びわは、バラ科の常緑高木であるびわの木の果実で、中国を原産とされ、日本では江戸時代に長崎を通じて伝わった魅力的な果物です。この記事では、びわの基本情報や主な産地、様々な品種、栄養価、保存方法、美味しい食べ方などを詳しくご紹介します。
びわとは?基本情報とルーツ
びわは、バラ科の常緑高木であるびわの木になる果実です。原産地は中国とされ、日本には江戸時代に長崎を通じて伝わりました。実の形が楽器の琵琶に似ていることから「びわ」と名付けられたと言われています。日本では長崎県を中心に、温暖な地域で栽培されています。
びわの主な産地
びわの主な産地は、長崎県、千葉県、鹿児島県です。これらの地域は、温暖な気候で年間を通して天候の変動が少なく、水はけの良い土地という特徴があり、びわの栽培に適しています。特に長崎県は、全国のびわ生産量の大きな割合を占めています。
びわの種類:国内と海外の品種
びわには様々な品種があり、日本と海外で栽培されているものが存在します。海外ではヨーロッパを中心に「ヨーロッパびわ」や「ブラックびわ」などの甘みが強い品種があります。一方、日本では「田中」「茂木」などが代表的で、近年では新品種の「希房」なども登場しています。
日本で栽培されているびわの代表的な品種には、「田中」「茂木」があります。これらの品種は日本各地で栽培されており、地域によって異なる特徴を持っています。近年では、新品種の開発も進められており、様々な特徴を持つびわが登場しています。
日本で作られている主な品種
びわには様々な品種があり、それぞれに味、旬の時期、食感などの特徴があります。ここでは、代表的な人気品種について詳しく解説します。
田中
千葉県で主に生産される品種で、植物学者の田中芳男氏が長崎から種を持ち帰り、東京で栽培されたのが始まりです。酸味と甘みのバランスが良く、しっかりとした食感が特徴で、旬は6〜7月ごろです。
茂木
長崎県を中心に栽培されている品種で、西日本で多く生産されています。サイズは小さめですが、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。皮が剥きやすく、手軽に食べられるのも魅力で、旬は5〜7月ごろまでです。
大房
主に千葉県で栽培される品種で、他のびわに比べてサイズが大きく、しっかりとした食感が楽しめます。酸味が少なく食べやすい特徴があり、旬は6月ごろです。
希房
千葉県で開発された種無しびわで、酸味と甘みのバランスが良く、果肉が柔らかいのが特徴です。子供にも食べやすく、旬は6月ごろです。

びわの選び方:美味しいびわを見分けるポイント
びわの色は品種によって異なりますが、一般的には濃いオレンジ色をしているものが良いでしょう。表面に傷がなく、ハリとツヤがあるものを選ぶことが大切です。香りが強く、ふっくらとした形をしているものが美味しいびわのサインです。
びわの旬:最も美味しい時期
びわの旬は品種によって異なりますが、一般的には5月下旬から7月上旬頃です。この時期に収穫されるびわは最も甘く、みずみずしいとされています。特に露地栽培のびわは、太陽の光をたっぷりと浴びて育つため、より甘みが強くなります。ハウス栽培のびわは、比較的早い時期から収穫が可能です。
びわの栄養と効能
びわには、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、様々な栄養素が含まれています。特に、β-カロテンは抗酸化作用があり、美容や健康に良いとされています。また、食物繊維は整腸作用があり、便秘解消に効果的です。カリウムは血圧を下げる効果、ポリフェノールは生活習慣病予防効果が期待できます。
びわの保存方法:おいしさを長持ちさせる秘訣
びわは鮮度が命で、メロンやバナナのように追熟することはありません。なるべく早めに食べるのがおすすめです。冷蔵庫に長く入れておくと硬くなるため、涼しい場所で保存し、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れるのが良いでしょう。皮をむいたびわは水につけておくと変色を防げます。
びわの美味しい食べ方:簡単な皮むきと多彩なアレンジ
びわの皮は手でやさしくむくことができます。ポイントは、お尻(おへそ)の方からむくことです。こうするとキレイに簡単にむくことができます。びわはそのまま食べるのはもちろん、ジャムやコンポート、ゼリーなど、様々なアレンジレシピにも活用できます。
びわを使った加工品
びわの果実をまるごとゼリーで包んだ「びわゼリー」や、びわの葉を100%使った健康茶「びわ茶」などが代表的です。その他、「びわワイン」や「びわアイス」など、びわの魅力を詰め込んだ製品も多く、お土産や贈り物としても人気があります。
びわの栽培方法:自宅の庭で育てる楽しみ
びわは家庭菜園でも栽培可能です。ただし、寒さに弱い果樹なので、温暖な地域での栽培が適しています。日当たりが良く、水はけの良い場所を選ぶことが重要です。苗木を植え付け、定期的に肥料を与え、剪定を行うことで、美味しいびわを収穫することができます。
まとめ
びわは、その甘くみずみずしい味わいはもちろん、豊富な栄養と健康効果も期待できる魅力的な果物です。この記事を参考に、様々な品種のびわを味わい、自分好みのびわを見つけてみてください。旬の時期には、ぜひ産地直送の新鮮なびわを味わってみましょう。
質問1:びわは種が大きいから、食べられる部分が少ないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません!種が大きいのでそう思われがちですが、実際、びわの可食部分率は65%。 バナナやメロンやすいかよりも食べるところが多いんです。
質問2:びわの上手な保存方法を教えてください。
びわは鮮度が命です。常温で保存する場合は、風通しの良い涼しい場所に置き、早めに食べるようにしましょう。冷蔵庫で保存する場合は、乾燥を防ぐためにビニール袋に入れるか、新聞紙で包んで野菜室で保存します。ただし、冷蔵庫での保存は風味を損なう可能性があるため、2~3日を目安にしてください。
質問3:びわの皮の上手な剥き方は?
びわの皮は比較的簡単に手で剥けます。最初に、びわのお尻の部分、つまり軸の反対側に浅く切れ目を入れます。切れ目を入れた箇所から皮をゆっくりと剥がしていきますが、果肉を傷つけないように注意深く行ってください。剥いたびわはそのまま味わうのはもちろん、サラダやヨーグルトのトッピングとしても最適です。