ラム酒香る、大人のためのお菓子セレクション:人気レシピから極上のマリアージュまで
芳醇な香りが魅力のラム酒。お菓子に加えることで、普段とは違うワンランク上の味わいを楽しめます。この記事では、ラム酒を使った人気レシピから、極上のマリアージュまで、大人のためのお菓子セレクションをご紹介。ラム酒の奥深い風味がお菓子にどのように作用するのか、その理由を紐解きながら、パウンドケーキやガトーショコラ、カヌレなど、相性抜群のレシピを厳選しました。お菓子とラム酒が織りなす、魅惑的なハーモニーをぜひご堪能ください。

ラム酒とは?お菓子作りの名脇役としての魅力

お菓子の風味を豊かにする立役者といえば、ラム酒が挙げられます。サトウキビを原料とするラム酒は、特有の甘美な香りを持ち、お菓子に加えることで、風味豊かで奥深い味わいをプラスします。ラム酒とお菓子、この二つの素晴らしい要素が組み合わさることで、味覚と香りが織りなす、忘れられないハーモニーが生まれます。口にした瞬間に広がる芳醇な香りと、舌の上でとろけるような滑らかな食感は、まさに格別な体験となるでしょう。さらに、ラム酒はお菓子それぞれの個性を際立たせ、その魅力を最大限に引き出す相乗効果をもたらします。本記事では、ラム酒とお菓子の見事な調和に焦点を当て、新たな味の探求へとご案内し、その無限の可能性を解き明かします。どのようなお菓子がラム酒と最高の相性を見せるのか、そして、どのように組み合わせることで、特別なひとときを演出できるのか、一緒に見ていきましょう。ここでは、ラム酒がお菓子に使用される理由、そしてお菓子とラム酒がなぜ相性抜群なのかを詳しく解説します。ラム酒と相性の良いパウンドケーキ、ガトーショコラ、そして伝統的な焼き菓子カヌレなどのレシピもご紹介しますので、ぜひご自宅でのお菓子作りに挑戦してみてください。お気に入りの一品を見つけて、ラム酒との極上のマリアージュを心ゆくまでお楽しみください。

お菓子作りにラム酒を使う3つのメリット

お菓子作りにラム酒を使用することには、主に三つの大きな利点があります。風味を格段に向上させ、さらには保存性をも高めるラム酒は、お菓子作りにおいてまさに頼りになる存在と言えるでしょう。まず、ラム酒をお菓子作りに取り入れることで、お酒由来の華やかで豊かな香りがお菓子全体を包み込みます。バニラやキャラメルを彷彿とさせるラム酒の香りは、バターや卵といった素材と非常に相性が良く、それぞれの風味を一層引き立てます。ごく少量を加えるだけでも、お菓子に深みと高級感が加わるでしょう。次に、ラム酒にはお菓子の甘さを引き立て、しっとりとした食感をもたらす効果があります。砂糖の直接的な甘さを和らげつつ、奥深い甘みをプラスすることで、お菓子全体の味わいが洗練されたものへと変化します。また、ラム酒を加えることで生地が適度に湿り、口当たりの良いお菓子に仕上がります。時間が経過しても、そのなめらかな食感は損なわれることがありません。さらに、ラム酒に含まれるアルコール分は、お菓子の保存性を高める役割を果たします。ラム酒のアルコール度数は一般的に40%前後と高く、その殺菌作用によってお菓子の鮮度を保ち、美味しさをより長く維持することが可能になります。ラムレーズンやラム酒風味のクリームチーズといったお菓子は、保存性が高く、比較的長期間保存できることで知られています。手作りのお菓子にラム酒を加えることで、日持ちが向上するというメリットは、非常に喜ばしい点と言えるでしょう。手作りのスイーツを長く楽しめるのは、大きな魅力です。

お菓子とラム酒の相性抜群なペアリング(マリアージュ)の理由

お菓子とラム酒は、まさに最高の組み合わせと言えるでしょう。ここで言う「ペアリング」とは、それぞれの食品を単独で味わうよりも、組み合わせて口にすることで、より一層美味しさが引き立つ組み合わせのことを指し、「マリアージュ」という言葉で表現されることもあります。お菓子とラム酒がこれほどまでに相性が良い理由の一つとして、「甘み」の調和が挙げられます。お菓子に含まれる砂糖やフルーツの甘さと、ラム酒が持つサトウキビ由来の自然な甘さが、互いに共鳴し合い、より深みのある甘さへと昇華させるのです。もう一つの重要な要素は「香り」です。ラム酒特有の複雑で奥深い香りは、お菓子が持つフルーツの香りと見事に調和します。バニラのような甘い香りや、スパイシーなニュアンスを持つラム酒も存在し、これらと様々なお菓子の香りを組み合わせることで、さらに豊かな風味を楽しむことができるでしょう。このように、お菓子とラム酒は甘みと香りの両面において、絶妙なバランスを生み出すため、最高のペアリングとして推奨されます。互いの長所を引き立てあい、より高みへと導く、素晴らしい組み合わせと言えるでしょう。

ラム酒のパウンドケーキ

芳醇なラム酒の香りが特徴的な、しっとりとした食感のパウンドケーキのレシピをご紹介します。パウンドケーキという名前は、その材料である小麦粉、卵、砂糖、バターをそれぞれ1ポンド(pound)ずつ使用することに由来しており、フランスでは「カトル・カール」として親しまれています。

材料(17cmパウンド型1台分):
薄力粉100g
ベーキングパウダー2g
無塩バター100g
グラニュー糖80g
全卵100g
ラム酒大さじ1
ラムレーズン30g

下準備:
無塩バターと全卵を冷蔵庫から出し、室温に戻しておきます。
薄力粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせ、ふるっておきます。
パウンド型にあらかじめクッキングシートを敷いておきます。
オーブンを170℃に予熱しておきましょう。

作り方:
1.ボウルに柔らかくした無塩バターとグラニュー糖を入れ、泡立て器で混ぜ合わせ、白っぽくふんわりとするまでよくすり混ぜます。
2.溶き卵を少しずつ加え、その都度丁寧に混ぜ合わせます。分離しないように注意してください。
3.ラム酒とラムレーズンを加え、生地全体に均一に混ざるように混ぜます。
4.ふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを、2回に分けてボウルに加え、ゴムベラで切るようにさっくりと混ぜ合わせます。混ぜすぎると生地が硬くなるため、粉っぽさがなくなる程度で止めます。
5.準備しておいたパウンド型に生地を均等に流し込み、表面を平らにならします。170℃に予熱しておいたオーブンで約40分焼きます。
6.焼き上がりを確認するため、竹串をケーキの中央に刺します。竹串に生の生地が付いてこなければ、焼き上がりです。粗熱を取り、型から外して冷ましたら完成です。

ラムレーズン香るチーズケーキ

口の中に広がるクリームチーズのコクと、ラム酒の芳醇な香りが絶妙にマッチした、大人のためのチーズケーキです。自家製ラムレーズンを使う場合は、レーズンをラム酒に一晩じっくりと漬け込むことで、より風味豊かな仕上がりになります。

材料(直径15cm丸型):
クリームチーズ200g
グラニュー糖60g
卵1個
生クリーム100ml
レモン汁大さじ1
ラムレーズン50g
ビスケット80g
無塩バター40g

ラムレーズンの作り方:
レーズンをラム酒に浸し、一晩置く。

下準備:
クリームチーズ、卵、生クリームを室温に戻しておく。
ビスケットを細かく砕き、溶かしバターと混ぜて型の底に敷き詰める。オ
ーブンを170℃に予熱する。

作り方:
1.ボウルにクリームチーズを入れ、滑らかになるまで混ぜる。
2.グラニュー糖を加えてよく混ぜる。
3.溶き卵を少しずつ加え、その都度丁寧に混ぜる。
4.生クリームとレモン汁を加えて混ぜ合わせる。
5.ラムレーズンを加えて全体に混ぜ込む。
6.型の底に敷いたビスケット生地の上に、チーズケーキの生地を流し込む。
7.170℃に予熱したオーブンで40~50分焼き、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やして完成。

しっとりラムレーズンのガトーショコラ

ラム酒の香りがふわりと広がる、しっとり濃厚なガトーショコラ。メレンゲを立てることで、口溶けの良い上品な食感に仕上がります。ハンドミキサーを使うと、より簡単にメレンゲを作ることができます。

材料(直径15cm丸型):
チョコレート100g
無塩バター50g
卵黄2個分
ラム酒大さじ1
ラムレーズン30g
卵白2個分
グラニュー糖40g
薄力粉20g
ココアパウダー10g

ラムレーズンの作り方:
レーズンをラム酒に浸し、一晩置く。

下準備:
無塩バターと卵黄を室温に戻す。
薄力粉とココアパウダーを合わせてふるっておく。
型にクッキングシートを敷いておく。
オーブンを170℃に予熱する。

作り方:
1.チョコレートと無塩バターを湯煎で溶かす。
2.別のボウルに卵黄とラム酒を入れ、よく混ぜ合わせる。
3.溶かしたチョコレートとバターに、卵黄とラム酒の混合液を少しずつ加え、その都度よく混ぜる。
4.ラムレーズンを加える。
5.別のボウルに卵白を入れ、グラニュー糖を3回に分けて加えながら、ハンドミキサーでしっかりとメレンゲを作る。
6.チョコレート生地にメレンゲを3回に分けて加え、ゴムベラで泡を潰さないように優しく混ぜる。
7.ふるっておいた薄力粉とココアパウダーを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
8.型に生地を流し込み、170℃に予熱したオーブンで30~35分焼く。
9.粗熱を取ってから冷蔵庫で十分に冷やす。

芳醇ラム酒のバナナケーキ

バナナの自然な甘さと、ラム酒の奥深い香りが織りなす、贅沢な味わいのバナナケーキです。ラム酒の風味が、バナナの甘さをより一層引き立て、上品な大人の味わいを演出します。

材料(18cmスクエア型):
熟したバナナ2本
薄力粉150g
ベーキングパウダー小さじ1
無塩バター80g
グラニュー糖80g
卵2個
ラム酒大さじ1
くるみ30g

下準備:
無塩バターと卵を室温に戻す。
薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく。
型にクッキングシートを敷いておく。
オーブンを170℃に予熱する。

作り方:
1.バナナをフォークで潰す。
2.ボウルに無塩バターとグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまで混ぜる。
3.溶き卵を少しずつ加え、その都度よく混ぜ合わせる。
4.潰したバナナとラム酒を加えて混ぜる。
5.ふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを2回に分けて加え、ゴムベラでさっくりと混ぜる。
6.砕いたくるみを加えて混ぜ合わせる。
7.型に生地を流し込み、170℃に予熱したオーブンで40~45分焼く。
8.竹串を刺して生地が付いてこなければ焼き上がり。

とろけるラム酒のフォンダンショコラ

口に入れた瞬間にとろけ出す、魅惑的なフォンダンショコラ。ラム酒の香りが鼻を抜け、至福のひとときを演出します。焼き立てはもちろん、1~2日置くとカカオの風味がより濃厚になり、しっとりとした食感も楽しめます。

材料(18cmスクエア型):
チョコレート100g
無塩バター80g
卵2個
グラニュー糖50g
薄力粉30g
ラム酒大さじ1

下準備:
無塩バターと卵を室温に戻す。
薄力粉をふるっておく。
型にクッキングシートを敷いておく。
オーブンを180℃に予熱する。

作り方:
1.チョコレートと無塩バターを湯煎で溶かす。
2.別のボウルに卵とグラニュー糖を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
3.溶かしたチョコレートとバターに、卵とグラニュー糖の混合液を少しずつ加え、その都度よく混ぜる。
4.ラム酒を加えて混ぜ合わせる。
5.ふるっておいた薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
6.型に生地を流し込み、180℃に予熱したオーブンで15~20分焼く。
7.粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やす。

ラム酒が香るカヌレ

フランス発祥の焼き菓子、カヌレ。外側の香ばしい焼き色とカリッとした食感、内側のしっとりとした口当たりが特徴です。「カヌレ」とはフランス語で「溝」を意味し、その名の通り、表面の溝が美しいお菓子です。カヌレ作りで大切なのは、生地を寝かせる時間。焼き上げる24時間前に仕込むのがおすすめです。

材料(7~8個分):
牛乳250ml
グラニュー糖100g
薄力粉50g
卵黄1個
全卵1個
無塩バター10g
ラム酒大さじ1
バニラエッセンス少々

準備:
牛乳、卵黄、全卵は室温に戻しておく。
カヌレ型に溶かしバターを薄く塗っておく。

作り方:
1. 鍋に牛乳とバターを入れ、弱火で温め、沸騰直前で火を止める。
2. ボウルにグラニュー糖と薄力粉を入れ、泡だて器で混ぜ合わせる。
3. 卵黄と全卵を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
4. 温めた牛乳を少しずつ加えながら、ダマにならないよう丁寧に混ぜる。
5. ラム酒とバニラエッセンスを加え、均一になるまで混ぜる。
6. 生地を濾し器で濾し、ラップをして冷蔵庫で24時間寝かせる。
7. 冷蔵庫から取り出し、生地を室温に戻し、カヌレ型に8分目まで注ぎ入れる。
8. オーブンを200℃に予熱し、10分焼く。その後、180℃に温度を下げて40~50分焼く。
9. 表面に焼き色がつき、竹串を刺して生地がつかなければ完成。型から取り出し、粗熱を取って冷ます。

大人の味わい ラムサバラン

ラム酒の芳醇な香りが楽しめるサバランは、まさに大人のためのスイーツ。考案者はフランスの菓子職人オーギュスト・ジュリアン。美食家として知られるジャン・アンテルム・ブリア・サバランに敬意を表し、その名を冠したとされています。

材料(直径6cmのサバラン型13~14個分):
薄力粉100g
ドライイースト3g
グラニュー糖10g
塩少々
卵2個
牛乳50ml
無塩バター30g

ラムシロップ:
水200ml
グラニュー糖100g
ラム酒大さじ3

準備:
薄力粉はふるっておく。
牛乳は人肌程度に温める。
無塩バターは室温に戻す。
サバラン型にバターを薄く塗る。
オーブンを180℃に予熱する。

作り方:
1. ボウルに薄力粉、ドライイースト、グラニュー糖、塩を入れ、混ぜる。
2. 溶き卵と温めた牛乳を加え、生地がまとまるまで混ぜる。
3. 室温に戻したバターを加え、なめらかになるまでしっかりとこねる。
4. 生地を丸め、ラップをして暖かい場所で30分~1時間、2倍になるまで一次発酵させる。
5. 発酵後、ガスを抜き、再度丸めてサバラン型に入れる。
6. 暖かい場所で30分ほど二次発酵させる。
7. 180℃に予熱したオーブンで15~20分焼く。竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がり。
8. ラムシロップを作る。鍋に水とグラニュー糖を入れ、沸騰させて砂糖を溶かす。火を止め、ラム酒を加える。
9. 焼きあがった熱々のサバランをシロップに浸し、十分に染み込ませる。

ラムレーズンバターサンド

香り高いラム酒とレーズンの組み合わせが絶妙な、ラムレーズンバターサンド。自家製レーズンバタークリームの作り方をマスターして、お好みのクッキーでサンドしてください。※このレシピはアルコールが残存する可能性がありますので、アルコールに弱い方やお子様、妊娠中の方はご注意ください。

材料(5~6個分):
ラムレーズン50g
無塩バター100g
粉糖50g
市販のビスケット10~12枚

準備:
バターは室温に戻しておく。

ラムレーズンの作り方:
レーズンをラム酒に一晩浸けておく。

作り方:
1. ボウルにバターと粉糖を入れ、泡だて器で白っぽく、ふんわりするまで混ぜる。
2. ラムレーズンを加え、均一に混ぜる。
3. ラップの上にビスケットを並べ、クリームを適量乗せて、別のビスケットで挟む。
4. 冷蔵庫で30分以上冷やし固める。

ラム酒香る 生チョコ風テリーヌ

混ぜて冷やすだけで完成する、簡単なのに本格的な生チョコ風テリーヌショコラ。ラム酒との相性が抜群で、そのままはもちろん、ハチミツをかけても美味しくいただけます。※このレシピはアルコールが残存する可能性がありますので、アルコールに弱い方やお子様、妊娠中の方はご注意ください。

材料(15cm丸型1台分):
チョコレート150g
生クリーム100ml
ラム酒大さじ1
ココアパウダー(仕上げ用)適量

準備:
型にクッキングシートを敷いておく。

作り方:
1. チョコレートを細かく刻み、ボウルに入れる。
2. 鍋に生クリームを入れ、沸騰直前まで温める。
3. 刻んだチョコレートに温めた生クリームを加え、チョコレートが完全に溶けるまで混ぜる。
4. ラム酒を加え、均一になるまで混ぜる。
5. 型に生地を流し込み、冷蔵庫で2時間以上冷やし固める。
6. 型から取り出し、ココアパウダーを振りかければ完成。

ラム酒香るフレンチトースト

ラム酒の芳醇な香りが楽しめる、大人のフレンチトーストをご紹介します。シンプルな材料ながら、卵液にじっくりと浸すことで、とろけるような食感を実現。お好みのトッピングで、さらに贅沢な一品に。

材料(トースト2枚分):
厚切り食パン 2枚
卵 1個
牛乳 100ml
グラニュー糖 大さじ1
ラム酒 小さじ1
バター 10g
粉糖やフルーツ(お好みで)

作り方:
1. ボウルに卵、牛乳、グラニュー糖、ラム酒を入れ、よく混ぜ合わせます。
2. 食パンを1の卵液に浸し、両面にたっぷりと染み込ませます(30分~1時間、できれば一晩)。
3. フライパンにバターを溶かし、弱火で食パンをじっくりと焼き上げます。
4. 両面に焼き色がつき、中まで火が通ったら完成。粉糖やフルーツを添えて、優雅なひとときを。

ラム酒風味のチョコレートムース

口の中でとろける、ラム酒が香るチョコレートムースのレシピです。ラム酒とチョコレートのハーモニーが絶妙で、ふんわりとした口当たりが特徴。特別な日のデザートにもぴったりです。※このレシピはアルコールが残存する可能性がありますので、アルコールに弱い方やお子様、妊娠中の方はご注意ください。

材料(プリンカップ4個分):
チョコレート 100g
生クリーム 200ml
ラム酒 大さじ1
卵白 1個分
グラニュー糖 10g
ココアパウダー(飾り用) 適量

作り方:
1. チョコレートを細かく刻み、ボウルに入れます。
2. 生クリームの半量(100ml)を鍋で温め、沸騰直前に火を止めます。
3. 温めた生クリームをチョコレートに加え、溶けるまでよく混ぜます。
4. ラム酒を加えて混ぜ合わせます。
5. 残りの生クリーム(100ml)を泡立て、8分立てにします。
6. 別のボウルで卵白とグラニュー糖を泡立て、しっかりとしたメレンゲを作ります。
7. チョコレート液に生クリームを加え、さっくりと混ぜます。
8. メレンゲを加え、泡を潰さないように丁寧に混ぜ合わせます。
9. プリンカップに流し込み、冷蔵庫で2時間以上冷やし固めます。
10. ココアパウダーを振りかけて、完成。

ラム酒が隠し味のティラミス

定番イタリアンスイーツのティラミスに、ラム酒を加えて風味豊かに仕上げました。パウンド型で作り、好きな量をすくって味わえるのが魅力。マスカルポーネチーズをクリームチーズに代えれば、より濃厚な味わいが楽しめます。※このレシピはアルコールが残存する可能性がありますので、アルコールに弱い方やお子様、妊娠中の方はご注意ください。

材料(20cmパウンド型1台分):
マスカルポーネチーズ 250g
卵黄 2個分
グラニュー糖 50g
生クリーム 100ml
エスプレッソコーヒー 100ml
ラム酒 大さじ2
フィンガービスケット 適量
ココアパウダー 適量

下準備:
マスカルポーネチーズ、卵黄、生クリームは室温に戻しておきます。

コーヒーシロップ:
エスプレッソコーヒーとラム酒を混ぜ合わせます。

作り方:
1. 卵黄とグラニュー糖をボウルに入れ、白っぽくなるまで泡立てます。
2. マスカルポーネチーズを加え、なめらかになるまで混ぜます。
3. 別のボウルで生クリームを8分立てにします。
4. チーズクリームに生クリームを加え、さっくりと混ぜ合わせます。
5. パウンド型にコーヒーシロップに浸したビスケットを敷き詰めます。
6. チーズクリームの半量を広げます。
7. 再度ビスケットを並べ、残りのチーズクリームを広げます。
8. 冷蔵庫で3時間以上冷やし固め、ココアパウダーを振って完成。

お菓子作りを彩る、ラム酒の選び方とおすすめ

お菓子作りに使うラム酒は、少量から手軽に購入できる製菓用ラムが便利です。「サントリー ケーキマジック ラムダーク」や「ドーバー ラム 45」などが代表的で、100ml程度の容量でアルコール度数は45%程度です。製菓用以外のラム酒を使うと、銘柄ごとの個性的な風味が楽しめます。お菓子に奥深いコクと豊かな風味をプラスしたい場合に最適です。ここでは、お菓子作りにおすすめのラム酒を3つご紹介します。それぞれの特徴と、おすすめポイントを見ていきましょう。

マイヤーズラム オリジナルダーク

マイヤーズラム オリジナルダークは、バニラやキャラメルの甘美な香りが特徴的なジャマイカ産のダークラムです。お菓子作りに使用すれば、コク深い風味と芳醇なアロマが加わり、まるでコーヒー豆のような香ばしさも楽しめます。特にフルーツやカカオとの相性が抜群なので、様々なお菓子作りに活用できます。もちろん、そのままじっくり味わうのもおすすめです。

アプルトン エステート 12年

アプルトン エステート 12年は、ジャマイカの豊かな自然の中で熟成された長期熟成ラム。その深い味わいと複雑な香りは、他のラムとは一線を画します。ストレートやロックでその風味を堪能するのが一般的ですが、お菓子作りに使うのは少し贅沢かもしれません。しかし、このアプルトンで作るラムレーズンはまさに至高の味わい。生チョコレートやティラミスなど、火を通さないお菓子に少量加えるのがおすすめです。焼き菓子に風味を加えるよりも、生の状態で味わうお菓子にこそ、その真価を発揮します。

キャプテンモルガン スパイスドゴールド

キャプテンモルガン スパイスドゴールドは、甘く飲みやすいラム酒として人気です。バニラと独自にブレンドされたスパイスの香りが、飲む人を魅了します。その飲みやすさから、ロックやカクテルとして楽しむのはもちろん、お菓子作りにも幅広く活用できます。バニラの甘い香りがお菓子の風味を豊かにし、素材本来の味をより一層引き立ててくれるでしょう。

まとめ

ラム酒とお菓子の、意外なようで奥深い組み合わせについてご紹介しました。ラム酒の甘美な香りは、特にバターやフルーツとの相性が良く、それぞれの風味をより深く引き立て合います。チョコレートはもちろん、バニラやナッツ類など、ラム酒によってその魅力が引き出されるお菓子は数多く存在します。お気に入りのラム酒とお菓子を見つけて、自分だけの最高のペアリングを探求してみてください。さあ、あなたもラム酒とお菓子の奥深い世界を体験してみませんか?
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。 ※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。


ラム酒をお菓子に入れることによる効果とは?

ラム酒をお菓子に加えることで得られる主な効果は、「芳醇な香りの付与」、「甘美な風味と潤いのある食感の実現」、「保存性の向上」の3点です。ラム酒特有の、バニラやキャラメルを彷彿とさせる甘く豊かな香りは、お菓子の風味全体をレベルアップさせ、上品な印象を与えます。また、砂糖の甘さをより洗練されたものにしつつ、生地に程よい湿り気をもたらし、滑らかな口当たりに改善します。さらに、ラム酒に含まれるアルコール分(約40度前後)の抗菌作用により、お菓子の品質保持期間を延ばし、美味しさを長く保つことが可能です。特に、ラムレーズンやラム酒風味のクリームチーズを使用したお菓子では、この効果が顕著に現れます。

お菓子作りに用いるラム酒には、製菓用と通常のもので違いがあるのでしょうか?

お菓子作りに使うラム酒には、製菓用と通常のラム酒とでいくつかの違いが見られます。製菓用ラム酒は、一般的に少量で販売されており、お菓子作りに必要な分だけ気軽に購入できるという利点があります。「サントリー ケーキマジック ラムダーク」や「ドーバー ラム 45」などが代表的で、多くの場合100ml程度の容量で、アルコール度数は45%程度に調整されています。一方、製菓用ではない通常のラム酒をお菓子に使用する際は、そのブランドが持つ独自の風味や個性を、より強くお菓子に反映させることが可能です。これにより、お菓子に深みのあるコクや、より一層豊かな風味を加えることができます。

ラム酒を使ったお菓子は、お酒に弱い人でも大丈夫?

ラム酒が使用されたお菓子でも、焼いたり煮たりする工程を経るもの(例:パウンドケーキ、チョコレートケーキなど)であれば、アルコール分はほぼ蒸発するため、お酒が弱い方でも比較的安心して口にすることができます。ただし、ラムレーズンのように漬け込むだけのものや、火を通さないお菓子(例:ティラミス、ムースなど)は、アルコールが残存している場合があるので注意が必要です。特に、アルコールに過敏な方や小さなお子様、妊娠されている方は、原材料表示を確認し、アルコールの含有量や加熱の有無を確かめることを推奨します。


ラム酒ラム酒のお菓子