春の味覚を堪能!旬の果物一覧とおすすめの食べ方
春の訪れとともに、待ち遠しいのが旬の果物たち。冬の寒さを乗り越え、太陽の光を浴びて育った果物は、格別な味わいです。この記事では、春に旬を迎える果物をピックアップし、その特徴やおすすめの食べ方をご紹介します。いちごの甘酸っぱさ、柑橘類の爽やかな香り、メロンの芳醇な甘さ…春ならではの味覚を存分に楽しみましょう。食卓を彩る旬の果物で、春を感じてみませんか?

食べておきたい!春の旬な果物12選

暖かさを感じる季節、春。スーパーには色とりどりの春の果物が並び始めます。春に旬を迎える果物にはどんな種類があるかご存知ですか?この記事では、春が旬の果物の種類や特徴、おいしい食べ方を紹介します。春の果物は、冬の寒さを乗り越えて甘みと栄養を蓄えているのが特徴。一口食べれば、みずみずしい果汁とフレッシュな香りが口いっぱいに広がります。今回は、いちごや柑橘類、メロンなど、春におすすめの果物を12種類厳選しました。2024年3月18日 更新

春の味覚!おすすめ果物12選

春の果物は、3月から5月にかけて旬を迎えます。冬の間に蓄えた栄養をたっぷり含み、甘みと酸味のバランスが絶妙なのが特徴です。一口食べると、口の中に春の香りが広がり、幸せな気分になれるでしょう。ここでは、春にぜひ味わいたい果物の概要と魅力をご紹介します。それぞれの果物の特徴、栄養価、歴史、そして旬の時期を最大限に楽しむ食べ方やレシピを詳しく見ていきましょう。

1. いちご(4月~6月)

春の果物として人気No.1のいちご。甘酸っぱくてジューシーな味わいは、大人から子供まで多くの人を魅了します。鮮やかな赤色が美しく、そのまま食べるのはもちろん、ジャムやスイーツの材料としても大活躍。実は、いちごは野菜として分類されることもありますが、一般的には果物として扱われます。おすすめの食べ方は、いちごとバターを組み合わせた「いちごバター」。パンに塗って食べると、いちごの甘酸っぱさとバターのコクが絶妙にマッチして、至福の味わいです。手作りも簡単なので、ぜひ試してみてください。また、ふわふわの生地でいちごとクリームを包んだ「苺のオムレット」もおすすめです。米粉を使うことで、よりきめ細かい生地に仕上がり、いちごの風味をより一層楽しめます。

2. はっさく(2月〜3月)

はっさくは、2月から3月にかけて旬を迎える柑橘類です。他の柑橘類に比べて果肉が大きく、プチプチとした食感が楽しめます。果汁はやや少なめですが、独特の歯ごたえが特徴です。名前の由来は、旧暦8月1日(八朔)の頃に食べられていたことからきています。はっさくは、爽やかな苦味と甘みが特徴で、そのまま食べるのはもちろん、料理にも活用できます。「ホタテとはっさくのカルパッチョ」は、はっさくの爽やかな香りがホタテの旨みを引き立てる、おしゃれな一品。見た目も華やかなので、パーティー料理にもおすすめです。

3. いよかん(2月~3月頃)

愛媛県生まれのいよかんは、果肉の柔らかさとジューシーさが際立つ柑橘です。甘みと酸味の絶妙なバランスが、濃厚な味わいを引き立てます。生産量の大部分を愛媛県が占め、「宮内伊予柑」は、その代表的な特産品として有名です。芳醇な香りと奥深い風味は、そのまま食べるのはもちろん、様々な加工品にも活かされています。特におすすめは、いよかんを丸ごと使用した「果肉丸ごといよかんゼリー」です。いよかんのジューシーさとゼリーの食感が織りなす、見た目も可愛らしいデザートをぜひお試しください。

4. オレンジ(2月~4月)

オレンジは、ミカン科の常緑小高木、またはその果実のことです。甘みと酸味のバランスが良く、生食のほか、ジュースやジャムなど様々な用途で親しまれています。

5. 不知火(しらぬい)/デコポン(3月~5月)

不知火(しらぬい)は、ヘタ部分が盛り上がったユニークな見た目が特徴的な柑橘で、3月から5月にかけて旬を迎えます。正式名称は「不知火」ですが、特定の基準を満たし、JAを通じて出荷されるものだけが「デコポン」という名前で販売されます。酸味が少なく、際立つ甘さと豊富な果汁が魅力です。主な産地は熊本県、愛媛県、和歌山県など。美味しい不知火(デコポン)を選ぶポイントは、果皮の色が濃く、ハリとツヤがあり、手に取った時にずっしりと重みを感じるものを選ぶことです。生のまま食べるのはもちろん、不知火(デコポン)の甘みと香りを凝縮した「デコポンジャム」もおすすめです。トースト、ヨーグルト、アイスクリームなど、お好みのものにかけてお楽しみください。

6. 甘夏(3月~5月)

甘夏は、3月から5月頃が旬の柑橘類で、爽やかな甘酸っぱさと、ほのかな苦味が特徴です。正式な品種名は「川野夏橙」といい、夏みかんよりも甘みが強く酸味が少ないことから「甘夏」と呼ばれるようになりました。名前に「夏」とついていますが、旬は春です。甘夏のフレッシュな果汁をたっぷり使った「甘夏の生搾りジュース」は、甘みと程よい酸味が調和し、喉越し爽やかな一杯です。

7. キウイフルーツ (3月~5月)

3月から5月にかけて旬を迎えるキウイフルーツは、甘味と酸味の絶妙なバランスが魅力です。一般的に流通しているグリーンキウイは、酸味が強く、濃厚な甘さも感じられるのが特徴。一方で、果肉が黄金色のゴールドキウイは、グリーンキウイに比べて甘みが強く、さっぱりとした味わいです。キウイフルーツは、そのまま食べるのはもちろん、様々な料理やデザートにも活用できます。「キウイとチーズのサラダ」は、キウイとクリームチーズ、ベビーリーフを使ったシンプルなサラダで、キウイのほどよい酸味と甘味がチーズと見事に調和します。ちょっとしたパーティーにもぴったりの一品です。また、ヨーグルトやパンに添える自家製ジャムとして、「キウイジャム」もおすすめです。煮詰める際に丁寧にあくを取り除くことが、美しく仕上げる秘訣です。さらに、「キウイのカルピス寒天」は、キウイとカルピスの甘酸っぱさがクセになるデザート。電子レンジで手軽に作れるので、お子様と一緒に作るのも楽しいでしょう。

8. 夏みかん (4月~5月)

4月から5月が旬の夏みかんは、特有のほろ苦さと爽やかな酸味が特徴的な柑橘類です。そのフレッシュな香りとジューシーな果肉は、春の食欲をそそる味覚として広く親しまれています。そのまま食べるのはもちろん、料理にアクセントを加える食材としても重宝します。例えば、「夏みかんとレタスのサラダ」は、旬の夏みかんの爽やかな果汁がレタスと見事に調和し、食感も楽しめる一品です。

9. グレープフルーツ (4月~5月)

グレープフルーツは4月から5月にかけて旬を迎え、爽やかな酸味とほろ苦さが特徴です。果皮や果肉には豊かな香りがあり、ジュースやゼリーにすると、そのさっぱりとした風味を存分に楽しめます。グレープフルーツの名前は、果実がぶどうのように実る様子に由来すると言われています。そのまま味わうのはもちろん、その酸味と香りを活かした料理も楽しめます。例えば、「グレープフルーツの生ハムサラダ」は、グレープフルーツの酸味と生ハムの旨みが絶妙にマッチし、さっぱりといただけるので、お酒のおつまみにも最適です。

10. びわ (3月~6月)

3月から6月にかけて旬を迎えるびわは、鮮やかなオレンジ色が印象的な果物です。口に含むと、優しい甘さとたっぷりの果汁が広がり、独特の風味が楽しめます。びわは非常にデリケートで日持ちしないため、購入後はなるべく早く食べるのがおすすめです。びわ本来の甘さを活かした「びわのコンポート」は、手軽に作れるので、休日のおやつや朝食にもぴったりです。

11. さくらんぼ(5月~7月)

5月から7月にかけて旬を迎えるさくらんぼは、その弾けるような食感が魅力です。口に含むと、その美味しさについつい手が止まらなくなります。見た目の美しさもさることながら、特に高品質なものは贈答品としても重宝されています。さくらんぼの中でも、「佐藤錦」の名は広く知られており、「さくらんぼの王様」とも呼ばれています。味、食感、見た目のすべてにおいて優れており、その品質は折り紙付きです。さくらんぼの名産地である山形県では、JAさがえ西村山などの公式通販サイトを通じて、旬の佐藤錦を新鮮な状態でお届けしています。本場の味を求める方は、ぜひ一度お試しください。また、さくらんぼを贅沢に使った「さくらんぼスムージー」は、さっぱりとした味わいで、食欲のない日の朝食にも最適です。

12. メロン(5月~7月)

5月から7月が旬のメロンは、その上品な甘さとジューシーな食感が特徴です。高級果物として知られ、特別な日のデザートにもぴったりです。メロンには、表面に網目がある「ネット系」と、網目のない「ノーネット系」があります。さらに、果肉の色によって「赤肉種」、「青肉種」、「白肉種」に分けられ、様々な品種が存在します。それぞれの品種が持つ独特の風味と香りは、そのまま味わうだけでも十分に楽しめます。メロンのフレッシュな甘みと香りを活かした「メロンシャーベット」は、見た目も華やかで、おもてなしのデザートとしても喜ばれるでしょう。

春の果物は旬の時期に味わうのが一番!

春の果物は、春から初夏にかけて旬を迎えます。この時期に収穫される果物は、味が最も豊かで香りも高く、栄養価もピークを迎えます。冬の寒さを乗り越え、春の暖かさの中で育った果物は、甘みと酸味のバランスが絶妙です。旬の果物を食べることは、季節の移り変わりを感じるだけでなく、その時期に最も必要な栄養を効率的に摂取できるというメリットもあります。例えば、いちごはビタミンCを豊富に含んでおり、美肌効果や免疫力向上に役立つと言われています。柑橘類も同様にビタミンCが豊富で、疲労回復や風邪予防に効果的です。旬の果物をそのまま味わうのはもちろん、その特性を活かしたレシピで楽しむことで、美味しさを最大限に引き出すことができます。ぜひ、春ならではの特別な味わいを存分にお楽しみください。

果物を味わい、JAさがえ西村山の取り組みを応援!

山形県さがえ西村山地区は、さくらんぼや桃、りんごなどの果物をはじめ、日本有数の米どころとしても知られています。豊かな自然環境と、昼夜の寒暖差、そして生産者の確かな技術によって、「さくらんぼの王様」と称される佐藤錦をはじめ、四季折々の美味しい食材が全国に届けられています。この地域を拠点とするJAさがえ西村山は、2023年より「環境に配慮した栽培技術」と「省力化に貢献する先端技術」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな挑戦を始めています。地球規模で気候変動問題が深刻化する中、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向け、化学肥料の削減が求められています。しかし、化学肥料の使用を減らすことは、収穫量の減少につながる可能性があり、生産者にとっては大きな負担となります。そこでJAさがえ西村山は、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する新たな栽培方法の開発に取り組んでいます。特に、栽培過程で発生する食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品へ」という、環境負荷の少ない栽培を実現し、気候変動に負けない持続可能な産地を目指しています。現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みが行われています。ぜひ、気候変動問題に積極的に取り組む産地の製品を購入し、応援していきましょう!

まとめ

春は、冬の寒さを耐え忍び、力を蓄えた果物たちが旬を迎える、まさに恵みの季節です。この記事では、いちご、夏みかん、キウイフルーツ、はっさく、不知火(デコポン)、オレンジ、グレープフルーツ、びわ、さくらんぼ、メロンに加え、いよかん、甘夏といった、春を彩る12種類の果物の特徴や魅力、そしておすすめの味わい方をご紹介しました。それぞれの果物が持つ個性的な風味や食感、そして豊富な栄養価は、私たちの心身を健やかに保ってくれます。旬の時期に味わうことで、その美味しさは一層際立ちますので、今回ご紹介した情報を参考に、お好みの春の味覚を見つけて、日々の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。新鮮な春の果物を心ゆくまで堪能し、季節の恵みを満喫しましょう。

春の果物が最も美味しい時期はいつですか?

春の果物の旬は、種類によって時期が異なりますが、概ね2月から7月にかけて、様々な種類のフルーツが旬を迎えます。具体的には、いちごは4月~6月、夏みかんは4月~5月、キウイフルーツは3月~5月、はっさくは2月~3月、不知火(しらぬい)/デコポンは3月~5月、オレンジは2月~4月、グレープフルーツは4月~5月、びわは3月~6月、さくらんぼは5月~7月、メロンは5月~7月頃が旬とされています。新たにご紹介したいよかんは2月~3月頃、甘夏は3月~5月頃が旬です。これらの時期に収穫される果物は、風味、香り、栄養価が最も高い状態にあります。

春の果物のおすすめの食べ方はありますか?

春の果物は、それぞれに最適な食べ方があります。例えば、いちごはそのまま味わうのはもちろんのこと、いちごバターとしてトーストに塗ったり、オムレットの具材にするのもおすすめです。夏みかんは、サラダに加えることで、爽やかな酸味がアクセントになります。キウイフルーツは、チーズと組み合わせてサラダにしたり、自家製ジャムやカルピス寒天にして楽しむのも良いでしょう。いよかんは、ゼリーにすると、その香りを存分に楽しめますし、甘夏は、フレッシュジュースにすることで、爽やかな味わいを堪能できます。旬の果物本来の味を活かしたシンプルな食べ方から、少し手を加えたアレンジレシピまで、様々な楽しみ方を見つけてみてください。

キウイフルーツを使った手軽なレシピを教えてください。

キウイフルーツを使った簡単レシピとしては、「キウイとチーズのシンプルサラダ」がおすすめです。キウイ、クリームチーズ、ベビーリーフを混ぜるだけで完成する手軽なサラダで、キウイの甘酸っぱさとチーズの濃厚さが絶妙にマッチします。また、「自家製キウイジャム」も簡単に作れます。キウイをじっくり煮詰めて作る自家製ジャムは、ヨーグルトやパンケーキにぴったりのフレッシュな味わいです。さらに、「レンジで簡単!キウイのカルピス寒天」は、電子レンジで手軽に作ることができ、キウイとカルピスの甘酸っぱさが後を引くデザートです。どれも少ない材料で、短時間で調理できるので、ぜひお試しください。

デコポンと不知火(しらぬい)の違いについて

「デコポン」という名前は、実は特定の品種を指すものではなく、柑橘類の一種である「不知火(しらぬい)」の中から、一定の基準を満たした高品質なものだけに与えられるブランド名です。特徴的なのは、その上部にあるコブのような突起。味は酸味が少なく、果汁たっぷりの甘さが楽しめます。不知火とデコポンは、旬の時期や産地はほぼ同じですが、デコポンはJAの厳しい品質基準をクリアした、選りすぐりの不知火と言えるでしょう。美味しいデコポンを選ぶポイントは、色が濃く、表面にハリとツヤがあり、手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選ぶと良いでしょう。


春の果物