簡単で美しい!マンゴーのスライス方法ガイド

マンゴーはその甘美な味わいとトロピカルな風味で多くの人々に愛されていますが、その独特な形状ゆえにスライスするのが難しいと感じることもあるでしょう。しかし、簡単なコツを知っていれば、美しく完璧にスライスすることが可能です。本記事では、初心者でも簡単にできるマンゴーのスライス方法をステップバイステップでご紹介します。夏のデザートやサラダをもっと彩り豊かにするために、ぜひ参考にしてください。

マンゴーのタネの位置

マンゴーの種を見たことはありますか?その形状はまん丸ではなく、やや平べったい楕円で、厚みは1cmほどあります。種を覆う殻は非常に硬く、容易に切ることはできません。無理に切ろうとすると包丁が滑る危険があるので注意が必要です。マンゴーをカットする際には、この硬い種を避けて包丁を入れましょう。

では、マンゴーの種は果実のどこにあるのでしょう?見分けるのは簡単です。マンゴーをくるっと回して観察してみると、幅が均一ではないことに気づくはずです。マンゴーと聞くと、ふっくらとした丸い形をイメージするかもしれませんが、実際は片側がやや狭まっているのです。人の顔に例えると、幅広の面が正面で、狭い面が横顔といった感じでしょうか。ヘタの部分は髪に見立てることができますね。種は広い面(正面)に水平に入っているため、狭い面(横顔)から包丁を入れると、種を避けやすいです。

マンゴーのカット方法と皮の剥き方

種の位置を特定したら、いよいよ切り分けるステップに進みます。マンゴーの切り方には様々なバリエーションがありますが、今回は基本となる「3枚おろし」と、見た目が華やかで来客にもぴったりな「花咲カット」をご紹介します。

3枚おろし

3枚おろしは、他の切り方にも応用が利く基本的なテクニックです。一度覚えるととても便利です。

マンゴーを3枚におろす手順は次の通りです。この方法では、マンゴーを種を含む3枚に分けます。見た目はシンプルですが、フルーツサンドを作る際に適しています。

1. 種の位置を確認し、ナイフを入れる位置を決定する

最初にマンゴーを、側面が上を向くように配置してください。

次に、ヘタから底までを一直線で結ぶイメージで指でラインを引きます。このラインに沿って種がありますので、ラインから約1.5㎝左側に包丁を入れる位置を見つけてください。

2. 種の位置を確認しつつ慎重にカットを進める

まず、狙いを定めてマンゴーに垂直に包丁を入れるようにしましょう。

ここでのポイントは、種の位置を感じ取りながら包丁を動かすことです。もし包丁を動かしている時に硬いものに当たる感触があれば、それを避けるようにして果肉を削ぎ取ってください。

3.反対側も同様に包丁を入れる

左側に続いて、右側も同様に包丁を入れてください。中央にある種を含めて、果実を3つの部分に分ければ、3枚おろしの出来上がりです。

花咲カット

花咲カットは、基本の3枚おろしから応用した切り方で、見た目でもマンゴーを楽しめるスタイルです。お客様に提供する際の基本形となるため、ぜひ習得してください。

 

1.マンゴーを三枚に分けてカットする方法

マンゴーの3枚おろしの手順は、先ほどご説明しました。花咲カットには、種がない2つの面を使います。

2. 果肉の表面に格子状の切れ込みを施す

マンゴーを半分にカットし、果肉に格子状の切り込みを加えます。刃を皮まで届かせないよう注意しつつ、切り込みを丁寧に入れていきましょう。皮を切り過ぎると、美しい盛り付けが難しくなります。

3. 外側から皮を押さえて実を反り返らせる方法

切れ込みを入れたら、皮を反り返らせて果肉を押し上げましょう。

成功すれば、見事なマンゴーの花が現れます。

盛り付けにも工夫を凝らしてみてくださいね!食べる際は、スプーンやフォークで果肉を取り分けて楽しんでください。

食べやすい切り分け方

花咲カットは見た目の美しさと高級感を損なわない反面、小さなお子さんには少々食べづらい場合があります。

小さな子供には、スプーンやフォークを使っても食べにくいかもしれません。だから、より食べやすい大きさにカットするのが良いかもしれませんね。

その方法なら、マンゴーを気兼ねなく楽しめますね。食べやすくカットするには、事前の準備が必要です。

子供でも簡単に食べられるサイズにカットする方法は、次の2つです。

外皮を除去し、小さなサイズにスライスする

まずはマンゴーの皮を剥き、子供が食べやすいサイズに小さくカットしてください。その方法は以下の通りです。

1. 片側のみマンゴーの皮をむく

まず、果実の広い面(正面)が上を向くようにマンゴーを片手で持ち上げてください。

包丁を使って果実に沿わせながら皮を剥いていきます。マンゴーの果肉は意外に滑りやすいので注意が必要です。強く握りすぎると果肉が潰れてしまうかもしれません。

2.マンゴーの三枚おろしを行う

先ほど説明した手順に従って、3枚おろしを行いましょう。

果肉を3つの部分に分け、種を避けるように切り分けてください。

マンゴーを切ってから皮を取り除く方法

もしマンゴーが大きくて皮をむくのが難しいと感じる場合、まず果肉をカットしてから皮をむくという手段もあります。そのプロセスは、次のようになります。

1.マンゴーを皮を残したまま、三枚おろしに仕上げる

マンゴーを皮ごと、三枚おろしにします。

果実を縦に置き、中心線から約1.5cmの位置に包丁を静かに差し込んでください。

2.スライスしたマンゴーを追加で3つに分ける

スライスしたマンゴーの中から、種なしの部分を見つけ、さらに3つのスライスに分けます。子供が食べやすいように、細めに切ります。

3.切り分けたマンゴーの果肉の皮を丁寧に剥く

最後のステップは、果実の皮を取り除くことです。

この作業は比較的簡単です。包丁の刃を果実と皮の間に差し込み、刃を動かしながらマンゴーを回してください。

リンゴの皮を剥くのと似た手順です。あとは、お好みのサイズにカットするか、そのまま食べるかはお好きにどうぞ。マンゴーの甘さを存分に楽しんでください。

種の周辺部分は食用に適しているのか?

種の周りにも果肉があるので、捨ててしまうのはもったいないですね。種の部分は、皮を剥いてから包丁で慎重に果肉を取り除きましょう。もし少ししか果肉が残らなければ、そのままかじって楽しんでも大丈夫です。小さな子供が種を飲み込まないように、注意が必要です。

マンゴー