クッキーと言えば、甘くてホロホロと口の中で溶けるビスケットを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、甘くないクッキーの世界は、その魅力と可能性を秘めた広大な味覚の冒険です。スパイスやハーブ、燻製の風味を組み合わせたクッキーは、従来のスイーツとは一線を画し、まったく新しい楽しみ方を提供します。今回は、甘くないクッキーで楽しむ新しい味わいの世界への扉を開き、食の冒険に誘います。
おすすめの甘くないクッキー
甘いクッキーも美味しいですが、甘さを控えたクッキーにはまた別の魅力があります。おやつというより軽食やおつまみにもぴったりな甘くないクッキーは、食事の一環として楽しめるのが特徴です。チーズやハーブ、スパイスを取り入れたレシピが多く、紅茶やコーヒーだけでなくワインやビールにもよく合います。ここでは、おすすめの甘くないクッキーをご紹介します。
鎌倉本店LESANGES:プティ・フール・サレ
「LESANGES(レ・ザンジュ)」の「プティ・フール・サレ」は、甘くないクッキーの代表的な一品です。鎌倉産とフランス産のゲランド塩を組み合わせた塩味のクッキーで、メディアでも頻繁に取り上げられるほどの人気を誇ります。アンティーク調のデザイン缶も話題となっており、SNSで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
フレーバーはトマト&オレガノ、バジル、ゴーダチーズなど全4種類が揃い、それぞれ素材の風味と洗練された塩味がうまく調和しています。お店のおすすめは、ワインやシングルモルトウィスキーなどのお酒との相性を楽しむこと。小ぶりなサイズなので食べやすく、つい手が伸びる美味しさです。
DEMEL:サワースティック
デメルは、ザッハトルテやトリュフといったチョコレートで有名なブランドですが、中でも密かな人気を誇るのが「サワースティック」です。オーストリア王室御用達の伝統を感じさせる華麗なパッケージが魅力です。
塩味を効かせたスティックパイが整然と詰められています。ブラックペッパーやグリーンペッパーといった胡椒系の風味や、キャラウェイシードなどが味わえ、24本入り(8種類)と12本入り(6種類)のバリエーションがあります。
スパイシーでありながら香ばしさが特徴で、小腹が空いたときに片手でつまめるちょうど良いサイズ感が魅力です。ぜひ一度味わってみてください。
アトリエうかい:フールセック・サレ
「アトリエうかい」は、その繊細なクッキーが崩れ落ちるほどの柔らかさで知られています。中でも「フールセック・サレ」は、まるでお酒にぴったりなフィンガーフードのような、成熟した味わいを楽しめるクッキーです。
缶の中は、プロヴァンスハーブとチーズを使ったサブレやゴボウを糖衣で包んだアーモンドなど、ユニークな味わいのクッキーとクラッカーが詰まっていて、色とりどりの見た目が心を浮き立たせます。蓋を開けると、スパイスの豊かな香りが広がり、絶妙な塩加減が食欲をそそり、お酒も進むことでしょう。
GOOD NEIGHBOR's FINE FOODS:おやつタイム
千駄木にある「GOOD NEIGHBOR's FINE FOODS」は、就労支援センター「まる福」と協力して独自のクッキーを作り上げました。このクッキーは、高さ10センチほどのスタイリッシュなデザインの缶に入っています。
「HAVE A SNACK」には、チーズクッキーやローズマリーを使ったスティッククッキーが詰め合わされており、缶を開けてそのまま楽しめるのが魅力です。
こだわりの素材として国産小麦やアルミフリーベーキングパウダーを使用しているため、子供からお年寄りまで安心して召し上がれます。