ポップコーンは映画館やパーティーの定番おやつとして親しまれていますが、糖質が気になる人もいるかもしれません。しかし、実はポップコーン自体の糖質量は意外と少なく、ヘルシーなスナックとして注目されています。この記事では、ポップコーンの栄養価と糖質量について、詳しく解説していきます。
ポップコーンはカロリーが低い?
プレーンのポップコーンは、一見健康的なイメージがありますが、実はカロリーと糖質が意外と高い食品です。100gあたり472kcalのカロリーと50.3gの糖質を含んでおり、ポテトチップスやコーンスナックと比べても、カロリーや糖質量が遜色ありません。 ただし、ポップコーンは一度に大量に食べるものではないため、適量であれば比較的低カロリーの間食になります。市販の1袋(50g)なら236kcal程度に抑えられます。 他のスナック菓子同様、ポップコーンも過剰に摂取すると肥満の原因になる恐れがあります。調味料を使わずプレーンな状態で、適量を楽しむことが肝心です。高カロリーではありますが、食物繊維も多く含まれているため、節度を守れば健康的なおやつとして楽しめるでしょう。
ポップコーンの味つけ別カロリー
キャラメル味のポップコーンは、100グラムあたり約535キロカロリーとなり、糖質量は55.8グラムに上ります。一方、塩味のポップコーンは100グラムあたり499キロカロリー、糖質量48.5グラムと控えめな値となっています。バターしょうゆ味のポップコーンはさらに低く、100グラムあたり488キロカロリーとなりますが、糖質量については記載がありません。 キャラメル味は甘味が強いため、カロリーと糖質量が最も高くなっています。プレーンのポップコーンと比べると、キャラメルを塗布することでカロリーと糖質がそれぞれ約60キロカロリー、5グラム多くなる計算です。一方の塩味は、調理時に使用する油の量によってカロリーが変動しますが、概して控えめな数値となっています。 バターしょうゆ味はマイクロ波で作るノンフライのポップコーンであり、油の使用量が抑えられているため、比較的低カロリーとなっています。しかしながら、味付けによってはカロリーが変わってくる可能性があるため、健康を意識する場合は素材と調理方法を確認する必要があります。
ポップコーンの栄養は?
ポップコーンは、穀物の一種であるトウモロコシの種を加熱することで膨らむ性質を活かした軽食です。ポップコーン自体は炭水化物を主成分とする比較的低カロリーな食品ですが、バターやオイルで調理したり、塩や砂糖をかけすぎると、カロリーや塩分、糖分が高くなってしまいます。 一方で、ポップコーンには以下の4つの栄養素が豊富に含まれています。 【筋肉を作る「たんぱく質」】 ポップコーンのたんぱく質は100gあたり10.2gです。ポップコーンには、筋肉や臓器の材料になるたんぱく質が豊富に含まれています。ほかのスナックと比べても、ポップコーンにはたんぱく質が約2倍含まれていることがわかります。 【脂溶性ビタミンの吸収を促す「脂質」】 ポップコーンの脂質は100gあたり22.8gです。脂質は、ビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンの吸収を促してくれます。ポップコーンに含まれる脂質には、血圧や血液中のLDLコレステロールを下げる働きがある不飽和脂肪酸も含まれています。 【エネルギー源となる「炭水化物」】 ポップコーンの炭水化物は100gあたり59.6gです。炭水化物はエネルギー源となる重要な栄養素ですが、摂りすぎると肥満につながるおそれがあるため、適量を摂ることが大切です。ポップコーンは皮ごと食べることのできる全粒穀物なので、食物繊維を多く含んでいます。 【便通を促す「食物繊維」】 ポップコーンの食物繊維は100gあたり9.3gです。特に不溶性食物繊維が9.1gと豊富に含まれており、腸で水分を吸収して便のかさを増やしたり、腸を刺激して便通をスムーズにしてくれます。 ただし、口に入れやすく、つい食べ過ぎてしまうこともあるポップコーン。塩やバターを控えめにし、適量を意識して楽しむことが大切です。間食として手軽に栄養を摂取できるポップコーンは、上手に取り入れれば健康的な食生活を送る一助となるでしょう。
手作りポップコーンでカロリーオフする方法
ヘルシーなおやつとして手軽に作れるポップコーンは、調理方法次第で塩分や油分を抑えられるのが最大の魅力です。市販品に頼らず、家にある簡単な材料と調理器具さえあれば、手作りでカロリーコントロールができます。 作り方は電子レンジを使えば驚くほど簡単。乾燥ポップコーン用の米と、紙袋や封筒など手持ちの紙製品を用意するだけです。電子レンジの火力にもよりますが、600Wなら約3分で香ばしいポップコーンの出来上がりです。オイルを使わずに作れるので、ヘルシーな低カロリーおやつを楽しめます。 一方で、お好みの油を使えばコクのある風味を楽しめます。さらに塩分を控えめに、スパイスやハーブ、粉チーズなどでアレンジを加えれば、飽きのこないおいしさに。一度に作りすぎず、少量ずつサクサク食べるのがカロリーオーバーを防ぐコツです。手作りポップコーンなら、素材から調理法までこだわれるので、低カロリーでも満足感を得られる絶品おやつになります。
ポップコーンは油がポイント!
ポップコーンは、映画館やおうちでの手軽なおやつとして親しまれていますが、実は隠れた健康的な一面を持っています。適量の油と塩分で調理すれば、ダイエット中のストレス解消にもなる栄養価の高いスナックになるのです。 おすすめの油はココナッツオイルです。高温でも酸化しにくく、独特の香りが楽しめます。さらに植物油脂より低コレステロールで、健康志向の方に適しています。風味付けにはバターオイルがおすすめ。バターの香り高い風味がポップコーンによく合います。 手作りなら、自分好みの味付けが可能です。塩やスパイス、ベーコンの風味など、大人の味わいにもアレンジできます。適量の油でムラなく加熱し、ふんわり食感を作るのがコツです。 カロリーや塩分を控えめにすれば、ポップコーンは栄養価の高いヘルシースナックになります。おやつタイムに手作りを試し、ダイエット中のストレス軽減などに活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ポップコーンは100gあたり約15gの糖質しか含まれておらず、他のおやつと比べると低糖質です。さらに、食物繊維も豊富で、満腹感が得られるため、カロリー控えめのダイエットにも適しています。調理方法によっても糖質量は変わるので、素材とトッピングを上手に選べば、おいしく、かつヘルシーに楽しめるおやつといえるでしょう。