甘い誘惑に勝てないとき、目の前のケーキは魅力的に映ります。しかし、その一口が思わぬカロリーブーストをもたらすことも。特にダイエット中や健康を意識している方にとって、この問題は切実です。そこで、ケーキ1切れのカロリーを知り、食べすぎ防止策を立てることが重要です。この記事では、さまざまなケーキのカロリー情報と、その対策について詳しく解説します。これで、甘いものを楽しみつつも健康をキープすることができるはずです。
ショートケーキ1切れのカロリーは?事前の工夫と事後の対策
ショートケーキは、一般的に高カロリー食品として知られています。ダイエット中に手を伸ばすと、後ろめたさを感じることがありますが、そのカロリーや糖質、脂質の具体的な値はどのくらいなのか気になるところです。また、どうしても食べたくなったときに、体重増加を抑えるための食べ方や、後からできる対処法についてもご紹介します。
ショートケーキのカロリーや糖質、脂質はどのくらい?
18cmサイズのいちごショートケーキを8つに分けた場合、1人前は約120gです。以下は、その1切れに含まれるカロリー、糖質、脂質の量です。
1カットであっても、カロリーや糖質、脂質の値はかなり高めです。大きくカットされたショートケーキでは、簡単に400kcalから500kcalを超えることがあります。
ショートケーキと他のデザートのカロリーを徹底比較!
さまざまなスイーツのカロリーを一覧にして比較してみましょう(100g基準での評価)。
甘いものはどれもカロリーが高いですが、中でもショートケーキは特にカロリーが多いことが目立ちます。
糖質オフのショートケーキを選択する
糖質を気にしている方でも楽しめる低糖質ショートケーキが、近頃売られています。小麦粉の代わりにおからパウダーを使用し、砂糖を使わずに作られていることが多いです。生クリームを控えることで、脂質を抑えることも可能です。
味には多少の違いが感じられるかもしれませんが、いずれの商品も美味しく食べられるように工夫されています。お店で見かけたときには、ぜひ一度お試しください。
果物がたくさん入ったショートケーキを選ぶ
フルーツには糖質が含まれるため、過信は禁物ですが、果物を多く使ったショートケーキであれば、糖質や脂質の豊富なスポンジや生クリームの量を抑えられる可能性が高まります。また、フルーツから摂取できるビタミン、ミネラル、食物繊維が健康に寄与するのでおすすめです。
ただし、シロップに漬けられたフルーツを多用したショートケーキには注意が必要です。
日中の活動量が多いときに食べるべき
ショートケーキを楽しむなら、午後2時から4時の間が最適です。この時間帯は、日中の活動量が多く、代謝も活発で、カロリーを効率よく消費できるため、太りにくいと言われています。
一方、夜はリラックスタイムに入り、活動が減少し、エネルギー消費も低下します。このタイミングでショートケーキを食べると、カロリーが消費されずに脂肪として体に蓄積される可能性が高くなります。
また、遅い時間の食事は消化が進まず、就寝前に消化しきれないため、眠りにくさを招き、睡眠の質を下げることがあります。睡眠不足は食欲を増進させるホルモンの分泌を促進し、体重増加の要因となりがちです。そのため、睡眠の妨げになりかねない夜の食事は控える方が安全です。
次の食事でカロリー管理を実践する
体重増加の要因はカロリーだけに依存しているわけではありませんが、一般的に、摂取カロリーが消費カロリーを超えると余分なエネルギーが脂肪として体に蓄積されます。そのため、ショートケーキを食べる場合でも、他の食事でカロリーを調節できれば、過度の体重増加を心配する必要はありません。
食べるものの選択は非常に大切です。1日の総カロリーが基準を超えていなくても、お菓子ばかりを食べると血糖値が上昇し、インスリンの分泌が増加します。このインスリンは脂肪を体に蓄える働きを持っているため、結果として体重が増えやすくなる可能性があります。
お菓子には、脂肪や糖を燃焼するために必要なビタミンやミネラルといった栄養素があまり含まれていません。例えば、糖質をエネルギーに変えるためにはビタミンB1が重要です。脂肪の代謝にはビタミンB2やB6、ナイアシンが不可欠です。
もしショートケーキを食べた後は、ビタミンB群が豊富なアーモンドやアボカド、繊維質が豊富な野菜やきのこ、これらを使ったスープ、低脂肪で高タンパク質の魚や鶏肉、大豆製品などを中心にしてカロリーを調整してみると良いでしょう。
エクササイズで効果的にカロリーを燃焼させる
過剰な糖質や脂質は、肝臓に約24〜48時間貯留されてエネルギー源となります。この期間に使い切れなかったエネルギーが、やがて体脂肪として蓄積されるのです。
要するに、48時間以内に食事のカロリーを調整したり、運動によってエネルギーを消費することで、体脂肪として蓄えられるのを防ぐチャンスがあるということです。仮にショートケーキを食べてしまった場合でも、2日以内に運動によって余分なカロリーを消費することを心がけましょう。
ショートケーキ一切れで377kcalです。これを運動のみで消費しようとすると、体重50kgの人の場合、約1時間40分のウォーキングが必要です。理想的には、食事でのカロリー調整と組み合わせて行うことをお勧めします。
つい食べてしまう習慣を防ぐ環境作り
ショートケーキを食べてしまって自暴自棄になるくらいなら、それを「身体が自然に欲していたものだった」と考え、次は食べ過ぎないための対策に集中するのが賢明です。
ストレスで過食していないか、菓子パンやお菓子で糖分の依存をしてしまっていないか、一食を抜いてしまいがちでその影響で次の食事で過剰に食べていないか、自分の行動を振り返りましょう。
原因が見えてきたら、その解決策を考えます。食事以外でストレスを発散する方法を探してみる、パンやお菓子の代わりに野菜たっぷりのサンドイッチを選ぶことを検討する、空腹を感じすぎず満腹になりすぎないように食事の仕方に工夫を凝らす、などが良いでしょう。
日頃のお菓子を控え、ナッツや干し芋などの健康的なスナックを常備するのもおすすめです。ストレス緩和にも良いとされる高カカオチョコレートも試してみてください。
ショートケーキを食べるその瞬間から運命が動き出す!
カロリーや糖質、脂質が豊富なショートケーキは、体重を気にするなら避けるのが賢明です。しかし、どうしても食べたくなることもあるでしょう。その際は、ケーキの種類や食べるタイミング、食後の過ごし方を少し工夫してみてください。ダイエット中は控えめにするのが理想ですが、たまに食べてもダイエットの成功は諦める必要はありません。食べる前後の行動を見直し、食べたくなった時や食べてしまった時の対策を考えることが大切です。