カップケーキとマフィン

カップケーキとマフィンは、似て非なる存在です。小さな可愛らしい形状は共通していますが、その由来や作り方、味わいは異なります。この2つのお菓子の違いを知れば、上手に使い分けることができます。皆さんの食卓を、より豊かなスイーツタイムに導いてくれるでしょう。

まずは「カップケーキ」と「マフィン」について調べてみると…

カップケーキとマフィンは見た目は似ていますが、全く異なる焼き菓子です。カップケーキは卵や砂糖、バターを主な材料とし、生地にふくらし粉が入っているため、焼き上がりがふわふわとした食感になります。一方、マフィンは卵を使わず、生地には発酵剤としてベーキングソーダが使われているため、カップケーキほどふんわりとした食感ではありません。さらに、カップケーキは焼き上がった後にアイシングやフロスティングなどのトッピングが施されることが多いのに対し、マフィンはシンプルにそのまま食べられるのが一般的です。ただし、近年ではマフィンにも果物やナッツ、チョコレートチップなどが入れられ、varietyが広がっています。どちらも手軽に楽しめるデザートですが、カップケーキは華やかな場面で、マフィンは朝食やおやつとしてカジュアルに食べられることが多いようです。実は、マフィンには2タイプあり、イギリス発祥の円盤形の「イングリッシュ・マフィン」と、アメリカ生まれのカップ型の「アメリカン・マフィン」があるのです。

「カップケーキ」はデザート、では「マフィン」は!?

朝食やおやつとしての軽食に適したマフィン。一方で、華やかなデコレーションを施されたカップケーキはおやつやデザート、パーティーでのおもてなしとして人気があります。両者はともに小麦粉を使用した菓子パンですが、マフィンはカップケーキに比べて生地の甘さが控えめ。アメリカン・マフィンでは具材を生地に混ぜ込むバリエーションも豊富で、甘いものからしょっぱいものまで様々な味わいが楽しめます。一方のイングリッシュ・マフィンはよりパン寄りの素朴な風味で、バターやベーコン、チーズなどと一緒に食べられることが多いのだとか。菓子パンではありますが、栄養面でもマフィンは卵や牛乳が使われており、手軽でヘルシーな一品として幅広い層に親しまれています。一方のカップケーキはその名の通り、小さなケーキとしてバター、砂糖、卵をふんだんに使い、アイシングなどの可愛らしいデコレーションが施されたスイーツ。おやつやデザート、パーティーなどにぴったりの一品なのです。