京都 フルーツ

京都 フルーツ

古都の風情と豊かな自然が息づく京都。京野菜や抹茶のイメージが強いですが、実は知る人ぞ知るフルーツの宝庫でもあるんです!特に京丹後市は、太陽の恵みをたっぷり浴びた極上フルーツが育つ地。夏から秋にかけて、桃、メロン、ぶどうなど、旬の味覚が次々と旬を迎えます。この記事では、京丹後発、とれたてフルーツの魅力と、その美味しさを最大限に引き出した絶品スイーツをご紹介。京都旅行をさらに彩る、甘く贅沢なひとときを体験してみませんか?

はじめに:奥深い京の魅力、至高のフルーツ探訪

京都と言えば京野菜やお茶が有名ですが、実は、極上のフルーツも豊富に実る土地です。夏から秋にかけては、桃、スイカ、メロン、いちじく、ぶどう、梨、柿と、様々なフルーツが旬を迎えます。この記事では、京都府の中でも特に北部の京丹後市に焦点を当て、地元産のフルーツや、それらを使った絶品スイーツ、お土産に最適な焼き菓子など、京都フルーツの魅力をたっぷりとご紹介します。観光やドライブの際に、ぜひ足を運んでみてください。もちろん、お取り寄せも可能です!

京都とフルーツの密な関係:知られざる果物の名産地

京都府の中でも、特に北部地域は知る人ぞ知るフルーツの名産地です。中でも京丹後市は、果物栽培に最適な気候条件を備えており、多種多様な果物が栽培されています。甘くて美味しい果物が育つのが特徴で、メロン、桃、ぶどう、いちご、梨、みかん、スイカなどが栽培されています。旬の果物が多く、収穫後は地元の直売所などで販売されたり、京都市内のスイーツ店で贅沢なフルーツスイーツとして提供されています。「海の京都」ならではの「旬土産」として親しまれている地元産フルーツですが、その魅力を活かしたオリジナルスイーツを提供するお店も増えています。定番のフルーツサンドをはじめ、フルーツパフェやフルーツケーキなど、見た目も華やかな地元の旬のフルーツを堪能できるのは、京都ならではの贅沢と言えるでしょう。また、生のフルーツだけでなく、ジャムやコンポートなどの加工品も人気です。さらに、フルーツ狩りが楽しめる観光農園も多く、地元産のフルーツをより深く知ってもらうための取り組みも積極的に行われています。

メロン:京丹後の豊かな自然が育む芳醇な香り

京丹後市は、日本海に面した水はけの良い砂丘地と、ミネラルを豊富に含んだ潮風が、メロン栽培に非常に適した環境です。ここでは、「新芳露」や「黄美香」といった希少なメロンが大切に栽培されています。京丹後市で栽培される高品質なメロンの中でも、特に優れたものは、京のブランド産品「京たんごメロン」として認定されています。

的場農場:幻のメロン「新芳露」

京丹後市久美浜で、半世紀に渡りメロン栽培を続けている的場農場。7月中旬~7月下旬には「新芳露(しんほうろ)」、8月上旬からお盆の時期にかけては「黄美香(きみか)」が旬を迎えます。希少な新芳露は、他のメロンにはない、完熟した時の芳醇な香りと、みずみずしい風味、とろけるような食感が特徴です。新芳露は、追熟が進むと皮の色が緑色から黄色へと変化します。召し上がる前に少し冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。数量限定であり、出荷時期も限られているため、在庫状況については電話またはFAXでお問い合わせください。

絶景のロケーション 白岩恒美農園:芸術的な網目模様のネットメロン

日本海を見渡せる高台に位置し、多種多様なフルーツを育てている白岩恒美農園。こちらでは、豊かな香りととろけるような食感が魅力のネットメロンを栽培しています。見事な網目模様は、その美味しさを予感させます。収穫後、常温で5日程度置いて追熟させると、より柔らかくなり、その後冷蔵庫で1時間ほど冷やすと、さらに美味しく味わえるそうです。

京のブランド産品「京たんごメロン」について

京丹後市で栽培されている数多くのメロンの中でも、特に高品質なものが「京たんごメロン」としてブランド認定されています。日本海からの潮風が吹き込む水はけの良い砂地と、太陽の恵みをたっぷり浴びる環境で、安心・安全な「京のこだわり農法」によって育てられています。朝収穫したてのメロンは、出荷場に生産者自らが持込み、大きさ、網目の美しさなどの厳しい目視検査を実施し、非破壊糖度計を用いての検査で糖度15度以上のものが「琴引メロン」と呼ばれます。その中でも、一定の基準を満たしたものが京のブランド産品「京たんごメロン」の称号で出荷されています。京都市内の高級スーパーやデパートなどで探してみてはいかがでしょうか。

モモ:京丹後の桃 - 気品ある甘さと芳醇な香り

京丹後市は、梅雨時期でも降雨量が過剰にならず、適度な水分と十分な日照時間があるため、果物栽培に最適な環境です。「嶺鳳(れいほう)」、「あかつき」、「清水白桃」、「黄金桃(黄桃)」など、様々な品種の桃が栽培されています。

岡﨑農園:「桃の女王」と称される清水白桃

「最高の状態でお客様に味わっていただきたい」という想いから、完熟した果実を産地直送で全国に届けている京丹後市久美浜の岡﨑農園。同園では、主に嶺鳳、あかつき、清水白桃の3品種を栽培しています。それぞれの品種をできるだけ長く収穫することで、より多くのお客様に旬の味を届けています。中でも、その美しい姿から「桃の女王」と称される清水白桃は、ピンクと白の繊細なグラデーションが特徴。芳醇な香りと、とろけるような上品な甘さが魅力です。

白岩栄一農園:口コミで広がる美味、黄金桃(黄桃)

京丹後市久美浜町で三代にわたり果物栽培を続ける白岩栄一農園。農薬を極力減らした栽培方法で育てられた、みずみずしく濃厚な旬の「完熟」フルーツが自慢です。7月からは、あかつき、奥あかつき、まどか、黄金桃(黄桃)、つきかがみ(黄桃)と様々な品種が旬を迎えます。特に、まどかは比較的日持ちが良い品種で、7月下旬頃が収穫時期です。近年、特に人気を集めているのが黄金桃!その美味しさが口コミで広がり、リピーターが後を絶たない黄桃を、ぜひお試しください。

スイカ:京丹後の個性派スイカ「姫まくら」

京丹後市で栽培されている「姫まくら」は、ラグビーボールのような独特な形が特徴的なスイカです。果皮が薄く、果肉の隅々まで甘みが詰まっているのが魅力です。

海の見える丘 白岩恒美農園:夏の一押し、姫まくら

日本海の絶景を望む高台にある海の見える丘白岩恒美農園では、多種多様なフルーツが栽培されています。中でも夏にイチオシなのが、そのユニークな形状で目を引く姫まくら。平均的な重さは2~3kgと、冷蔵庫にも収まりやすいサイズです。一般的なスイカよりも糖度が高く、皮が薄いため、果皮に近い部分まで甘さを存分に味わえます。水分も豊富で、甘みと香りのバランスが絶妙な逸品です!

イチジク:とろける甘さ、城陽市のイチジク

京都府南部に位置する城陽市は、知る人ぞ知るイチジクの名産地です。お馴染みの桝井ドーフィンに加え、バナーネ、コナドリア、ネグローネなど、珍しい品種も栽培されています。

森島平兵衛農園:熟成イチジクの魅力

木津川の恵みを受ける城陽市奈島十六の森島平兵衛農園では、おなじみの桝井ドーフィンに加え、バナーネ、コナドリア、ネグローネといった、市場では珍しい品種も栽培しています。森島さんのこだわりは、ぎりぎりまで樹上で完熟させること。完熟によって糖度が増しますが、デリケートになるため、一般には流通しにくいそうです。完熟イチジクならではの濃厚な甘さを、ぜひお試しください。
「体と心が喜ぶ、豊かなイチジク体験を届けたい」という想いから、自社ブランド「KYOTOいちじくFACTORY」を設立。イチジクのタルトや、冷凍イチジクとミルクだけで作るスムージーも人気です。

ブドウ:京丹後の大粒ブドウ、芳醇な甘み

京丹後市や福知山市では、藤稔、デラウェア、ピオーネ、ブラックビート、シャインマスカットなど、多彩な品種のブドウが栽培されています。中でも藤稔は、一粒が最大40gにもなる大粒で、濃厚な甘さが際立ちます。

海の見える丘 白岩恒美農園:太陽を浴びた大粒ブドウ

日本海を見晴らす丘陵地に位置し、様々なフルーツを育てる海の見える丘 白岩恒美農園。8月上旬から10月にかけて、自慢のブドウが旬を迎えます。藤稔をはじめ、デラウェア、ピオーネ、ブラックビートなど種類も豊富。特に藤稔は、一粒最大40gという大きさと、口の中に広がる濃厚な甘みが自慢です。美味しさの秘訣は、肥料を最小限に抑えること。これにより、収穫後の日持ちが良いというメリットも生まれます。

丹波ほっこり農園:福知山の味「三和ぶどう」

福知山市の石材店が農業部門を立ち上げ、2014年に開園した丹波ほっこり農園。過疎化で途絶えかけたブドウ園を受け継ぎ、地域ブランド「三和ぶどう」の伝統を守り、生産を拡大することを目指しています。三和ぶどうとは、福知山市三和町で栽培される、大粒で甘みの強いマスカットベリーAのこと。丹波地方を代表する秋の味覚です。糖度はなんと20度以上!この土地特有の寒暖差が、ブドウの甘さを引き立てます。年間100日以上、愛情を込めて育てられたブドウは、まさに自然の恵みです。

白岩栄一農園:シャインマスカットを贅沢に使ったクレープ

京丹後市久美浜町で60年近く果樹栽培を営む白岩栄一農園。9月になると、農園の直売所には、丹精込めて育てられた、減農薬栽培ならではの濃厚な甘みが際立つブドウが所狭しと並びます。藤稔、ゴルビー、シャインマスカット、翠峰など、様々な品種が楽しめます。直売所に併設された「Mikke(ミッケ)」は、自慢のフルーツをふんだんに使ったクレープを提供する人気店。中でも、シャインマスカットを贅沢にあしらった華やかなクレープは、訪れる人々を魅了しています。(日曜のみ営業、数量限定、売り切れ次第終了)

ナシ:京丹後の豊かな大地が育む多彩な品種

京丹後市では、幸水、二十世紀、豊水、新興、王秋、愛宕、晩三吉といった、多種多様なナシが栽培されています。中でも、丹後半島で丁寧に育てられた二十世紀梨は、特に高品質なものとして「京たんご梨」のブランド名で知られています。

岡﨑農園:完熟梨を産地直送。定番品種から希少品種まで

「一番美味しいタイミングで味わってほしい」という強い想いから、旬を迎えた完熟フルーツを全国各地へ直送する岡﨑農園。京丹後市久美浜に位置し、秋には様々な種類の梨を提供しています。幸水、二十世紀、豊水といったお馴染みの品種に加え、新興、王秋、愛宕、晩三吉など、珍しい品種も栽培。梨は4月の開花から収穫まで、長いものでは約7ヶ月もの間、徹底した生育管理と病害虫対策を行い、愛情を込めて育てられています。

白岩栄一農園:旬の味覚を堪能。多彩な完熟梨の食べ比べ

京丹後市久美浜町で60年近く続く白岩栄一農園では、減農薬栽培にこだわった、みずみずしく濃厚な味わいの「完熟」フルーツを直売所で購入できます。9月には二十世紀、南水、あきづきといった梨が旬を迎え、10月には新興、11月には王秋と、秋を通して様々な品種の梨を楽しむことができます。写真は、秋の訪れを感じさせる二十世紀梨。甘みと酸味の絶妙なバランス、そして何と言ってもシャキシャキとした食感が特徴です。購入した梨は、食べる前に2~3時間ほど冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。ただし、冷やしすぎには注意しましょう。また、傷んでしまった梨は、ジャムやコンポートにすることで、最後まで美味しく味わうことができます。

京の逸品「京たんご梨」とは

丹後半島で育まれた二十世紀梨の中でも、特に優れたものが京のブランド産品「京たんご梨」として知られています。厳しい基準をクリアするため、一つ一つ丁寧に糖度を測定し、基準を満たしたものだけが認証を受けることができます。京都市内の高級スーパーやデパートなどで、その上品な味わいを探してみてはいかがでしょうか。

柿:とろける甘さ、西京区の柿

京都市西京区大枝地区は、90年以上にわたり、富有柿の栽培地として有名です。秋の収穫シーズン(10月下旬頃)になると、街道沿いに農家の直売所が立ち並び、その様子から「柿街道」とも呼ばれています。

千弥農園:柿狩り体験ができる富有柿

京都の西山山麓に位置する京都市西京区大枝地区は、富有柿の栽培が盛んな地域として知られ、その歴史は90年以上にもなります。ふっくらとした丸みを帯びた富有柿は、果肉のきめ細かさ、濃厚な甘さ、そして芳醇な香りが特徴です。シーズン中は、千弥農園で、もぎたての富有柿を味わえる柿狩りが人気を集めます。期間限定(10月20日~11月末)で、時間無制限の食べ放題を楽しめます。また、売店では、柿のドライフルーツやスムージーも販売されています。(人気商品のため、品切れの場合もあります。)

京丹後で体験するフルーツ狩り:旬の恵みを満喫

京丹後市には、自然豊かな環境で育ったフルーツを収穫できる農園が点在しています。太陽の光をたっぷり浴びた、もぎたての新鮮なフルーツを味わえるのは、フルーツ狩りならではの醍醐味です。季節ごとに異なる種類のフルーツが楽しめるため、何度訪れても新しい発見があります。ぜひ京丹後で、旬の味覚を心ゆくまでお楽しみください。

まとめ

今回は、京都府が誇る隠れた果物の魅力に迫りました。京丹後市を筆頭に、豊かな自然環境と生産者の方々の丹精込めた努力によって、多種多様な美味なる果実が育まれています。これらの果物は、そのまま食するのも格別ですが、地元の菓子店では様々なスイーツへと姿を変え、私たちを魅了します。京都にお越しの際は、ぜひこれらの果物を味わってみてください。また、お取り寄せもできますので、ご自宅でも京の味覚を堪能することができます。京の果実で、食卓を彩り豊かに飾ってみてはいかがでしょうか。

よくある質問

質問1:京丹後市以外で果物が有名な場所はありますか?

はい、京都府内には城陽市もイチジクの産地として有名です。さらに、京都市西京区大枝地域では富有柿の栽培が盛んに行われています。

質問2:京たんごメロンや京たんご梨はどこで手に入りますか?

京たんごメロンや京たんご梨は、京都市内の食料品店やデパートなどで購入可能です。加えて、各農園から直接お取り寄せすることもできます。

質問3:果物狩りはどの時期に楽しめますか?

果物狩りのシーズンは、果物の種類や農園ごとに異なります。事前に各農園のホームページを確認するか、電話で問い合わせることをお勧めします。
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