クッキーを開封したものの、全部食べきれずに湿気てしまったという経験はありませんか?それは保管方法に原因があるのかもしれません。食材は冷蔵庫に入れれば安心と思っている方もいるかもしれませんが、クッキーの場合はどうなのでしょうか?冷蔵庫での保存について詳しく解説します。
クッキーを冷蔵庫で保存するとしける原因は?
食品を長持ちさせるための冷蔵庫ですが、実はどんな食品にも最適とは限りません。特に、クッキーなどを冷蔵保存すると、なぜか湿気てしまうことがあります。その原因についてご説明します。
冷蔵庫内の湿度が過剰になっている兆候
冷蔵庫は食品を最適な状態で保存するために、温度と湿度が調整されています。通常、庫内は低湿度に保たれるように設計されていますが、頻繁なドアの開閉によって外気が侵入し、温度だけでなく湿度も上昇することがあります。これがクッキーの湿気につながる一因となります。また、野菜室のように、野菜の鮮度を保つために湿度が高めに設定されている場合もあります。したがって、冷蔵庫の設定によっては、全体的な湿度が高くなり、クッキーが湿気やすくなることも考えられます。
常温保存でも、部屋の湿度が高いとしける
クッキーは通常、製造過程で加熱されるため、常温保存が可能な焼き菓子です。しかし、環境によっては室内の湿度が高くなることもあり、クッキーが湿気てしまう原因となります。常温で保存する際は、湿度管理が重要です。密閉容器に入れ、直射日光を避けて風通しの良い場所に保管しましょう。乾燥剤を利用すると効果的ですが、もし手元にない場合は、未使用の紅茶ティーバッグを代用することも可能です。クッキーは製造工程で熱を加えるため、基本的に常温で保存できます。ただし、季節や環境によって湿度が高くなると、クッキーが湿気てしまうことがあります。そのため、常温保存する際は、湿度に注意し、密閉容器に入れて直射日光を避け、風通しの良い場所を選びましょう。乾燥剤を使用するとさらに効果的ですが、ない場合は未使用の紅茶ティーバッグを代わりに使うこともできます。
クッキーを密閉容器に入れ、乾燥剤と一緒に冷蔵保存する
市販されているクッキーの中には、添加物によって長期間の賞味期限を持つものもあります。しかし、開封後は手作りのクッキーと同様に、冷蔵保存が推奨されます。冷蔵保存の際は、以下の点に注意しましょう。①冷蔵庫内の湿度をチェックする。②密閉できる容器に乾燥剤と一緒にクッキーを入れる。③容器を冷蔵庫で保存する。重要なのは、外気との接触を避けることです。ジップロックのような袋やタッパーなど、密閉できる容器であれば問題ありません。真空保存できる器具があれば、活用すると良いでしょう。乾燥剤は、食品に入っていたものを再利用できますが、古すぎるものは避けてください。冷蔵保存した場合、市販・手作りに関わらず、1週間を目安に食べきるようにしましょう。
クッキーを冷凍保存する
クッキーは、冷蔵庫と同様に湿度が低い冷凍庫での保存にも適しています。保存方法としては、まずクッキーを密閉できる容器に入れ、それを冷凍庫に入れます。召し上がる際は、電子レンジやオーブントースターで温めて解凍してください。クッキーに含まれるバターなどの油脂分は、冷凍することで酸化を遅らせることができます。冷蔵庫保存よりも長持ちさせることができるため、賞味期限が短い場合や、すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍保存した場合の賞味期限の目安は約1ヶ月です。
手作りクッキーはしっかり乾燥させてから保存しましょう
自家製クッキーは、お店で売られているものと比べて湿気やすいという特徴があります。そのため、いくつか気をつけるべき点があります。まず、焼き上がったクッキーは、必ず網の上で十分に冷まし、余分な水分を飛ばして乾燥させましょう。次に、乾燥剤を同封した上で、クッキーを密閉できる容器に入れます。そして、その容器ごと冷蔵庫で保存するのがおすすめです。焼き上がったクッキーが十分に冷めないうちに容器に入れてしまうと、温度差によって水滴が発生し、湿気の原因となります。また、焼き加減が不十分な場合も、水分が残りやすく、湿気てしまう原因となるため注意が必要です。冷蔵保存する際には、前述の通り乾燥剤を入れることと、できる限り容器内の空気を抜くことが重要です。乾燥剤は、100円ショップやホームセンターなどで手軽に入手できますので、ぜひ活用してみてください。