葱(ねぎ)は一年中見かける身近な野菜ですが、季節によって甘みや香り、食感の印象が変わります。とくに寒い時期は味が濃くなり、鍋や汁ものが一段とおいしく感じられることも。この記事では、葱の旬の目安や白い葱・青い葱の違い、仲間の野菜との使い分け、選び方や保存のコツ、家庭で作りやすいレシピまでをまとめました。毎日の料理に取り入れやすいヒントとしてご活用ください。
葱の旬はいつ?季節で変わるおいしさの特徴
葱は流通が安定しているため、どの季節でも手に入りやすい野菜です。ただ、いちばん味がのる時期の目安としては寒い季節が挙げられます。気温が下がると、香りはほどよく落ち着き、甘みが感じやすくなる傾向があります。
旬の目安と味わい
・秋の終わりから冬にかけて、甘みが出やすい
・寒い時期は加熱したときにとろっとしやすい
・春先はさっぱりした香りで薬味向きに感じることがある
料理で使うなら、寒い季節は煮る・焼くなどの加熱、暑い季節は刻んで薬味や和え物にするなど、季節に合わせた使い方がしっくりきます。
白い葱と青い葱の違い

葱は大きく、白い部分をしっかり食べるタイプと、青い葉を活かすタイプに分けられます。見た目だけでなく、向いている料理も変わるため、特徴を押さえると使い分けが楽になります。
白い葱の特徴
白い部分が長く、加熱すると甘みが増してやわらかくなりやすいのが魅力です。鍋、焼き物、煮物など、火を通す料理で存在感が出ます。
青い葱の特徴
葉の部分が多く、香りがさわやかで、刻んで薬味にしやすいタイプです。味噌汁、麺類、冷ややっこ、和え物などに少し添えるだけで、風味と彩りが整います。
葱の仲間も知っておくと便利
葱に似た野菜として、わけぎやあさつきなどがあります。どれも薬味や和え物で活躍しやすく、食卓の定番として使いやすい存在です。
わけぎの使いどころ
やわらかく、辛みが強すぎないので、ぬたや酢味噌和え、おひたしなどに向きます。食感がやさしいため、さっと火を入れる料理にも合わせやすいです。
あさつきの使いどころ
香りが立ちやすく、少量でもアクセントになります。冷ややっこや刺身など、シンプルな料理に添えると全体の味が引き締まります。
葱の栄養をムダにしない食べ方のコツ
葱は香りや辛みの印象が強い野菜ですが、部位によって含まれる成分の偏りがあります。白い部分と青い部分はどちらも使えるので、料理に合わせて無理なく取り入れるのが続けやすい方法です。
青い部分を捨てない工夫
青い部分は、刻んで薬味にするほか、炒め物やスープに入れても使えます。硬さが気になる場合は、細めに切る、早めに火を通すなどで食べやすくなります。
白い部分は加熱で甘みが増す
白い部分は、焼く・煮る・蒸すなど、火を入れると甘みが出やすく、食べごたえが増します。主役にも脇役にもなれるので、料理の幅が広がります。
葱の選び方:買うときに見たいポイント
同じ葱でも鮮度で風味が変わるため、選び方の目安を知っておくと失敗しにくくなります。
白い葱を選ぶコツ
・白い部分がしっかりしていて、乾いていない・巻きが締まり、触ると適度な弾力がある・緑との境目がはっきりしているものは新鮮に感じやすい
青い葱を選ぶコツ
・葉先がしおれていない・緑色が鮮やかで、全体にハリがある・根元が傷んでおらず、ぬめりが強すぎない
葱を長持ちさせる保存方法
葱は乾燥と傷みの進行が早いので、保存はシンプルなルールを押さえると扱いやすくなります。
使いかけの葱を冷蔵で保存する
切り口が乾きやすいので、ラップで包むか保存袋に入れて野菜室へ。早めに使い切る意識で、風味の劣化を抑えます。
刻んで冷凍しておく
青い葱は刻んで冷凍すると、薬味としてすぐ使えます。水気を軽く拭き取り、薄く平らにして保存すると取り出しやすくなります。
葱を活かす簡単レシピ3品
旬の時期はもちろん、通年で作りやすい家庭向けのレシピをまとめました。白い部分、青い部分をそれぞれ活かせる内容です。
葱の焼き浸し
材料(2人分)
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白い葱:2本
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だし:200ml
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しょうゆ:大さじ1
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みりん:大さじ1
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油:小さじ1
作り方
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白い葱は4〜5cmに切る。
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フライパンに油を入れ、葱に焼き色がつくまで焼く。
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だし、しょうゆ、みりんを加え、軽く煮て火を止める。
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粗熱が取れるまで置き、味をなじませる。
青い葱のさっと和え
材料(2人分)
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青い葱:1束(約100g)
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しょうゆ:小さじ2
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ごま油:小さじ1
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いりごま:小さじ1
作り方
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青い葱は小口切りにする。
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調味料を加えて全体を混ぜ、数分置いてなじませる。
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そのまま副菜にし、麺や豆腐にのせても使える。
葱たっぷり卵スープ
材料(2人分)
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葱(白・青どちらでも):1/2〜1本分
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卵:1個
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だし:400ml
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塩:少々
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しょうゆ:小さじ1
作り方
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葱は薄切りにする。
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鍋にだしを温め、葱を入れて軽く煮る。
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塩、しょうゆで味を整える。
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溶いた卵を回し入れ、ふんわり固まったら火を止める。
まとめ

葱は一年を通して使える野菜ですが、寒い季節は甘みが出やすく、加熱料理でおいしさが際立ちやすい時期です。白い葱は焼き物や鍋で主役になり、青い葱は薬味や和え物で香りと彩りを足せます。選び方はハリとみずみずしさを目安にし、保存は乾燥を防ぎつつ冷蔵や冷凍を使い分けると無駄が減ります。旬の葱を上手に取り入れて、いつもの料理を手軽に整えてみてください。ほかの季節野菜の食べ方もあわせてチェックしてみましょう。
Q1. 葱の旬は結局いつと考えるのが良いですか?
葱は通年手に入りますが、甘みが出やすい目安としては寒い季節が挙げられます。気温が下がると香りが落ち着き、加熱したときにとろっとした食感になりやすいと感じる人が多いです。鍋や煮物が増える季節に葱がよく使われるのは、味の相性が良いからと言えます。
Q2. 白い葱と青い葱は、料理でどう使い分ければいいですか?
白い部分が長いタイプは、焼く・煮る・蒸すなど加熱で甘みが引き立ちやすいので、鍋や焼き物に向きます。青い葉が中心のタイプは、刻んで薬味にしたり、仕上げにのせたりすると香りと彩りが出やすいです。迷ったら、火を通すなら白い葱、添えるなら青い葱の考え方で十分使い分けられます。
Q3. 青い部分が硬くて苦手です。無理なく食べる方法はありますか?
青い部分は、細く切る、早めに火を通す、スープに入れて煮るなどで食べやすくなります。刻んで冷凍しておくと、少量ずつ使えるので「香り付け」感覚で取り入れられます。捨ててしまいがちな部分ですが、使い方を変えると無理なく消費できます。
Q4. 葱を長持ちさせる保存のポイントは何ですか?
乾燥を防ぐことが最優先です。使いかけは切り口をラップで包むか袋に入れて野菜室へ入れ、できるだけ早めに使います。青い葱は刻んで冷凍すると、薬味としてすぐ使えて便利です。冷凍する際は水気を軽く取っておくと、固まりにくく扱いやすくなります。
Q5. 旬の葱をいちばんおいしく食べる方法はありますか?
寒い時期の葱は、シンプルに焼く、鍋に入れる、スープで煮るなど、加熱で甘みを引き出す食べ方が向いています。焼き浸しのように、焼いた後にだしで味を含ませると、香りと甘みの両方が感じやすくなります。薬味で食べたい場合は、青い葱を少量ずつ使って、香りを立てるのがおすすめです。













