餅アレンジ スイーツ

餅アレンジ スイーツ

お正月につきたくさんのお餅、余っていませんか?お雑煮やお餅焼きも美味しいけれど、毎日続くと飽きてしまうことも。そんな時は、お餅を大変身させて、絶品スイーツに変えてみませんか?いつものお餅が驚くほど美味しくなる、簡単で美味しいアレンジレシピをご紹介します。和風から洋風まで、バラエティ豊かなレシピで、お餅の新しい魅力を発見しましょう!

お正月に残ったお餅、どうしていますか?

お正月には欠かせないお餅ですが、どうしても余ってしまうことってありますよね。定番のお雑煮やお汁粉、磯辺焼きやきな粉餅もいいけれど、ちょっと飽きてしまった…という時は、お餅を使ったアレンジレシピで、最後まで美味しく消費しませんか?

お餅を長持ちさせる保存方法

お餅にとって大敵なのは乾燥です。市販の真空パックのお餅は比較的日持ちしますが、手作りのお餅などはカビが生えやすいので要注意。長期保存は難しいと思われがちですが、実はお餅は冷凍保存に向いています。食べきれないお餅は、早めにラップでしっかりと包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。個包装されていないお餅は、一つずつラップで包んでからジップロックなどの保存袋に入れると良いでしょう。空気をしっかり抜いて酸化を防ぐのがポイントです。解凍方法も用途に合わせて変えられます。柔らかい食感がお好みなら電子レンジで、香ばしい風味を楽しみたいならオーブントースターで解凍を。お鍋で煮る際は、水の状態からお餅を入れてゆっくり煮ることで、より柔らかく仕上がります。冷凍保存したお餅は、約1年間保存可能ですが、風味を損なわないためには1ヶ月を目安に食べきるのがおすすめです。

お餅で作る絶品スイーツレシピ集

お餅は、伝統的な和菓子から斬新な洋菓子まで、幅広いスイーツに姿を変えます。ここでは、お餅を主役にした、とっておきのスイーツレシピをご紹介いたします。

餅×きなこ:定番の味を新たな発想で

誰もが知るきなこ餅ですが、自家製きな粉を使うことで、その風味は驚くほど豊かになります。また、ホットサンドメーカーで作るきなこ餅サンドは、パンとお餅という意外な組み合わせが、忘れられない美味しさを生み出します。さらに、市販の餅を使い、手軽に作れるあん餅は、急な来客時にも重宝する一品です。

手作りきな粉で、風味豊かなきなこ餅

お馴染みのきなこ餅を、自家製きな粉でさらに美味しく。フードプロセッサーを使えば、手軽に香り高いきな粉を作ることができます。

香ばしいきな粉餅トースト

ホットサンドメーカーで作る、きな粉餅サンドは、サクサクのパンともちもちのお餅が絶妙なハーモニーを奏でます。パンの厚さを変えることで、食感の違いも楽しめます。

簡単くるくるあん餅

市販のしゃぶしゃぶ用のお餅を使えば、あっという間にあん餅が完成。手軽に作れるので、時間がない時にもおすすめです。たっぷりのきな粉で風味豊かに仕上げましょう。

餅×ミルク:まろやかな甘さで変身

牛乳とコンデンスミルクを使ってお餅をこねて作る、とろけるようなティラミスは、時間が経ってもやわらかさをキープできるのが魅力です。お餅とパンケーキミックスを混ぜて作る、もちもち食感のリングドーナツは、お子様にも大人気。牛乳とココナッツミルクをベースにした温かいぜんざいは、冷える季節に心も体も温まる、ほっとする味わいです。

お餅で作る、とろけるティラミス

牛乳とコンデンスミルクを加えて、なめらかになるまでお餅を練り上げます。時間が経過しても、そのやわらかさを保てるのが特徴です。

ふんわり、もちもち。リングドーナツ

あのもちもち食感で人気のドーナツが、お家で手軽に作れます。お餅とパンケーキミックスを混ぜるだけで、独特のもちもち感を実現。きな粉やあんこ、チョコレートなど、好きなものをトッピングして、オリジナルの味を楽しんでみましょう。

ココナッツミルク仕立ての、ほっこりぜんざい

牛乳とココナッツミルクをブレンドしたぜんざいに、お餅をプラス。心安らぐ優しい甘さは、寒い日にぴったり。お好みで砂糖の量を調整して、自分好みの甘さに仕上げてください。

餅×抹茶&よもぎ:和素材で楽しむアレンジ

お餅を乾燥させたり、油で揚げたりする手間なし!オーブンで手軽に作れる、ヘルシーなあられはいかがでしょう。抹茶の鮮やかな緑色や、可愛らしいピンク色のチョコレートなど、見た目も華やかなスイーツです。また、隠し味に醤油を使った、あんこ入りのトリュフ風大福は、抹茶パウダーをふりかけることで、上品な風味と彩りをプラス。サクサク食感がたまらない揚げ餅は、よもぎパウダーをまぶして風味豊かに仕上げました。お子様のおやつにはもちろん、晩酌のお供にもぴったりです。

オーブンで作る、サクサクひなあられ

乾燥や油調理の必要なし!オーブンで簡単に作れる、ヘルシーなあられのレシピです。抹茶の緑やピンクのチョコで彩られた、見た目も可愛らしいお菓子は、ひな祭りにはもちろん、普段のおやつにもおすすめです。

抹茶が香る♪トリュフ風大福

隠し味に醤油を忍ばせた、あんこたっぷりのトリュフ風大福。抹茶パウダーを上からかければ、見た目のアクセントになるだけでなく、爽やかな抹茶の香りが口いっぱいに広がります。

よもぎ香る、サクサク揚げ餅

香ばしく揚げたお餅に、よもぎパウダーを贅沢にまぶした、ほんのり甘い揚げ餅です。お子様のおやつとして、また、お父さんの晩酌のお供にも最適。よもぎパウダーがない場合は、抹茶パウダーで代用しても美味しく作れます。

餅と黒糖:奥深い甘さで広がるアレンジ

定番のきな粉餅をさらに進化させた、黒糖ときな粉、そして香ばしいクルミを組み合わせたアレンジは、いつものお餅を格段に風味豊かにしてくれます。また、岩手県気仙地方の郷土料理であるなべやきのレシピをご紹介します。水で溶いた小麦粉を鉄鍋で焼いて作ったいたことから「なべやき」と呼ばれています。黒砂糖(玉砂糖)を使用することでコクが出て味に深みが増します♪砂糖のかたまりを残しながら作るのがポイント!食べた時に口の中で溶ける幸福感をぜひ味わってみてください。さらに、黒糖の深みのある甘さをしみ込ませた油揚げで、お餅を包んで焼き上げるいなり餅は、定番の醤油味とは一味違った、新しい美味しさに出会えます。

黒糖きなこクルミ餅

きな粉に黒糖とクルミをブレンドした、特別なきな粉餅。黒糖のコクとクルミの香ばしさが加わることで、いつものきな粉餅が、より風味豊かに進化します。きな粉餅がお好きな方は、ぜひ一度お試しください。

餅とクルミのなべやき

岩手県で親しまれている郷土料理「なべやき」のレシピです。黒糖を贅沢に使った甘い生地と、お餅のハーモニーが楽しめる、どこか懐かしい味わいのおやつ。クルミの食感がアクセントになっています。

黒糖いなり餅

黒糖の風味をたっぷり含んだ油揚げで、お餅を包んで焼き上げた、新しいいなり餅。香ばしい油揚げと、とろけるお餅、そして黒糖の優しい甘さが絶妙に調和し、一度食べたら忘れられない美味しさです。

禁断の組み合わせ!餅とバターで魅せるスイーツアレンジ

背徳感溢れる美味しさで、お餅の新たな魅力を引き出すバターアレンジ。中でも、バターと白だしを組み合わせたレシピは、意外ながらも奥深い味わいで、朝食にもぴったりです。秋田名物のバター餅を、切り餅を使って手軽に再現できるレシピをご紹介。ポイントは、出来立ての柔らかさを考慮し、冷蔵庫でしっかりと冷やしてからカットすること。さらに、カットした表面に片栗粉をまぶせば、より美味しく仕上がります。

香ばしさがたまらない!餅バター焼き

バターと白だしの絶妙なハーモニーが、食欲をそそる餅バター焼き。シンプルながらも奥深い味わいは、朝食にはもちろん、ちょっとしたおやつにも最適です。濃すぎない味付けなので、食欲がない時でも美味しくいただけます。

本場の味を自宅で!秋田風バター餅

秋田県民が愛するバター餅を、ご家庭で簡単に作れるレシピです。もちもちとした食感と、バターの風味が絶妙にマッチ。出来立ては非常に柔らかいため、冷蔵庫で冷やして固さを調整し、カットした後に片栗粉をまぶすことで、より本格的な仕上がりになります。

とろける生チョコと餅のハーモニー!ひとくちチョコ餅

お餅に豆腐を練り込み、濃厚な生チョコで包んだ贅沢な一品。豆腐を加えることで、時間が経過してもお餅が硬くなりにくいのが嬉しいポイントです。一口食べれば、とろける生チョコとお餅の優しい甘さが口の中に広がり、至福のひとときを味わえます。

きなこチョコ餅

やわらかくしたお餅にミルクと砂糖を加えて、溶かしたホワイトチョコで包んだ、とろけるようなスイーツです。きな粉の量を調整して、甘さの加減を自分好みに。チョコレートも、ビターやミルクなどお好みのものに変えて楽しめます。

お餅×塩味:素材を活かす、シンプルアレンジ

お餅をじっくり乾燥させてから揚げれば、手作りならではの香ばしいおかきが完成します。乾燥させることで保存性も高まるので、お餅の大量消費にもぴったり。シンプルな塩味は、温かいお茶請けに最適です。乾燥させずに揚げれば、ふっくら軽い食感の揚げ餅に。塩に加えて青のりを散らせば、風味豊かな味わいに変化します。また、レンジで手軽に作れる大福の皮もおすすめです。市販のあんこを使えばさらに簡単!中身を工夫すれば、オリジナルの大福が楽しめます。

手作り揚げおかき

お餅を時間をかけて乾燥させ、カラッと揚げれば、サクサクとした食感の自家製おかきが楽しめます。乾燥させることで長期保存も可能になるため、たくさんお餅がある時にも便利です。塩加減を調整して、緑茶によく合うおかきを作ってみましょう。

カリッと揚げ餅スナック

乾燥させずに揚げれば、サクサクとした軽い食感の揚げ餅に。塩に青のりを加えるだけで、風味豊かな味わいになります。さらに、シナモンシュガーを振りかければ、甘くて香ばしいデザート風スナックとしても楽しめます。

手作り塩大福

電子レンジでお餅を温めるだけで、あっという間に大福の生地が完成!驚くほど手軽なのに、本格的な味わいが楽しめます。こしあんは市販のものを使ってもOKですが、手作りの餡に挑戦するのもおすすめです。中に入れる具材を工夫すれば、オリジナルの大福が作れますよ。

餅×フルーツ:さっぱりとアレンジ

フルーツ大福といえば、いちご大福は外せませんよね。実はいちご大福も、自宅で手軽に作ることができるんです。自家製だからこそ、あんこや生地の量を調整して、いちご本来の美味しさを引き立てるように仕上げるのがポイント。お餅に砂糖を加えてよく混ぜることで、時間が経っても硬くなりにくい生地になります。あとは、片栗粉をまぶして丸めるだけで、あっという間に完成です。また、パンケーキにお餅を少し加えるだけで、もちもちとした食感が楽しめる絶品パンケーキに変身します。ただし、お餅を入れすぎると風味が強くなりすぎるので、分量には注意が必要です。たっぷりのフルーツを添えて、まるでカフェのような華やかな一皿に仕上げてみましょう。

あまおう大福

フルーツ大福の定番、あまおう大福もご自宅で手作りできます。せっかく手作りするなら、あんこや餅生地の甘さを控えめにして、あまおうのジューシーな甘さを存分に味わえるように工夫してみましょう。

チョコバナナ大福

お餅に砂糖を加えて丁寧に練ることで、時間が経過しても硬くなりにくい生地を作ることができます。後は、生地を丸めて片栗粉をまぶせば、意外と簡単に本格的な大福が完成します。

もちもちパンケーキ

いつものパンケーキに、実はひっそりお餅を忍ばせると、驚くほど弾力のある、極上のパンケーキに変身するんです。ただし、お餅の量を間違えると、お餅の存在感が強くなりすぎるので要注意!色とりどりのフルーツを贅沢にトッピングすれば、まるでカフェで出てくるような、華やかな一皿になりますよ。

お餅を味わう上での注意点

お餅は伝統的な食べ物ですが、喉を詰まらせる事故が後を絶ちません。特に小さなお子様やご高齢の方は、細心の注意が必要です。

なぜ小さなお子様やご年配の方に事故が多いのでしょうか?

小さなお子様の場合、まだ咀嚼機能が十分に発達していないため、小さく切ったお餅でも、噛み砕く力が弱く、口の中で塊になりやすい傾向があります。また、飲み込む際に食道ではなく、誤って気管に入り込み、気道を塞いでしまう危険性があります。ご高齢の方は、噛む力や飲み込む力が弱くなる傾向があるため、特にお餅が喉に詰まりやすくなります。周りの方も注意を払い、安全に食べられるよう見守りましょう。加えて、肺活量の低下も影響し、万が一詰まりかけた際に、十分に咳き込むことができず、粘り気のあるお餅が喉に詰まりやすいのです。

お餅の個性

つきたてのお餅は格別な柔らかさですが、冬場の冷え込む時期には、外気にさらされると急速に冷え込み、硬さが増してくると言われています。お餅を食べる状態を想定した結果によると、50~60℃の器の中の状態から口に入れた直後までは、お餅は軟らかく付着性が小さい状態です。口の中では、外気温や体温などの影響でお餅の温度が40℃程度まで低下すると、硬く付着性も大きくなります。このような温度変化によるお餅の物性の変化によって、飲み込む際に、喉がつまる可能性が高くなると考えられます。

まとめ

お餅は工夫次第で色々な味わい方ができます。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ様々なアレンジに挑戦してみてください。お餅を召し上がる際は、特にお子様やご年配の方は、喉を詰まらせないよう注意し、安全に美味しくお餅を味わいましょう。

よくある質問

質問1:お餅の適切な保存方法は?

お餅は乾燥しやすい食品なので、個別に包装されていない場合は、一つずつラップでしっかりと包み、密閉できる保存袋に入れて冷凍保存することをおすすめします。できる限り空気を抜いて保存することで、酸化を抑え、風味を損なわずに保存できます。

質問2:冷凍したお餅の解凍方法について教えてください。

冷凍保存したお餅は、電子レンジで温めるか、オーブントースターで焼くことで解凍できます。電子レンジを使用する場合は、お餅が十分に柔らかくなるまで加熱してください。オーブントースターの場合は、表面に焼き色がつくまで焼くと、より美味しく召し上がれます。また、お鍋に入れる際は、水の状態からお餅を入れて加熱することで、煮崩れを防ぎ、美味しく調理することができます。

質問3:お餅を味わう上で気をつけたいことは?

お餅は独特の粘り気が特徴ですが、それが原因で喉に詰まりやすいという側面も持ち合わせています。特に、小さなお子様やご年配の方々は、お餅を小さく切って、焦らず、しっかりと咀嚼してから飲み込むように心がけましょう。また、お茶や汁物などの水分と一緒にいただくことで、喉を潤し、より安全にお餅を楽しむことができます。
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