秋の訪れとともに、食卓を彩る自家製柿バターはいかがですか? 柿の自然な甘さとバターの芳醇な香りが織りなすハーモニーは、パンやヨーグルト、お菓子作りにも大活躍。さらに、贅沢なひとときを演出するなら、干し柿バターがおすすめです。凝縮された甘みとバターのコクが、至福の時間を約束します。今回は、秋の味覚を存分に楽しめる、柿バターと贅沢干し柿バターの簡単レシピをご紹介します。
基本の柿バターレシピ
意外なほど手軽に作れる自家製柿バター。旬の素材を活かして、豊かな風味を堪能しましょう。
材料
- 柿:1個(約200g)
- きび砂糖:60g
- バター:48g
- レモン果汁:小さじ1
- 粗塩:ひとつまみ(少量加えることで、甘さを際立たせます)
- カルダモン:お好みで少量
食感を豊かにしたい場合は、柿の1/4程度を粗めに刻むのがおすすめです。熟した柿を使う場合は、すべてを刻んでから加熱しても美味しく仕上がります。
作り方
- 柿の皮を丁寧に剥き、種を取り除きます。
- 柿の約3/4をすりおろし、残りの約1/4は7mm角にカットします。
- 鍋に、すりおろした柿と角切りにした柿、きび砂糖を入れ、弱火で焦げ付かないように混ぜながら加熱します。
- 粗塩、バターを加え、バターが溶けて全体が均一になるまで混ぜます。最後にごく弱火にするか火を止めてからレモン果汁を加え、手早く混ぜ合わせます。好みのとろみがつくまで、焦げ付かないように弱火で加熱を続けます(目安:全体で5~10分程度)。
- 食中毒を防ぐため、保存容器は必ず熱湯消毒したものを使用してください。完成した柿バターは、清潔なスプーンで取り分け、粗熱が取れたら速やかに冷蔵庫で保存し、早めにお召し上がりください。
出来上がった柿バターは、とろりとした滑らかな舌触りが特徴です。加熱時間の目安は約5~10分です。
柿バター おすすめの食べ方
柿バターは、そのままでも十分美味しいですが、様々な工夫でさらに楽しむことができます。ここでは、特におすすめの食べ方をご紹介します。
- こんがりトースト:軽くトーストしたパンに柿バターを丁寧に塗り、再度軽く焼くと、柿の自然な甘さとバターの芳醇な香りが際立ちます。
- ヨーグルトアレンジ:プレーンヨーグルトに柿バターと少量のハチミツを添えれば、罪悪感の少ない、美味しいデザートとして楽しめます。
- サンドイッチのアクセント:新鮮なレタスや彩り豊かな野菜、香ばしく焼いたポークソテーなどと一緒にサンドイッチの具材にすると、甘みと塩味が織りなす絶妙な味のハーモニーが楽しめます。
手軽に作れる!干し柿バターレシピ
干し柿バターは、ワインのお供にはもちろん、ちょっとした休憩時間のおやつにもぴったりです。ご自宅で手軽に作れるレシピをご紹介いたします。
材料
- 良質な干し柿
- 風味豊かなバター(有塩バターがおすすめです)
作り方
- 干し柿の中央に、ナイフで丁寧に切り込みを入れます。
- 切り込みを入れた箇所に、バターを挟み込みます。
- 冷蔵庫でしっかりと冷やし固めると、より一層美味しくお召し上がりいただけます。
バターの代わりに、まろやかなクリームチーズを挟んだ「干し柿チーズ」もおすすめです。さらに、バターにあらかじめお好みのナッツや、香り高いハチミツ、アクセントにブラックペッパーなどを加えて丁寧に練り込むと、さらに奥深い味わいがお楽しみいただけます。
まとめ
柿バターと干し柿バターは、秋から冬にかけての食卓を彩る、特別な味わいです。手作りの柿バターで朝食をグレードアップさせたり、干し柿バターで夕食後のリラックスタイムを充実させたりと、様々な場面で活躍します。この機会に、柿の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
柿バターの保存期間は?
冷蔵庫で保存した場合、およそ1週間が目安となります。清潔な容器に入れ、なるべく早くお召し上がりください。
干し柿バターにおすすめのお酒は?
特にワインやブランデーとの組み合わせが絶妙です。その他、ストレートティーや濃いめに淹れた緑茶にもよく合います。