ブルーベリーといえば、青紫色の果実を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、中には完熟してもピンク色を保つ、珍しいブルーベリーが存在するのをご存知でしょうか?まるで宝石のような淡いピンク色は、見た目の可愛らしさだけでなく、独特の風味も持ち合わせています。この記事では、その不思議な魅力を持つ「ブルーベリーピンク」にスポットを当て、その特徴や味わい、楽しみ方についてご紹介します。
完熟してもピンク色!注目の品種「ピンクレモネード」の魅力
ピンクレモネードは、その鮮やかなピンク色で畑でもひときわ目を引きます。見た目の美しさだけでなく、味も優れていることから人気の品種です。販売当初は、その鮮やかなピンク色から「赤っぽい実が入っているけど、これはまだ熟していないのでは?」という問い合わせが相次ぎ、購入を見送るお客様もいました。しかし、店頭でスタッフが丁寧に説明したり、商品のラベルに「ピンクレモネード入り」と記載したりすることで、「これは未熟なのではなく、こういう種類の美味しいブルーベリーなんだ」という認識が広まりました。今では、ピンクレモネード入りの商品が一番早く売り切れるほど人気です。収穫時期は7月上旬までなので、まさに今が味わうチャンスです。
ピンクレモネードの魅力は、「レモンキャンディのような爽やかな甘酸っぱさ」と「普通のブルーベリーとは違う独特の風味」です。一般的なブルーベリーは甘酸っぱいと表現されますが、ピンクレモネードはその代表格とも言えるでしょう。強い酸味ではなく、口の中に広がる爽やかな酸味と、その後に来る優しい甘味は、まるでカフェで飲むレモネードのようです。
もう一つの人気品種「フロリダローズ」:大粒でジューシーな夏の味覚
ピンクレモネードと入れ替わるように収穫が始まる、もう一つのピンクブルーベリーが「フロリダローズ」です。この品種は、青いブルーベリーに似た風味を持ちながら、果肉が柔らかく、非常に甘くてジューシーなのが特徴です。フロリダローズの特長は、ピンクレモネードよりも大粒であること。そして、そのジューシーな果肉は冷やして食べるとより美味しく、真夏の暑い時期にぴったりの清涼感を与えてくれます。また、果実の色はコーラルピンクで、鮮やかなピンク色のピンクレモネードに比べて主張しすぎないため、デザートのトッピングなどにも使いやすいとされています。
ピンクブルーベリーの果実が部分的に白くなる理由と品質について
ピンク色のブルーベリー、特にピンクレモネードやフロリダローズでは、生育中に日光が当たりにくい部分が着色せずに白いままになることがあります。これは、栽培の際にできるだけ日光に当たるように管理していますが、どうしても生育時に葉の下などになってしまう部分には十分に光が当たらず、着色不良が起こってしまうためです。しかし、白い部分があっても、果実全体が均一に着色しているものとほとんど変わらない美味しさを楽しむことができます。したがって、部分的に白い箇所があっても未熟なわけではありませんので、ご安心ください。
まとめ
世界には多種多様なピンクブルーベリーが存在すると言われていますが、日本でよく見かけるのは主に「ピンクレモネード」と「フロリダローズ」の2品種です。ピンク色ではありますが、紛れもなくブルーベリーの一種。食感や風味など、通常のブルーベリーとの共通点も多くありますが、実際に味わってみると、その独特な魅力にきっと驚かされるはずです。
ピンク色のブルーベリーは、成熟しても青色や濃い紫色にならず、美しいピンク色を維持する特別な品種です。これは、アントシアニンの種類や含有量、あるいは他の色素との相互作用によるもので、品種特有の性質であり、決して未熟な状態を指すものではありません。
「ピンクレモネード」と「フロリダローズ」の主な違いは何ですか?
ピンクレモネードは、その鮮やかなピンク色が際立っており、まるでレモンキャンディのような甘酸っぱさが魅力です。小ぶりながらも、レモネードを口に含んだかのような独特の風味が楽しめます。それに対し、フロリダローズはピンクレモネードよりも大粒で、一般的なブルーベリーに近い、柔らかく甘いジューシーな味わいが特徴です。色合いはコーラルピンクで、お菓子などの飾り付けにも適していると言われています。
ピンクのブルーベリーが部分的に白いのは未成熟な証拠ですか?
いいえ、そうではありません。ピンクのブルーベリーは、成長過程で日光が十分に当たらない部分が着色せず、白いままになることがあります。これは栽培上完全に防ぐのが難しい自然な現象であり、白い部分があっても、全体的に色づいている果実とほとんど変わらない美味しさを堪能できます。