干し芋の美味しい食べ方・アレンジ方法

寒い季節になると恋しくなる干し芋。そのシンプルな甘さとしっとり感は、子供から大人まで皆に愛されています。しかし、もっとバリエーションを楽しみたいと思ったことはありませんか?実は、干し芋はアレンジ次第で驚くほど多彩な味わいを引き出せるのです。今回は干し芋をより一層美味しく楽しむためのアレンジ方法をご紹介いたします。普段のスナックタイムがより特別なひとときに変わるレシピをお楽しみください。

干し芋の楽しみ方

干し芋は、純粋なさつまいもそのものです。そのシンプルさから生まれる多彩な食べ方とアレンジ。ここでは干し芋のおいしい食べ方をご紹介します。

そのまま食べる

新鮮な干し芋の風味はそのまま味わうのが一番です。干し芋を購入したら早めに試してみてください。自然の恵みが詰まったその美味しさを存分に楽しめるはずです。

少し加熱する(電子レンジ、オーブントースター)

干し芋をそのまま食べても美味しいですが、柔らかさを増したいなら、電子レンジで軽く温めるのがおすすめです。

電子レンジ

必要な分だけを袋から取り出してお皿に置き、ラップをかけましょう。それから、約30秒間電子レンジで温めます。追加で加熱したい場合は、様子を見ながら10秒ずつ増やしてください。(500Wまたは600Wの場合)

カリッとした食感や香ばしい風味を楽しみたい方には、オーブントースターでの温めがおすすめです。

トースターオーブン

必要な分だけ袋から取り出し、トースターに配置します。焦げやすいので注意しつつ、約2分間加熱します。

手軽なアレンジとトッピング

干し芋はそのままでももちろん美味しくいただけますが、アレンジやトッピングを加えることで新たな魅力が楽しめます。

チョコレート

お互いに驚くような相性ですが、ミルクチョコレートとホワイトチョコレートのどちらを使っても美味しく仕上がります。

①湯煎で溶かしたチョコレートを干し芋にかけて、全体にチョコをコーティングする。②クッキングシートなどに並べ、チョコレートが固まるまで冷蔵する。

アイスクリーム

バニラアイスも魅力的ですが、抹茶アイスの独特な和の風味が絶妙です。そこにきなこをトッピングすると、さらに美味しさが増します。

きなこと黒みつ

干し芋にきなこと黒みつをかければ、手軽なアレンジが楽しめます。ぜひお試しください。

干し芋の人気の理由とは?

干し芋が人気を集めています。加工用さつまいもの約4割が干し芋として使われており、その割合が最も高くなっています。理由として、味わい深く、食物繊維などの栄養素を豊富に摂取できる上、健康的であることが挙げられます。

一般的な干し芋は、さつまいもを蒸してから干すというシンプルな工程で作られるため、原材料は「さつまいも」のみ。砂糖や添加物を含まないため、健康を意識している人々からも支持を受けています。

干し芋の栄養素:食物繊維

さつまいもの代表的な栄養成分として『食物繊維』が挙げられます。干し芋100gには、実に5.9gの食物繊維が含まれており、食物繊維が豊富な「ごぼう」(100g茹でた場合)とほぼ同等で、生のレタス(100g)に比べて約5倍の量となります。

皆さんは一日にどれほどの食物繊維を摂取するべきかご存知でしょうか。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18~64歳の成人は、男性で21g以上、女性で18g以上を日々目指すべきです。干し芋を100g食べることで、一日の目標量の約1/3(女性の場合)から約1/4(男性の場合)の食物繊維を摂取できるのです。

干し芋の栄養素:低脂質

干し芋は100gあたりで脂質がわずか0.6gしか含まれていないため、ダイエット中の方や健康を意識する方には最適な食品と言えるでしょう。

お子様のおやつに

干し芋は、さつまいもを蒸して乾燥させたもので、材料は純粋に「さつまいも」だけを使用しています。美味しくて食物繊維が豊富であり、添加物が含まれていないため、成長期のお子様の健康的なおやつとしておすすめです。

幼児期には、噛む力を養うための練習が重要とされています。干し芋は、しっかりとした歯ごたえがあり、自分の手で食べられるので、お子様の年齢に応じた取り入れ方ができるでしょう。

※必要に応じて、子供の成長段階に合わせて適切なサイズにカットしてください。また、水分補給のためにお茶などを用意し、お子様から目を離さずに安全に見守ってください。

干し芋