卵を使わなくても、しっとり美味しいケーキは作れます。今回は、米粉を使った卵なしのケーキレシピをご紹介。卵アレルギーがある方や、ヘルシー志向・グルテンフリーの食生活を実践している方にもぴったりです。もっちり感と優しい甘さが魅力の米粉スイーツは、特別な材料なしで誰でも簡単に作れるのが魅力。おやつやプレゼントにもおすすめの一品です。
卵なしでもケーキは作れる?注目すべき代用素材とポイント
卵を使わないケーキ作りは、以下のような代用素材を上手に取り入れることで、美味しく仕上げることができます。
卵の代わりになる食材リスト
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豆乳・アーモンドミルク:水分とコクを補う
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バナナ・りんごのすりおろし:自然な甘みとしっとり感を加える
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ベーキングパウダー・重曹:ふんわりとした膨らみを補助
これらを組み合わせることで、卵なしでも満足度の高いスイーツが実現可能です。
また、卵不使用のケーキは以下のような方にもおすすめです。
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卵アレルギーがあるお子さんや家族がいる方
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ヴィーガンや植物性中心の食生活をしている方
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コレステロールや脂質を控えたい健康志向の方
米粉とは?特性と製菓に使う際のコツ

米粉はその名の通り、お米を粉状にしたもの。小麦粉とは違いグルテンを含まないため、もっちりとした食感やしっとりとした口当たりが特徴です。ケーキに使うと、小麦粉にはない優しい甘みと密度のある食感が楽しめます。
製菓用の米粉を選ぶ際は、粒子の細かいもの(上新粉ではなく製菓専用米粉)を選ぶと、ダマになりにくく扱いやすくなります。また、水分を吸収しやすいため、加える液体量の調整が重要です。混ぜすぎにも注意し、生地は手早く仕上げるのが成功のポイントです。
米粉&卵なしで作る!おすすめケーキレシピ5選
卵を使わず、米粉で作れる簡単&美味しいスイーツを厳選してご紹介します。すべて家庭にある材料で作れるレシピばかり。もっちり・しっとりの食感を楽しみながら、体にやさしいケーキをぜひお試しください。
基本の米粉パウンドケーキ
米粉で作る定番のパウンドケーキ。シンプルな味わいなので、お好みでドライフルーツやナッツを加えてアレンジも自在です。
材料(パウンド型1本分)
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米粉…100g
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ベーキングパウダー…小さじ1
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砂糖…40g
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豆乳(または牛乳代替)…100ml
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油(米油・菜種油など)…30g
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バニラエッセンス…少々
作り方
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オーブンを170℃に予熱する。
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ボウルにすべての材料を入れてよく混ぜる。
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型に流し込み、約35分焼いて完成。
米粉のチョコバナナケーキ
完熟バナナとココアで濃厚な味わいに。しっとり感と自然な甘さがクセになる、おやつにぴったりのケーキです。
材料(15cm丸型1台分)
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米粉…100g
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ココアパウダー…15g
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ベーキングパウダー…小さじ1
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バナナ(熟したもの)…1本
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豆乳…80ml
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油…30g
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砂糖…30g
作り方
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バナナをフォークでつぶし、豆乳と油を加えて混ぜる。
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粉類をふるい入れ、さっくり混ぜる。
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型に流し、180℃で約30分焼く。
しっとり米粉のレモンケーキ
爽やかなレモンの風味が広がる、春夏にもおすすめの軽やかケーキ。アイシングをかけても◎。
材料(小さめパウンド型1本)
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米粉…90g
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ベーキングパウダー…小さじ1
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砂糖…40g
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豆乳…100ml
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レモン汁…大さじ1
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レモンの皮(すりおろし)…適量
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油…30g
作り方
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粉類とレモンの皮を混ぜておく。
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別ボウルで豆乳・油・レモン汁を混ぜる。
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合わせて混ぜ、型に入れて170℃で30分焼く。
米粉のかぼちゃ蒸しケーキ
甘くてやさしいかぼちゃの味を活かした、ふわもち食感の蒸しケーキ。蒸し器でも電子レンジでも作れます。
材料(小カップ4〜5個分)
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米粉…100g
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ベーキングパウダー…小さじ1
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砂糖…30g
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茹でかぼちゃ(潰したもの)…100g
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豆乳…100ml
作り方
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かぼちゃと豆乳を混ぜ、なめらかにする。
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米粉、ベーキングパウダー、砂糖を加えて混ぜる。
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型に入れ、蒸し器で15分蒸す(レンジ加熱も可)。
米粉の紅茶マフィン
香り高い紅茶を加えた、おもてなしにもぴったりのマフィン。米粉のしっとり食感が紅茶とよく合います。
材料(マフィン型6個分)
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米粉…100g
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ベーキングパウダー…小さじ1
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砂糖…40g
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豆乳…100ml
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紅茶の茶葉(アールグレイなど)…ティーバッグ1袋分
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油…30g
作り方
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粉類に紅茶の茶葉を混ぜておく。
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豆乳と油、砂糖を別で混ぜておく。
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両方を合わせ、マフィン型に入れて180℃で25分焼く。
米粉スイーツを美味しく仕上げるコツ

米粉は扱いやすい反面、焼き上がりや食感に違いが出やすい素材でもあります。以下のポイントを押さえることで、卵なしでも美味しくふんわり仕上げることができます。
美味しく作るためのコツ一覧
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焼きすぎに注意:米粉は水分が抜けやすいため、長時間の焼きすぎはパサつきの原因になります。
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甘さと油分のバランス:卵がない分、甘みやコクをしっかり出すために、砂糖や油を適量使うことが大切です。
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すばやく混ぜて焼く:混ぜすぎると粘りが出て重くなることがあるため、粉類を入れたら手早く作業するのがポイントです。
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保存は冷蔵・冷凍で:常温では劣化が早いため、2〜3日以内に食べない場合はラップに包んで冷凍保存がおすすめです。
まとめ
卵なしでも、米粉を使えばしっとり・もっちりとしたケーキが手軽に作れます。アレルギーや健康への配慮だけでなく、日常のおやつとしても満足できる味わいが魅力です。レシピの幅も広く、チョコやフルーツ、紅茶など様々な味付けで楽しめます。
今日ご紹介したレシピをきっかけに、あなたも米粉スイーツの世界をぜひ体験してみてください。簡単・安心・美味しいケーキ作りで、食卓をもっと豊かにしてみませんか?
※本記事のレシピは卵不使用ですが、すべての方にアレルギー反応が起きないことを保証するものではありません。市販品を使う場合や重度のアレルギーをお持ちの方は、医師の指導のもと安全性を確認してからお試しください。
米粉ケーキをふんわりさせるコツは?
ベーキングパウダーをしっかり使い、水分量を調整して生地をややゆるめに仕上げるのがポイントです。混ぜすぎには注意しましょう。
卵の代わりに何を使えばいいですか?
豆乳やアーモンドミルク、バナナ、りんごのすりおろしなどが代用としてよく使われます。用途によって使い分けるのが理想です。
米粉はどの種類を使えばいいですか?
製菓用として売られている「微細粉タイプの米粉」を使用してください。上新粉やだんご粉はケーキには不向きです。
作ったケーキはどう保存すればいい?
冷蔵保存で2〜3日、長く保存したい場合は冷凍がベストです。乾燥を防ぐためにラップに包んで密閉しましょう。
甘さ控えめにもできますか?
はい、砂糖の量を調整してもOKです。ただし、米粉のケーキは甘みがコクに直結するため、極端に減らしすぎないよう注意が必要です。