キウイ離乳食中期

鮮やかな緑と甘酸っぱい味わいが魅力のキウイ。離乳食に取り入れたいけれど、いつから与えて良いのか、アレルギーが心配という方もいるのではないでしょうか?この記事では、キウイを離乳食中期から安全に始めるための情報をお届けします。アレルギー対策のポイントはもちろん、簡単に作れるキウイレシピもご紹介。キウイの栄養を活かして、赤ちゃんの成長をサポートしましょう。

離乳食でのキウイはいつから?開始時期と量の目安

キウイフルーツは、独特の甘酸っぱさが魅力で、離乳食の中期(生後7ヶ月頃)から後期(生後11ヶ月頃)にかけて取り入れられることが多い果物です。しかし、酸味やアレルギー反応を引き起こす可能性も考慮し、まずはバナナ、リンゴ、桃、イチゴといった他の果物に慣れさせてから試すのがおすすめです。キウイには、グリーンキウイとゴールドキウイがありますが、ゴールドキウイの方が甘みが強いため、離乳食の初期段階では向いています。

1回あたりの野菜・果物の摂取量の目安としては、離乳後期で30〜40g、離乳完了期には40〜50gとされています。ゼスプリのサンゴールドキウイの場合、1個あたり約100gなので、最大でも1/2個程度を目安に与えるのが良いでしょう。ただし、他の食材との栄養バランスを考慮し、最初は1/4個程度から始め、お子様の様子を見ながら徐々に量を増やしていくようにしましょう。

キウイの種類:グリーン、ゴールド、ルビーレッド

キウイフルーツには、一般的に「グリーンキウイ」と「ゴールドキウイ」の2種類がよく知られています。ゴールドキウイは、グリーンキウイに比べて糖度が高く、甘みが際立っているため、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんでも比較的食べやすいでしょう。その他にも、アントシアニンを含んだ「ルビーレッド」という珍しい品種も存在します。手に入りやすいキウイを選んで、離乳食に取り入れてみましょう。

離乳食におけるキウイの下ごしらえ

離乳食でキウイを使用する際は、種を取り除くことが大切です。キウイを半分にカットし、スプーンで果肉を丁寧にすくい取って、裏ごし器で滑らかに濾すのがおすすめです。もし、お子様が慣れてきたら、ヘタを切り落として少し厚めにスライスし、ペティナイフで丁寧に皮を剥く方法も簡単です。キウイは皮ごと食べられますが、離乳食の時期には、赤ちゃんの消化器官への負担を考慮し、皮を剥いてから与えるようにしましょう。

キウイの加熱の必要性:アレルギーと衛生面

離乳食にキウイを使用する場合、加熱調理を検討するのも一つの方法です。加熱することで、キウイの表面に付着している可能性のある雑菌や、アレルギーのリスクを軽減できる場合があります。キウイには、加熱しても変化しないアレルゲンと、加熱によって弱まるアレルゲンが存在するため、加熱することで食べられるようになるケースもあります。ただし、キウイのアレルギーは乳幼児期に比較的少ないため、必ずしも加熱が必要というわけではありません。

冷凍キウイ:離乳食への応用

キウイは冷凍保存に適しています。丸ごと冷凍する際は、熟れすぎていない、少し硬めのものを選ぶと良いでしょう。カットして冷凍する場合は、皮をむき、バラバラになるように冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて保存します。小さくカットして冷凍しておけば、必要な分だけ取り出してヨーグルトに混ぜるなど、簡単に使用できます。

キウイの栄養:ビタミンCと食物繊維が豊富

キウイフルーツは、ビタミンCと食物繊維をたっぷり含んでいます。食品成分表によると、グリーンキウイは100gあたり約51kcal、ゴールドキウイは約63kcalです。グリーンキウイは特に食物繊維が豊富で、ゴールドキウイはビタミンCを多く含んでいます。どちらもバランス良く栄養を摂取できる優れた果物です。

キウイと組み合わせたい食材:野菜と乳製品

キウイだけでは不足しがちな鉄分を補うために、小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなど、鉄分を豊富に含む野菜と組み合わせるのがおすすめです。これらの野菜を柔らかく煮てペースト状にし、キウイと混ぜ合わせると、赤ちゃんも食べやすくなります。さらに、キウイに含まれるビタミンCはカルシウムの吸収を促進するため、ヨーグルトやカッテージチーズといった乳製品との相性も抜群です。ヨーグルトにキウイを細かく切って混ぜるなど、工夫してみましょう。

まとめ

キウイは、離乳食中期から活用できる栄養価の高い果物です。アレルギーに注意しながら、少量ずつ試していくことをおすすめします。様々なレシピを参考に、キウイを離乳食に取り入れてみましょう。

キウイ離乳食中期