ベトナムコーヒー:特徴、淹れ方、歴史、アレンジレシピを徹底ガイド
ベトナムは世界第2位のコーヒー生産国で、独特な苦味を持つカネフォラ種が主流です。練乳を加えた甘く濃厚な「ベトナムコーヒー」は、専用のフィルター「カフェ・フィン」で抽出するのが特徴。本記事では、ベトナム式の本格的な淹れ方や、アレンジレシピも交えてその魅力をご紹介します。

ベトナムコーヒーとは?世界が魅了される理由と歴史

ベトナムでは、「カフェ・フィン」を用いた独特の抽出方法が、コーヒー文化の重要な要素となっています。ここでは、ベトナムコーヒーの基本情報、甘さの背景にある歴史、そして世界を惹きつける魅力を掘り下げて解説します。フランスの植民地時代の影響を受け、独自の進化を遂げたベトナムコーヒーの歴史的背景にも迫ります。

ベトナムコーヒーのキーとなる特徴

ベトナムコーヒーの最大の特徴は、何と言っても「カフェ・フィン」という専用のフィルターを使う点です。このフィルターは、陶器またはステンレス製で、底に小さな穴が多数開いています。カフェ・フィンは、カップに載せるための平らな部分、お湯を注ぐ筒状の部分、そしてコーヒー粉を入れるフィルターの3つのパーツで構成されており、それぞれに微細な穴が開けられています。これにより、コーヒー粉がカップに直接落ちるのを防ぎます。ただし、粉が穴を塞ぐため、お湯の透過に時間がかかり、抽出には5~10分程度を要します。また、一度に注げるお湯の量が限られているため、結果的に非常に濃厚なコーヒーが抽出されます。ポタポタとゆっくり滴る様子から、中国語圏では滴滴咖啡(ディーディーカーフェ)と呼ばれることもあります。抽出されたコーヒーには、cà phê sữa(カフェ・スア)と呼ばれる練乳がたっぷりと加えられ、甘く濃厚な味わいが特徴です。一般的には、カップの底が見えなくなるくらいの練乳をあらかじめ入れておき、上からコーヒーを抽出します。飲む際にはスプーンでよく混ぜることで、まるでコーヒーを舐めているかのような、濃厚な甘さを楽しめます。砂糖を加えたコーヒーとは一線を画す、デザートのような感覚です。練乳とコーヒーを混ぜずに飲むと、最初はコーヒーの苦味が強く感じられ、飲み進めるうちに底に溜まった練乳の甘さが広がるという、味の変化も楽しめます。ベトナムコーヒーには、深煎りの豆(フレンチロースト)を粗挽きにしたものが使われることが多く、バターやチョコレート、バニラなどのフレーバーが加えられることもあります。ベトナムのカフェでは、口直しとして蓮茶や緑茶が提供されることがあり、緑豆やタピオカ粉を使った餅菓子などを一緒に楽しむこともあります。

練乳が使用されるようになった背景

ベトナムのコーヒーに練乳が使われるようになったのは、ベトナムの歴史と深い関わりがあります。コーヒーがベトナムに持ち込まれたのは1850年代で、フランスによる植民地化とともにコーヒー栽培が始まりました。当初はアラビカ種のコーヒーノキが北部で栽培されましたが、気候条件が合わず、十分な収穫を得ることができませんでした。その後、19世紀頃にカネフォラ種(ロブスタ)が導入され、これがベトナムの主要なコーヒー豆として広く栽培されるようになりました。しかし、ロブスタ種は苦味が強く、そのままでは飲みにくいという特徴があります。そこで、フランス人たちはミルクを加えて飲むことを試みましたが、当時のベトナムでは生乳の入手が困難でした。そこで、保存がきき、甘みも加えられる練乳がミルクの代わりとして使われるようになり、この習慣が今日まで受け継がれています。このように、ベトナムコーヒーはフランスの影響を受けながらも、独自の発展を遂げてきたのです。

ベトナムコーヒーを支える豆の種類と生産体制

ベトナムは、世界のコーヒー市場において重要な役割を果たしています。ここでは、ベトナムで栽培されているコーヒー豆の種類、特にロブスタ種(カネフォラ種)が主流である理由、そしてベトナム独自の品質評価システムについて詳しく解説します。ベトナムコーヒー特有の風味を形作る豆の特徴と、それを支える生産体制を理解することで、その奥深い魅力に触れることができるでしょう。

ベトナムコーヒー豆の主要な生産状況

ベトナムにおけるコーヒー豆の生産は、主に中部高原や南部の標高約500メートルの地域に集中しています。特に「ロブスタ種(カネフォラ種)」は病害に強く、低地でも栽培しやすいことから、高温多湿なベトナムの気候に非常に適しており、長年にわたって主要な栽培品種となっています。
近年では、より香り高く酸味のある「アラビカ種」の生産も増えつつあり、特にダラットなどの高地地域で栽培が行われています。ただし、アラビカ種の生産量は全体のごく一部にとどまり、現在でもベトナムのコーヒー生産の主流はロブスタ種です。また、一部の地域では「コピ・ルアク(ジャコウネココーヒー)」のような希少な豆も生産されています。
2024年時点で、ベトナム全土のコーヒー栽培面積は約73万ヘクタールに達し、そのうち約92%が収穫可能な状態です。とくにダクラク、ラムドン、ダクノン、ザーライ、コンツムといった中部高原地域が、栽培面積・生産量ともに全体の9割以上を占めています。収穫時期は例年10月から翌年4月頃までで、精製方法には主にナチュラルプロセスが用いられます。収穫後のコーヒー豆は、天日乾燥または機械乾燥によって丁寧に処理され、品質の維持と安定供給が図られています。
こうした価格競争力や品質の向上を背景に、日本国内でもベトナム産コーヒー豆の需要は着実に高まりつつあります。

ベトナムコーヒー豆の品質を測る格付け基準

ベトナムで生産されるコーヒー豆、特にロブスタ種(カネフォラ種)には、品質を評価するための独自の格付け基準が存在します。この格付けは、主にコーヒー豆のサイズ(スクリーンサイズ)と欠点豆の数に基づいて行われます。具体的には、スクリーンサイズが一定の大きさ以上であり、一定量あたりの欠点豆の数が少ないものが上位のグレードに格付けされます。これらの基準によって、ベトナム産コーヒー豆の品質が一定に保たれ、市場に流通する豆の品質が管理されています。

本場の味を自宅で再現!ベトナムコーヒーの正しい淹れ方

ベトナムコーヒーの醍醐味は、その独特な抽出方法にあります。ベトナム独自のコーヒーフィルター「カフェ・フィン」を使用することで、自宅でも本格的なベトナムコーヒーの甘く濃厚な風味を再現できます。ここでは、ベトナムコーヒーを淹れるために必要な道具、具体的な抽出の手順、そして美味しいコーヒーを淹れるための重要なポイントを詳しく解説します。

ベトナムコーヒーを淹れるための準備物

ご自宅で本格的なベトナムコーヒーを楽しむために、必要なものを確認しましょう。まず、コーヒー豆は「深煎り・中挽き」がおすすめです。1人分あたり、豆の量は12~15gを目安に準備してください。お湯は約120ml、甘味を加えるコンデンスミルクは20~25g程度が適量です。そして、ベトナムコーヒーに欠かせないのが、専用の抽出器具「カフェ・フィン」です。その他、抽出したコーヒーを受ける「耐熱グラス」、湯量を調節しやすい「細口ポット」、混ぜるための「スプーン」も用意すると便利です。

カフェ・フィンを使ったベトナムコーヒーの抽出手順

ベトナムコーヒーは、以下の手順で丁寧に淹れていきます。 1.カフェ・フィンにコーヒー粉(12~15g)をセットします。 2.次に、フィルターをコーヒー粉の上に優しく置きます。ネジ式の場合は、軽く締めて固定してください。この締め具合が、コーヒーの味わいを左右するポイントです。 3.耐熱グラスにコンデンスミルク(20~25g)を入れ、その上にカフェ・フィンを安定させます。先にコンデンスミルクを入れておくことで、後で混ぜやすく、甘さが均一に広がります。 4.抽出開始です。フィルターの上から少量のお湯を注ぎ、コーヒー粉全体を湿らせ、約20秒間蒸らします。この工程で、コーヒーの旨味成分が引き出されます。 5.蒸らし終えたら、再度お湯を注ぎ、カフェ・フィンの蓋をして、5~10分かけてゆっくりと抽出されるのを待ちます。抽出速度は、フィルターの締め具合や豆の状態によって変化します。 6.コーヒーがすべてグラスに落ちたら、カフェ・フィンを取り外し、底のコンデンスミルクとコーヒーをよく混ぜれば、濃厚で甘いベトナムコーヒーの完成です。

美味しいベトナムコーヒーを淹れるための注意点

カフェ・フィンでベトナムコーヒーを淹れる際には、いくつかの注意点があります。特に重要なのが、コーヒー粉の粗さです。細挽きの粉を使用すると、フィルターを通り抜けてしまい、コーヒーに粉っぽさが残る原因になります。必ず中挽き程度のコーヒー粉を選びましょう。また、ネジ式のカフェ・フィンを使用する場合は、フィルターの締め具合によって、コーヒーの濃さが大きく変わります。強く締めると濃いコーヒー、緩めるとあっさりとしたコーヒーになりますので、お好みに合わせて調整してください。色々な締め具合を試して、自分にとって最高のベトナムコーヒーを見つけてみましょう。

多様な楽しみ方!ベトナムコーヒーのアレンジレシピ

ベトナムコーヒーは、コンデンスミルク入りの伝統的なスタイルだけでなく、様々なアレンジが可能です。ここでは、コンデンスミルクを使わないブラックコーヒー、意外な組み合わせのヨーグルトコーヒー、ベトナム南部で人気の「バクシウ」、定番のアイスコーヒー、デザート感覚で味わえるエッグコーヒーなど、ベトナムで愛されているアレンジレシピをご紹介します。ベトナムコーヒーの新たな魅力を発見してください。

コンデンスミルクなしで味わう、ブラックベトナムコーヒー

コンデンスミルクを加えずに、コーヒー豆本来の個性をダイレクトに感じられるのが、ブラックベトナムコーヒーのアイスです。その手軽さも魅力の一つ。手順はシンプルです。最初に、通常のベトナムコーヒーの淹れ方で、濃いめにコーヒーを抽出します。次に、グラスにたっぷりの氷を入れ、抽出したコーヒーを注ぎます。氷が少し溶け、全体がしっかりと冷えるように混ぜれば出来上がりです。ブラックベトナムコーヒーは、そのままストレートで飲むのはもちろん、お好みでミルクを加えても美味しくいただけます。いつものカフェオレとは異なる、ベトナムコーヒーならではの奥深い風味と香ばしさが際立つミルクコーヒーを堪能できます。ミルクを加える際は、ブラックコーヒー1に対してミルク2の割合がおすすめです。

ベトナム南部で愛される「バクシウ」

ベトナム南部では、「bạc xỉu(バクシウ)」というミルクを主体とした飲み方が親しまれています。「白小」とも表記されるこのドリンクは、コンデンスミルク入りの一般的なコーヒー「カフェ・スア」よりもコーヒーの量を減らし、コンデンスミルクを多めに加えたり、牛乳を使用したりします。甘さ控えめで、まろやかな口当たりを好む女性に特に人気です。カフェ・スアがコーヒーの風味を強く押し出すのに対し、バクシウはミルクの優しい甘さをより強調した味わいが特徴です。ご自宅で作る場合は、抽出したベトナムコーヒーに、たっぷりのコンデンスミルクまたは牛乳を加えて混ぜるだけで完成します。コーヒーの苦味が苦手な方や、甘いミルキーな飲み物を楽しみたい方に最適です。

定番のアイスコーヒー「カフェ・スア・ダー / カフェ・ナウ・ダー」

ベトナムは、南部が熱帯、北部が温帯という気候帯に位置しており、冷たいcà phê sữa đá(カフェ・スア・ダー)またはcà phê nâu đá(カフェ・ナウ・ダー)が広く飲まれています。「đá」はベトナム語で「石」を意味し、cà phê sữa đáは直訳すると「氷入りミルクコーヒー」となります。一般的な作り方は、カフェ・フィンで濃いめに抽出したコーヒーを、氷をたっぷり入れたグラスに注いで味わいます。最初に、グラスの底にコンデンスミルクを入れ、その上からゆっくりとコーヒーを注ぎます。その後、クラッシュアイスでグラスを満たし、全体を混ぜ合わせれば、甘くて冷たい、ベトナムならではのアイスコーヒーが完成します。高温多湿なベトナムの気候において、この甘く濃厚なアイスコーヒーは、疲れた体を癒し、気分転換させてくれる最高の飲み物として、幅広い世代に愛されています。

爽やかな酸味が際立つ、ヨーグルトコーヒー

ヨーグルトコーヒーは、ベトナムコーヒーの力強い苦味と、ヨーグルト特有の爽やかな酸味が織りなす、ユニークでリフレッシュ感あふれる一杯です。ベトナムでこのヨーグルトコーヒーが登場したのは約10年前ですが、その斬新な味わいが支持を集め、今では多くのカフェで定番メニューとして提供されています。作り方は簡単です。まず、アイスコーヒーを準備します。事前に抽出して冷やしておいたベトナムコーヒーを使用するのがおすすめです。次に、グラスにコンデンスミルクとプレーンヨーグルトを入れ、なめらかになるまで丁寧に混ぜます。コンデンスミルクの量はお好みで調整してください。最後に、用意したアイスコーヒーをグラスにゆっくりと注ぎ入れれば完成です。美味しく仕上げるコツは、コーヒーの量をヨーグルトよりも少し少なくすることです。そうすることで、ヨーグルトの風味とコーヒーのバランスがとれ、爽やかな味わいを堪能できます。

デザート感覚で味わうベトナムエッグコーヒー


ベトナムエッグコーヒーは、まるでスイーツのような、とろけるような口当たりが特徴です。単なるコーヒーというよりも、贅沢なデザートとして堪能できる一杯と言えるでしょう。その発祥はベトナムの首都、ハノイとされ、近年では世界中でそのユニークな美味しさが注目を集めています。ハノイでは、卵を使ったこの特別な飲み方が人気を博し、多くのカフェで見かけることができます。
<材料>この特別なコーヒーに必要な材料は、お好みの濃さのコーヒー、新鮮な卵1個、そして甘さを加える練乳です。
<作り方>
  1. まず、普段ベトナムコーヒーを淹れるのと同じように、濃いめにコーヒーを抽出します。
  2. 次に、小さめのボウルに卵黄のみを丁寧に分け入れます。卵白はここでは使いません。
  3. ボウルに、お好みの量の練乳を加えます。甘さの好みで調整してください。
  4. 卵黄と練乳を、ハンドミキサーまたは泡立て器で、たっぷりと空気を含ませるように混ぜ合わせ、ふんわりとしたクリーム状になるまで泡立てます。この工程が、エッグコーヒーの滑らかな舌触りを生み出す重要なポイントです。
  5. 泡立てた卵クリームに、抽出したベトナムコーヒーを少量(ティースプーン1杯程度)加え、再度軽く混ぜてなじませます。
  6. 最後に、グラスに抽出したベトナムコーヒーを注ぎ、その上から泡立てた卵クリームを、グラスの縁までたっぷりと乗せれば、贅沢なベトナムエッグコーヒーの完成です。温かいコーヒーと冷たい卵クリームのコントラストも楽しめます。

まとめ

ベトナムコーヒーは、独自の「カフェ・フィン」で抽出され、ロブスタ種の苦味とコンデンスミルクの甘さが特徴です。本記事では、伝統的な淹れ方から、エッグコーヒーやバクシウなどのアレンジレシピまでご紹介しました。ぜひご自宅で本格的なベトナムコーヒーをお楽しみください。ベトナム産コーヒー豆は、品質の向上とともに日本でも入手しやすくなっています。

出典

ベトナムコーヒーとは具体的にどのようなコーヒーですか?

ベトナムコーヒーは、ベトナム独自の「カフェ・フィン」という特殊なフィルターを使って抽出される、甘くて濃厚な風味が際立つコーヒーです。特に、コンデンスミルク(練乳)を加えたcà phê sữa(カフェ・スア)が広く親しまれており、デザート感覚で楽しまれることが多いです。コーヒーのほろ苦さと練乳の甘さが絶妙に調和した、独特の味わいが魅力と言えるでしょう。カフェ・フィンは、お湯がゆっくりと落ちるように設計された構造で、濃密なコーヒー液を抽出することができます。

なぜベトナムコーヒーにはコンデンスミルクが使われるのですか?

主な理由としては、ベトナムで広く栽培されているカネフォラ種(ロブスタ)のコーヒー豆が、際立った苦味を持っているため、飲みやすくするために甘いコンデンスミルクが使用されるようになったことが挙げられます。また、19世紀のフランス植民地時代には、当時生乳の入手が困難だったため、長期保存が可能なコンデンスミルクが代用品として使用されたという歴史的な背景も影響しています。

ベトナムにおける主要なコーヒー豆の種類

ベトナムで栽培されているコーヒー豆の大部分は、カネフォラ種、一般にロブスタとして知られています。この種は、病害への抵抗力が強く、低地や高温多湿の環境に適応できるため、ベトナムの気候条件によく適しています。アラビカ種も少量栽培されていますが、生産量はごくわずかです。稀に、コピ・ルアクとしても知られる、特別なコーヒー豆が使用されることもあります。

自宅でベトナムコーヒーを楽しむための必需品

ご自宅で本格的なベトナムコーヒーを淹れるためには、ベトナム独自のコーヒーフィルターである「カフェ・フィン」が欠かせません。加えて、深煎り中挽きのコーヒー豆(約12〜15グラム)、お湯(約120ml)、練乳(約20〜25グラム)、抽出したコーヒーを受けるための耐熱グラス、細口のドリップポット、そしてスプーンをご用意いただくと、より本格的な味わいを楽しめます。

ベトナムコーヒーを淹れる際の重要なポイント

はい、いくつかの注意点があります。コーヒー粉は、中挽きよりも細かくしすぎないように注意してください。細かすぎると、フィルターを通り抜けてしまう可能性があります。また、カフェ・フィンの内部フィルターがネジ式の場合、締め具合によってコーヒーの風味が変化します。強く締めると濃いコーヒーになるため、お好みに合わせて調整してください。抽出には約5〜10分かかります。

バクシウとはどんなベトナムコーヒーですか?

「バクシウ」(bạc xỉu)は、ベトナム南部で愛されているミルキーなドリンクです。通常の練乳入りコーヒー「カフェ・スア」と比較して、コーヒーの量を減らし、練乳を多めに加えたり、牛乳を使用したりします。ミルクの風味が豊かで、甘さが控えめでマイルドな口当たりが特徴であり、特に女性に人気があります。

ベトナムを代表する「カフェ・スア・ダー」とは?

ベトナムで愛されるアイスコーヒーといえば「カフェ・スア・ダー」(cà phê sữa đá)です。「đá」はベトナム語で氷を指し、その名の通り、濃厚なベトナムコーヒーに甘い練乳とクラッシュアイスを加えて作られます。蒸し暑いベトナムの気候にぴったりの、甘く贅沢な味わいの冷たいコーヒーです。「カフェ・ナウ・ダー」という別名もあります。



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