ヨーグルトとバナナは、多くの人々にとって日常生活に取り入れやすい食品ですが、その組み合わせには驚くべき健康効果があります。プロバイオティクスが豊富なヨーグルトと、エネルギーを補給するバナナは、一緒に摂取することで腸内環境を整え、免疫力を高める万能のコンビです。この記事では、ヨーグルトとバナナの健康効果を最大限に引き出す方法を詳しく解説し、日々の食生活にどのように取り入れると効果的かをご案内します。
体調不良の原因は食事の組み合わせかも？日々の食事で見直すべき健康に影響を与える食べ合わせ
バナナヨーグルトを日常的に摂取している方はいるでしょうか。フルーツヨーグルトやスムージーといった、一見健康に良さそうな食事を楽しむ方も多いかもしれません。しかし、もし体調に不調を感じることがあれば、これらの組み合わせが原因の一つかもしれません。アーユルヴェーダでは、栄養価が高くても食材の組み合わせによっては有害となることがあり、不調の原因となる場合があります。今日は、アーユルヴェーダの視点から注意が必要な食べ合わせについて紹介していきます。
食材の組み合わせ次第で毒にも栄養にも変わる？
食材にはそれぞれの特性があり、その特性に応じた適切な組み合わせを行うことで、消化が促進され、栄養素の吸収が助けられるとされています。しかし、相性の悪い食材同士を組み合わせてしまうと消化不良を招き、消化しきれないものが未消化物として体内に蓄えられてしまいます。これが腸内で腐敗や発酵を引き起こし、お腹にガスをため込むことで、ゲップやオナラ、口臭、体臭といった症状が生じ、最終的にはアレルギー反応や炎症を伴う様々な体調不良を引き起こす原因となるのです。
たまにであれば大きな問題にはならないかもしれませんが、それが頻繁になったり習慣化すると、蓄積された未消化物が体内の流れを妨げ、身体が本来持つさまざまな機能を低下させ、結果的には病気の原因となることがあります。健康のためには、体に良いものを摂取することが大切ですが、いかに良いものであっても、消化や吸収がされなければ、それは毒素へと変わってしまうのです。
アーユルヴェーダにおける「体内に毒素を作る避けるべき食べ合わせ」とは？
食べ物を効率よく消化し、体内に吸収する能力は「消化力」と呼ばれます。アーユルヴェーダの考え方では、消化力の低下は多くの病の原因となるため、消化力を維持することが非常に重要です。相性の悪い食品の組み合わせを日常的に摂取し続けると、消化力は衰え、消化不良を招くとされています。ここでは、消化不良を防ぐために注意すべき食べ合わせをいくつか紹介します。
ミルク×○○の新しい組み合わせ
アーユルヴェーダでは、特に注意しなければならないのが牛乳の組み合わせについてです。牛乳はエネルギーを増す重要な食材として重視されていますが、他の食品、特にタンパク質や酸性のものと一緒に摂取すると、消化に負担がかかり、毒素が生成されて様々な健康問題を引き起こすとされています。クリームシチューやグラタンなどは、実際には避けるべき食事とされています。
「牛乳と酸味、塩味の組み合わせ」
「牛乳と肉、魚の組み合わせ」
「牛乳と卵の組み合わせ」
「牛乳とフルーツ、野菜の組み合わせ」
フルーツと乳製品の組み合わせ
フルーツヨーグルトやスムージーが人気ですが、酸味の強い果物と乳製品の組み合わせには注意が必要です。この組み合わせは胃や腸で乳製品を凝固させ、未消化物が毒素を発生させることがあります。酸味のあるトマトなどにも気をつけてください。フルーツは消化されるスピードが速いため、乳製品と一緒に摂ると体内で腐敗し、毒素を作り出すことがあります。したがって、果物はなるべく単独で摂取するのが良いでしょう。
卵と〇〇の組み合わせ
これもよくある食事の一例と言えるでしょう。異なる種類のタンパク質や、消化速度の異なる食材を組み合わせることは、消化に負担をかける可能性があります。
「卵と肉、または魚」
「卵と乳製品」
「卵とバナナ」
食後にあまり快適でないと感じたり、体調に違和感がある場合、食事の組み合わせが原因かもしれません。普段の食事が体に負担をかけているとしたら、それはもったいないことです。
アーユルヴェーダは食事を制限するものではありません！
食事の組み合わせを知ることで、「アーユルヴェーダでは〇〇が良くない」といった制約のように感じることがありますが、実際にはアーユルヴェーダは食の制約を目的としているわけではありません。むしろ、好きなものをより良く楽しむための指針として役立つものです。
個人によって消化力は異なります。そして、事前に重く感じる食事を取ると分かっているときは、消化を助けるものを前もって取り入れると良いでしょう。
永田舞美 | ヨガ・アーユルヴェーダ講師 | 湘南⇄大阪(@mami__nagata)による投稿
避けたほうが良いとされる食事の組み合わせは、できるだけ控えたいものです。しかし、それがたまにしかない場合や、消化力が高い人にとっては、毒素を生む可能性は低くなります。食事の組み合わせに神経質になりすぎてストレスを溜めると、かえって消化が悪くなりますので、食事を楽しむ際は「美味しかった！」と喜びと感謝の心を持って食べると良いでしょう。