食パンのカロリー徹底解剖!厚さ別のカロリー比較と太りにくい食べ方

朝食の定番、食パン。手軽でおいしいけれど、カロリーが気になる方も多いのではないでしょうか?この記事では、食パンのカロリーを徹底解剖!厚切り、薄切り、トースト、生食…焼き方や厚さによるカロリーの違いを詳しく解説します。さらに、ジャムやバターなど、気になるトッピングのカロリーも比較検討。食パンを楽しみながら、賢くカロリーコントロールするための太りにくい食べ方をご紹介します。

食パンのカロリーを徹底解説

食パンのカロリーは、厚さや重さによって変動します。食パン100gあたりのカロリーは248kcalです。食パン1斤、または1枚あたりの重さとカロリーの目安は以下の通りです。ただし、これはあくまでも目安であり、メーカーや商品によってカロリーは異なります。正確な数値を知りたい場合は、必ず商品の栄養成分表示を確認してください。

食パンの種類 | 重さ(目安) | カロリー(目安)

  • | 6枚切り | 約60g | 約149kcal |
  • | 5枚切り | 約70g | 約174kcal |
  • | 4枚切り | 約85g | 約211kcal |
  • | 1斤 | 約340g | 約843kcal

(出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)をもとに算出)

焼くとカロリーはどうなる?

食パンをトーストすると、水分が蒸発して重さは少し減りますが、カロリーそのものは大きく変化しません。焼くことによって食感がサクサクになり、香ばしさが増すため、より美味しくいただけます。しかし、カロリーが気になる方は、焼き過ぎて焦げ付かないように注意が必要です。

食パンが太りやすい理由

食パンは、必ずしも他の主食よりもカロリーが高いわけではありませんが、「太りやすい」というイメージを持たれることがあります。それは、食パンの特性や、私たちの食べ方に起因するいくつかの要因が考えられます。ここでは、食パンが太りやすいと言われる理由を5つに分けて詳しく見ていきましょう。

腹持ちが悪い

多くの方が、食パンはご飯に比べて腹持ちが良くないと感じているようです。これは、食パンの消化吸収のスピードが関係しています。ご飯は粒状であるため消化に時間がかかりますが、食パンは小麦粉が主原料なので、比較的早く消化吸収されます。そのため、食パンを食べた後は、比較的早い段階でお腹が空いてしまうことがあるのです。

咀嚼回数が少なく満腹感を得にくい

食パンは、その柔らかい食感から、あまり噛まずに飲み込んでしまいがちです。噛む回数が少ないと、脳の満腹中枢が十分に刺激されず、満腹感を感じにくくなるため、結果として食べ過ぎにつながる可能性があります。食事をする際には、意識してよく噛むようにすることで、満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。

高カロリーな食材との相性が良い点

食パンは、そのシンプルな味わいから、様々な食材と組み合わせて楽しまれています。しかし、バターやジャム、クリームチーズといった高カロリーなトッピングとの相性が良いことは、カロリーオーバーの要因となり得ます。パンそのもののカロリーは控えめでも、これらのトッピングを加えることで、全体のカロリーが跳ね上がってしまうことがあります。体重管理中は、トッピングの種類や量を意識し、ヘルシーな選択を心がけることが大切です。

高カロリーなサイドメニューを選びやすい

朝食やランチで食パンを食べる際、つい高カロリーなおかずを選んでしまうことはありませんか? 例えば、卵料理(特にバターや油を多く使ったもの)、ソーセージやベーコンといった加工肉は、食パンとの組み合わせとして人気ですが、同時にカロリーも高めです。食パンを食べる際には、おかずのカロリーにも気を配り、サラダやスープ、ヨーグルトなど、比較的低カロリーな食品を積極的に取り入れるようにしましょう。

血糖値を上げやすい

グリセミック指数(GI値)は、食品を摂取した後の血糖値の上昇度合いを示す指標です。GI値の高い食品は、血糖値を急激に上昇させ、インスリンの分泌を促します。インスリンは血糖値を下げる役割を果たしますが、同時に脂肪を蓄積する働きも持っています。主要なものでは、GI値が高い順に、白米・食パン>うどん>玄米・そば・パスタとなっています。同じお米であっても、白米のGI値は88で高GI食品、精白されていない玄米は55で低GI食品です。パンやパスタでも、精白されていない全粒粉を使った場合のGI値の方が低くなります。食パンのGI値が95であるのに対し、ライ麦パンは55です。

体重管理中に食パンを賢く食べるには

カロリー制限をしている時やダイエット中でも、どうしても食パンが食べたくなる時がありますよね。ここでは、食パンを楽しみながらも、体重増加を抑えるための3つのポイントをご紹介します。

野菜を添えてバランスアップ

食パンだけで済ませるのではなく、ぜひ野菜も一緒に摂るように心がけましょう。野菜には、食物繊維がたっぷり含まれており、食後の血糖値が急激に上がるのを抑える働きが期待できます。また、野菜は噛み応えがあるものが多いため、自然と咀嚼回数が増え、満腹感を感じやすくなるでしょう。野菜サンドにしたり、サラダを添えるなど、色々な工夫をしてみてください。

ゆっくりと、よく噛んで

食パンは口当たりが柔らかいので、意識して丁寧に噛んで食べるようにしましょう。噛む回数を増やすことで、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことにつながります。一口ごとに箸を置くなど、ゆったりと時間をかけて味わうことを意識してみましょう。

高カロリーなトッピングは控えめに

バターやジャムは、カロリーが高いトッピングなので、できるだけ量を少なくするようにしましょう。可能であれば、何もつけずに食パンそのものの風味を味わうのがおすすめです。どうしても何かを添えたい場合は、低カロリーなジャムを選んだり、野菜をトッピングとして活用してみましょう。

まとめ

食パンは、カロリーやGI値、食べ方に注意すれば、ダイエット中でも美味しく食べられる食品です。野菜と一緒に食べたり、よく噛んで味わったり、高カロリーなトッピングを控えるなど、工夫次第で、食パンを賢く食生活に取り入れることができます。この記事を参考に、食パンと上手く付き合いながら、健康的な食生活を送りましょう。

質問1:食パンは冷凍保存できますか?

回答:もちろんです。食パンは冷凍することで、おいしさを長持ちさせることができます。冷凍保存することで、必要な時に必要な分だけ取り出して食べられるので便利です。冷凍する際は、乾燥を防ぐために、一枚ずつ丁寧にラップで包み、さらに密閉できる保存袋に入れて冷凍庫へ。解凍せずに、そのままトースターで焼くことも可能です。

質問2:食パンの賞味期限はどのくらい?

回答:食パンの賞味期限は、商品によって異なります。おおよそ、製造日から3日から5日程度が目安です。賞味期限を過ぎた食パンは、風味の劣化やカビの発生などが考えられるため、なるべく避けるようにしましょう。もし、期限内に食べきれない場合は、早めに冷凍保存するのがおすすめです。

質問3:食パンの種類でカロリーは変わりますか?

回答:はい、食パンの種類によってカロリーは異なります。例えば、全粒粉食パンやライ麦食パンは、通常の食パンに比べて食物繊維が豊富で、血糖値の上昇が緩やかな傾向があります。ダイエットを意識されている方は、全粒粉やライ麦を使った食パンを選ぶのも良いでしょう。一方で、菓子パンや調理パンは、糖分や油分が多めに含まれていることが多く、カロリーが高くなる傾向があります。

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