簡単!冷やすだけ!絶品レアチーズタルト レシピ集

オーブン不要!冷やすだけで完成する、簡単なのに本格的なレアチーズタルトのレシピ集です。サクサクのタルト生地と、とろけるような口当たりのレアチーズの組み合わせは、まさに至福の味。特別な材料や難しい工程は一切なし!初心者さんでも失敗なく作れるレシピを厳選しました。自分へのご褒美にはもちろん、おもてなしにも喜ばれること間違いなし。ぜひ、この夏は手作りレアチーズタルトに挑戦してみませんか?

レアチーズタルトとは?

レアチーズタルトは、風味豊かなタルト生地となめらかでコクのあるレアチーズフィリングが織りなす、見た目も味わいも格別なデザートです。オーブンを使用せずに冷やして固めるため、手軽に作れる点も人気の理由です。チーズのさっぱりとした酸味と、タルトの香ばしい風味が絶妙に調和し、その美味しさに魅了されるでしょう。基本のレシピをマスターしたら、旬のフルーツや自家製ジャムを添えて、アレンジを楽しむのもおすすめです。

レアチーズタルトの材料

ここでは、直径18cmの底取れタルト型を使用する場合の材料をご紹介します。材料は、タルト生地とレアチーズ生地の2つのパートに分けてご用意ください。

タルト生地の材料

タルト生地の作成に必要な材料は、以下の通りです。

  • 無塩バター(タルト生地用):60g
  • グラニュー糖:30g
  • 卵黄:1個
  • 薄力粉:120g
  • 塩:ひとつまみ

型に塗布するための溶かしバターと打ち粉用の薄力粉も、少量準備しておきましょう。

レアチーズ生地の材料

レアチーズ生地の作成に必要な材料は、以下の通りです。

  • クリームチーズ:200g
  • グラニュー糖:60g
  • 生クリーム:200ml
  • プレーンヨーグルト:100g
  • レモン果汁:大さじ3
  • 粉ゼラチン:小さじ3 (9g)
  • 冷水:大さじ3(ゼラチンをふやかす用)

レアチーズタルトの作り方:詳細レシピ

ここでは、誰でも失敗なく作れるレアチーズタルトのレシピを、土台となるタルト生地と、なめらかで濃厚なレアチーズ生地に分けて、工程ごとに丁寧に解説します。ちょっとしたコツを掴むことで、お店のような本格的な味わいに仕上がります。

タルト生地の作り方

まずは、サクサクのタルト生地を作ります。生地を冷やす時間を含めて、トータルで約2時間ほど見ておきましょう。

  1. 《下準備》タルト型に、溶かしバター(分量外・型用)を薄く塗り、薄力粉(分量外・型用)を茶こしなどで均一にふりかけ、余分な粉はしっかりと落としてください。
  2. ボウルにバター(タルト生地用)を入れ、指で押すとスッとへこむくらいまで柔らかくし、砂糖、塩を加えて泡立て器で混ぜます。白っぽく、ふんわりとした状態になるまで丁寧に混ぜるのがポイントです。バターは必ず常温に戻してから使用しましょう。
  3. 卵黄を加えて混ぜ合わせ、薄力粉をふるいながら加え、ゴムベラで切るようにさっくりと混ぜます。粉っぽさがなくなったら、手で軽くまとめてラップに包み、冷蔵庫で1時間ほど休ませます。
  4. 冷蔵庫から取り出したタルト生地を、打ち粉(分量外)を振ったラップで挟み、めん棒でタルト型よりも一回り大きくなるように均一に伸ばします。目安は直径28cm、厚さ3mm程度です。
  5. 上のラップを剥がし、生地を裏返してタルト型にそっと乗せます。指の腹を使って、型の隅々まで丁寧に、優しく生地を押し込んで密着させます。めん棒を型の縁に沿って転がし、余分な生地を切り落とし、はみ出した部分は綺麗に整えます。焼くと縮む性質があるので、生地が型よりも少し(2mm程度)高くなるように調整するのがコツです。余った生地は、型抜きクッキーなどにして一緒に焼き上げましょう。
  6. フォークでタルト生地の底全体に、均等に穴を開けます。これは、焼成時に生地が膨らむのを防ぐための重要な作業です。再び冷蔵庫で1時間ほど冷やします。オーブンを170℃に予熱し始めるのは、冷蔵庫から取り出す10分前が目安です。
  7. 170℃に予熱完了したオーブンで、20〜25分ほど焼き上げます。焼き上がったら、ケーキクーラーなどの上で完全に冷ましてください。粗熱を取り、30分以上かけてじっくりと冷ますことで、タルト生地が締まり、サクサクとした食感になります。

レアチーズ生地の作り方

次に、口溶けなめらかなレアチーズ生地を作ります。冷蔵庫で冷やし固める時間を含めて、こちらも約3時間程度かかります。

  1. 《下準備》耐熱容器に分量の水を入れ、粉ゼラチンを振り入れてふやかしておきます。クリームチーズは室温に戻して柔らかくしておきましょう。生クリームとヨーグルトは、冷たすぎると他の材料と混ざりにくくダマになることがあるため、使用する10分ほど前に冷蔵庫から出しておくと良いでしょう。
  2. ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムベラでなめらかになるまで丁寧に混ぜます。ダマが残らないように、しっかりと混ぜることが大切です。砂糖を加えて、さらに混ぜ合わせます。
  3. 生クリーム、ヨーグルト、レモン汁を加え、泡立て器で混ぜ合わせます。レモン汁は、レアチーズの風味を引き締め、爽やかさをプラスする役割があります。
  4. ふやかしておいたゼラチンを、電子レンジ(600W)で20〜30秒ほど加熱し、完全に溶かします。加熱しすぎるとゼラチンが固まる力が弱まるため、注意が必要です。溶かしたゼラチンを3に加え、手早く混ぜ合わせます。
  5. 準備しておいたタルト台に、レアチーズ生地を丁寧に流し込み、表面を平らにならします。
  6. 冷蔵庫に入れ、2時間以上、しっかりと冷やし固めます。
  7. お好みで、8分立てに泡立てた生クリームを絞り出し、フレッシュなフルーツやミントの葉などを飾れば、見た目も華やかなレアチーズタルトの完成です。

レアチーズタルトを美味しく作るポイント

より美味しいレアチーズタルトを作るためには、いくつかの重要なポイントがあります。これらのポイントを意識することで、味わいはもちろん、見た目も美しい、ワンランク上のレアチーズタルトを作ることができます。

材料の温度管理

材料の温度管理は、なめらかで口当たりの良いレアチーズタルトを作る上で非常に大切です。特にクリームチーズは、室温に戻してから使用することで、生地全体が均一に混ざり合い、ダマになるのを防ぎます。バターも同様に、柔らかくしておくことで、他の材料とのなじみが良くなり、風味豊かなタルトに仕上がります。

ゼラチンの扱い

ゼラチンを使用する際は、水でしっかりとふやかすことがポイントです。これにより、ゼラチンが均一に溶けやすくなり、ダマを防ぐことができます。電子レンジで加熱する際は、絶対に沸騰させないように注意してください。沸騰させてしまうと、ゼラチンの凝固力が失われ、レアチーズが固まらなくなってしまいます。

タルト生地の焼き加減

タルト生地の焼き加減は、サクサクとした食感を実現するために重要な工程です。焼きすぎると生地が硬くなり、風味が損なわれてしまうため、注意が必要です。表面にうっすらと焼き色がついたら、焦げ付き防止のためにアルミホイルを被せるなどの工夫をしましょう。また、焼き上がったタルト生地は、完全に冷ましてからレアチーズ生地を流し込むことで、水分を吸って生地が湿気るのを防ぎ、サクサク感を保てます。

冷蔵庫での冷やし時間

レアチーズタルトは、冷蔵庫で十分に冷やし固めることで、本来の美味しさを最大限に引き出すことができます。最低でも2時間以上、理想的には一晩冷蔵庫でじっくりと冷やすことで、レアチーズ生地がしっかりと固まり、なめらかで濃厚な味わいになります。

Image

レアチーズタルトのバリエーションレシピ

基本のレアチーズタルトは、工夫次第で色々な味に変化させられます。ここでは、おすすめのアレンジ方法をいくつかご紹介しましょう。

旬のフルーツを飾る

新鮮なイチゴ、ブルーベリー、キウイなどを上に飾れば、見た目も鮮やかになり、さっぱりとした味わいが楽しめます。フルーツは、レアチーズ生地がしっかりと固まってから乗せるのが、美しく仕上げるコツです。

自家製ジャムを添える

ブルーベリージャム、ストロベリージャム、あんずジャムなどを添えれば、甘さと風味がプラスされ、さらに美味しくなります。ジャムは、レアチーズ生地が冷えて固まった後、表面に薄く広げると、見た目も綺麗です。

ほろ苦いココアをプラス

ココアパウダーをかけると、見た目が落ち着いた雰囲気になり、味に深みが増します。ココアパウダーは、レアチーズ生地が固まってから、粉ふるいなどを使って均一にかけると、綺麗に仕上がります。

レアチーズタルトの栄養成分

口にした時の幸福感を与えてくれるレアチーズタルトですが、実は栄養面でも優れています。ここでは、レアチーズタルトに含まれる代表的な栄養成分について解説していきます。

カルシウム

主な材料である牛乳やヨーグルトといった乳製品のおかげで、カルシウムを豊富に摂取できます。カルシウムは、丈夫な骨や歯を維持するために欠かせないミネラルです。

たんぱく質

クリームチーズやヨーグルトなどの乳製品を使用しているため、たんぱく質も含まれています。たんぱく質は、私たちの体の筋肉や内臓を作る上で重要な役割を果たします。

脂質

バターやクリームチーズといった材料に由来する脂質も含まれています。脂質は、活動するためのエネルギー源となりますが、過剰な摂取は控えるようにしましょう。

レアチーズタルトの保管方法

手作りレアチーズタルトは、冷蔵保存が基本です。乾燥を防ぐため、ラップで丁寧に包むか、密閉できる容器に入れて冷蔵庫へ。冷蔵庫での保存期間は、おおよそ2~3日が目安です。冷凍保存もできますが、解凍時に水分が出て、食感が損なわれる可能性があります。

Image

まとめ

レアチーズタルトは、手軽に作れて、見た目も風味も楽しめる、皆に愛されるデザートです。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひご自宅でチャレンジしてみてください。色々なアレンジができるのも嬉しいポイントです。お好みのフルーツやジャムなどを添えて、あなただけの特別なレアチーズタルトを創作してみてはいかがでしょうか。

質問1:無塩バターの代わりに有塩バターを使用できますか?

回答:はい、有塩バターでも代用可能です。レシピに記載されている分量でそのままお使いいただけます。ただし、風味や出来上がりの味わいが若干変化し、塩味が感じられる仕上がりになることをご了承ください。

質問2:無糖ヨーグルトを加糖ヨーグルトで置き換えることはできますか?

回答:はい、加糖ヨーグルトでも代用可能です。甘味が若干強くなりますが、レシピの分量通りに作っていただいて問題ありません。甘さが気になる場合は、ヨーグルト100gあたり砂糖を10~15g程度減らして調整してみてください。

質問3:バターの代わりにマーガリンを使っても大丈夫ですか?

回答:パン作りやお菓子作りにおいて、バターとマーガリンは代替品としてよく用いられます。風味や焼き上がりの食感に若干の違いは生じますが、ほとんどの場合、問題なく代用できます。ただし、お菓子によってはバターでなければ再現できない風味や食感があるため、レシピの詳細を事前にご確認ください。

タルトレアチーズ