レモンは、その爽やかな酸味と香りで多くの料理や飲み物に取り入れられ、世界中で親しまれています。レモンの旬や季節について知っている方は少ないかもしれません。この記事で詳しく見ていきましょう。
日本産レモンの最盛期とは
近頃では、一年を通じてスーパーで見かけることができる国産レモンですが、一般的な国内産レモンの収穫のタイミングをご存知ですか?多くの方は初夏や夏を思い浮かべるでしょうが、実際の旬は冬です。露地栽培されたレモンは、10月から翌年5月頃にかけて、秋から春にかけて収穫されます。
ちなみに、時折見かける緑のレモンを別品種と思う方もいますが、収穫のタイミングが異なるだけで、同じ種類のレモンです。グリーンレモンは、木になっている時に摘まれたもので、完熟して黄色くなる前の段階です。香りが爽やかで酸味が強い点がイエローレモンとは違います。

国内産レモンの魅力
そのままでは酸味が強いので、料理の風味を高めるためによく利用されます。ビタミンCを多く含み、疲労回復や動脈硬化の予防に効果があるとされています。
国内で育てられるレモンの種類
日本で主に栽培されているレモンには、リスボン種、ビラフランカ種、ユーレカ種の3種類があります。リスボン種は果汁が豊富で酸味が強いのが特徴です。対して、ユーレカ種は柔らかくジューシーな果肉と良い香りが魅力です。
グリーンレモンとイエローレモンの相違点
輸入されたレモンは、収穫時には緑色ですが、日本に到着し店頭に並ぶ頃には黄色に変わります。グリーンレモンとして売られているものは、主に国内で生産されたレモンがほとんどです。完熟した黄色のレモンが収穫されるのは冬の季節ですが、グリーンレモンは10月から12月にかけて早熟の状態で収穫されます。味に関しては、グリーンレモンの方が酸味と香りが際立っています。