秋の味覚、さつまいもを使ったスイーツは数あれど、スイートポテトは定番中の定番ですよね。今回は、オーブンを使わずに作れる、とろける食感がたまらない「生スイートポテト」のレシピをご紹介します。しっとりなめらかな口当たりと、さつまいも本来の優しい甘さが口いっぱいに広がり、一度食べたら止まらない美味しさ!オーブンがなくても、まるで専門店のような本格的な味わいが手軽に楽しめる、とっておきのレシピをぜひお試しください。
生スイートポテトとは?未体験のなめらかさが魅力
秋の訪れとともに恋しくなるスイーツといえば、スイートポテト。一般的には、蒸したり焼いたりしたさつまいもをベースに、オーブンでじっくり焼き上げるのが定番です。しかし、今回ご紹介するのは、あえて焼きの工程を省いた、その名も「生スイートポテト」の作り方。焼き菓子とは一線を画す、新しい食感のスイーツです。ふんわりとしたホイップクリームと、とろけるカスタードクリームを重ねることで、口の中で広がるミルキーでリッチな味わいを堪能できます。従来のスイートポテトの美味しさを残しつつ、よりなめらかで、とろけるような口どけを実現。オーブンを使わずに手軽に作れるので、お菓子作り初心者さんからベテランさんまで、ぜひお試しいただきたい一品です。
生スイートポテトに合うさつまいもの選び方
生スイートポテトに使うさつまいもは、基本的にはお好みの品種でOK。それぞれの品種によって、甘さや風味が異なるので、色々試してみるのも楽しいでしょう。特にオススメしたいのは、「安納芋」です。安納芋は、強い甘みと、加熱した時の鮮やかな黄金色が特徴。生スイートポテトに使うと、見た目にも華やかで、食欲をそそるスイーツに仕上がります。私も個人的に、安納芋のねっとりとした甘さと、あの美しい色合いが大好きで、よくお菓子作りに使用しています。ただし、さつまいもの品種によって甘さが異なるため、レシピの砂糖の量はあくまで目安としてください。甘みの強い品種を使う場合は砂糖を控えめに、あっさりした品種の場合は少し多めに加えるなど、調整することで、自分好みの最高の生スイートポテトを作ることができます。
生スイートポテトのレシピ
材料(4~5人分)
さつまいも(皮をむいて蒸すか、レンジで加熱したもの)…300g
砂糖…40g
バター…20g
生クリーム…100ml
牛乳…大さじ2
バニラエッセンス…少々
カスタードクリーム用
卵黄…2個分
砂糖…40g
薄力粉…大さじ1
牛乳…200ml
バター…10g
作り方
さつまいもペーストを作る
熱々のうちに蒸したさつまいもを丁寧に裏ごしし、砂糖、バター、牛乳を加えてなめらかになるまで混ぜ合わせます。粗熱が取れたら、生クリームとバニラエッセンスを加え、さらに混ぜて、とろりとしたクリーム状にします。
カスタードクリームを作る
鍋に卵黄、砂糖、薄力粉を入れ、泡立て器で混ぜ合わせます。牛乳を少しずつ加えながらダマにならないように混ぜ、弱火にかけます。焦げ付かないように絶えずかき混ぜ、とろみがついてきたら火を止め、バターを加えて溶かし混ぜます。粗熱を取っておきましょう。
層にして盛り付ける
お好みの器に、まずカスタードクリームを入れ、その上にさつまいもクリームを丁寧に重ねます。さらに、ホイップクリームやシナモンパウダー、刻んだナッツなどをトッピングすると、見た目も華やかになります。
冷やして仕上げる
冷蔵庫で1~2時間ほど冷やすと、全体が馴染んで、より濃厚な味わいになります。
ポイント
さつまいもは、「紅はるか」や「シルクスイート」など、甘みが強く、しっとりとした品種がおすすめです。
カスタードクリームは、市販のプリンやカスタードクリームで代用すれば、さらに簡単に作れます。
グラスやカップに盛り付ければ、おしゃれなパフェ風にアレンジできます。
このレシピで、オーブンなしで手軽に、とろけるような「生スイートポテト」をお楽しみください。
まとめ
生スイートポテトのクリームは、さつまいもを蒸すだけで作れるので、とっても簡単!オーブンを使わないから、手軽に作れて、暑い夏でもキッチンに熱がこもる心配がありません。さつまいもが旬を迎える秋に、ぜひこのレシピを試してみてください。旬のさつまいもならではの、豊かな甘みと香りを、なめらかな生スイートポテトで存分に味わってください。特別な道具は必要ありません。誰でも簡単に、クリーミーでとろけるような絶品スイーツを作ることができます。家族や友人とのティータイムに、自分へのちょっとしたご褒美に、ぜひこの美味しい生スイートポテトをお楽しみください。
生スイートポテトと普通のスイートポテト、どう違うの?
生スイートポテトと通常のスイートポテトの大きな違いは、オーブンで焼くかどうかです。通常のスイートポテトは、焼くことで香ばしい風味と、ほっくりとした食感が生まれます。一方、生スイートポテトは、焼かないことで、よりなめらかでとろけるような食感を実現しています。さらに、カスタードクリームやホイップクリームを重ねることで、ミルキーな風味と、より複雑で奥深い味わいを楽しむことができます。
生のサツマイモに適した品種はありますか?
生のスイートポテトを作る際には、どの品種のサツマイモを使用しても構いません。中でも特におすすめなのは「安納芋」です。安納芋は際立った甘さが特徴で、加熱すると目を引く美しい黄金色になるため、仕上がりも一層魅力的になります。ただし、サツマイモの種類によって甘さにばらつきがあるため、レシピに記載されている砂糖の量はあくまで目安として、品種に応じて調整するようにしてください。
生のスイートポテトの保存期間は?
生のスイートポテトは、フレッシュな生クリームやカスタードクリームを使用しているため、冷蔵庫での保管が必須です。できる限り作ったその日のうちに、遅くとも2~3日以内には食べきるようにしましょう。保存する際は、乾燥を防ぐためにラップでしっかりと包むか、密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保管してください。
生のスイートポテトのクリームを他の用途に使うことはできますか?
もちろんです。ご紹介した生のスイートポテトクリームは、そのままでも十分に美味しいので、色々なアレンジを楽しむことができます。例えば、市販のパイシートと交互に重ねて、手軽にミルフィーユ風にアレンジしたり、タルトの詰め物として利用することもできます。また、パンに塗って朝食として楽しむなど、お菓子以外の方法でも美味しく味わえます。お好みでラム酒などのリキュールを少量加えて、風味を変化させるのもおすすめです。