乳アレルギーでも大丈夫!プロが選ぶ、意外な乳製品不使用お菓子&デザート厳選ガイド
乳アレルギーを持つ方にとって、お菓子選びはまるで宝探し。美味しそうなスイーツを見つけても、原材料表示を見てがっかり…そんな経験、ありませんか?でも大丈夫!諦めるのはまだ早いんです。実は、意外なところに乳製品不使用の美味しいお菓子やデザートが隠れているんですよ。今回は、食のプロが厳選した、乳アレルギーでも安心して楽しめる、とっておきのスイーツガイドをお届けします。スーパーで手軽に買えるものから、ちょっと特別なデザートまで、バラエティ豊かなラインナップで、あなたのおやつタイムを彩ります!

食物アレルギーに関する大切な注意点と専門家からのアドバイス

食物アレルギーをお持ちの方は、以下の点を必ずご確認ください。原材料はメーカーの都合により変更されることがあります。商品を購入する際は、必ずご自身でパッケージの原材料表示を確認してください。この記事では「乳アレルギーでも安心!」をテーマに、乳成分不使用の商品を中心に紹介しています。新たに追加された情報には、卵や小麦など他のアレルギー物質を含まない商品も含まれていますが、乳成分を含む商品は掲載を見送っています。ご自身やご家族のアレルギーに合わせて、商品の原材料を個別に確認してください。また、原材料に乳成分が使用されていなくても、乳製品を含む製品と共通の設備で製造されている商品も紹介しています(コンタミネーションのリスク)。ごくわずかな混入でもアレルギー症状が出る可能性がある方は、特に注意して判断してください。食の専門家は、アレルギーを持つお子様のお菓子を選ぶ際に、重要なポイントをいくつか挙げています。

乳製品不使用のクッキー・ビスケット:意外な発見と選び方のコツ

乳アレルギーがある場合、バターや牛乳が使われることの多い一般的なクッキーはなかなか選べませんが、最近では乳製品を使わずに美味しく食べられるクッキーやビスケットが増えてきました。以下に、スーパーなどで手軽に購入できる乳製品不使用のクッキー・ビスケットを紹介します。これらの商品は、見た目には乳成分が使われていそうなものも多く、選択肢を広げてくれます。

ヤマザキビスケット ラングドシャ

原材料は小麦粉、砂糖、植物油脂、卵白/乳化剤(大豆由来)で、乳成分は含まれていません。見た目は乳製品が使われているように見えるクッキーですが、乳アレルギーの方でも安心して食べられます。「とても美味しい」と評判で、お子さんも喜んだという声もあります。スーパーでよく見かける商品なので、比較的簡単に手に入るのが魅力です。

三立製菓 源氏パイ

サクサクとした食感が人気の源氏パイは、主な材料に小麦粉、マーガリン、砂糖、食塩を使用しており、香料とカロテン色素で風味と色合いを加えています。驚くべきことに、卵と牛乳を一切使用していないため、これらのアレルギーを持つお子様にとって安心なおやつとして長年愛されています。多くのお店で簡単に見つけられるのも嬉しいポイントです。ただし、様々なバリエーションが存在し、「ミニ源氏パイ」やチョコレートでコーティングされた「源氏パイチョコ」など、一部の商品には牛乳や大豆が含まれていることがあります。購入する際は、必ずパッケージ裏面の原材料表示をしっかりと確認しましょう。

ナビスコ オレオ

長年親しまれているオレオは、実は最近レシピが改良され、牛乳由来の成分が使用されなくなりました。そのため、牛乳アレルギーをお持ちの方も、以前は諦めていたオレオを安心して楽しめるようになりました。スーパーマーケットなど、身近なお店で手軽に購入できるのも魅力です。ただし、店頭にはまだ以前のパッケージの商品が並んでいる可能性もありますので、購入前に原材料表示を確認し、牛乳不使用であることを確認してください。

バニラクリーム

主な原材料は、小麦粉、砂糖、植物油脂、ココアパウダー、コーンスターチ、食塩などで、膨張剤、乳化剤、香料、酸味料、酸化防止剤(V.C、V.E)などが添加されています(一部に小麦・大豆を含む)。定番のバニラクリーム味も、牛乳を使用せずに作られています。

チョコレートクリーム

小麦粉、砂糖、植物油脂、ココアパウダー、コーンスターチ、食塩などが主原料で、膨張剤、乳化剤、香料、酸味料、酸化防止剤(V.C、V.E)などが加えられています(一部に小麦・大豆を含む)。バニラクリーム味と同様に、チョコレートクリーム味にも牛乳は使用されていません。牛乳を使用していないチョコレート味のお菓子は選択肢が少ないため、貴重な存在と言えるでしょう。

モンデリーズ・ジャパン(ナビスコ) リッツ

リッツのラインナップには、クラッカータイプとサンドタイプがあり、どちらも乳成分を含まない商品を選ぶことができます。ただし、「チーズサンド」には乳製品が使用されているため、購入時には注意が必要です。

バニラサンド

主な原材料は、小麦粉、植物油、砂糖、果糖ブドウ糖液糖、食塩、コーンスターチ、膨張剤、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.E、V.C)などです。バニラクリームをサンドしながらも乳製品を使用していない点が、多くの方にとって意外なポイントでしょう。これまで乳アレルギーのために諦めていたバニラ味を、お子様もきっと喜んでくれるはずです。

チョコサンド

主な原材料は、小麦粉、植物油、砂糖、ココアパウダー、果糖ブドウ糖液糖、食塩、コーンスターチ、膨張剤、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.E、V.C)などです。チョコレートクリームを使用していますが、乳成分は含まれていません。チョコレート風味のお菓子は乳製品を含むものが多いため、乳アレルギーをお持ちの方にとって、特に貴重な選択肢となります。

プレーン

主な原材料は、小麦粉、植物油、砂糖、果糖ブドウ糖液糖、モルトエキス、食塩、膨張剤、レシチン(大豆由来)、酸化防止剤(V.E、V.C)などです。クリームなどを挟んでいないプレーンタイプのリッツも、乳成分不使用なので、安心して楽しむことができます。

七尾製菓 フレンチパピロ

主な原料は、アメリカ産の小麦粉、砂糖、ショートニング、鶏卵、マーガリン、コーンスターチ、麦芽糖、ぶどう糖、ラム酒、そして膨脹剤、乳化剤、香料です。(一部に小麦、卵、大豆由来の成分を含みます。)特筆すべきは、クリームを使用しているにも関わらず、乳成分は一切含まれていない点です。口にすると、どこか懐かしい「コロン」を少しだけ硬くしたような食感で、その美味しさに魅了されること間違いなし。お子様のお気に入りおやつになる可能性大です。

ギンビス たべっ子BABY

原材料は、国産小麦粉、砂糖、ショートニング、オリゴ糖、DHA含有魚油、食塩、膨脹剤、炭酸Caです。専門の食育サポーターも推奨する「たべっ子BABY」は、乳、卵、大豆、合成着色料、香料を一切使用していない安心のビスケットです。1歳のお子様から安心して食べられるように設計されており、成長に合わせた栄養バランスも考慮されています。カルシウム、腸内環境をサポートするオリゴ糖、DHAが配合されているのも嬉しいポイント。愛らしい動物の形をしたビスケットは、お子様のおやつタイムをより楽しく彩ります。ただし、「たべっ子どうぶつ」シリーズの「たべっ子水族館」や「たべっ子どうぶつおやさい」「たべっ子どうぶつバター味」は、卵不使用のものもありますが、乳成分が含まれている場合があるので、購入の際は原材料表示をしっかり確認しましょう。

森永製菓 全粒粉仕立てのビスケット

主な原材料は、小麦粉、小麦全粒粉、ショートニング、砂糖、オーツ麦フレーク、卵白(卵を含む)、脱脂小麦胚芽、ライ麦粉、小麦ファイバー、発酵風味料、食塩、膨脹剤、乳化剤(大豆由来)、酸化防止剤(ビタミンE)です。サクサクとした軽快な食感が特徴で、クッキーとクラッカーの中間のような味わいのビスケットです。甘さが控えめなので、飽きずに美味しくいただけます。ただし、卵が含まれているため、卵アレルギーをお持ちの方は注意が必要です。

のむら ミレービスケット(4連 塩)

原材料は、ビスケット生地(小麦粉、砂糖、ショートニング、ぶどう糖)、植物油、食塩、膨脹剤(原材料の一部に大豆を含む)です。高知県民に愛される銘菓、ミレービスケットは、長年愛され続けている定番商品であり、食育の専門家からも乳成分を含まないお菓子として推奨されています。乳不使用とは思えないほどサクサクとした食感に加え、豆を揚げた油を使用することで、独特の香ばしさと奥深い味わいが生まれています。MDホールディングスからも販売されていますが、のむら製菓のミレービスケットは、昔ながらの素朴な風味が魅力です。個包装の「4連 塩」タイプは、食べ過ぎを防ぎ、持ち運びにも便利。取り扱いのある店舗は限られていますが、ピアゴやイトーヨーカドーなどで見つけることができます。

スタイルワン フィンガービスケット

アピタとピアゴでおなじみの「スタイルワン」ブランドのフィンガービスケットは、乳製品と卵を一切使用していません。同様に、イオングループのプライベートブランド「トップバリュ」のフィンガービスケットも乳不使用です。大手スーパーマーケットのプライベートブランド製品も探してみると良いでしょう。

ロータス ビスコフ オリジナル カラメルビスケット

主原料は小麦粉、砂糖、植物油、シュガーシロップ、大豆粉、シナモン、そして食塩と膨張剤です。ベルギー生まれのこのビスケットは、多くのスーパーマーケットで見つけることができます。コーヒーや紅茶との相性が抜群で、特徴的なカラメルの風味が楽しめます。

ポピーズ カラメルビスケット

主な材料は、小麦粉、砂糖、植物油脂、シュガーシロップ、シナモン、食塩、膨張剤です。ロータスのビスコフと外観も風味も非常によく似ており、カルディコーヒーファームなどで手に入れることができます。

ギンビス アスパラガスミニビスケット

材料は小麦粉、砂糖、植物油脂(パーム油)、ショートニング(豚肉由来)、黒ゴマ、ぶどう糖、果糖ぶどう糖液糖、食塩、食物繊維、イースト、膨張剤、炭酸カルシウムです。食育の専門家からも推奨されているこの商品は、乳成分だけでなく卵も使用していません。黒ゴマが香る昔ながらの人気商品で、スティック状で持ちやすく、お子様にも食べやすいのが特徴です。カルシウムと食物繊維が豊富に含まれているため、牛乳を飲めないお子様のカルシウム補給にも役立つ、栄養面でも優れたおやつです。

ローソン さっくり食感のソイココアクッキー

主な材料は、ショートニング、大豆タンパク、小麦タンパク、砂糖、小麦粉、ココアパウダー、大豆、食塩などです。香料、乳化剤、膨張剤、甘味料(ステビア)、酸化防止剤(ビタミンE)も含まれています。ローソンブランドのスナック菓子として、お近くのローソン店舗で気軽に購入できます。

無印良品 乳不使用クッキー・サブレ・クラッカーシリーズ

無印良品では、ミルク成分を一切使用しない、様々な種類のクッキー、サブレ、クラッカーをご用意しています。シンプルな美味しさを追求しながらも、厳選された素材を使用しているため、安心して召し上がれます。ただし、無印良品の他の「クラッカー」製品には乳成分が含まれている場合があるため、購入前に必ず成分表示をご確認ください。

南風堂 雪塩ちんすこう

主な原材料は、小麦粉、砂糖、ラード(豚由来)、ショートニング、雪塩(食塩)、膨張剤です。沖縄の伝統的なお菓子であるちんすこうは、乳成分を含まないものが多く、「雪塩ちんすこう」はその中でも特に人気があります。雪塩の独特な風味が後を引く美味しさで、お子様にも喜ばれます。沖縄のお土産として有名ですが、アンテナショップや物産展、スーパーなどでも見かけることがあり、ぜひ一度お試しください。

新垣ちんすこう本舗 新垣ちんすこう

原材料は、小麦粉、砂糖、ラード(豚脂)、膨張剤です。こちらもミルク成分を使用していない、昔ながらのちんすこうで、飾らないシンプルな味わいが魅力です。

乳製品フリーの焼き菓子で広がる選択肢

お店で売られているドーナツの多くには牛乳や乳成分が含まれており、乳アレルギーのお子さんを持つ親御さんは、お菓子選びに苦労することがあります。しかし、探してみると乳製品を使わずに作られたドーナツも存在します。手間をかけずに購入できる乳製品不使用のドーナツは、お子様のおやつ時間をより楽しく、豊かなものにしてくれます。

フジバンビ 黒糖ドーナツ棒

フジバンビの黒糖ドーナツ棒は、乳製品を使用していないため、乳アレルギーのお子様でも安心して食べられます。カリッとした食感と黒糖の優しい甘さが特徴で、個包装されているので、持ち運びにも便利です。お子様がドーナツ好きだけれど、手作りする時間がない、または市販品が見つからないという場合に、とても役立つ商品です。

乳成分なしのゼリーや懐かしいお菓子

気軽に食べられるゼリーや駄菓子の中にも、乳アレルギーのお子様でも食べられる商品があります。「ミルク」という名前の商品でも、実は乳製品が使われていないものもあり、おやつの選択肢が広がります。これらのお菓子は、お子様が安心して楽しめるおやつとして人気があります。

マンナンライフ 蒟蒻畑 白桃

原材料は、ぶどう糖果糖液糖(国内製造)、砂糖、果汁(もも)、難消化性デキストリン、こんにゃく粉/pH調整剤、酸味料、香料、ゲル化剤(増粘多糖類)、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)です。白桃の甘さと蒟蒻の食感が楽しめます。パッケージにアレルギー表示がしっかりとされているので、安心して購入できます。冷やして食べると、より美味しく、お子様にも喜ばれるでしょう。

マンナンライフ ララクラッシュ 杏仁ミルク

主な材料は、難消化性デキストリン(アメリカ産)、果糖ブドウ糖液糖、エリスリトール、植物油脂利用食品(植物油使用)、高果糖液糖、洋酒、杏仁霜、こんにゃく粉、ゲル化剤(増粘多糖類)、香料、乳酸カルシウム、メタリン酸ナトリウム、乳化剤、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)などです。「ミルク」という名前が入っていますが、乳製品は使われていません。手軽に本場のような杏仁豆腐の味が楽しめるため、ララクラッシュは、お子様にも喜ばれるおやつです。

サンヨー製菓 モロッコヨーグル

材料は、植物油(大豆油を含む)、砂糖、ブドウ糖、コーンスターチなど。その他、酸味料、甘味料(ステビア)、調味料(アミノ酸)、食塩、香料(オレンジオイル)、乳化剤、酸化防止剤が使われています。「ヨーグル」という名前ですが、ヨーグルトとは異なり、乳製品は使用されていません。昔から駄菓子屋さんやスーパーのお菓子コーナーで親しまれている定番商品です。

やおきん うまい棒なっとう味

主原料は、コーン(遺伝子組み換えでない)、植物油脂、納豆パウダー、糖類(砂糖、ブドウ糖)、納豆シーズニング、スイートコーンパウダー、しょうゆ、粉末だししょうゆ、香辛料、昆布パウダー、青のり、ネギパウダー、粉末しょうゆ、調味料(アミノ酸等)、香料、甘味料(スクラロース)、酸味料、着色料(カラメル色素)です。(原材料の一部に小麦、大豆を含みます。)うまい棒の多くの味には乳成分が入っていますが、なっとう味は乳製品不使用です。乳アレルギーのお子様にとって、貴重な選択肢の一つとなるでしょう。

森永製菓 ハイチュウ(ぶどう、グリーンアップル)

「ハイチュウ」は幅広い年齢層に人気のソフトキャンディですが、種類によってアレルギー物質の有無が異なります。「ぶどう」味と「グリーンアップル」味は、乳成分を含んでいません。ただし、すべてのフレーバーが乳不使用というわけではなく、「いちご」味など一部には乳成分が含まれているため、購入する際は必ずパッケージの原材料表示とアレルギー物質に関する表示を確認するようにしましょう。

森永製菓 ハイチュウ ぷにしゃり

森永製菓の「ハイチュウ ぷにしゃり」シリーズには、乳成分を気にせずに楽しめるフレーバーがいくつか存在します。具体的には、ソーダ、メロンソーダ、みかんソーダ味が該当し、いずれも乳成分は含まれていません。原材料について、ソーダ味は砂糖、水あめ、グミ(水あめ、砂糖、ゼラチン、タピオカでん粉、オブラート)、植物油脂、ゼラチン、デキストリンなどが使用されています。同様に、メロンソーダ味やみかんソーダ味も、基本的な原材料は共通しており、それぞれ着色料や濃縮果汁などが加えられています。通常のハイチュウとは一味違う、独特な「ぷにしゃり」食感は、お子様にも特に人気があります。

クラシエ メントス

クラシエの「メントス」の中にも、乳成分を使用していないフレーバーがあります。例えば、「フレッシュコーラ」味、「マスカット」味、「グレープ」味は、代表的なアレルギー物質を含んでいません。ただし、「ミント」味や「バニラミント」味にはオレンジが含まれているため、柑橘系アレルギーをお持ちの方は注意が必要です。購入前に原材料表示をよく確認しましょう。

乳不使用の栄養補助食品・伝統菓子・その他おやつ

お菓子に限らず、栄養補助食品や昔ながらの伝統菓子の中にも、乳成分不使用のものが存在します。これらの食品は、普段のおやつとしてはもちろん、災害時の非常食としても活用でき、乳アレルギーを持つ方の食生活を豊かにしてくれます。栄養バランスを考慮した商品や、誰もが知る定番のお菓子に、乳成分不使用の選択肢が増えていることは喜ばしいことです。

大塚製薬 ソイジョイ

大塚製薬のソイジョイは、大豆粉を主原料とした栄養補助食品として、健康に関心の高い層に支持されています。乳成分不使用のフレーバーも販売されており、持ち運びにも便利なため、外出先での軽食やおやつとして重宝します。

ホワイトチョコ&シトラス

主原料は国産大豆粉、植物性油脂、大豆加工食品(大豆たんぱく、タピオカ澱粉)、甜菜糖、豆乳チョコレート(蔗糖、カカオバター、豆乳粉末、その他)、食物繊維、マカダミアナッツ、柑橘類乾燥加工品、食塩/香料、pH調整剤です。乳成分を全く含まない豆乳由来のホワイトチョコレート風味で、アレルギーを持つ方も安心して味わえます。大豆を主原料とする食品ブランドの中で、ミルクフリーのフレーバーは「ホワイトチョコ&シトラス」と「トロピカルフルーツ」の二種類です。多くの食料品店や薬局で購入可能です。

トロピカルフルーツ

主な材料は国産大豆粉、植物性油脂、大豆加工食品(大豆たんぱく、タピオカ澱粉)、マンゴーピューレ、パインナップル加工品、甜菜糖、パパイヤ加工品、食物繊維、アーモンド粉、アガベシロップ、ココナッツ、食塩、シナモン/香料です。こちらも乳成分は使用しておらず、トロピカルフルーツの豊かな香りと甘みが特徴です。

お米屋さんのカルシウムせんべい

原材料は米粉(国産)、グラニュー糖、イワシ粉末、植物性油脂(大豆由来)、馬鈴薯澱粉、焼成魚骨粉末、食塩/卵殻カルシウム、膨張剤です。「せんべい」と名付けられていますが、口に入れるとサクサクと軽い食感で、ほのかな甘みが特徴で、一般的なおせんべいとは少し違った風味があります。どこか懐かしい味わいで、お子様からご年配の方まで楽しめます。カルシウムも豊富に配合されており、牛乳が苦手なお子様にも嬉しい栄養満点のおやつです。地域のスーパーマーケットなどで手軽に入手できます。

太田油脂 菜種油で作ったマシュマロ

原材料は水飴(国内製造)、砂糖、ゼラチン、コーンスターチ(遺伝子組み換えでない)、えんどう豆たんぱく(遺伝子組み換えでない)/香料です。純白な見た目から乳製品が使われていると思われがちなマシュマロですが、乳成分は一切含まれていません。キャンプファイヤーでの焼きマシュマロとしても人気があり、そのまま食べても美味しくいただけます。ただし、チョコレートで覆われたマシュマロなど、一部商品には乳成分が含まれている場合があるので、購入前に原材料をよく確認しましょう。

ケロッグ コーンフレーク

主な材料は、遺伝子組み換えでないトウモロコシ、砂糖、麦芽エキス、食塩、果糖ブドウ糖液糖など。ビタミンC、ナイアシン、鉄分、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤(大豆由来)、各種ビタミン(B1、B2、B6、A、D、B12)、葉酸、酸味料も含まれています。おなじみのコーンフレークは、牛乳を使用していません。そのままポリポリ食べるのもよし、豆乳をかけて栄養満点の朝食にするのもおすすめです。

幸せ堂 焼き芋まんじゅう

材料は、白あん、砂糖、さつまいもペースト、水飴、デキストリン、還元澱粉糖化物、ブドウ糖、pH調整剤、香料など。まるで和風スイートポテトのような、しっとりとした食感と優しい甘さが特徴です。お子様にも喜ばれること間違いなし、ちょっとしたご褒美にもぴったりです。

寿製菓 もみじ饅頭(こしあん)

原材料は、こしあん、水飴、鶏卵、小麦粉、砂糖、還元水飴、植物油脂(大豆由来)、蜂蜜、食塩、乳化剤、膨張剤です。和菓子の中でも、カステラ生地で餡を包んだお菓子は乳製品が使われていることが多いですが、このもみじ饅頭(こしあん)には乳成分は含まれていません。旅行のお土産として有名ですが、意外と近所のスーパーでも見かけることがあり、気軽に購入できるのが嬉しいポイントです。

森永製菓 マンナビスケット

森永製菓のマンナビスケットは、7ヶ月頃の赤ちゃんから食べられる、昔から愛されているお菓子です。乳成分だけでなく、小麦も使用していないため、牛乳アレルギーのお子さんはもちろん、小麦アレルギーのお子さんも安心して口にできます。成長に欠かせないカルシウムが豊富に含まれているので、牛乳が苦手なお子さんのカルシウム補給に最適です。個包装になっているため、必要な分だけ取り出せて、持ち運びにも便利なので、お出かけの際にも重宝します。

ローソン さつまいもスイーツ(澁谷食品製造)

老舗の芋菓子専門店、澁谷食品が手がけるローソンのさつまいもスイーツは、乳成分と小麦粉を両方とも使っていない(念のため購入前に確認してください)ため、安心して口にできるでしょう。さつま芋が持つ自然の甘さを活かし、素材本来の美味しさを堪能できます。余計な添加物を極力抑えた製法で、お子様から大人まで楽しめるシンプルな味わいが魅力です。とろけるようななめらかな口当たりで、小さなお子様にもおすすめです。手作り感のある優しい風味は、普段のおやつや食後のデザートにぴったりです。

乳製品不使用のプリン・洋菓子:豆乳仕立ての優しい甘さ

牛乳アレルギーを持つ方は、一般的なプリンや洋菓子を諦めざるを得ないことが少なくありません。しかし近年、豆乳をベースにした乳製品不使用のプリンが増加し、アレルギーを持つ方でも様々なデザートを楽しめるようになりました。味や見た目も従来のプリンと遜色ないものが多く、我慢せずにデザートを楽しめます。

グリコ 植物性ミルクのプッチンプリン

原材料:豆乳(国内製造)、砂糖、水あめ、デキストリン、植物油脂、ローストシュガー、アーモンドペースト、食塩、寒天/糊料(増粘多糖類)、pH調整剤、乳化剤、香料、カロチン色素、カラメル色素、(一部に大豆・アーモンドを含む)。卵と牛乳を一切使用せず、豆乳と香ばしいアーモンドペーストで奥深いコクを引き出したプリンです。動物性原料不使用でありながら、プッチンプリンならではの食感と味わいを再現しています。イオングループ、西友、ピアゴなど、多くのスーパーマーケットで販売されているため、手軽に購入できます。

トップバリュ 豆乳プリン

原材料:鶏卵(国産)、豆乳加工食品(大豆を含む)、豆乳(大豆を含む)、砂糖、砂糖加工品、洋酒、食塩/香料、pH調整剤、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。イオングループのプライベートブランド、トップバリュから発売されている豆乳プリンです。卵は使用されていますが、牛乳由来の成分は含まれていません。イオングループの各店舗で販売されています。

豆腐工房いしかわ まめぞうプリン

材料は大豆本来の旨味が凝縮された豆乳(国産大豆使用)、新鮮な鶏卵、上品な甘さの砂糖、風味を引き締める食塩、そして風味豊かな香料(なめらかプレーン)です。「なめらかプレーン」の他に、香ばしい「まったり黒ゴマ」や、大人の味わい「ほろにが抹茶」など、乳成分を一切使用せずに作られた、バラエティ豊かな3つの味が楽しめます。

乳製品不使用のアイスクリーム・冷菓:安心安全なひんやりスイーツ

乳アレルギーを持つ方は、冷たいアイスクリームを気軽に楽しむことが難しいのが現状です。しかし、近年では、豆乳などをベースにした乳製品不使用のアイスクリームや冷たいお菓子が充実しており、アレルギーを持つ方でも安心して冷たいデザートを堪能できるようになりました。

クラシエ Soy バニラ・チョコ・イチゴ

主な原材料は、国産豆乳、水飴、砂糖、澱粉分解物、植物油、コクのある黒糖、みりん、食塩、そして乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料、着色料(カロチノイド)(Soyバニラの場合)などです。乳アレルギーを持つ方でも安心して食べられるように開発されたアイスクリームで、定番人気のバニラ、チョコレート、イチゴのフレーバーが揃っています。これまでなかなか手軽にアイスクリームを楽しめなかった乳アレルギーの方にとって、この商品は特別な喜びをもたらしてくれるでしょう。

乳製品不使用の飲料:定番から個性的なフレーバーまで

乳アレルギーがあると、飲み物の選択肢も限られてしまいますが、豆乳をベースにしたドリンクや、乳成分を全く含まない飲料が豊富になり、様々な味わいを楽しめるようになりました。健康を意識する方にも嬉しい、コレステロールを含まない商品も登場しています。

アサヒ飲料 GREEN CALPIS(グリーンカルピス)

主な材料は、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖、調製豆乳、発酵豆乳、食塩などです。安定剤や酸味料、香料、甘味料も使用されています。乳アレルギーの方でも「カルピス」の風味を楽しめる、革新的な商品と言えるでしょう。乳成分を一切使用せず、豆乳を原料に、発酵という自然の力を活かして生まれた、新しいタイプの「カルピス」です。コレステロールはゼロで、1本当たりのカロリーは99kcalと、健康を意識している方にも嬉しい設計となっています。

森永乳業 マウントレーニア SOY LATTE(ソイラテ)

原材料は、豆乳(大豆を含む)、砂糖混合果糖ぶどう糖液糖、コーヒーなどです。セルロース、香料、乳化剤、安定剤も使用されています。数ある豆乳コーヒーの中でも、特に美味しいと評判の商品です。コレステロールゼロに加え、大豆イソフラボンも含まれているため、乳アレルギーをお持ちでない方にもおすすめできる、ヘルシーなドリンクです。

森永製菓 スパークリング米麹甘酒

原材料は、砂糖、米麹、食塩などです。炭酸、酸味料、香料も使用されています。甘酒は健康に良い飲み物として知られており、もともと乳成分は含まれていません。森永製菓は様々な甘酒を販売していますが、特に「スパークリング米麹甘酒」と「スパークリング米麹甘酒ラムネ味」は、お子さんに人気があります。「スパークリング米麹甘酒」は、カルピスに似た甘酒風味で、炭酸が苦手な方でも飲みやすいと評判です。家族みんなで楽しめる商品です。

キッコーマン 豆乳飲料シリーズ

キッコーマンの豆乳飲料は、バラエティ豊かなフレーバーが魅力です。乳アレルギーをお持ちの方にとって、普段なかなか味わえないバニラアイス、プリン、キャラメル、モンブランなどの味を、手軽に楽しめる貴重な存在と言えるでしょう。中でも、「バニラアイス」「紅茶」「プリン」味は特に人気があります。購入の際は、種類によってアレルギー物質が異なるため、パッケージの原材料表示とアレルギー物質表示を必ず確認してください(主なアレルギー物質は大豆です)。また、豆乳を使ったスープも販売されています。

ポッカサッポロ 豆乳ヨーグルト

主な材料は大豆乳、砂糖、食物繊維、ブドウ糖、濃縮レモン果汁など。添加物として、増粘剤(ゼラチン、多糖類、寒天)、塩化マグネシウム、酸味料、香料、甘味料(スクラロース)などが使用されています。(一部に大豆・ゼラチン由来の成分を含みます。)定番の「プレーン」に加え、「アロエ」、「ブルーベリー」といったフレーバーも展開。特定保健用食品としての認定も受けています。牛乳成分は一切使用せず、豆乳をベースに作られているため、乳アレルギーの方も安心して食べられます。多くのスーパーマーケットで簡単に入手できるのも魅力です。

まとめ

乳製品アレルギーを持つ方が、お店でお菓子や食品を選ぶことは簡単ではありませんが、この記事でお伝えしたように、意外にも多くの乳成分を含まない製品が、近所のスーパーやコンビニエンスストアで手に入ります。ここでは、筆者が実際に店舗で見つけた商品を厳選してご紹介しており、食育の専門家からのアドバイスも交え、読者の皆様にとって新しい発見があれば幸いです。アレルギー対応の食品は増えていますが、価格が高めであったり、取り扱い店舗が限られているなど、購入にはまだ課題も残ります。それでも、一見乳製品が使われていそうなのに実は乳不使用の商品を見つけた時の喜びは格別です。特に、筆者の次男が「これ、僕も食べられるの?」と目を輝かせて喜ぶ姿を見ると、乳製品不使用の商品を探し続ける意欲が湧いてくるといいます。クッキー、ドーナツ、ゼリー、プリン、アイスクリーム、パン、そして乳製品の代替品に至るまで、選択肢が広がっていることは、アレルギーを持つ方々にとって大きな希望となります。さらに、卵、乳、小麦といった代表的なアレルゲンをすべて含まない商品も登場しており、複数のアレルギーを持つお子さんでも安心して楽しめる選択肢が広がっています。原材料表示の確認は必須ですが、「ミルク」や「チーズ」という名前がついていても、実は乳製品が使われていないという嬉しい発見もあります。乳成分不使用の商品がさらに増えることを願うとともに、今後も新しい乳製品不使用商品が発売され次第、情報を更新し、皆様と共有していきたいと考えています。本記事が、乳アレルギーを持つお子様やご家族の食生活を少しでも豊かにするお手伝いができれば幸いです。

質問:乳アレルギーでも安心して食べられる市販のお菓子を見つけるにはどうすれば良いですか?

回答:最も重要なのは、商品の原材料表示をしっかりと確認することです。「乳成分不使用」と明記されているか、豆乳や植物油脂が主な原料となっているかを確認しましょう。また、一見乳製品が使われているように見える商品でも、実は乳製品が使われていない場合もあるため、先入観を持たずに表示を確認することが大切です。この記事で紹介しているような「嬉しい驚き」がある食品リストを参考にすることも有効です。食育の専門家からは、シンプルな材料で作られた添加物の少ない和菓子や、さつまいも、野菜、米を主原料としたお菓子が推奨されています。

質問:「乳成分不使用」と「卵・乳成分不使用」の違いは何ですか?

回答:「乳成分不使用」とは、製品の原材料に乳由来の成分が一切含まれていないことを意味します。それに対し、「卵・乳成分不使用」と記載されている場合は、卵と乳、両方の成分が使用されていないことを示します。もし、乳以外にも特定のアレルギーをお持ちの場合は、ご自身のアレルギーに対応した製品を選ぶことが重要です。この記事では、主に乳成分不使用のお菓子を紹介していますが、商品によっては卵や小麦といった他のアレルギー物質が含まれている可能性があるため、購入前に個別の原材料表示を必ずご確認ください。特に、「卵・乳・小麦全て不使用」といった表示のある製品は、複数のアレルギーを持つお子様にとって、より安心して食べられる選択肢となります。

質問:アレルゲンコンタミネーションに関する注意点はありますか?

回答:アレルゲンコンタミネーションとは、意図的に乳成分を使用していなくても、製造過程において乳成分を含む製品と共通の設備を使用していたり、同じ工場内で製造されている場合に、微量の乳成分が製品に混入してしまう可能性のことを指します。多くの製品には、「本製品の製造工場では、乳成分を含む製品も製造しています」といった注意喚起の表示がされています。ごく微量の混入でも重いアレルギー反応を引き起こす可能性がある方は、特にこの表示に注意して製品を選ぶ必要があります。専門の管理栄養士も、重度のアレルギー症状をお持ちの方には、この表示を必ず確認するよう強く勧めています。
お菓子乳アレルギー乳不使用