甘酸っぱい果肉がおいしいパイナップル。でも、芯の部分は硬くて捨ててしまう…そんな経験はありませんか? 実はそれ、もったいない! パイナップルの芯には、知られざる栄養がたっぷり詰まっているんです。消化を助ける酵素ブロメラインや、お腹の調子を整える食物繊維も豊富。これからは捨てずに、おいしく賢く栄養をチャージしましょう。今回は、パイナップルの芯の魅力を徹底解剖。驚きの活用法もご紹介します!
パイナップルの芯を食べるメリット:栄養とサステナビリティ
普段は捨ててしまうことが多いパイナップルの芯ですが、実は栄養がたっぷり詰まっており、美味しく食べられる食材です。芯を食べることで、ブロメラインや食物繊維を効率的に摂取でき、食品廃棄量の削減にも貢献します。環境に優しい食生活を送るために、芯も無駄にせず食べきりましょう。
- ブロメラインを効率的に摂取
パイナップルに含まれるブロメラインは、タンパク質を分解する酵素で、消化を助ける働きがあります。胃液の分泌を促し、消化不良を改善する効果も期待できます。果肉はもちろん、芯や茎に特に多く含まれているため、積極的に摂取しましょう。
- 食物繊維が豊富
パイナップルは食物繊維も豊富です。可食部100gあたり1.5g含まれており、その大部分は不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のかさを増やすことで、便秘解消をサポートします。特に芯の部分には、食物繊維がぎっしり詰まっています。
- 持続可能な食生活の実践
パイナップルの芯は、捨てられることの多い部分ですが、食べることで食材を余すことなく活用できます。フードロスを減らし、地球環境に配慮したサステナブルな食生活を送るために、芯まで美味しくいただくことをおすすめします。
パイナップルの部位別活用術:レシピ紹介
パイナップルの芯は、部分によって硬さが異なるため、それぞれの特性を活かした調理方法で美味しく食べられます。柔らかい部分はサラダに、硬い部分はパイナップルウォーターに、ジュースを作った後の絞りかすはクッキーの材料にするなど、様々なレシピを試してみましょう。
柔らかい部位で「サラダ」
パイナップルの柔らかい部分を細かくカットしてサラダに加えるだけで、南国風の彩り豊かなサラダになります。爽やかな甘みが加わり、お子様にも喜ばれる一品です。ヨーグルトやビネガーを使った、さっぱりとしたドレッシングとの相性が抜群です。
固い部位で「パイナップルウォーター」
パイナップルに含まれる酵素、ブロメラインは、腸内環境を整える効果があるため、デトックスウォーターに最適です。ミネラルウォーターにパイナップルの芯と、お好みでミントなどのハーブを加えて、冷蔵庫で数時間冷やせば完成です。炭酸水で割ったり、紅茶に加えたりしても美味しくいただけます。
ジュースの搾りかすで「パイナップル風味クッキー」
もしジューサーをお持ちでしたら、ジュースを作った後の搾りかすを有効活用したパイナップル風味のクッキーはいかがでしょうか。砂糖を加えなくても、搾りかすを加えるだけで、まるでじっくり煮詰めたジャムのような濃厚な風味になり、パイナップル本来の甘みと美味しさを堪能できます。いつものクッキー生地に混ぜ込んで焼くだけで、手軽に作れるのが魅力です。
芯を活用!ドライフルーツ風&手作りジャム
普段は捨ててしまいがちなパイナップルの芯も、工夫次第で美味しく食べられます。細かく切った芯を電子レンジで加熱すると、甘みが凝縮されたドライフルーツのような味わいになります。ちょっとしたおやつに最適です。また、パイナップルの芯を細かく刻んでジャムにすれば、独特のシャキシャキとした食感が楽しめる、今までにないジャムが完成します。パンやヨーグルトに添えて、普段とは一味違う風味を試してみてください。
パイナップルの鮮度を保つ保存テクニック
パイナップルは、適切な保存方法を実践することで、より長く美味しく楽しむことができます。丸ごとのパイナップルは冷蔵庫の野菜室で、カットされたものは冷凍保存がおすすめです。
冷蔵保存のポイント
カットする前のパイナップルは、葉が付いている根元部分をぎりぎりのところで切り落とし、逆さまにした状態で紙袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。この方法で、およそ4~5日間の保存が可能です。逆さまにすることで、下部に溜まりやすい甘みが全体に行き渡る効果が期待できます。
冷凍保存のポイント
カット済みパイナップルは、クッキングシートを敷いた金属トレイに並べ、しっかりとラップをかけて冷凍庫へ。完全に凍結したら、冷凍保存用ジッパー付き袋に移し替えて冷凍保存します。保存期間の目安は約1ヶ月です。冷凍パイナップルは、そのまま「フローズンパイン」として、あるいは冷蔵庫で30分ほど解凍した「セミフローズン状態」で味わうのがおすすめです。完全に解凍すると、パイナップル本来の風味が損なわれる可能性があるため注意が必要です。ヨーグルトやアイスクリームの彩りとして活用できます。
美味しいパイナップルの選び方
良質なパイナップルを選ぶには、いくつかのコツがあります。葉の先端まで鮮やかな緑色で、皮は少し黄色みがかっており、果実のお尻の部分がふっくらとしているものがおすすめです。十分に熟した状態であれば、甘い芳香が漂います。お店で選ぶ際の参考にしてみてください。
まとめ
パイナップルは、芯の部分まで美味しく食べられる、栄養豊富な果物です。今回ご紹介したレシピ、保存方法を参考にして、パイナップルを最大限に活用し、持続可能な食生活を送りましょう。