
食事量を減らして摂取カロリーを調整しようとしても、栄養バランスが崩れる可能性があるため、野菜やタンパク質を取り入れた低カロリーで栄養バランスに配慮した食事を心がけることが必要です。
夜間の活動を避ける
ダイエットをしているときでも、ケーキを食べるなら夜は避けたほうがいいでしょう。
体内時計を整えるBMAL1(ビーマルワン)という遺伝子があります。このタンパク質は体脂肪の調節を担当し、増えると脂肪がつきやすくなります。
BMAL1が増えるのは夜9時以降とされ、夜にケーキを食べると体重が増えやすくなります。
一方で、BMAL1は午後3時頃に減少するため、ダイエット中にケーキを食べるならその時間が最適です。
摂取カロリーを運動で効果的に消費する
摂取オーバーのカロリーは、運動によって燃やすのが効果的です。
例として、ショートケーキ1個分のカロリー(366kcal)を消費するには、ウォーキングなら約137分、ジョギングは約83分、自転車なら約52分かかります。
一つの運動に固執せず、いくつかの運動を組み合わせて楽しみながら取り組むのもお勧めです!
減量中に適したケーキを選ぶためのコツ
ダイエット中に選ぶケーキの種類はとても大切です。
そこで、ダイエット中でも罪悪感を感じずにケーキを楽しむための選び方についてご紹介します!
カロリーを意識しながらショートケーキを堪能しよう!
ダイエット中は食事制限のため「甘いものは控えよう」と思うかもしれません。しかし、欲求を抑えるとストレスが溜まります。
ダイエット中にショートケーキが食べたくなったときは、無理をせずに今回紹介した方法や選び方を試してみてください。
日々の努力を讃えて、カロリーに気をつけながらショートケーキを満喫しましょう!