ダイエット食品として人気の高いゼリー。そんなゼリーはどのくらいのカロリーがあるのか疑問に思ったことはありませんか?今回はゼリーのカロリーや糖質についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
ゼリーとは
「ゼリー」という言葉は英語に由来し、フランス語では「ジュレ」と呼ばれます。日本では一般的に、ゲル状のスイーツをゼリーと呼んでいますが、近年ではそのおしゃれな響きから「ジュレ」という名称も使われることが多くなりました。本来、ジュレは「凍らせたもの」という意味合いを持ち、イタリアでは今でも凍らせたお菓子のことをジュレと呼びます。ゼリーの基本となる材料は、ゼラチン、砂糖、水、そして果汁です。ゼラチンは、あの独特な食感を生み出すために欠かせません。そして、水はゼリーをみずみずしく仕上げる役割を担っています。ちなみに、ゼラチンの原料は、動物の皮や骨に含まれるコラーゲンなのです。ゼラチンの代わりに、寒天や果物由来のペクチン、赤藻類から作られる寒天やカラギーナンが用いられることもあります。さらに、基本的な材料に香料や乳製品などを加えて、さまざまなアレンジを加えたものもゼリーの一種として楽しめます。このように、ゼリーは多様な材料と製法によって、実にバラエティ豊かな種類が存在するお菓子だと言えるでしょう。
ゼリーの歴史・発祥
古来より、ゼリーに似た食品は存在していました。古代ローマ時代には、動物由来のゼラチンを用いた煮凝りのような料理が見られ、これが現代のゼリー寄せの原型になったと考えられています。現在、ゼリーはお菓子として親しまれていますが、その起源は18~19世紀に遡ります。フランスの料理人、アントン・カレームが、ゼリーをデザートとして普及させたことがきっかけです。日本でゼリーが一般に広まったのは20世紀に入ってからです。それ以前は、寒天を主成分とするあんみつが主流であり、ゼラチンはあまり用いられていませんでした。特筆すべきは、コーヒーゼリーが1963年に軽井沢の喫茶店で生まれた日本独自のデザートであるという点です。
ゼリーのカロリー
ダイエット食品として人気のゼリーですが、そのヘルシーなイメージから、食事の代わりに積極的に取り入れる方も多いようです。しかし、ゼリーは本当にダイエットに効果的なのでしょうか?この記事では、ゼリーのカロリーと糖質量に着目し、ゼリーを活用したダイエットについて詳しく解説していきます。
ゼリーのカロリーと糖質量
ゼリーは、多種多様なフルーツや素材で作られますが、気になるのはカロリーと糖質ではないでしょうか。ここでは、家庭で作る場合やお店でよく見かけるゼリーについて、100gあたりのカロリーと糖質量を調べてみました。例えば、定番のみかんゼリーの場合、カロリーは約53kcal、糖質は約12.1gです。また、人気のコーヒーゼリーは、カロリー約44kcal、糖質約10.3gとなっています。色とりどりのフルーツを贅沢に使ったフルーツゼリーは、カロリー約51kcal、糖質約11.62gです。ただし、カロリーと糖質量は、使用する材料や製品によって大きく変動します。果汁をたっぷり使用したゼリーは糖質量が増加する傾向にあり、内容量が増えればカロリーと糖質量も比例して高くなります。同じみかんゼリーという名前でも、商品によってカロリーや糖質量が大きく異なることがあるため、購入する際は栄養成分表示をしっかり確認することが大切です。
ダイエット中にゼリーを食べても大丈夫?
満腹感を得やすいゼリーは、食事の代替品としてダイエットに取り入れられることがあります。カロリーが抑えられているにも関わらず、甘味を味わえることも人気の理由です。ダイエット中にゼリーを活用するなら、夜の食事をゼリーに置き換える方法が手軽でおすすめです。これは、夕食をゼリーにするだけのシンプルな方法です。しかし、夕食をゼリーのみにする場合は、朝食と昼食でしっかりと栄養バランスを考慮した食事を摂ることが大切です。ゼリーだけでは満足できない場合は、コップ2~3杯の水を一緒に飲むか、低カロリーな食品をプラスするなど工夫してみましょう。