夏の定番、つるりとした喉ごしがたまらないところてん。ダイエット中にも罪悪感なく食べられるイメージがありますが、実際のカロリーや栄養成分はどうなのでしょうか？この記事では、ところてんのカロリーについても詳しく解説します。ヘルシーで美味しいところてんの魅力を再発見してみましょう！
ところてんの魅力：その歴史と製造方法
ところてんは、天草（テングサ）などの海藻を煮出して抽出した成分を冷やし固め、専用の「ところてん突き」という器具で押し出して細長い麺状にしたものです。天草は日本近海を含む世界各地に分布しており、マクサ、ヒラクサ、オバクサなど、多種多様な海藻が天草と呼ばれています。
寒天との比較：製造方法と栄養価の違い
ところてんと寒天は、どちらも天草を原料としていますが、製造過程が異なります。ところてんは天草を煮出して固めたものですが、寒天はところてんを凍結させて乾燥させたものです。そのため、寒天はところてんに比べて水分量が少なく、栄養成分が凝縮されています。100gあたりの栄養価を比較すると、カロリー、炭水化物、食物繊維は寒天の方が多く含まれています。ただし、どちらも低カロリーで食物繊維を豊富に含む、健康的な食材であることに変わりはありません。
《ところてん》
- カロリー…2kcal
- 炭水化物…0.6g
- たんぱく質…0.2g
- 食物繊維…0.6g
- 糖質…0g
- 脂質…0g
《寒天》
- カロリー…3kcal
- 炭水化物…1.5g
- たんぱく質…0.2g
- 食物繊維…1.5g
- 糖質…0g
- 脂質…0g
ところてん・寒天：広がる食卓の可能性
定番の酢醤油や三杯酢はもちろん、ところてんは黒蜜をかければ和風デザートに変身します。冷麺の麺として使ったり、温かいお出汁でいただくのもおすすめです。寒天は、ゼリーやプリンといったスイーツの材料として親しまれていますが、サラダやスープに加えれば、手軽に食物繊維をプラスできます。ところてんや寒天は、工夫次第で様々な料理に使える、とても便利な食材です。
まとめ
今回は、日本の伝統食材であるところてんに焦点を当て、その栄養やカロリーについてご紹介しました。これらの食材は、低カロリーでありながら食物繊維が豊富で、健康的な食生活を応援してくれます。ぜひ、毎日の食卓に取り入れて、その美味しさを再発見してみてください。
ところてんと寒天の違いは何でしょう？
ところてんは天草を煮て作ったもの、寒天はところてんを乾燥させたものです。寒天は、ところてんよりも栄養が凝縮されています。