東京・大阪の街を歩けば、甘い香りに誘われるクレープ店。片手で気軽に楽しめるクレープは、日常にちょっとした幸せを運んでくれます。しかし、数あるお店の中から「本当に美味しい一店」を見つけるのは至難の業。そこで今回は、東京・大阪で評判のクレープ店を厳選してご紹介します。定番の味から、想像を超える創作クレープまで、あなたの五感を満たす至福のひとときがきっと見つかるはず。
クレープ店選びのコツ
クレープ店を選ぶ上で、ぜひ押さえておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
好みのクレープの種類で選ぶ
クレープ店と言っても、提供するクレープの味、見た目、お店の雰囲気はそれぞれ異なります。自分にぴったりのクレープ店を見つけるために、まずはどんなクレープを食べたいかを想像してみましょう。
甘いものが苦手な方は、お食事クレープやガレットがあるお店へ
「甘いものはちょっと…」という方におすすめなのが、お食事系クレープやガレットを提供しているお店です。チキン、ソーセージ、ツナ、卵、チーズなど、様々な食材を包んだクレープは、お腹が空いている時にも最適です。ちなみにガレットは、フランスのブルターニュ地方発祥のクレープに似た料理。クレープよりも歴史が古く、そば粉を使用していることが多いので、普通のクレープに飽きてしまったという方にもおすすめです。
写真映えも意識!見た目も可愛いクレープのお店
せっかくクレープを食べるなら、SNSにアップしたくなるような、見た目も可愛いクレープはいかがですか?色とりどりのフルーツやクリーム、チョコレートソースなどを使い、華やかに飾られたクレープは、味はもちろん見た目も最高です。
お店のタイプも重要!どんな風に食べたいかで選ぼう
どんな風にクレープを楽しみたいかで、選ぶべきお店も変わってきます。食べたいクレープの種類だけでなく、お店のスタイルや雰囲気も考慮して選びましょう。
食べ歩きにぴったり!テイクアウト専門のお店
クレープの醍醐味は、手軽に持ち歩けること。「街を散策しながらクレープを楽しみたい」「外の空気を感じながら食べたい」という方は、テイクアウト専門店がおすすめです。カフェ形式のお店でも、テイクアウトに対応している場合もあります。
ゆっくり味わいたいなら、カフェやレストランへ
「落ち着いた空間でクレープを堪能したい」「ランチ代わりにクレープを食べたい」という方は、カフェやレストランがおすすめです。
フランスでは、クレープはフォークとナイフを使って食べるのが一般的。本格的なフランス風クレープを味わいたい方も、カフェやレストランを選びましょう。お店の雰囲気も様々なので、一緒に訪れる人やその日の気分に合わせて選ぶのも楽しいですね。
特別な時間を演出!コース料理で味わうクレープ
日本では手軽な軽食として親しまれているクレープですが、本場フランスではコース料理の一品としても供されます。そば粉を使ったガレットをメインに、前菜や食後のデザートとして甘いクレープを堪能するのが一般的です。
「デートや女子会でちょっとおしゃれなクレープ店に行きたい」「いつもと違う、特別なクレープ体験がしたい」「ガレットも甘いクレープも両方楽しみたい」という方には、ぜひコースメニューがあるお店をおすすめします。
おすすめのクレープ店
ここからはおすすめのクレープ店をご紹介します。自分好みのクレープをぜひ見つけてみてください。
ドロムPARLA(東京・神宮外苑)
大人のためのクレープスタンドとして人気の「ドロムPARLA」。乳脂肪分47%の生クリームを使用したクレープは、濃厚でありながら軽やかな後味が特徴です。自家製にこだわったフィリングと、しっとり香ばしい生地とのバランスも絶妙で、ワンランク上のスイーツ体験が楽しめます。価格はおよそ1,999円。外苑前駅や千駄ヶ谷駅から徒歩圏内にあり、店内での飲食はもちろんテイクアウトも可能です。営業時間は12時から20時まで、不定休で営業しています。
ブルターニュブレッツカフェ クレープリー(表参道)
表参道の「ブルターニュブレッツカフェ クレープリー」は、本場フランス・ブルターニュ地方の味を忠実に再現したクレープリーです。そば粉を使ったガレットや、塩バターキャラメルのクレープなどが人気で、併設のシードル専門店で提供される本場のシードルとの相性も抜群。価格は約1,999円で、表参道駅から徒歩6分の好立地にあります。店内は54席あり、月曜から金曜は23時まで、土日祝は22時まで営業。年中無休で、テイクアウトやアルコールの提供も行っています。
オ・タン・ジャディス(渋谷)
1985年創業の「オ・タン・ジャディス」は、フランスの伝統的なクレープリーをそのまま再現したようなノスタルジックな空間が魅力です。自家製キャラメルソースを使ったクレープや、本格的なガレットとシードルが楽しめ、渋谷にいながらまるでパリにいるような気分を味わえます。価格はおよそ2,999円とやや高めですが、満足度の高い一軒です。明治神宮前駅から徒歩圏内、渋谷駅からも歩ける距離にあり、営業時間は11時半から19時まで。火曜と水曜は不定休で休業し、支払いは現金のみとなっています。
Creperie Tirol(世田谷)
祖師ヶ谷大蔵駅近くの「Creperie Tirol」は、テレビや雑誌でも取り上げられるほどの人気店です。ホイップやオリジナルクリーム、豆乳クリームなどから選べるバリエーション豊かなメニューが揃い、アートのように美しい仕上がりが特徴。特に、いちごをあしらった「テディベアのクレープ」はSNS映えする一品です。価格は1,999円前後で、店内には7席のみの小さな空間ながら、落ち着いてクレープを味わえます。営業時間は12時から19時までで、月曜と木曜が定休日。テイクアウトも可能です。
ポポット(学芸大学)
学芸大学駅から徒歩5分の場所にある「ポポット」は、ペット同伴で楽しめるアットホームなクレープ屋さんです。落ち着いた雰囲気の店内には20席ほどがあり、気軽に立ち寄れるのが魅力。価格は999円前後とリーズナブルで、地域の人々から長く愛されています。営業時間は平日は12時半から17時まで、土日祝は12時から17時まで。水曜と木曜が定休日で、支払いは現金のみとなっています。
クレープハウスCIRCUS(吉祥寺)
吉祥寺の「クレープハウスCIRCUS」は、昭和の雰囲気が残るレトロなクレープ屋です。ドリンクの持ち込みが可能で、自由なスタイルでクレープを楽しめるのも魅力。メニューはシンプルなものからクリームたっぷりのもの、食事系やカスタード系など多彩に揃い、価格は999円前後とお手頃です。吉祥寺駅から徒歩3分という便利な立地にあり、営業時間は13時から18時45分まで。火曜が定休日で、こちらも現金のみの対応です。テイクアウトもできます。
アンヂェラス(浅草)
浅草の老舗カフェ「アンヂェラス」は、昭和レトロな雰囲気の中でクレープを楽しめる名店です。クレープは薄めの生地にカスタードやフルーツを包んだ昔ながらのスタイルで、どこか懐かしい味わいが特徴。お店の名物である「アンヂェラスケーキ」やプリンアラモードと一緒に注文する人も多く、幅広い世代に愛されています。浅草駅から徒歩数分の好立地にあり、ティータイムにぴったりの落ち着いた空間です。
マリオンクレープ(原宿)
原宿竹下通りの顔ともいえる「マリオンクレープ」は、日本のクレープ文化を築いたと言われる老舗チェーン。ホイップクリームをたっぷり詰め込んだクレープはボリューム満点で、ティーンから観光客まで幅広く人気を集めています。メニューは数十種類にのぼり、甘い系から食事系まで揃うのも魅力。テイクアウト専門で、歩きながら楽しむのが定番スタイルです。原宿駅からすぐの立地で、観光と一緒に気軽に立ち寄れる一軒です。
エル・クレープリー(自由が丘)
自由が丘にある「エル・クレープリー」は、落ち着いた雰囲気の中で本格的なフランス式クレープを味わえるお店です。甘いデザート系クレープだけでなく、そば粉を使ったガレットも提供しており、ランチやディナーとしても楽しめます。ワインやシードルとのペアリングもおすすめで、大人がゆったり過ごせるクレープリーです。自由が丘駅から徒歩圏内にあり、記念日やデートにもぴったりの一軒です。
モンサンクレール(自由が丘)
自由が丘の「モンサンクレール」は、世界的パティシエ・辻口博啓氏が手がける名店。クレープは通常のカジュアルなものとは一線を画し、繊細なクリームやソースを駆使した洗練された一皿として提供されます。見た目も芸術的で、まさに高級デザートの域。価格はやや高めですが、その分特別感が味わえるため、特別な日のお出かけにも最適です。自由が丘駅から徒歩10分ほどの立地にあり、スイーツ好きには外せないお店です。
ラ・フェット(六本木)
六本木にある「ラ・フェット」は、ラグジュアリーな空間で楽しむ大人のクレープ専門店。素材にこだわった生地と、季節ごとに変わるフルーツやクリームの組み合わせが魅力で、見た目も華やか。アルコールメニューも充実しており、シャンパンとともに味わうクレープはまさに非日常の贅沢です。六本木駅からほど近い立地で、夜の時間帯にも利用できるのが嬉しいポイントです。
パールレディ(新宿ほか)
タピオカドリンクで有名な「パールレディ」ですが、実はクレープメニューも充実しています。もちもちとした生地に、リーズナブルながら満足感のあるクリームやフルーツを組み合わせたクレープは、学生を中心に人気。甘いデザート系だけでなく、軽食感覚で楽しめるメニューも揃い、気軽に立ち寄れるのが魅力です。全国に店舗を展開しているので、街歩きの途中に立ち寄りやすいのも嬉しいポイントです。
サンタモニカ・クレープ(原宿)
竹下通りで「マリオンクレープ」と並んで有名なのが「サンタモニカ・クレープ」。ビジュアル映えする豪華なトッピングが特徴で、SNS世代を中心に支持されています。カラフルなアイスクリームやフルーツが盛り付けられたクレープは歩きながら食べるのにぴったりで、観光スポットとしても大人気。原宿らしいポップな雰囲気とともに楽しめる一軒です。
コムクレープ(渋谷ほか)
新潟発祥の「コムクレープ」は、“焼きクレープ”を看板商品とする独自スタイルのお店です。代表メニューの「クレープブリュレ」は、表面をキャラメリゼした香ばしい一品で、しっとりした生地と濃厚なクリームが絶妙にマッチします。スイーツとしての完成度が高く、従来のクレープの概念を覆すような新感覚を味わえるのが魅力。渋谷など都内にも店舗があり、行列ができることも多い人気店です。
グーテ・デ・ロワ クレープリー(銀座)
銀座にある「グーテ・デ・ロワ クレープリー」は、上品な雰囲気の中で本格的なフランス式クレープとガレットを味わえるお店です。香ばしいそば粉のガレットはランチに最適で、デザートには繊細なクレープを選べば贅沢なコース仕立てに。ワインやシードルのペアリングも楽しめるため、大人のデートや女子会にぴったりです。銀座という立地らしく、落ち着いた雰囲気でゆっくり過ごせるのも魅力です。
MOMI&TOY’S(全国展開)
「とろけるクレープ」で知られる「MOMI&TOY’S」は、全国各地に店舗を展開する人気チェーンです。アーモンド粉を加えた生地はふんわりと軽く、口に入れるととろけるような食感。ホイップやフルーツ、アイスクリームなど多彩なトッピングを選べるため、自分好みの一品が見つかります。ショッピングモールなどに多く出店しているため、買い物の合間に立ち寄りやすいのも魅力です。
ジェラテリア・バール・ナチュレ(中目黒)
中目黒の「ジェラテリア・バール・ナチュレ」は、ジェラート専門店が手がけるクレープが人気のお店です。自家製ジェラートをたっぷり包んだクレープは、ひんやり冷たい口当たりともちもち生地の組み合わせが新鮮。季節ごとに変わるフレーバーを楽しみに訪れる常連客も多く、デザート感覚で気軽に楽しめます。中目黒駅から徒歩数分とアクセスも良好です。
クレープスタンド シャンデレール(梅田)
阪急梅田駅から徒歩すぐの場所にある「クレープスタンド シャンデレール」は、フランスの雰囲気を感じながら本格的なクレープを楽しめるお店です。季節の素材を使った月替わりクレープが人気で、定番メニューの「シュクレ ロワイヤル」は外はパリッと、中はもちもちの食感が特徴です。テイクアウトも可能で、手軽に本格クレープを味わえます。
ア・ル・ロイック(梅田)
阪急うめだ本店9階にある「ア・ル・ロイック」は、クレープだけでなくパフェやジェラート、タピオカミルクティーなど、豊富なメニューを揃えるカフェです。フランス産発酵バターを使ったクレープが特に人気で、包装にも工夫がされているため、持ち帰りにも便利です。
ヨーキーズ クレープリー(梅田)
阪急三番街北館B2にある「ヨーキーズ クレープリー」は、もっちりとした生地のクレープが特徴で、特に女性に人気のお店です。クレームブリュレクレープなど、独創的な組み合わせのメニューもあり、訪れるたびに新しい味わいを楽しめます。
まとめ
東京や大阪をはじめ、全国各地には、定番のスイーツクレープから本格的なフランス風ガレット、SNS映えするおしゃれなクレープまで、個性豊かなクレープ店が数多く存在します。手軽に楽しめるテイクアウト専門店から、ゆっくりとくつろげるカフェやレストラン、特別な日のためのコース料理を提供するお店まで、様々なスタイルのお店があります。今回ご紹介した選び方のポイントや人気店ランキングを参考に、あなたにとって最高のクレープを見つけて、素敵な時間をお過ごしください。
クレープとガレットってどう違うの?
クレープは、主に小麦粉をベースにした生地で作られる、甘いデザートとして親しまれています。一方、ガレットはフランスのブルターニュ地方が発祥で、そば粉を主原料とした、食事として楽しまれることが多いクレープです。ガレットには、チーズ、卵、ハムなどの具材が使われることが多く、クレープよりも長い歴史を持つと言われています。
東京でテイクアウトできる美味しいクレープのお店は?
東京には、テイクアウトに力を入れているクレープ店がたくさんあります。例えば、原宿の「マリオンクレープ 原宿竹下通り店」や、池袋にある「ジェラート ピケ カフェ クレープリー」などは、気軽に立ち寄って、食べ歩きを楽しむのにぴったりです。多くのカフェやレストランでもテイクアウトに対応している場合があるので、事前に確認してみるのがおすすめです。
大阪で絶対に外せないクレープのお店はどこ?
大阪で特に人気のクレープ店は、梅田駅周辺に集まっています。「クレープスタンド シャンデレール」では、本場フランスの味と雰囲気を堪能でき、季節ごとの旬な素材を使ったクレープが評判です。「ア・ル・ロイック」は阪急うめだ本店の中にあり、フランス産の発酵バターを使ったクレープなど、豊富なメニューが魅力です。「ヨーキーズ クレープリー」は、パンケーキのようなもちもちとした生地が特徴で、クレームブリュレクレープやあまおうクレープが特に女性に人気です。さらに、難波にある「クレープリー・アルション」は、フランスの田舎風で可愛らしい外観が特徴で、テイクアウトもイートインも可能です。「タブレスカフェ」はホテルの中にあるので、高級感のある雰囲気の中で、オーガニックのメイプルシロップとAOPバターを使ったクレープが楽しめます。心斎橋の「Cafe BIGOUDENE」では、本場ブルターニュスタイルのガレットやクレープを味わえます。その他、高級フルーツ専門店に併設された「アオイ農園 ぶどうの木」では、新鮮なフルーツを贅沢に使ったクレープが楽しめますし、扇町にある「Crepeあまのじゃく」では、食感にこだわった「賞味期限3分」のクレープが楽しめます。江坂の「ラ クレープリー ドゥ ポパン 江坂店」では、おしゃれで大人向けのクレープが、高槻市の「ロッカ&フレンズ クレープリー」では、食事系からデザート系まで、幅広いメニューが揃っています。
食事として楽しめるクレープやガレットのお店ってある?
もちろんあります。全国には、「ブルターニュブレッツカフェ クレープリー」や「ガレットリア」のように、本格的なお食事ガレットを提供しているお店がたくさんあります。チキン、ソーセージ、ツナ、卵、チーズなど、様々な具材を包んだクレープや、そば粉を使ったガレットは、ランチや軽食としても人気です。甘いものが苦手な方にもおすすめです。大阪の「クレープリー ル ブール ノワゼット」や「ロッカ&フレンズ クレープリー」でも、食事にぴったりのメニューが充実しています。
愛犬と一緒に入れるクレープ屋さんはありますか?
都内には、愛犬と一緒に楽しめるクレープ店があります。例えば、「ポポット」(学芸大学)や「カフェ・ドゥ・リエーヴル うさぎ館」(井の頭公園)などがその代表例です。大切なペットと優雅なカフェ時間を過ごしたい方には、うってつけのお店と言えるでしょう。来店前に各店舗のペットに関するルールを確認しておくのがおすすめです。他のエリアでも、ペットフレンドリーなクレープ店を探してみると良いでしょう。
写真映えするクレープが食べられるお店はどこですか?
SNSで注目を集めたいなら、「Creperie Tirol(クレープリー チロル)」のように、見た目も華やかなクレープを提供しているお店がおすすめです。新鮮なフルーツ、リッチな生クリーム、濃厚なチョコレートなどを贅沢に使用したクレープは、思わず写真を撮りたくなる美しさです。各地のクレープ店で、工夫を凝らした、とっておきのフォトジェニックなクレープを探してみてはいかがでしょうか。
クレープのコース料理とはどんなものですか?
日本では手軽な軽食として親しまれているクレープですが、本場フランスではコース料理の一品として提供されることもあります。そば粉を使ったガレットをメインに、前菜やデザートとして甘いクレープを組み合わせるのが一般的です。都内では、「ブルターニュブレッツカフェ クレープリー」や「オ・タン・ジャディス」などで、本格的なコースメニューを味わうことができます。また、大阪の「クレープリー・アルション」では、店内でセットメニューを楽しむことができ、特別な日の食事や女子会などにおすすめです。