ふわふわのスポンジと甘酸っぱいクリームが絶妙に調和するロールケーキは、多くの人々に愛されるデザートです。特にいちごをたっぷり使ったロールケーキは、フレッシュで爽やかな味わいが楽しめます。しかし、均一できれいな巻きを実現するのは意外と難しいものです。この記事では、プロの仕上がりを目指すあなたに向けて、いちごをふんだんに使ったロールケーキの上手な巻き方と、美味しさを引き出すための重要なポイントをご紹介します。
フルーツロールケーキのレシピと作り方3選!巻くときのポイントもご紹介
フルーツロールケーキは、フワフワのスポンジにクリームと果物をたっぷり詰めて仕上げる極上のデザートです。果物やスポンジの種類を変えて、多様なアレンジが楽しめます。
また、必要な材料が少ない点も人気の要因です。今回は、簡単なレシピやきれいに巻くためのポイントを紹介しますので、手作りに挑戦してみたい方はぜひ参考にしてみてください。
(1)定番フルーツロールケーキ
材料(20センチのロールケーキ1本分):薄力粉45g、卵3個、砂糖60g、クリーム用生クリーム150ml、砂糖10g。トッピングには苺、桃、マンゴー、キウイなどをお好みで適量用意してください。
作り方1. 初めにオーブンを200度に予熱します。2. 卵と砂糖をボウルに分けて加え、しっかりと混ぜ合わせます。3. 滑らかで落ちにくい「もったり」とした状態になるまで混ぜ、その後ハンドミキサーでさらに泡立てます。4. 泡立てた卵液に薄力粉をさらに加え、ゴムベラで優しく混ぜます。5. オーブンシートを敷いた天板に生地を流し込みます。6. 200度のオーブンで約10分焼成します。7. 焼きあがったらオーブンから出し、乾燥を防ぎつつ粗熱を取ります。8. 別のボウルに生クリームと砂糖を入れ、角が立つまで泡立ててクリームを作ります。9. お好みのフルーツを一口サイズにカットします。10. 冷めた生地の上にクリームを塗り、フルーツを載せます。11. 生地を破らないように注意しながら慎重に巻き、両端を整えます。12. 最後に、食べやすい大きさに切り分けて完成です!
(2)フルーツとチョコのロールケーキ
材料(およそ20センチのサイズ1本分):生地の材料として、薄力粉45g、卵3つ、砂糖60g、ココア10gを用意します。クリームには、生クリーム150ml、砂糖10g、ココア10gを使用します。お好みで、トッピングにイチゴ、白桃、マンゴー、キウイフルーツなどを適量加えてください。
作り方1. 基本のフルーツロールケーキと同じ手順で進めましょう。2. 生地とクリームには、それぞれ10gのココアを加えます。3. チョコレートが好きな方は、フルーツとともに板チョコを細かくして一緒に巻いてみるのも良いでしょう。
(3)抹茶風味のフルーツロールケーキ
材料(約20センチ1本)生地:薄力粉45g、卵3個、砂糖60g、抹茶パウダー5gクリーム:生クリーム150ml、砂糖10gトッピング:好みの量のイチゴ、小豆缶80g
作り方1.基本のフルーツロールケーキの作り方をベースにします。2.生地に抹茶パウダーを5g混ぜ込みましょう。3.内部にはイチゴと甘さのある缶詰小豆がとても合います。甘納豆を加えても風味豊かで美味しいです!
美しくフルーツロールケーキを仕上げるための秘訣とは?
果物を巻き込んだロールケーキは生地を作るのは比較的楽ですが、巻く際に崩れやすいのが難点です。美しい仕上がりにするための基本的なポイントを確認してみましょう!
初心者には「内巻き」が最適
ロールケーキを巻く方法には、「外巻き」と「内巻き」という2種類があります。焼き色がついた面は生地が硬くなりやすく、「外巻き」だと破れやすくなることがあります。初心者の方は、焼き色がついた面を内側にする「内巻き」から始めることをお勧めします。そうすることで、柔らかくてフワフワした部分が外側に来て、見た目も美しく仕上がります。
ロールケーキ用の生クリームはしっかりと泡立てましょう
ロールケーキ用の生クリームは8~9分立てにするのがおすすめで、しっかりとした角ができる程度に泡立てると良いでしょう。生クリームが柔らかすぎると、うまくロールの形が保てないことがあります。また、気温が高い場所に放置すると生クリームが柔らかくなるため、使用前に固さを確認することも重要です。手前に多めにクリームを置いて厚みを出し、巻き終わりは薄く塗ると、美しい仕上がりになります。
フルーツは同一の種類をバランスよく配置する
薄くスライスしたフルーツを揃え、手前から5cm程度離して同じ種類を横に並べることでフルーツロールケーキが巻きやすくなります。フルーツが不規則に置かれると生地を破る恐れがあるため、注意が求められます。
最終段階として両端のクリームを整える
ロールケーキを巻く際、生クリームがはみ出す場合がありますが、パレットナイフで押し戻すことでしっかりと詰まり、美しいロールが完成します。おもてなしの際は、両端を少し切り落として綺麗な断面を見せると効果的です。クリームの処理後に冷蔵庫で生地を落ち着けると、さらに美味しさが引き立ちます。