キラキラと輝く美しさと、その見た目に負けない美味しさを兼ね備えたステンドグラスクッキーは、食べる楽しみだけでなく作る楽しさも味わえるスイーツです。透明感あふれるキャンディーの色彩とクッキー生地の組み合わせは、思わず笑顔になれる魔法のよう。イベントや特別な日のギフトにも最適で、一口頬張るたびに広がる色とりどりの夢の世界を、あなたもぜひ楽しんでみてください。
輝く可愛らしさのステンドグラスクッキー
キャンディがキラキラと光るステンドグラスクッキーは、その見た目の可愛さから「ぜひ作ってみたい!」と思わせます。しかし、作るには少し工夫が必要なのです。
この記事では、ステンドグラスクッキーを上手に作るためのポイントをご紹介します。
どのような型で作れる?
ステンドグラス風のクッキーは、型抜きクッキーの中をくりぬくだけなので、どんな形でも楽しめます。
一つの型で中身を一度に取り除けるものや、異なるサイズの同じ形の型を組み合わせても楽しいですよ。さらに、パテ抜きや口金を活用することも可能です。
キャンディはどうやって作る?
ステンドグラスクッキーには、市販の色付きキャンディを砕いて使うと簡単です。ただし、ミルクフレーバーが混じっているものや、あまりに濃い色のキャンディ、のど飴は避けましょう。キャンディを割る際に、めん棒やハンマーを使いたくなるところですが、実はこれらではうまく割れないことが多いのです。
そこで、便利なのがペンチです。個包装の上から挟んだり、ビニールに1つずつ入れてペンチで割ってみてください。もし、ペンチが工具として使われていた場合は、使用前にしっかりと洗浄し、アルコールやアクアサニターで消毒することを忘れずに。
ペンチを持っていない方には、オーブンでキャンディを溶かす方法をお勧めします。キャンディをオーブンで溶かすと薄くなるので、冷やして固めればめん棒などで簡単に割れます。150℃で2〜5分加熱し、溶けたらすぐに取り出しましょう。加熱しすぎると茶色く変色することがあるので注意が必要です。
色鮮やかなステンドグラスクッキーの作り方
色鮮やかなステンドグラスクッキーは、見た目が美しく、作る過程も楽しいお菓子です。色とりどりのキャンディを使って、まるでステンドグラスのような透明感を持ったクッキーが完成します。ここでは、ステンドグラスクッキーの作り方をご紹介します。
材料(約20枚分)
クッキー生地
無塩バター:100g
砂糖:100g
卵:1個
薄力粉:180g
ベーキングパウダー:小さじ1/2
バニラエッセンス:適量
ステンドグラス部分
キャンディ(カラフルなものを使用):100g(色はお好みで)
作り方
1. クッキー生地の準備
バターを室温で柔らかくし、砂糖と一緒にボウルに入れて混ぜます。クリーム状になるまでよく混ぜ、卵を加えてさらに混ぜます。
薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかけて、バターの混合物に加え、さっくりと混ぜます。最後にバニラエッセンスを加えて、全体が均一になるようにこねます。
生地がまとまったらラップに包み、冷蔵庫で30分ほど休ませます。
2. 生地を伸ばす
生地を取り出し、打ち粉をしてめん棒で5mmほどの厚さに伸ばします。
クッキーの型をお好みの形で抜きます。中心に小さな型(丸やハート、星型など)を使って、ステンドグラス部分を作る穴を開けてください。
3. ステンドグラス部分の準備
キャンディを細かく砕いていきます。キャンディは色別に分けておくと、後できれいに仕上がります。砕く際は、ジップロックに入れて麺棒で叩くと簡単に砕けます。
4. クッキーを焼く
クッキー生地の穴に砕いたキャンディを適量入れます。キャンディがクッキーの穴を埋める程度に入れてください。
170℃に予熱したオーブンで10~12分ほど焼きます。焼きあがったら、クッキーの周りがきれいに色づき、キャンディが溶けてステンドグラスのようになります。
5. 冷ます
焼き上がったクッキーをオーブンから取り出し、少し冷ましてから型から外します。クッキーとキャンディが完全に冷めて固まるまで待ちます。
6. 完成
冷めたら、ステンドグラスクッキーの完成です!透明感のある美しいクッキーが出来上がります。
ポイント
キャンディを使う際は、オーブンで溶けるタイプのものを選びましょう。ハードキャンディ(キャンディーバーなど)は、溶けて透明になりやすいです。
焼き時間はオーブンの種類によって異なるため、クッキーの色合いや香りを見て調整してください。
クッキー生地の厚さを均一に保つことで、焼きムラを防ぎ、きれいに仕上がります。
カラフルで美しいステンドグラスクッキーは、プレゼントやパーティーにもぴったり。手作り感あふれる美しいクッキーで、特別なひとときを楽しんでください。
コツ・失敗例
キャンディが全体に行き渡るよう十分な量を入れましょう。もし足りない部分ができた場合は、更にキャンディを加えてオーブンで再加熱してください。焼きすぎてクッキーが焦げないように注意し、キャンディが溶けたらすぐ取り出すのがポイントです。
端の一部が欠けている場合は、まだキャンディが熱い段階でつまようじを使うと、簡単に補うことができるかもしれません。
型抜きが上手くできない
キャンディをたくさん入れ過ぎると穴からこぼれてしまうことがあります。さらに、キャンディの厚さがある程度を超えると食べづらくなるので、そこにも気を配ってください。